骸 2016-04-08 23:42:33 ID:a579d8c6e |
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骸「なんだと………」
晴明「骸…………貴方を滅します」
なんで封じられなきゃいけないんだ。
俺は何もしてないのにな。
憎い。
殺してやる。
人間なんか____
骸「…………やっと封印を破れた。」
月日が流れ俺を縛り付けていた封印が解かれた。
殺したい。
俺を封じた奴を、
骸「人間……殺すか」
殺すぐらいなら問題ないよな。
俺は殺意だけを抱いていた。
封じた奴が憎い。
だから人間を殺す。
骸「…………憎い………殺したい………人間を………」
そう言いながら俺は人間を殺していた。
誰か、助けてくれ。
そんな感情も抱いていた。
うしお「あんた………なんで人を斬り殺してんだよ………ッ!!」
人間の少年が来たようだ。
少年が持ってる槍___まさかな。
骸「……………憎いから」
うしお「は?」
骸「人間が憎いから………生き埋めにした挙げ句に俺を封印した……憎い………殺してやる………人間………俺は何もしてないのに………不公平だと思わないか?嗚呼……お前は人間だから俺の気持ちなんて分かるはずないか。俺はお前みたいな人間が嫌いなんだ……だがな………お前の眼は優しい……何を言ってるか分からないと思うが………食ってみたい………お前の………心臓(いきぎも)をな………旨そうだ………」
何を言ってるんだ。
食いたいだなんて思ってない。
助けを求めてるだけ。
こんな俺を殺してほしい。
うしお「人間のせいでごめんな………俺………あんたと初対面だけど………あんたが悲しんでるぐらい分かるよ………だけど……復讐で人は殺しちゃあ駄目だ……」
骸「黙れ黙れ黙れッ!!貴様に何が分かるんだよッ!!やはり人間は愚かな生き物だ…………お前なんか殺して喰ろうてやる………」
うしお「…………」
骸「だが辞める………今は食わないでいてやる。」
コイツは殺しちゃ駄目だ。
俺の気持ちを理解してくれる奴は殺しちゃたら_______駄目なんだ。
【妖怪日記】
晴明「今日から君達の数学を担当することになった、晴明だ。」
新しい先生が来たらしい。
カルマ(殺せんせーみたいに……楽しませてよ)
晴明(あの赤羽業だっけ……なんでニヤニヤしてるんだ?)
先生は「あとでな」と言って教室を出てしまった。
政府の人かな?
茅野「あの先生……格好良かったなー」
渚「確かにルックスは良かったね………でも」
渚くんは少し考えたあとに呟いた。
渚「なんか……寂しそうだった。無理矢理連れてこられたのかな。」
確かにと周りの人が言っている。
そんなの俺には関係ないよね。
カルマ「一時間目サボるから……じゃあね?」
________________________________
晴明「僕は忙しいのに……」
〔まぁ……良いんじゃねぇか?〕
晴明「お前は黙れ」
〔だが断る〕
左目には影鰐と言う奇獣妖怪が入っている。
黙らないで喋るから五月蝿い。
晴明「獣の槍を持ってる少年と以前封じた妖怪………骸を探さなきゃいけないのに」
〔誰かいるな………敵か?いや……人間の気配だ〕
確かに誰かの気配がする。
________ドサッ_______
カルマ「先生………無防備すぎだよ?て言うかさぁ………」
カルマはニコニコしながら首もとに偽物のナイフを当ててきた。
カルマ「可愛いよね」
彼から出た言葉は以外だった。
【朝と夜】
___ねぇ
語り掛けても何も返してくれない大嫌いで憎い冷たくなった手を強く握り締めた。望んでた事が叶った時、僕はただただ死にたくなった。
___まだ、夜明け来ないの?
体温を失った頬に手を添えながら問い掛ける。返せる訳も無いのにこんな事してる僕は大馬鹿。何度見ても慣れない。何度触れても慣れない。こんなに馬鹿な僕は泣く権利も無い事を承知で赤く濁った涙を流す。
___ごめん
何に謝ってんの。今更遅い。こうなるまで分からなかったの。結局馬鹿で愚鈍で消えれば良いのは自分じゃん。
膝を抱えて泣きじゃくってる僕に、冷たい顔でそう責め立てる僕。鼻をすすりながら顔を上げて僕と目が合った時「こんなに冷たい顔してたんだ」と背筋が凍った。あぁ、そりゃお前も怯えるよ。と硬い彼の額を撫ぜる。
泣きじゃくって責められて後悔して謝って死にたくなって心細くて…なんて事してる内に大抵すぐに夜が明ける。
___おやすみ
とか何とか呟いて、今度は僕が冷たくなった。夢なんて見れない眠りに就いた、の方がお似合いかな。
___おはよう
冷たくなっている彼にそう語り掛ける。声が震えてしまうのは仕方無いだろう?泣いていないだけ進歩したと認めてほしい。
俺が目覚めた時、こいつは眠りに就いて。俺が眠った時、こいつは目覚める。ふざけてるとしか思えない半強制的な擦れ違いに最初は何度も嗚咽を漏らした。今は……もう、泣かなくなった。
___良い夢は見れそうか?
目元が赤く腫れている事に気付かないフリをしながらズルい俺は微かに漏れ出る朝日を眺める。いつからか、月夜は見れなくなってしまった。俺が見ている世界はいつも明るくて清々しい。一日をリセットして始まった朝に目覚めているからな。こいつが見ている世界は暗くて心細い。疲れきって誰も彼もが独りになる一日の終わりに目覚めるからな。
___すまない
何に謝ってるんだ。今更遅くないか。こうなるまで分からなかったのか。結局人に優しくする自分が好きだっただけだろ。
懺悔する俺に何の感情も窺い知れない俺が責め立てる。俺と不意に目が合った時、得体の知れない者として素直にに恐怖を感じた。お前が攻撃的になるのも仕方無いな。と硬い彼の額を撫ぜる。
俺と共に目覚める残り二人と、こいつと共に眠りに就く残り二人。俺達六人は、いつの間にか悲劇の主人公に成り下がっていた。「神様」だなんて、誰が言った。
「……………」
なんで生きてる?
俺は思った。
生きる価値もない俺が生きてても特などしない。
誰も____
「生かさなくても良かったのに……」
ネロ「独り言か?」
「………別に」
ネロ「つまんないだろ?この儀式」
「……まぁ……うん」
俺は人と接するのが苦手だ。
なんでかは後に話すだろう。
ネロとは普通に喋れる。
儀式なんかやってもつまらない。
ポケモンボールを眺めながら儀式を聞き流していた
だがその時だった。
____パリン………バンッ!!_______
銃声が聞こえた。
偉いおじいちゃんが撃たれたのだ。
「いけ……キュレム君に決めた!」
ダンテ「……………」
「なぁ……あんた……なんで撃った?」
ダンテ「…………」
喋らない。
聞こないのか?
キュレムは主である俺の指示を待っている。
「キュレム……げきりん」
ダンテ「なんだぁ?悪魔かよ。」
「やっと喋った………違うな」
俺と赤いコートの男をキュレムのげきりんが包み込んだ。
【ポケモントレーナーの彼は人と接するのが苦手】
目の前で母が死んだ。
僕を椅子に縛り付け
見せつけるように自殺した。
死ぬ間際に母が言った言葉は
「死んでる姿を見ていてね。約束契りマショウ?ジャアネ、アレン」
意味不明な言葉だ。
まだ10歳だった僕は母が死ぬ所を見て絶叫していた。
大好きだった母が、優しくしてくれた母が死ぬなんて信じたくない。
でも信じるしかなかった。
僕は
お腹が空いた。
食べるものもない。
いや、あるじゃないか。
「…………いただきます」
死んだ母の腕にかぶりついた。
初めて食べた人。
美味しい。
オイシイ。
血の香り。
人間の感触はまるでグミ。
もっと食べたい。
けどそしたら母の身体がなくなってしまう。
僕は食べるのを辞めて死んだ母にキスをして家を出た。
そして茶髪のお兄さんに身柄を確保された。
「君、名前は?」
茶髪のお兄さんは問いかけた。
この人は僕が母さんを食べたって知らない。
知るはずないんだ。
なのに。
なのに。
「アレン・ルイス」
なんでお兄さんはそんな目で見るの?
なんか知ってるよね。
絶対。
僕は死んだ目をしていたかもしれない。
「そんな表情しなくて良いよ。僕は君を助けたくて身柄を確保したんだ。自己紹介まだだったね。僕はダニエル・ディケンズ。スクールカウンセラーをしているんだ。今日から君は僕と行動してもらうからね。それと君にはフロアが与えられる。」
長々とダニー先生は話した。
フロアなんかいらない。
広すぎる。
嫌だ。
怖い。
僕は独りが嫌いだ。
「先生と同じフロアが良い。フロアいらない。」
先生は一瞬ビクッとなったが普通の表情に戻って僕の手を握ると、
「分かった。フロアはいらないって事だね。僕と同じ部屋にするよう頼んでみるよ。」
そう言って先生は部屋を出た。
部屋を探索しようか。
僕はゆっくり歩き始めた。
彼の瞳は死んでいた。
だが僕はそれがたまらなかった。
死んだ目をしていたが血の香りもした。
多分殺したんだろう。
僕は頼んでみるとか言っておいてさっき殺した死体を捨てにいく。
だけどその前に片付けなきゃいけない奴が目の前にいた。
「ヤッホー、ダニエル・ディケンズ、いやダニー先生」
一番嫌な奴が此処に来るとは。
でも瞳は美しい。
瞳だけ貰おうか。
僕は笑顔を無理矢理作り問いかけた。
「なんでいるんだい?」
彼、神竜骸は笑いながら返事した。
「なんでって?お前らが人を殺してるから止めに来たんだよ。」
彼の瞳は黒くにごっていた。
嗚呼汚い瞳になってしまったね。
「止めに来た?相変わらず君は偽善者ぶるね、自分だって人を殺した癖に」
僕は煽るようにニタァと笑いながら彼に告げた。
彼は睨む。
まるで、「その話はするな」と言いたそうな感じでね。
嗚呼邪魔だな。
なんで彼は来るんだろう。
「俺は殺したくて殺した訳じゃあないんだ。たまたま、たまたま、なんだよ。」
骸は何処か寂しそうに言った。
彼は泣いていた。
いや、泣いてない。
「なーんてな、あいつは自分で死んじゃたんだ。」
彼は殺人鬼らしい笑みを浮かべた。
殺人鬼じゃないけど。
名前 カイト
性別 ♂
年齢 600才。(見た目20)
服装 悪魔らしい黒髪で瞳は血みたいな緋色。
口には牙がありそれを使って人間の魂を食べている。背中には黒くて鋭い羽が生えてる。人間の姿に擬人するときには瞳は藍色になり、牙ない。
性格 普段は「~だよね」、「~って良いよな」という悪魔らしくない口調。一人称「俺」
武器 「ロゴン」という魔具で死神が持つ黒くてデカい鎌。この武器は「ロゴン」という悪魔が彼に負けた際に変化した物。悪魔の時の姿はそれは美しいだったそうだ。
「ルイ&レイ」二丁の魔銃。赤と黄色の光を放ちながら弾が出る。元の姿は二人の悪魔らしい。
他にも武器はあるが二種類の武器がいつも持ってる。
備考 スパーダーの顔見知り。上級悪魔で下級の悪魔をいじめるのが好き。下級の悪魔で気に入ってるのは「マリオネット」上級では裏切った「魔剣士スパーダー」、「べリアル」
裏切ったスパーダーについては別に気にしてない。理由は人の勝手だから。
周りの悪魔からは「殺人悪魔」、「死神男」という呼び名までつけられてる。
気に入らないのは一部の人間。
過去に両親を殺された為に悪魔になった。
悪魔になる際に言った言葉は「**るなら死にたい……いや死んでも**ない」
彼も悪魔を裏切った身だが周りの悪魔からは恨まれたりとかはされてない。
彼は人間を助けてないから。
お前はなんで人間助ける?
なんか得するのか。
仲間を裏切ってまで守りたいのは人間って事?
俺は銀髪の悪魔に問いかけた。
「人間は悪魔よりか優しい……それに……人間に恋をしたから」
お前は少し間を取りながら言った。
人間に恋をした?
俺は驚いてた。
人間に恋をするなんてありえないと。
俺も昔はそうだった。
だが、悪魔だからそれはかなわなかった。
無理なんだよ。
「僕には二人の息子がいる。もし、君がダンテとバージルを見つけたら……戦ってくれないか?」
彼から発した言葉は以外だった。
まさか息子がいたなんて。
「なんで戦わなきゃあいけない?」
スパーダーを見つめながら言った。
「離せ…………ッ!!」
奇獣の影鰐に捕まってしまった。
このままだと喰われてしまう。
それだけは避けたい。
影鰐は普段は影なのだが、今の影鰐は人型だ。
影鰐は俺の頬を触りながらニヤリとしている。
「なぁ……俺に何されたい?キス?それとも_____?」
「はぁ………!?」
影鰐からは以外な言葉が出た。
卑猥な言葉を知ってるとは。
そんな事考えてる間に影鰐の顔が近づく。
_____チュ_________
「辞めろ………っ」
「喜んでるように見えるのは俺だけ? 」
嗚呼もう嫌だ。
我慢の限界だ。
逃げたい。
帰りたい。
誰か助けて。
いや、逃げたいとか思うな。
「俺は帰る」
「なら喰うしかないな?」
「は…………!?」
振り替えると本来の姿になっていた。
動けない。
嫌だ。
嫌だ。
嫌だ。
死ぬのは嫌だ。
逃げられない。
「い、言うこと聞くから食わないでくれッ!!」
「俺の恋人になれ」
「嫌だ」
「なら餌にしてやる。いつか喰ってやるよ。」
ニヤリとしながら影鰐は人間の姿に戻った。
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