四男 2016-03-27 22:17:49 |
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いーよ、っつかその為の猫缶だろ?一松のオトモダチにお兄ちゃんも挨拶したいし。
(にしし、と鼻の下を擦りながらも放つ言葉は全て建前、本当は二人の酒盛り中に猫に来られてはたまらないからだ。野良の癖に随分の飼い慣らされている奴等は家の中でも遠慮なくにゃあにゃあと入ってくるのだ、折角の二人きりはたとえ獣にでも邪魔はされたくなく。だって自分と話していても猫が来たら絶対一松は猫優先する、と自分で想像しておきながらずんと凹み、とぼとぼと予想以上に薄暗い路地裏へ足を踏み込み)
…ん、ありがと。
(確かに友達にあげる為の猫缶だが相手が優先して言ってくれた事が嬉しい。そして挨拶をしたいの言葉は純粋に嬉しくてつい表情を綻ばせ柔らかく笑み零して路地裏へ。自分が来た事で直ぐに猫達がわらわらと集まり始めビニールの中に美味しいものがあると分かっているようで「少し待って…いま用意するから」と準備をし終えると夢中になって食べる猫達。それを穏やかな表情で眺めて)
お前、ほーんと猫好きな。どーも、うちの一松くんがいつもお世話になってますぅー。
(割とレアな部類に入る、闇松の穏やかな表情が見られるのは猫缶を買ってやった役得だとは思う。が、それが向けられているのはこちらではなく猫なのが何とも歯痒いもので、とりあえず適当な猫の頭を撫でておき。それでも今しがたの花でも飛ばんばかりの笑顔と“ありがとう”は間違いなく自分に向けられていた。だから俺の勝ち、と誰に言うでもなく勝手に満足感に浸ると、猫ではなく目の前の相手を見据えたまま「かーわい、」と言葉を零し)
…うん、好き。
(猫達は自分の唯一大切な友人である嫌いである訳がない。当然返す言葉は好きの言葉。そう、猫に対してならば好きと素直な思いを口に出せるのに特別な感情を持っている相手には言えない。言える訳がない、そんな勇気があれば今頃何かしら進展しているかも知れないし、最悪気持ち悪がられて距離を置かれている。あ、後半のヤバい想像したら泣きそう…と必死に堪えていれば相手の可愛いと呟く言葉。悶々と考え込んでいた所為で相手の視線の先、それが自分だと気付く事なく猫の事を言っているのだろう解釈すれば「…でしょ?人懐っこいから自分から擦り寄ってくんの」と)
えー?俺こいつが自分から擦り寄ってくるの見たことねーよ?
(相手が猫のことだと思い込んでいるのだろうことは容易に察せられた、しかし敢えて明言はせずに“こいつ”と言いつつ猫を撫でるのと同じ要領で相手の頭を撫で回し。いつも自分からは決して甘えるどころか絡んですらほとんど来ない相手、もっとお前から来てくれれば良いのに、一松ならいつでもいくらでもウェルカムなのに、との思いを込めてひとしきり撫でると足元へわらわら集まる猫を見下ろしながらぼそりと)
一松もこいつらくらい寄ってきてくれたらお兄ちゃん嬉しいんだけどなぁ。
全員が全員すぐ寄ってきてくれる訳じゃないよ、人見知りする子もいるし、こういうのは時間かけて……、んん。
(相手の言葉に人慣れしていない子や警戒心の強い子も中にはいる、その場合は擦り寄って来てくれるまでに時間を要する…そう言いかける最中に自分の頭を撫でてくるものだから瞬間きょとり瞳を瞬かせ、それが心地良いと感じてしまえば迂闊にもピョコリ猫耳が頭から出現してしまい。やがて手が離れ幾分落ち着きを取り戻すが次いで発せられた相手の発言により再び動悸は早まる羽目となり、一体何のつもりかは知らないが余り期待はさせないで欲しい、此処は此方も冗談のように返してやろうと)
へぇ、そんなに言うなら擦り寄ってあげようか?むさ苦しい男でよければですけど。ふひっ…
え、マジで?良いの?
(撫でた途端きょとんとした顔で猫耳を生やしてきた挙句、こちらの言葉に乗る様な返答。きょとんとしたいのはこっちの方だ、これで本気じゃなかったとか言いやがったら自分からべったべたにくっついてやろう。がばりと両手を広げて今日一番の笑みを浮かべて、「お兄ちゃんの胸に飛び込んでおいで、」と擦り寄るというより抱きつく事を求める風の体勢になり)
…いいも何も…、そっちが言ったんでしょ。
(キョトンとしながら返答した相手に自分で言っておいてと言葉を返すが気持ち悪がられている訳ではないようだ、そこは良かった。しかし擦り寄るとは言ったが何故相手は両手を広げているのだろう、そしてこの笑顔。そんなにコミュニケーションを取れる事が嬉しいのだろうかと呆れたような眼差しを向けつつ、やがて諦めればオズオズ相手の腕の中へ。「…ん、これでいい?」ちらり様子見るべく徐に相手を見上げ)
……うぁ、
(一松がデレた!と某アルプスの少女の如く声を上げそうになる程度には珍しい素直さに、暫し打ち震えてからぎゅむぎゅむとその体を抱き締めて。抱き心地の良い体にぴったりとひっついていると、抱き枕の様に癒し効果でも出ているのかほうと息を吐き。こんな風な甘えが見られるなら猫缶の一つや二ついくらでも買ってやろう。にやにやと緩む頬を隠そうともせず、抱いた相手をそのまま持ち上げて立ち上がり)
よっと、おっも……!さてと、猫はもういーだろ、帰って俺と遊ぼうなー。
ねえ、…ひっつきすぎ…。
(幾ら人気のない場所で人目がないのだから誰かに見られる心配はないが心臓には悪い。相手に恋心を抱く自分には御褒美と同時に軽く拷問である。無理矢理引き剥がしてやろうと考えこそしたが相手の嬉しそうな顔に躊躇われ大人しくしていれば、ふわり身体が浮き上がり地面から足が浮いている現状に「…え?何これ、どういう事?」と目をパチパチ瞬かせるが、まさかのこのまま帰宅をするらしい相手に慌てて足をパタパタと)
…は?まさかこのまま帰ろうってんじゃないよね。冗談でしょ、おそ松兄さん…、下ろしてよ…
(/っと、一回レスお休みすんね。昨日は来られなくてごめんなー、一松がお兄ちゃん不足の寂しさで死んじゃうんじゃねーかとも思ったんだけど。何が原因か分かんないけど俺昨日から頭と腹が死ぬほど痛くて、元気になるまでちょーっと良い子で待っててくれない?って話。勿論期間は来られなかった分延長するしね、ほんと悪いけどよろしく!……あ゛ー、早く治してえ……)
(/…ん、大丈夫。おそ松兄さんにはおそ松兄さんの都合もあるだろうから、気長に待って……別に、寂しいとか思ってない。…ほんとだし。それと体調悪いならちゃんと回復するまで休んで。おそ松兄さんが元気ないとか調子狂う。…僕ならいつまでも待ってるから…)
(/お待たせ、風邪だったみたいだけどやっと治った!お兄ちゃんは一松と話せなくて寂しかったよ、心臓キュッてなりそうなくらい。ひとまずはあと三日、よろしくな!)
平気平気、誰かに見られてもこの町なら「また六つ子の誰かが何かやってる」でスルーされるって!
(一回お姫様だっこってのもしてみたいんだけど、されてみる気なーい?と軽口を叩きながら駆け足で帰宅。案の定周りの視線は集まってもすぐに逸れていったから気にすることなど何もない。玄関先で下ろしてやると、肩をぐるぐる回しつつ冷蔵庫に直行。缶ビールとビニール袋を示して手招きし)
(/へえ、馬鹿は風邪引かないとかあれ迷信………、よかったね、風邪治って。僕もおそ松兄さんに会えなくて、まあ、それなりに寂しかったし。うん、よろしくしてもらえたら嬉しい)
…それはそうだろうけど、でもお姫様抱っこは絶対やだ。
(確かに昔から様々な事をやらかしている所為か周囲の人々はまた六つ子が禄でもない事をしているのだろう認識されがちである、然し所謂お姫様抱っこだけは羞恥心で**る絶対に嫌だと頭を左右にふるふる振り頑なに拒み続けて自宅に到着すれば漸く一安心。相手に手招きされるがままに近付いて行き)
それじゃ予定通り酒盛りしちゃいますか!一松はこっちね、
(おいでおいでと寄ってきた相手の腕を引き、居間へ連れ込むと腰を下ろし。ビニール袋からドクペも取り出すとぽいぽいと相手へ投げ渡し、自分はビールのプルタブを開くと乾杯待機。兄弟全員で幼なじみの店で酔い潰れることはあれど、相手とサシなんて早々ないよなぁとわくわくそわそわして)
…ん、
(言われるまま腕を引かれるまま後を着いて行けば投げ渡されたドクペ含む今日の購入品。落とさないようにと慌てながら全て受け取れば安堵の吐息、ふと相手を見れば乾杯待ちをしている事が明白であるドクペのプルタブをカシュッと鳴らしながら開けると缶を相手に向けて差し出し相手のビール缶へ軽く当てると心地良い音を立て乾杯をすればヘラリ笑みを浮かべて)
かんぱーい!あー、いいねー、昼間から親の金で飲む酒はサイコー……
(へにゃりと随分可愛らしく笑ってくれやがる相手に、思わず「ん゛ん゛っ」と声を上げかけたのをどうにか堪え、声をも飲み込む様にぐいっと缶をあおり。程良いビールの冷たさに脱力し、クズ極まりない台詞を悪びれなくしみじみと口にすると、べしょりと相手にしなだれかかって「なー?いちまつぅ」と同意を求め)
ふひ、流石おそ松兄さんクズでんな~、でも人の金で飲み食いするもんて美味いよね。
(こんな真っ昼間から自分の金ではない親の金で飲む酒が美味いと曰う相手、クズと口では言いながらも否定するつもりは微塵もない何故なら自分もクズだから。乾いた喉を潤すドクペに御満悦とばかりに表情緩ませるが何分相手との距離が近すぎる気がしてならない、しなだれかかってくる相手に僕の気もしらないで…と内心)
なー、折角だから誰かの財布スッてつまみも買えば良かったかね。
(あっという間に一缶飲み干してしまえば既にほろ酔い状態、ふわふわ気分。ふわふわの頭で色々と想像してみるも、他の兄弟にこんなご満悦の一松を見せたくないなぁと宅飲みがバレる様なリスクは即却下。体重を預けたままむにっと頬に手を伸ばし、「いちまつー、お前皆で飲んでるときにそんな顔するの禁止だからな!」と絡み始め)
(/さーて、長い様な短い様な二週間が終わっちゃった訳だけど。どーする?続けるか、お別れするか、一松の好きな様にどうぞ。……話がすげぇ途中なのはほんとごめんな!)
クソ松辺りなら金もってそうだし、それもよかったかもね。
(流石我らが長男淀みないクズっぷりである然し自分も負けじとクズ、今は不在の次男なら罪悪感無しに財布から拝借も出来ただろう相手の言葉に賛同すればクスクス笑い。不意に頬を摘まれ謎の禁止令出れば当然意味を理解出来る訳もない不思議そうに小首を傾げ「なにそれ意味わかんないんですけど。おそ松兄さん、もう酔っ払ってる?」と)
(/…ん、おそ松兄さんさえ良ければ続けたい、かも。きりのいいとこまではいきたい、不完全燃焼だし……あ、でも兄さんがもうしたくないなら別に平気。そっちの意見尊重するから)
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