秘密 2016-03-27 21:32:40 |
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(宇宙、の様な、そんな気がする。この場所を形容する名は思い付かない侭ではあるけれど、彼等の紡ぐ言葉から選べばきっと其が一番近い。宇宙とは違う、地球、その中の世界に春が訪れたのは最早随分前の事。彼が守った、とても美しいこの世界は今日も生に満ち溢れている。冬には舞い落ちていた雪は桜の花弁となって空へ。冷たい風は、暖かな色合いすら帯びた様な気がする。ねえ、君は其処に居なくてもいいのかい?分厚い壁を一つ、間に置いた背中合わせの彼に問うも答えは帰ってこない。彼は此処に居なくてはならない存在だけれども。けれど、君は。)
────本当に君は、沢山の人に愛されているね。
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