僕に告白してきたのは男(♀)でした【非募集】

おはようございます、貴臣さん。早くないですよ？10分前ですからそんな変わらないですし。
(挨拶を交わしてからは相手は普段通り変わらずに話し掛けてくれたので一安心したのか自分も何らいつもと変わらずにそのままで話し掛けると初めての私服姿に制服姿とはまた違った素敵さがあり、今は本来在るべき姿なのでときめいてしまい思わず俯くと相手の服の裾を軽く握って)
貴臣さんは私服姿も素敵だから、更に好きになりました。貴臣さんも緊張してくれたら嬉しいですが、妄想にとどめておきます。

そう……なら残念だったね。僕は全然緊張してないし
(強がる反応を見せるのだが元々女性が苦手な体質といつもとはまるで違う後輩の姿に対する戸惑い等があり彼の心の中は穏やかではなく先程も相手の言う通りそこまで早くないのに早いと言い出すほどになってしまっていて。しかし相手には悟られないように「家に行くよ」と裾を掴まれながら歩き出し)

貴臣さん……手を繋ぎたい。女装しているから俺と手を繋いでも、何ら問題はないですよね？あ、でも。貴臣さんが嫌なら諦めますので。
(歩き始めるとやたら色々と考えているようで、緊張していないとはっきり言われてしまうとやはり本来在るべき姿になっても反応は変わらない、異性ではなく同性だと思われているであろうとひしひし感じられて。折角メイクもしたのでもう少し女を見せようととある提案をして。異性が苦手な相手を無理強いさせる気はないのでしっかりと駄目だった時のことも考え言葉紡いで)
貴臣さんって初恋以前にきちんと異性として女性を見て、好きになったことありますか？

今日は一応デートってことだからね。少しだけなら
(手を繋ぎたい。そう言われるとこちらはどうしたらいいのか分からずしばらく沈黙をした後に上記の言葉を述べ。本能的に手をつなぐことへの抵抗を感じるが相手にそこまで言われて断るのはしのびないので手を差し出しつつも顔こそは向けないでいて。初恋に関して聞かれると「そんなのなかったかな」と昔を振り返ってみたが恋と呼べるような体験談はないためあっさりとした口調で答え)

(今迄はこうやって話せるだけで満足だったのだが男装ではなく本来在るべき姿になるとやはり女性なので欲が生まれてしまい、女性が苦手な相手に好きになってもらうのは難しいがこのまま男として偽り接していくのが嫌に感じてしまうと男装をやめる訳ではないが本来在るべき姿のこの一時だけは女性でいたいと強く感じて差し出された手をそっと優しく繋ぐと大胆に軽く腕を組んでしまって)
…恋、したことなかったんだ。あの、貴臣さん。この姿どうでしょうか？このまま女性が苦手なのとか治ってくれたら嬉しいのに。

……っ。僕だって本当は……
（腕を組むことによってこれまで以上に相手が近くにいることを感じ緊張と苦手意識が入り乱れ僅かに体を強ばらせてしまい。相手の問いに答えることができずどうしたものかと思った矢先、我が家が視線の先にあることを気づくと「もう着いたよ」と急な話題変更をしようと相手に家に着いたことを知らせて)

……ごめんなさい。
(相手の身体が強ばるのを感じ取ると丁度到着したので、直ぐにぱっと手を放せば今度からは身勝手な行動を慎み謝罪すると２回目となる相手の家をじっと仰ぎ見てから次にちらっと顔を見遣って)
貴臣さん、おじゃましますね。

……お茶取ってくるから入ったら僕の部屋に行ってて。階段上がってすぐ左が僕の部屋だから
(うっかり自分の本音を言ってしまい気まずくなってしまい取り敢えず相手には自分の部屋に向かわせるように自分なりに分かりやすく自分の部屋までの道のりを説明して家の中へと入っていき)

ここ、かな？……失礼します。
(室内に入ると直ぐに部屋の説明をされ、一旦相手とわかれて階段をのぼって先に部屋へと向かって。恐る恐る扉を開けて中へ入ると珍しそうに室内を見渡して一先ずベッドに腰掛けると先程の事は忘れようと頬を数回叩いては相手が来るのを静かに待って)

僕らしくないな……最近何かおかしい
(お茶の入ったペットボトルとコップ２つを片手に持ち先程うっかり本音を口にしてしまいそうだった自分に深い溜息を漏らし階段を登っていき、やがて部屋の中へと入っていくと「なんの変哲もない部屋だけど、ここでどんなことをするの？」と普段通りに振る舞いながら部屋の真ん中へと歩み寄っていき)

どんなこと……会話したり、とか？
(自宅へ招かれた訳ではないが来れただけで満足していたので詳しい事までは考えていなかったのか考える素振り見せては返事をして。自分は想い人の部屋にいる今、この時が一番幸せで帰りたくないとすら内心強く感じていて帰る時はきっと名残惜しい等色々考えるも会話を止まらせないように続けて)
えっと、俺の話をきいてくれませんか？但し、俺が話終わるまで質問とかしないでもらえたら助かります。女友達の話なんですが、どうやら貴臣さんと同じように異性が苦手な方を好きになってしまったらしくて、彼女は毎日毎日、自分を好きになってもらわなくてもいいので女性に対する苦手意識を無くそうと奮闘しているらしいです。あれやこれや毎日話し掛けていく内に、彼女はこの行為が相手に対して迷惑になっていないか、もしかしたらしつこくつきまとっているので嫌われてしまっているのではないかと思う様になってしまったそうです。
(自分自身の事を素直に話すのはやはり怖いのか友達と偽って本音をに話すと聡く、勘のいい相手に気付かれてしまうのではないかと感じるもカミングアウトする決心はついているので腹を括り相手にこの事を告げて)



(/突然再浮上してしまってすみません。女性だとカミングアウトする時期はどれくらいが良いか希望はありますか？)

……そう。君の女友達がね
(話を聞いている内にそれは自分たちのことなのではないだろうかと思ったが最初に相手が告げたようにそれはあくまでその女友達の話であり多少の疑問が残ったのだが相手の言う通り話を聞き終えるまではある程度相槌をうつくらいにしておき。近くで聞こうと自ら相手の隣に座って話を聞いていて)

(/私は特に希望はないですね。このタイミングで告白しても大丈夫ですし後々に引き伸ばしても大丈夫です)

貴臣さん！あの……俺、本当は女性なんです。結果的には貴臣さんを騙していた事になってしまいましたが、悪意など無いですからね。一目惚れして直ぐに貴臣さんは女性が苦手だと知り、男装することに決めました。
(やはりこれ以上は隠しきれなくなったのか内容が内容なので相手の顔は見れずに俯いたまま素直に性別をカミングアウトして。ずっと騙していたので嫌われても仕方ないと半ば諦めており、週明けから相手にまとわりつく行為を止めようと決めてはその事についても説明をして)
だからその、もう先輩の前に姿を現しませんので安心してください。本当は先輩が苦手を克服してから放れようとしていたのですが、それが少し早まってしまいました。先輩を好きな気持ちは変わりませんが、先輩は私のこと……嫌いですよね？最後にデートができて嬉しかったです。有難う御座いました！



(/こんな感じにカミングアウトしてみましたが如何でしょうか？返信しにくいなど感じましたら再投稿致しますので！)

………さっきから君ばっかり話してるね
(突然のカミングアウトに普通ならば驚いたり動揺したりするのだが何故かこの時は自分でも驚く程冷静になっていて、それでも多少なりとも衝撃はあったのだろうかいつもより目を閉じると共に長い沈黙をした後ややぎこちない手つきながらも相手の頬に手を添えて顔をこちらに向けさせ)
君を振った僕に対して嫌だと言う気持ちはなかったの？僕と一緒にいて楽しかったの？自分の性別を偽って近寄ってくるくらい僕のこと好きなの？他にも色んな男だっているんだし
(相手が女子だと認識しているにも関わらず本当は目を背けたいほどであるにも関わらず真直ぐ相手を見つめて聞きたいことが溜まっていたのか容赦なく次々と質問をしていき)

(/返信しづらいということはないので返信させていきたいと思います！)

諦めの悪い女なのでフラれても、先輩は私に対して気まずい様子など見せず普通に接してくれました。それが嬉しかった。先輩の傍は心地いいので放れたくない。先輩の傍にずっといたい……。
(カミングアウトしてフラれるとばかり考えていたので相手の行動には驚き目を見開いて顔を見遣って。質問責めされたので此方もその分を返答していくと最後は相手の顔を見られなくなり俯いて)

そう……そうか。だから僕は……
(自分の質問攻めに対しても答えてくれる彼女に何やら納得をしたような顔をすると頰から手を離して自身の腕で彼女を優しく抱きしめて)
僕……告白をされることは君が初めてじゃないんだよね。昔、何度かされて全部断って……。というのも僕の周りの女子は怖くて裏で何言われてるか分からなくて……その内信じられなくなって。でも君は一度振られても諦めずに僕の傍にいてくれた……だから今気づいたんだ。僕は君のことを好きになってたんだって
(自分の気持ちをはっきり伝えられずにただ自分の思っていることを次々述べていき最終的には自分も相手に惹かれていたということを告げ)

先輩が、私のことを好きになって……た？ 私たち、両想い？
(相手からもまさかのカミングアウトに色々驚くも一番の驚きは告白と抱擁で頭が真っ白になりただただ驚くと夢か現実か確かめるために自分の頬を軽く抓ると痛みが伴ったので夢でないと理解した途端に恥ずかしくなって顔が見れなくて俯いて)
えっと、週明けから女性として貴臣さんに接しても良いですか？か、かか彼女……として。傍にいたいので。

……まだ完璧に慣れたというわけじゃないし一度振っちゃったけどそれでもよければ
(人生で初めての告白に最初こそ勢いだったためなんともなかったが冷静になると段々と恥ずかしくなっていきわずかであるが声も小さくなっていき)
それと…週明けからじゃなくて今からでもいいよ。今から僕たちは……こ、恋人だから

フラれた事に関しては気にしてませんので大丈夫ですよ。えっと、これから改めて宜しくお願いします！
(両想いとなるとやはり気持ちが違うのと恥ずかしさが感染してしまったのか恥ずかしそうに顔を赤らめては相手が話している間ずっと俯いていたのだが終わると顔を上げしっかりと見遣って)
私たち、恋人どうしなんですね……毎日一緒に登下校したり、昼休みとか一緒にすごせたりしますか？！

それもできるけど……あれもするんだよね。き………キスとか
（デートの約束をした日、お家デートの説明を受けた際に彼女が口にしたキスと言う単語を思い出し恋人になったからと言ってすると言うことに対していいのだろうかと言う疑問と彼女とならしたいと言う本音が交じりあって「そっちがしたいのなら……したいかな」と惚れた弱みと言うべきか女性にしかも恋人に対してどうしたらいいか分からず目線を泳がせ）