主* 2016-03-26 00:30:34 |
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勿論、全力でハロウィンを楽しむつもりだよ。
( 呉服屋と聞けば即座に納得しつつこちらに衣装を手渡してくれたので、大事に受け取ると微笑みを湛えたままこくりと頷いて。そろそろ夕方までにお菓子を用意しなければいけない為に、長居は出来ず改めてお礼を言えば長谷部くんの袖を軽く引っ張って )
…それじゃあ、僕達はまだ準備があるからそろそろお暇するよ。鶴さん、衣装を貸してくれてありがとね。…行こう、長谷部くん。
嗚呼、分かった。行くか、燭台切。
( “おお、じゃあな!後で楽しみにしているぞ!”と快く手を振って見送ってくれる鶴丸へと軽く頭を下げては、そのまま衣装を持って歩いていき。自室で着替えようと考えては問い掛け )
着替えるのは各自の部屋で良いか?
うん、それで大丈夫だよ。後はお菓子の用意だけど…君さえ良ければ一緒に作らないかい?あっ、勿論断ってくれても良いからね。
( 少しひんやりとした廊下を両手で衣装を持ちながら歩いていれば、着替えの事を尋ねられたので異論は無いと言う様に一度頷いて。ふと、もしも彼がまだお菓子の用意が出来ていないのなら一緒に作れる簡単なものがあるので菓子作りに誘ってみるも、既に準備済みの時の為にも断りやすい様に上記を述べていき )
いや、良いぞ。丁度菓子は用意していなかったからな。着替えたら炊事場に向かう。…では、後ほど。
( そもそもハロウィン自体参加する予定が無かった為に、当の大事な菓子の存在を忘れていたので了承してはひらりと相手に手を振って、自室へと向かって行き )
オーケー、また後でね。
( お菓子作りへの誘いを了承して貰えば嬉しそうな笑みを向けてひらりと手を振った後、こちらも自室の方へと歩みを進めて行き。部屋に着けば服を脱いで先程借りた悪魔の衣装に着替えると、忘れずに羽や角、尻尾を付いて。これで良いのかな?と思いつつ炊事場へ、彼が来る前に材料確認とお菓子作りの用意をしていて )
( 自室に戻るとさっそく黒を基調とした神父の服へと着替えていって、白のストラを首から掛ければ普段の服装とあまり変わらないのではと思うものの、十字架のネックレスを付けると部屋から出て炊事場へと向かって行き。既に仮装をした相手が居たので声を掛け、その姿を見ては薄っすらと笑み )
待たせたな、燭台切。…ほぅ、中々似合っているじゃないか。
( 今回は手軽で簡単に作れるクッキーとスイートポテトの二種類を予定しており、机の上に材料と道具を置いた所で声を掛けられれば振り向くと仮装をした相手が瞳に映って。少し近付いて黒と赤を基調とした悪魔の姿を似合うと言われると、笑みを零しては相手の神父姿を眺め )
そうかな?少し不安だったんだけど、そう言ってくれると嬉しいよ。―長谷部くんの神父姿もとっても似合っているよ。
嗚呼、他の奴らも恐らく俺と同じ事を言うんじゃないか?…そうか?然程変わっていない気もするが、有り難く言葉を頂戴する。
( 悪魔の姿は相手の色合いにも合っていて、自身以外の者達も似合うと言うだろうと確信に似た気持ちを抱いていた為、そう言っては笑み。その後は己の格好を褒められたので気恥ずかしさ半分うれしさ半分で言葉を受け取っていって。それから相手の隣へと進むと )
―それで、ハロウィンの菓子は何を作るんだ?
それはね、クッキーとスイートポテトを作るんだ。どっちも簡単だからそんなに時間は掛からないよ。
( 自身の隣に立った相手を見遣ると今回作るお菓子を言えば比較的両方とも簡単なのでそう時間は掛からず、早速開始しようと先ずはクッキーから作る為にボールの中には予め常温に戻して柔らかくしたバターと砂糖が入っていて、混ぜて貰おうとヘラを渡していき )
それじゃあ、お菓子作りを始めようか。先ずはヘラで白っぽくなるまで混ぜてくれる?
…クッキーとスイートポテトか。嗚呼、分かった。混ぜれば良いんだな。
( うどんならまだしも両方とも作ったことのない料理だと思っては小声で反芻していき、ただ簡単と聞いたので取り敢えず相手の指示に従って作れば炭にはならないだろうと考えては、ボールとヘラを受け取るとバターと砂糖を混ぜていって。段々と白くなって来たので相手に声を掛ければ )
燭台切、白くなったぞ。この様な感じで良いか?
ちょっと待って。…うん、良い感じだよ。次は僕が溶き卵を少しずつ入れていくから混ぜていってね。
( 机の上に置いてある大きな器に卵を片手で何個か割っていき、慣れた手付きで箸で溶きながら確認する様にボールの中身を見てみれば白くなっているので頷くと、次の指示を伝えて溶き卵を少量ずつ入れていって )
よし、任せろ。また混ぜれば良いんだな。
( 心なしか妙に意気込みつつも、少量の溶き卵がボールの中へと入ってくれば言われた通りヘラで器用に混ぜていき )
ここまで混ぜてくれてありがとう。今度は僕が交代するよ。
( 彼のお陰で良い感じに卵と馴染んだのでここまで混ぜる事を頼んでばかりいた為に、今度は他の事をして貰おうと混ぜ終えたボールをこちらに寄せていき。薫り付けにバニラエッセンスを三滴投入しヘラで軽く混ぜると、薄力粉とベーキングパウダーと共に粉ふるいも相手の目の前に置いては )
代わりに、長谷部くんには粉ふるいで薄力粉とベーキングパウダーを一緒に振るって欲しいんだ。
嗚呼、悪いな。感謝する。
( 混ぜていたヘラとボールを相手へと渡せば、次は何をすれば良いのだろうかと彼の指示を待ち。目の前に置かれた粉ふるいに今度はこれをやれば良いのかと思っては、薄力粉とベーキングパウダーを粉ふるいで共に振るっていき )
…こんな感じで良いんだな?
そうそう、そんな感じかな。
( ボールの中に粉ふるいで振るった細かな粉と共に纏まるまでヘラで生地をさっくりと混ぜていって。混ぜていけば大分生地が纏まったので、まな板にラップを敷きその上に先程の生地を置いて包むと冷蔵庫の中へと入れていき )
生地は冷蔵庫で一時間休ませるから、その間に水を沸かそう。
( 粉ふるいの役割が終わったのを察すれば、邪魔にならない様に器具は横へと退けていき。徐々に纏まっていく生地に感嘆の息を零していれば、沸かすと言う言葉を聞いたので鍋取り出しては其処に水を入れ火を掛けていき )
…水をか?分かった、沸かしておく。
( 野菜室の中から薩摩芋を二、三本取り出してはさっと軽く水で洗い流すと鍋の水が沸騰するのを待ち。それから数分後、お湯が沸騰してきて鍋の中へと薩摩芋を入れて蓋をしていって )
薩摩芋に確りと火が通っているかを確認する為に竹串を刺すんだけれど、棚の引き出しから一つ取ってくれるかい?
( 相手のテキパキとした手慣れた料理の動作に感嘆の息零しながらも、声を掛けられればハッとして棚の引き出しを開けては竹串を一本取り出し相手に差し出していき )
竹串―…これか。燭台切、ほら。
ありがとう、…火は通っているね。じゃあ、薩摩芋の皮を剥こうか。
( 受け取った竹串で薩摩芋に火が通っているかを確認する為に、蓋を開けて刺していけば全部身が柔らかく。火を止めて別のボールに移し変えて、お湯を完全に抜き切れば台の上に置き相手を見て )
熱いから火傷には気を付けて。もし無理なら冷ましてから皮を剥いてね。
いや、このくらいなら大丈夫だ。任せろ。
( すっと薩摩芋の中へと通って行く竹串を見て、台に置かれた熱々の其れを観察した後、あまり手伝えていない申し訳無さもあり少しばかりまだ薩摩芋は熱いものの我慢出来るレベルだったので無心で皮を剥いていき、剥き終えたのは横に置いていって )
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