主* 2016-03-26 00:30:34 |
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( 両手で短刀を持った主くんは笑みを零すと同時に、霊力を込めていく様子を期待した面持ちでその時を待っており。そして、一瞬の目映い光の中から現れた青髪の少年を見遣れば、沸き上がる気持ちを抑えつつ見る見る内に隻眼を細めて微笑み )
―…貞ちゃん!こんな形で会えて嬉しいよ。
( こちらの挨拶に“おう!宜しくな”とニッと笑って握手をして来て。それから貞ちゃんと言う愛称で光忠から呼ばれれば、パアッと表情を明るくさせて“みっちゃん…?みっちゃんなのか!?ひっさびさだな!俺も会えて嬉しいぜ!”と彼の両手をぎゅっと握ってはブンブンと手を振っていて、少年らしくはしゃいでおり )
うん、久し振り!こうしてまた会えるなんて夢みたいだよ!
( されるがままにブンブンと上下に両手を振り返しつつ和やかに笑って、こちらも同じくはしゃいでおり心中で思った事を言い。ふと、彼とは挨拶をしたものの主くんには未だだった事に気付き、ハッとしては手を離すと下記を教えていき )
…あっ。貞ちゃん、まだ主くんに挨拶はしてないでしょ?この方が僕達の主くんだよ。
( 太鼓鐘は手を離されると首を傾げていたが、しかし主の紹介を光忠からされると“へぇ…あんたが俺達の主か”とじぃっと子供心の興味津々さで主を見た後、ニカッと笑っては“こうして、俺の事を顕現してくれてありがとな。あんたの為にもこれからド派手に活躍していくぜ!”と礼を言っていて。ふと、そろそろ時間も良い頃合いだったので )
―…さて、挨拶も済んだな。太鼓鐘貞宗、お前には今からこの本丸でのイロハを教えてやる。そして燭台切、お前は手入れ部屋で戦での傷を治して来い。
うん、そうして来るよ。…それじゃ僕は先に失礼するね。
( 三人との挨拶が終わると長谷部くんに傷を治す事を勧められれば、素直に従ってすっと立ち上がると上記の言葉を述べてから襖に手を掛け。手入れ部屋に向かい丁度他の刀の手当てが終わった様で、薬研くんに治療を頼み )
嗚呼、また後で。
( 出て行く相手の背中を少し心配気味に見たが、まあ彼の事だから大丈夫だろうと信頼にも似た気持ちで見送ると、自身は主に礼をしてから太鼓鐘を連れて本丸の案内をしていき )
―わっ!驚いたか?
( 帰還後。出陣先で怪我は負っていない為に自室に戻って少し休憩をするものの、退屈を嫌う性格ゆえ部屋を出て行き。偶然にも長谷部とその後を付いて行く後ろ姿を見て貞坊だと認識すれば、挨拶代わりに一つ驚きを与えてやろうと気付かれぬよう背後ににじり寄り。大声と共に両手で軽く肩を叩き )
(/ 燭台切の傷が治るまでサブキャラとして、鶴さんを出させて頂きました。宜しかったでしょうか? )
…鶴丸か。
( 背後から脅かして来た鶴丸に無駄に元気な奴だと呆れつつも、太鼓鐘は慣れていない為に驚いていて“!?そりゃ、吃驚したって!”と言った後、自身が鶴丸と名前を口に出していたせいかその名前を聞いては“…ええと、あんたが鶴丸だよな?よっ、久し振りだな!また会えて嬉しいぜ!”と笑顔で言っていて )
(/ 大丈夫ですよ。ただどのタイミングで時間を飛ばしましょうか? )
あっはははは!…嗚呼、いやいや、済まん済まん。…そうだな、俺も貞坊に会えて嬉しいぞ!
( 脅かした貞坊の反応は大層驚いた様子だったので隠す事なく笑い声を上げた後、謝りを一つ入れてから彼の頭をぽんぽんと撫でつつ改めてまた会えた喜びを表情に滲ませ、次の瞬間には何か閃いたと言わんばかりの様子を見せればそう提案していき )
今日は貞坊の歓迎会をしよう!折角この本丸に来てくれたんだ!
(/ そうですね、一旦鶴さんと別れてからでしょうか。そこから歓迎会まで飛ばします? )
( 鶴丸が提案した事に太鼓鐘は目を輝かせて“歓迎会?ド派手にやんのか!”と期待の眼差しを送っていて。子供さながらと思いつつも、まあ主の事なので鶴丸の提案には賛成するだろうと考えては一先ず )
なら、鶴丸。歓迎会を遣るなら主にもその話をして来い。
(/ そうですね、そうしましょうか。その方が自然ですしね )
嗚呼、ちと主に交渉してくる。貞坊、楽しみに待っててくれ。パッと盛り上げようじゃないか。
( 長谷部の言葉に頷くと、自身も何処かで主なら賛成してくれると全く同じ事を考えては奥の部屋に行く為に踵を返して。一歩二歩と歩き出した所で急に立ち止まると振り返って貞坊を見据え、ニッと笑みを向けてひらりと手振りつつ姿を消し )
(/ それじゃ、歓迎会まで飛ばしちゃって下さい! )
( 鶴丸を見送ってから太鼓鐘にザッと本丸の事を教えていき、それから再び主に呼ばれて行けば歓迎会をするとの事で準備をして行って。そうして、飾られた大広間で主が乾杯の音頭を取ると太鼓鐘の歓迎会が始まっていき )
(/ では、飛ばさせて頂きました。)
( 歓迎会と言う事もあって手入れ部屋から出た後、歌仙くんと一緒に腕に縒りを掛けて作ったいつもより豪華な料理の数々に心なしか満足気で。歓迎会が始まるとちらりと今回の主役である貞ちゃんに近付いて話し掛け )
楽しんでるかい?貞ちゃん。
(/ ありがとうございます。では、背後は引っ込みますねー。)
( 主にお酌をしていれば遠目に太鼓鐘に話し掛けている光忠が見え、“あっ、みっちゃん!そりゃ勿論、楽しんでるぜ”と嬉しそうに言う太鼓鐘の声がここまで聞こえて来て。仲が良いね、とこちらに同意を求めて来る主の言葉に「ええ…伊達の刀は皆総じて仲が良いですね」と返したものの、今更になって何だかモヤッとしたが、はて?と首を傾げ。まさか短刀に妬く訳があるまいと自身に対して苦笑を零せば、気にしないように努めていき )
(/ いえいえ。はい、こちらも引っ込みますね。)
ふふ、なら良かった。料理は僕と歌仙くんが腕に縒りを掛けて作ったんだよ。是非食べてみて。
( 嬉しそうに言う彼にこちらまで楽しくなって口元に笑みを浮かべ、手中に取り皿を持っていなかったのでまだ食べてないのかなと思い。仲の良い貞ちゃんに美味しい料理を食べて貰いたい為に、丸皿の上へ適当に肉やら野菜やらを取り分けると箸も添えて上記の言葉と共に差し出していき )
( “おお、みっちゃんが作ってくれたのか。いただきます!…ん、これ美味いな!さっすが、みっちゃんだな!”と料理を食べながら和気藹々としている二振りを見ては、微笑ましく思う反面額には皺が寄っていて。隣の主が苦笑気味にこちらを見つつ、長谷部、気になるのなら話し掛けて来ては?と促されたものの「…いえ、水を差すのも悪いので遠慮しておきます」と答えると視線を外して、黙々と主の分の料理を取り皿に並べていき )
ありがとう。貞ちゃんに喜んでもらえて嬉しいよ!
( 美味しそうに食べる姿を隻眼に映しつつ料理を褒められれば、嬉々とした表情が益々笑みを零していて。ふと、何やら鼻眼鏡を装着した鶴さんが現れたので自身は未だ食事に有り付けていない為に、二振りと別れて定位置に座って取り皿に料理を並べていくもちらっと長谷部くんを見て。そう言えば、手入れ部屋を出た後は歓迎会の準備で忙しなかったゆえあまり彼と話していないのでおもむろに腰を浮かせ、二人の方へと取り皿とお猪口を持って歩み寄り )
―…ねぇ、僕も一緒に食べて良いかな?
( 鼻眼鏡を掛けた鶴丸に大爆笑をしている太鼓鐘を一瞥しては、料理を取り終えたので主へと手渡していき。自身も食事を取ろうとその隣に腰を降ろしていれば、件の彼が目に入った為に相手は悪くないのだがタイミングが悪かったので下記の様に少し素っ気なく接してしまい、横では主が長谷部は不器用だね…と苦笑をしていて )
―…好きにすれば良い。
…?うん、そうさせて貰うね。
( 目前の彼の素っ気ない対応に、無意識の内に何か悪い事でもしてしまった?と思い込んで考えてみるも検討が付かず。とは言え許可は貰えたので嬉しげに口角を上げては躊躇無く彼の隣に座ろうと )
…隣、失礼するよ。
……。
( 自身の隣に座ろうとする相手に無意識的にこの席を動こうかと考えたがその前に主に、逃げては駄目だと言わんばかりに軽く肩を押さえられれば目を瞬かせて、そして新刀の彼に改めて挨拶に行ってくると言われてしまえば主は席を立ってしまって、彼と二人っきりになったので少々気まずそうにしては無言のまま料理を食べようとしていき )
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