燃えないごみ/四男 2016-03-25 18:51:04 |
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(/早速乍らロルテを作成して参りましたので、お時間のある際にご確認下さいませ!駄文陳列及びスペース拝借、失礼致しました。 )
( 天気は良好、晴れ渡る空を透かす窓を背後に無遠慮に床に腰を落とす午後の事。春の陽気が接近し安穏とした風が吹き遊ぶ外気とは相対的に冷えた室内には自身以外の姿は無く、敢えて言うのならば雑破に投げ置かれた雑誌や菓子の塵が先刻までその場所に存在した兄弟達の姿を匂わせる様で。全員用事を持ち、出掛けてしまった。漏れなく六人総てニートだと云うのに一体何処へ向かったのだか。一抹の侘しささえ覚えるが、“アレ”を行うには絶好の機会であり。ポケットに隠し持っていたカッターの刃をカチカチと出せば、そのまま薄く皮の張った手首へ。切り込む寸前、すぅ、と肺に溜まった息を吐き出して伏目がちの瞳の侭に情景を見下ろす。この瞬間が唯一自己に対する嫌悪感が晴れていく様で酷く安堵感が心内を支配して。漸くその切っ先を手首へ宛てがい )
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