怪盗パンサー×世間知らずお嬢様（非募集）

き、気のせいじゃないかしら？私は貴女と初めて会うし
（まさか正体を見破ったのかのように相手から出会ったことがあるかどうか尋ねられると、ここで正直言うのも流石に危険活メンバー以外の人には知られれば通報というのも確実なので、初対面だけどと誤魔化してゆるりと首傾げつつ相手を見つめると「何故そう思ったのかしら？誰かに似てたとか？」と誤魔化しきる方法ならいくらでもあるしなんとかなるはずと思い問いかけて見れば首を傾げ）

…うん、そうだよね。急に変なこと言っちゃってごめんなさい！
（やはりというべきか相手から返ってきた言葉は予想をしていた通り自分たちの間に面識はないという旨の内容であり、まさか昨日の怪盗に似ているなんて初対面で急に泥棒呼ばわりとほぼ同義な失礼な発言は何の根拠も無しに出来るはずもなく、やはり気のせいだということにしておくことにしてまずは謝罪をし）

別にいいのよ？良く知らない人から誰々に似てるとか言われるから
（気付いてはいるのかわからないけれど発言からしてはそれに近いのかなとゆるりと首傾げながら相手を観察していると、とにかく謝ることはないのだから話しやすい話題にしてやろうと良く自分は誰かと似ているとか言われたりするからと声を掛けると、誰でも良いからだなんていいたげにするが怪盗というのはどうかと考えてしまい）

そうなの？うーん…そんな綺麗な金色の髪、特徴的すぎて他の誰かに似てるなんて思ったりしないと思うんだけどなー…
（よく別人と間違えられる、なんて言われても正直違和感しかないし流石に無理があるのではないかとそう思ったままに口にして、相手のことを訝しげにジッと見つめながらしばらく考え込み｢えっと…先輩、ですよね？｣自分の学年では見たことは無いし相手を容姿からして自身より年下ということはないだろうと判断してそう問いかけて）

と、特徴的過ぎる…まぁ、私一応違う国からこの国に来た…って感じだから
（褒められてる気はするけど何処か訝しげに見つめて来る相手の視線に生まれがロシアとは言わず、予めクォーターというような表しを戸惑いながら発言してみせると、怪盗パンサーに似てるとか言い出さなくて良かったのかもしれないと内心安心してしまい「えぇ、先輩だけど気を使わず貴女の好きな様に話していいのよ？」と年上と判断したからか、畏まるような相手のようすに気を使わさないようにと頭に手を置いて優しく撫でてみせると薄く笑みを見せ）

が、外国の人だったんだ…えっと…はろー？
（見るからに日本人離れした髪色や瞳の色、雰囲気だと思ってはいたが本人の口から日本の外からやってきたのだと聞かされると驚きに目を丸くしてしまい、相手がロシア出身とは知らないため、たどたどしい英語で改めてそう挨拶をしていて｢それじゃあ…改めてよろしくね！私は高坂穂乃果って言うんだ｣好きなように話してもいいと言われて少し悩んでからいつも通りの調子でそう言って笑顔で自己紹介し）

えっと、外国人というかハーフ…ロシアと日本のクォーターなのよ。だからそんな…
（国までも言わなかったから伝わらなかったのかと思い焦りながら相手に声掛けていけば、怪盗の時にロシア語の一つや二つ言っておけば良かったかなと考えてしまえば、日本人離れした容姿というのは色々と不便なのかなと悩み始め「えぇ、私は絢瀬絵里。改めてよろしく…穂乃果」と名前を聞いたところで警戒するべき人物について少しわかったと確信を持ち頷きながら自己紹介をして）

へぇ…なんだかすごいねぇ
（自分の身の回りには相手のような少し変わった境遇の人はいないため、単純に物珍しさもあって感心した様子でそう相槌を打てば緩い笑顔を浮かべて｢うん！よろしくね、絵里ちゃん｣遠慮はしなくてもいいとのことなので早速教えてもらった名前に｢ちゃん｣をつけて呼び）

そうでもないわよ？クォーターってだけで色々と言われたりするから
（感心してくれているのだろうか、こくこくと首を縦に振って相槌を打つような様子できちんと聞いてくれる相手の様子を眺めていると、少しばかり嬉しいような気もしてニコニコ笑顔を浮かばせながらこれでもクォーターで悩みとかあるんだぞとだけ告げておき「えぇ、よろしく。そうだ…最近怪盗が出たとか言ってたけど貴女知ってる？」と遠慮のない相手の名の呼び方には少々驚きを見せるものの、相手へ怪盗の自分をどう感じているのかお化けが出たというような表現で尋ねてみて）

そうなんだ…こんなに綺麗なのにね
（何となく相手の言わんとすることがわかってしまい、きっと少し特殊な髪色や瞳の色、生まれについて差別的な扱いを受けることもあるのだろうと察すれば僅かに表情を歪めて、こんなにも綺麗なのにと素直な感想を述べて｢怪盗さん…？うん！実はね、昨日家に来たんだ。もしかして絵里ちゃんの家にも…？｣まさか相手が怪盗だなんて思いもしない己は、急に話題を変えてきたのはそういった事情があるからなのかと問い掛け）

そ、そうかしら…綺麗、ね貴女くらいよ躊躇もなくそんなに堂々と褒めてくれるの
（普段なら気を使ってか思ってもないような褒め方を受けている自分としては、ドストレートに真正面から褒めてくれる相手の姿や言動に思わず照れてしまい、頬を掻きながらこんなに素直で言ってくれるのは相手くらいだと何処か嬉しそうにして「そうなの？私の方には来なかったけど興味とかあって。日本にもこういうのがあるんだなって」と昨日の出来事は詳しく言わないものの、来ているということだけはわかってるようなので自分は興味があるとだけ告げてみてはゆるりと首傾げ）

うーん…私は別に思ったまま言っただけで…全然気を使ったりとかはしてないんだけどねー
（どうやらただ単純に綺麗だと褒める、たったそれだけのことでも面倒なしがらみがついて回るものであるらしいということを知り、せめて自分の感情には素直になればいいのにと軽く考えていて｢うん、あっ、それでねその怪盗さん、絵里ちゃんにすごくそっくりだったんだよ。えへへ、思い出した｣そこまで言ってようやく相手が誰に似ていたのかを素直に話して

見た感じわかるわ、貴女は多分嘘は付けないから素直に思ったことしか言えないのよね
（自分の感情に素直でいられる自分としては少し憧れを抱くようなその発言に感心しつつ、相手は嘘を付けなくて思ったことしか言えないのだろうと断言してみては、ゆるりと首傾げながら頭を撫でてやり「へぇ、私と似てる人なのね？怪盗なんだからなにかしたんじゃない？」と怪盗は自分のことなのだが、相手は別人として受け取ってくれてるので何かされたのではと聞いてみればじっと相手を見つめ）

あっ、わかっちゃうかな？昔から嘘が下手だってよく言われるんだよね
（まるで自分のことを昔から知っているのではないかと思えるぐらいに見抜くようにそう口にした相手へと苦笑を浮かべて、殆ど初対面の相手にも見抜かれるぐらいにわかりやすいということなのかなと考えてしまい｢うーん…それが何も盗んでいかなかったんだよね。なんだかお説教はされたけど…でも、優しい人なのかなって、だって私に酷いこととか何もしなかったし｣昨晩の出会いを振り返っては嬉しそうに語り

やっぱり…でも、そういう所は良いんじゃないかしらあくまで個人的な意見だけど
（昔からというのは考えなくても察することなら出来るため納得するように頷いていると、相手のその性格は良いところなのではないかと呟いてみては、あくまで個人的な意見だからとだけ教えておき「お説教はされたのに嬉しそうにするってどういうことかしら…しかも、その怪盗って何がしたかったんでしょうね」と自分で自分を罵倒するって意外とあれなのだが、相手ならどう答えるか期待しながらゆるりと首傾げ）

えっ、そうかな…？絵里ちゃんにそう言われるとそんな気がしてくるよ
（まさか自分のそんなところを褒められるとは思いもせず、驚きに目を丸くしたがすぐに嬉しそうな笑顔へと変わって、会ったばかりだが頼りになるお姉さん的な彼女に褒められるというのは嬉しく思えていて｢お説教されて、自分のことを少し見つめ直そうってそう思えたからいいかなって…怪盗さんはちょっとドジだったけどね｣運悪く自分と出くわしてしまったことで失敗してしまったのだということを説明してからヘラッと笑い

そんな簡単に信頼していいの？初めてあったのに
（自分としては二回目の再会だが相手はそんな簡単に人を信じてもいいのかと尋ねてみては、もしかしたらというのもあるかもしれないよと言いたげにしていては、こうも簡単に信じられると怪盗の時の自分の対応とかにも影響するだろうしと考えていて「へ、へぇ…どんなドジしたの？」とドジと言われるとなんと言うか自分の失敗が恥ずかしくも思い、表情を隠しながらどういうドジをしたのか尋ねてみて）

うん、絵里ちゃんのことなら信じられるよ。理由なんてないしなんとなく…だけど
（確かに相手の言うとおり、初対面にも関わらず信用してしまっていいのかというのは事実で、普段の自分ならそれで良しとはしなかったのだが何の根拠も無しに相手のことは不思議と信じることが出来てしまっていて｢だって私に見つかって何も盗らずに帰るなんてドジとしか言いようがないよね｣まさか正面の相手が昨日の怪盗とは思っていないため、無遠慮にそう言ってのけ

ふふっ、なんとなくなのに信用するのね？貴女は面白い
（初対面というのは相手としてなのだろうけど何故か信用出来るというのは流石に面白く吹き出すかのようにくすっと笑って見せれば、余り初対面の人を信用し過ぎると危ないと思わないのかなと考え始めていて「そ、そうね？でも…見つからないとか色々あるじゃない？」といくら素直な相手とはいえど自分の失敗を突いてくるような鋭い発言に焦ってしまいそうになり、相手には宝が見つからないとかあるだろうと話しておき）

（/今更ながら名前間違えてました）