名無しさん 2016-03-17 20:30:05 |
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…顔が真っ赤だぞ。
(予想通りの反応に口元を緩ませると僅かな指の隙間から相手の顔が赤くなっているのが目に見えて。よしよしと頭を撫でてやると何を思ったのかふと優しく相手を抱き寄せるととんとんと背を撫で)
く…空閑‼︎
(相手のからかう様な声に、しかし何も言い返せず黙り込んでいると不意に頭を撫でられ、抱き寄せられ驚いたように相手の名前を呼び。このままでは本当に勘違いしてしまうと思い、慌てて相手を引きはがそうと肩をぐっと押して)
だ……駄目、だ。
……、
(相手の制止の声と共に肩を押され、ぱちりと目を丸くすると少しやりすぎたかと反省し。そのまま押し黙るとそのまま緩やかに相手から離れ、しかし次の瞬間自分でも無意識に言葉を発しており)
…オサム、おれの話を聞いてくれるか?
……空閑?
(相手が自分の言葉で一瞬で動きを止め離れていったのを見て少し申し訳なさそうに頭を垂れ。しかし自分の名を呼ぶ声が再びして、その後に続いた相手の言葉にパチリと瞳を瞬かせると何かと尋ね)
…話、って、何だ?
……これを聞いたら、多分オサムはおれの事を嫌いになる。けど、良いんだ
(そっと目を伏せると小さく微笑み。このことを話してしまったら元の関係に戻れなくなることは分かっている。それでもこの想いを伝えようと決めればしっかりと逸れることなく相手の瞳を見つめ)
…おれはオサムの事が好きだ。
……!?
空、閑…?
(正直に告げられた相手の思いは絶対に叶うはず無いと思っていた自分の思いを叶えてくれるもので。まさか相手の口からその言葉が飛び出すとは思わず夢でも見ているのではないかと思ったが、もうこの際夢でもいいやと泣きそうな笑顔で返事をして)
ぼく、も。空閑の事が、好きだ。
…!
(相手に何を言われてもいいと顔を俯かせていると彼の口から出た言葉は思わぬ言葉で。その言葉が発せられると目を見開き、泣きそうな彼の笑顔が視界に映ると衝動的に相手を抱きしめていて)
…オサムも、同じ気持ちだったんだな。
っはは、…本当だな。
(相手に抱き締められ、今度は拒むことなく相手を受け入れるようにおずおずと背中に手を回すとその体をぎゅっと自分も抱きしめて。今となっては互いに同じ思いを抱いていたというのに互いに黙っていたのが何だかおかしくて笑いながら)
…良かった、そっか、空閑も……。
ありがとう、空閑。
(相手の笑った姿を見れば心がじんわりと暖かくなるような気がして、口元が僅かに緩み。抱きしめられると安堵からか小さく息を漏らすと、こちらもしっかりと相手を抱きしめ返すと相手の言葉に目を丸くし首を傾げ)
ありがとう、なんて…おれは何もしてないぞ。
いや、お前が勇気を出して言ってくれなかったらこの気持ちは通じ合わないままだった。
(首をゆるりと横に振り相手が勇気を出してくれたおかげだと言って微笑み。相手の頭を優しく撫でて、幸福感に浸りながらゆっくりと瞳を閉じるとやはりどうしても相手と気持ちが通じあったという自覚がまだなくて相手の顔をじっと見つめ)
空閑…本当にぼくで良いのか?
ん、…もっと、早く言えればよかったんだけどな。
(相手が自分のおかげだと笑い頭を撫でられると小さく微笑み、心地よさそうに手に擦り寄ると途端に顔を見つめられ何かあったかと首を傾げると思ってもいないことを問いかけられたものだから思わずすぐ答えてしまい)
…おれはオサムじゃなきゃ嫌だ。
ぼくなんか絶対叶わないしおまえに引かれると思って言えもしなかったから。
(相手の勇気は本当に凄いと思い、そのお陰だとやはり心の底から感じ。自分の言葉へ即座に返事を返した相手を見て、自分は相手のようにサイドエフェクトは無いもののそれが相手の本心からの言葉であるとすぐにわかり、一回り小さい相手の体を引き寄せると笑顔を向けて)
…そっか。…今、凄い幸せだよ、ぼく。
……オサムも同じ気持ちだったなんて、考えてもなかったからな。言うのが遅くなった。
(相手に嫌われるのを覚悟で勇気を出して相手に自分の想いを告げたのだからそれなりに緊張や不安などはあって。相手の笑みと共に身体を引き寄せられるとこちらも笑みをこぼし、こちらも同じように告げて)
おれも、オサムと恋人になれて幸せだぞ。
ぼくも、思いもしなかった。
(男同士だなんてと引かれるのは目に見えていたので言わなかったのだが、相手が自分に同じ思いを抱いてくれていたのだとわかり今は純粋に嬉しくて。相手の告げた恋人という響きがなんだか気恥ずかしくて、でもやはり嬉しくて、そっと相手から離れるとぎゅっとその手を握り)
…良かった。おまえが幸せそうだとぼくも嬉しい。
…オサム、好きだ
(離れられ手を握られると柔らかく微笑み、この想いが消えてしまわないように確かなものにしようともう一度上記を述べ。相手の手を握り返すと吸い寄せられるように相手の頬へと口付けを落としてやり)
…うん。
(もう一度確かに述べられた言葉に小さく頷き、頬への口付けを受け入れると照れくさそうにはにかんだように笑って。相手を思い大きく心の中に溜まっていた思いを相手と共有することが出来た今は非常に幸せな時で、自分も相手の頬に口づけを返すと、やはり未だ照れ臭くて少し視線を外し)
空閑のこと、ぼくも大好き。
……ほう、オサムもなかなか積極的ですな。
(相手から口付けを返されるとは思わず目をぱちりと丸くするも嬉しさは抑えきれず口元をにやりと緩ませて。相手に大好きだと言われると思わず相手を抱きしめてしまい、「可愛い」と一言だけ告げ)
……ほう、オサムもなかなか積極的ですな。
(相手から口付けを返されるとは思わず目をぱちりと丸くするも嬉しさは抑えきれず口元をにやりと緩ませて。相手に大好きだと言われると思わず相手を抱きしめてしまい、「可愛い」と一言だけ告げ)
…!
(相手に口付けをしてから今更ながらかなり大胆な行動だったと思い出し恥ずかしそうに俯いていれば不意に相手に抱き締められ目を瞠りそちらを見れば掛けられた言葉に更に顔を赤くして。本来なら可愛いというのは容姿的にも相手に似つかわしいもので、普段言われ慣れていないその言葉は心を乱すに容易く)
…か、可愛く、ない。
空閑の方が、可愛い、だろ。
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