同姓・同性・同棲（百合・いちゃラブ）

うわぁ…。涼くんもやっぱり口ではそう言いながらも大きければ大きい程良い派なんだ。
｢自分の服の首もとを引っ張り中を覗きながら『豊胸マッサージって意味あんの？』と呟きながら｣

いや、香菜が好きだから大きさは特に問題ないよ？あと私のは天然物だから分かんない
（相手に胸を押し当てるように抱きついて頭を撫でれば「そろそろ朝食の弁当食べよう？」と弁当を指差して）

でもどちらかといえば大きい方でしょ？
｢食い入る様に相手の趣向を聞き込んでくる香菜。真剣そのものの視線で相手を見つめながらも左手は幕の内弁当に伸び｣

肩こりするから小さい方かな、あと幕の内弁当は私ので、香菜はサンドイッチでしょ？
（何でそんなに必死なんだろうと首を傾げながら相手が伸ばした手にチョップして）

う……。そういえば向こう行ったら先にホテルチェックインするの？
(チョップされた左手を擦りながら取り繕う様に向こうでの予定を確認し)

今日は駅に着くのが12時くらいだから駅周辺でお昼を食べて、その後旅館にチェックインして温水プールとか卓球とかの施設で遊んでゆっくりするわよ
（弁当を食べながら相手に予定を話せば卵焼きを箸でつまんで相手の口元に運んであげて）

ん…。少し海苔とカラシ？が入ってる。また試してみる。
(卵焼きを口の中で味わうと今度はハムレタスのサンドイッチを涼子に差し出し。)

あ、サンドイッチは量が少ないから別に良いよ？
(相手が差し出すサンドイッチを見て首を横に振って

そう。あ、携帯取って？
(サンドイッチを食べきったあと鞄から携帯を出して軽く操作をすると再びゲーム画面を操作し)

誰かとメールしてたの？
(相手が携帯を触ってるのを見て何をしてたのだろうかと疑問に思っていて)

んー？内緒。…浮気じゃない。
(相手の質問を適当にはぐらかし無表情のまま手をヒラヒラと揺らし)

ふーん、浮気じゃないなら別に良いや
(相手を詮索するような事はせずに相手の言葉に素直に信じて頷いて見せて)

そもそも私、交遊関係広くない。ぼっちだったし。
(ゲーム端末を触りながら目だけ上目使いの要領で涼子に向け呟き)

え？そうだっけ？
（高校時代から香菜可愛い香菜可愛いといちゃいちゃしてたから全く気が付いてなかったと首を傾げながらも上目遣いの相手に口付けして「端っこの席で良かったね」と微笑んでいて）

ん。涼くん、友達多かったしね。
(口づけをした相手に珍しく更に口づけを返して髪に頬を擦り付けて猫の様に甘えた後、ゲームのプレイに戻り)

確かに友達は多かったけど一番は香菜だよ？
(相手の頭を撫でながらしばらく時間が経つといつの間にか眠ってしまっていて)

涼くん。…涼くん？
(相手が寝たのに気づくとブランケットをかけ、ゲームの電源を切ると窓の外を見つめ)

ん？もう降りる駅じゃない？
(しばらくすると新幹線は目的地である駅に着いたとアナウンスが流れれば目が覚めて「香菜、降りるよ？」と荷物を持って電車を降りて)

ん、待って。
(先に出ようとする相手の服の裾を摘まんで引き止めるとそそくさと荷物をまとめると｢おまたせ｣と言って新幹線から降り)

ここからバスに乗って旅館に移動するけど、少し早いけどお昼食べてく？
(駅を出ればこの辺で美味しいお蕎麦屋さんがあると伝えて)

涼くんに合わせる。
(と言うと時間の確認等をし、涼子に是非を伺い)

それならお蕎麦屋さんに行こう？
(相手の手を引っ張って徒歩で歩くこと数分、有名なお蕎麦屋さんに到着して)

涼くん、アレ。
(店内に入ってすぐに指を指した先には石臼がありそば粉を練っていて香菜は少し興奮していて)

香菜、何で興奮してるの？
(興奮している相手を見てそんなに珍しいのだろうかと首を傾げながら「私、天ざるそばにしようっと香菜は何にするの？」とお品書きを手渡して)

おろしそば。あと天ぷらかな。
(注文を淡々と決めながらもそわそわと石臼を見つめながら)

見たいなら近くで見てきなよ？
（店員に注文すると相手の様子を見て可愛いなぁと思いながらも近くで見てくるように勧めて）

！？見てくる…。
(店員と涼子に一言断りを入れるとゴリゴリと回り続ける石臼を中腰で見つめ無意識に上機嫌な腰を振りながら)

・・・・。
(無言のまま相手の姿をパシャリとカメラに収めて)

ゴリゴリ、ゴリゴリ。ふふ。
(ドンドン前のめりになっていき寸での所で自分がスカートなことに気づき慌てて手で抑え)

香菜、おろしそば来たよ？
(相手の注文が配膳されると相手を呼んであげて)

ん。あれ？涼くんのは？
(スカートのシワを直すと早歩きで戻ってき、その途中で涼子の分が来ていないことに気付き)

ん～もうすぐ来るんじゃない？
（実は店員さんに相手の注文から作る様に伝えていたのを伝えずにしばらくすればざるそばが運ばれてきて）

………さっき何か写真撮ってた？
(席に着くと食べる前にジト目で涼子を見つめながら質問し)

気のせいじゃない？
(相手の質問に対して誤魔化せばそばを食べて「美味しい！！」と呟いていて)

ホント、美味しい。
(ドバドバとおろし大根を入れると醤油と絡め麺をすすり)

蕎麦だけではなく、山菜のてんぷらも美味しい
(今度は天ぷらを頬張りながら微笑んでいるとすぐに食べ終わってしまって)

そういや、涼くんってめん類好きなの？
(麺をすすりながら付け合わせを食べ少し整理すると思い出したように話しかけ)

好きだよ～？面食いだからねぇ～
（相手の問いを聞いて相手の頬に頬ずりしながら少し上手い事を言って）

それって、んん…。ちょ、ちょっと。ん、涼くん。
(呆気を取られ頬ずりされるとなすがままになり少し赤面し)

なんちゃってね、食べ終わったらここからバスだからね
(相手から離れると次はバスで移動だよと相手に伝えて)

ん、分かった。ｽﾞｽﾞｽﾞｯ
(相手に諭されたにも関わらず食べる速度は変わらずしっかり時間を費やし蕎麦を食べ終え)

食べ終わったみたいだしそろそろ行こうか？
(相手が食べ終わったのを見て勘定を済ませて外に出れば「あ、香菜、地域限定のソフトクリームだってデザートに食べる？」と指差して)

涼くんが食べたのちょっと貰うなら…。
(差し出された案件と自分の胃袋を相談させ少し悩むと相手に一存に任せると言い)

うん、わかった
(ソフトクリームを一つ買ってくれば「はい、香菜どうぞ？」と差し出して)

ん。あ、美味しい。
(舌先を絡めるようにソフトクリームを口に含むと味わうようにして食べ感想を言い、口元に付いた残りもペロッと舐め)

香菜、また付いとるよ？
(相手の頬にほんの少しだけクリームが付いてるのを見て舌で舐めとれば「うん、確かに美味しい」と呟いて残りのソフトクリームを完食して)

ん、行かなきゃ、ね…。
(隣で食べ終わるのを待っている間に陽射しに当てられたのかこくこくと舟を漕ぎ)

あ、香菜、あのバスだよ？
（相手の手を引っ張りながらバスまでやってくるとバスに乗り込んで）

バス、乗るの？
(ほぼほぼ睡魔との戦闘に大敗してる香菜は手を引かれるようにバスに乗り込み)

寝てて良いよ？着いたら起こしてあげる
(眠たそうな相手に眠っても良いよと伝えて)

ん。じゃあ、寝る…。
(とだけ言い終わると倒れ込むように涼子にもたれ掛かり少しすると寝息を立て)