同姓・同性・同棲（百合・いちゃラブ）

涼君、くすぐり弱いもんね。
(殊勝な表情を浮かべると広いともいえない浴槽にお互い密着しながら向かい合うように入水し)

ちょっとくっつきすぎ、狭くない？
(相手の顔を見つめながら頬を撫でて)

密着した方が暖まる。
(そう言うとさらに密着し、頬を擦り寄せて)

え〜・・・まぁ、いっか
(頬ずりしてくる相手を撫でながらしばらく入ってると「熱い、もう出る」といって風呂から出ようとして)

も少し、入っとく。
(とだけ応えると浴槽の中に沈んでいき潜水を開始し)

ぷはぁ～ビール美味しい
（服も着ずにタオルを巻いた状態で風呂上がりに一杯をやっていて）

ちゃんと服着て。風邪引いたら明日の旅行いけなくなるし。
(涼子にパジャマを投げつけると冷蔵庫から取り出した牛乳を一気にあおり、自分の身体の一部を見つめ)

香菜にもビールをおすそ分け〜・・・んんん
(相手から服を受け取ると口移しで相手にビールを飲ませて)

んん。ん、ぐ。…ノンアルじゃないの？
(口移しでビールを貰った後、普段のビールではないことに気付き)

ん？バレちゃった？美味しい？
(相手から口を離してパジャマを着はじめて)

苦い。シュワシュワするのはあんまり好きじゃない。
(着替え始めた涼子を傍目にビールの缶を机の端に追いやり)

それより香菜、夕飯何作るの？
（そういえば相手がもやしで何かを作ると言ってたので何を作るのかと期待していて）

もやし炒めと青椒肉絲、あと餃子。ご飯炊いてるの？
(期待をされてるのに気づいたのかフンスと気合いを入れると買い物袋より食材を取り出し)

餃子はやめよ、息臭くなる
（相手のメニューを聞いて少し不満そうな顔をするとこの後もキスしまくる前提で物事を判断してソファーに寝転がってはテレビを見始めて）

食後のこと考えたでしょ。私の息、餃子だと嫌？
(袋を漁りながら涼子の声を聞くと振り向き献立を考え直し)

うん、にんにく嫌い
（相手の質問に相手の口臭もそうだが、自分の口臭が臭くなるのが嫌な為、素直に首を横に振って）

わかった。別のに変える。
(そう言うとテキパキとエプロンを着け、冷蔵庫から別の食材を取り出し鼻唄混じりで料理し始める)

くか〜すぴ〜
(疲れていたのかソファーでテレビをみているといつの間にか眠っていて)

フフ、おやすみなさい。
(涼子を見て微笑むと調理を進め、全ての行程を終わらせ皿に盛り付けた後、テーブルに並べたところでソファで眠っている涼子に近づき軽く口づけをするとソファの下に腰掛け本の続きを読み)

んあ？出来たなら起こしてくれれば良いのに
(目が覚めれば相手の横に座って食べはじめようとして)