背後 2016-03-14 16:37:42 |
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...此れ、いつ返すか。
--もう俺の顔なんて見たくも無いだろうけどな。
(自分の為にと貸してくれたマフラー畳み、其れをリビングへと持っていけば机の上に置いて。昨晩のコップやら瓶やらを片付けるとソファへと再び横たわり。薄く見える程度の涙痕指でなぞれば言葉にし難いこの霧がかかったような相手への気持ちをどうすれば良いのだろうかと目を瞑り。玄関の鍵を施錠し忘れている事にも気付かずにそのまま浅い眠りへとついてしまえば。)
…、…楽。
(相手の家へと辿り着き、気まずいが自分の蒔いた種なのだから仕方がないと扉を押してみると未だ相手は鍵を掛けておらず容易に中へと入る事が出来。リビングへと向かってみると相手がソファの上に横になっており恐る恐る中へ入ってみるものの相手が起き上がるようすはなく。寝ているのかと少し安堵してしまった自分が居てゆっくりと近づくと相手の頬には薄く涙の跡が付いており、それを見ると胸がまた苦しくなって。自分の羽織っていた薄桃のカーディガンを相手に掛けてソファの背もたれの後ろに座り相手が起きるまでじっと待っており)
--... ... ?
(少し時間が過ぎた後、目を開ければ何故か見覚えのあるカーディガンがかかっていて。思考が追いつかずに髪を掛けば己の辺りを見回し。未だ相手の存在には気付いていない様子で暫し天井を眺めていれば上体起こし。その際やっと相手に気がつけば驚いた様子で目を丸くし。)
...天?
……
(暫く待っていれば衣擦れの音がして相手が起きたのがわかり。其方に顔は向けられず相手が気づくまで待っていれば、背後から相手が自分の名を呼ぶ声がして漸く振り向き。状況を把握しきれておらず困惑しているような相手を見つめて少し眉を下げるとゆっくりと立ち上がって無言で相手の方へと近づいてその頬についた涙の跡を指で拭い)
……楽、ごめんね。
--何だよ、御前らしくない
(謝罪の言葉が相手の口から紡がれれば更に驚き。相手の指の感触が己の頬へと伝われば顔逸らし、"同情何て要らねえから"消え入りそうな声でそう呟くと己に掛かっていたカーディガンを帥へと差し出し。相手は何を考えて自分に謝っているのだろうかと考えてみるもやはり同情しか無いだろうと推測すれば不安そうにちらりと視線を送り、再度逸らして。)
…っ、同情じゃ、ないから。
好きな人をこんな風に泣かせて、…本当最低。
ちゃんと話すから、話を聞いて、楽。
(相手に顔を逸らされれば其れだけのことをしたのだから当然だと思うもののやはり胸が痛み。相手の頬からそっと指を話し消え入りそうな相手の声を聞くとぐっと拳を握り締め、カーディガンを受け取ると今度はこちらが俯く番で。独り言のようにそれを述べると今度は決意したように顔を上げ相手の瞳をじっと見つめ、今度は相手が視線を逸らさないように頬を両手で包み込み)
昨晩のこと、僕は何も覚えてないけど、お酒で本心を零しちゃった、みたい。
でもその本心は、仕事の邪魔だし、楽が嫌がるかなと思ってずっと仕舞っておいた物だった。
だから、今朝楽の話を聞いた時は相当焦ったし、誤魔化すのが一番だと思った。
…でも、こんな風に楽を傷つけて、泣かせて。
ごめんね、僕が間違ってた。誤魔化そうなんてもうしないから。
…本当はね、ずっと大好きだったんだ、楽のこと。
...御前はプロ意識が強すぎるんだよ。其れに囚われて偶に誰よりも盲目だしな。
--天の所為で折角のオフが台無しなんだよ、責任取りやがれ馬鹿。
(顔を逸らしたくても逸らせないその状況に必然的に相手の瞳を見詰めていて。その真剣な表情と物言いに此方が相手の本心なのだろうと直ぐに分かればゆっくりと手を伸ばし相手の服を掴んで。その掴んだ手は僅かに震えていて力も弱く。原因は相手の気持ちが本物だったことの安心感からのもので胸が締め付けられる程に其の言葉は嬉しく。)
…───うん…っ
(自分の服を掴む相手の手は微かに震えており、それを見ればゆっくりとその上に自分の手を重ねて確かに握り締め。何も咎めず、許してくれた相手に眉を下げ笑顔を浮かべるとその体を愛おしそうに抱き締めて。そしてその額に口付けを落とすと然と相手の瞳見て、嗚呼、何だ、恋仲になって起こるだろう凡ゆる問題を恐るのではなく、自分がすべきはその凡ゆる問題から相手を守ってやることだったのだと今更になって気づき。)
…もちろん、責任取るよ。
今日だけじゃない、一生を賭けて、僕に楽を幸せにさせて。
--ふは、プロポーズかよ?
...一回御前の物になったんだから、簡単に離すんじゃ無えぞ。
(自分の体が相手と密着すれば今までの不安が一気になくなり其れは安心へと変わったようで帥の肩口へと顔埋めては何時かそうした様に擦りつけて。自分の腕を相手の背中へと回せば離すまいと腕に力込め強く抱き締め、相手の名を何度も呼んでは。顔を上げて視線交わらせると微笑む様に目を細め口許緩めて。)
本物のプロポーズの時までにはもう少し良い言葉と指輪を用意しておくから待ってて。
…当然。楽こそ離れたりしないでね。
(相手の体温を自分は覚えていないが身体は確かに覚えているようで何処か懐かしい心持ちがして。相手の背中を優しく撫で、何度も自分の名を呼ぶ相手が酷く愛おしく、応えるように相手の名前を呼び返し此方もまた微笑浮かべその頬に軽く触れるだけの口付けを何度も落とし。相手の幸せそうな表情を見て、嗚呼、自分がさせたかったのはこの顔だと安心したように頬を緩め)
…御前のファンにバレたら俺殺されるんじゃねえの?
離れてやらねえよ。
(相手の身体は自分よりも小さく歳も下なのだがそれを感じさせない程の男前、と云う表現が似合うようなその発言に一瞬心がきゅっと締め付けられる様な感覚になり咄嗟に顔隠して。頬への口付けに擽ったそうにするも相手の首後へと腕回し、甘えるような声で次発した後顔近づけて。)
--天、唇じゃ無えと足りねえんだけど。
楽のファンにバレたら僕だって殺されるよ。
…うん、絶対だよ。
(顔を隠した相手を見て赤くなっているのだろうなと思うと嗜虐心が沸いてどうしても相手の顔が見たかったが今は意地悪を言って泣かせたばかりなので大目に見ることにして。優しく相手の頭撫でていれば不意に首の後ろへ回された手に少し瞳丸くし相手を見れば近づけられた顔と甘えるような相手の声に思わず固まってしまい、直後一気に色々なボロが出そうになり内心の大慌てで取り繕いながら理性を何とか保ち相手の顎を指でくいっと上げさせるとふと笑ってその唇にそっと口付け落とし)
…強欲だね、楽。
良いよ、楽が欲しいものは全部あげるから。
お互い様、か。
離れない様に首輪でもつけとくか?何てな。
(冗談一つ交えれば此方からも相手ヘ軽い口付けを数回送ると満足気に舌舐めずりをして。いつもと違い、然し酒も入っていない状態の素直な相手には甘え易いのか擦り寄って甘い声で囁く、と云う行動を蹴り返せば相手への僅かながらに生まれていた好意は大きなものになっていて。一方の手を滑らせ相手の頬へと運ぶと色白の肌を撫で遣り。)
…ふふ、それもいいかもね。
(冗談に対し口元緩め意味深長な笑み浮かべ同意の言葉をポツリと呟けば然しその笑みは直ぐにしまい。甘えるような相手の行動が愛おしく思えて何度も何度も相手の頭を優しく撫で。不意に頰に伸ばされた手に、自分より一回りほど大きい相手の手の体温を感じると緩やかに睫毛閉じ満足げな笑み浮かべ)
本気かよ?
(帥の一瞬見えた笑みに此方も緩り口許緩めては、何度も己の頭を撫でる帥の姿に子犬にでも為ったようだと考えて。頬に手添えたまま顔近づければ口付けではなく帥の唇に己の舌這わせてみてはどんな反応をするものかと様子を伺って。)
…半分くらいはね。
(内心を曝け出せば相手が自分だけを見てくれればそれに越した事はなく、首輪でも互いにつけて括り付けておけば相手は離れていくこともないだろうと考えている自分がおり。ただ現実的に考えてそれは不可能であるためひとまず置いておき。そのまま瞳を瞑っていれば唇に舌の感触があり思わず瞳を瞠り。一瞬何が起きたのかわからず驚いたように瞬きを繰り返していたもののふと笑うと、くいと相手の顎を指で掴むと上げさせて負けじと唇に舌を這わせ)
…ん、生意気なことしてくれるじゃない。
そんな事しなくたって離れねえっつーの。
...御前が嫉妬してんのも見てみたいけど。
(半分、という単語聞けば確かに相手なら遣り出しそうだと考えるも今のように二人で居る分には嫉妬も何も無いだろうと考え。普段は見れないような驚いた表情の相手に満足そうに笑み零せば思わぬ仕返しに此方も一瞬静止して。擽ったいのか目をぎゅっと瞑り肩跳ねさせて、反応してしまったと顔を背ければ。)
--仕返しか?
それなら構わないんだけどね。
生憎と心配性で。
何言ってるの、嫉妬ならもうしてるよ。
昨日、紡と連絡取ってるの見て機嫌悪くなったでしょ。
あれは楽が悪いんじゃ無くて嫉妬しただけだよ。
(相手に一度愛を向けられて仕舞えばその愛が自分に向けられなくなることは恐怖の対象となっており。肩を竦めそう答えてから嫉妬する姿が見たいと言われればそんな物は幾らでも見せてきたと簡単に例を挙げてやり。そして自分の仕返しに肩を跳ねさせ反応を示した相手を見て思わず口元に弧を描くと満足そうに唇を指でなぞり)
…そう。余り可愛い反応されると食べたくなるから気を付けた方が良いよ。
意外だな、天が心配性だなんて。
…あれ嫉妬してたのか、分かんねえよ。
(心配性だと知れば己が其れから相手を守ってやらなければと心の中で決心して。昨日の出来事を例に例えられれば単に自分に怒っていた訳ではなく嫉妬からくる物だと知り少し可愛い何て思い始めて。次にまた唇に相手の指の感触が伝われば仔犬の様に其の指に甘く噛み付いて。)
…別に御前なんだから良いだろ?
心配にもなるよ。
誰かに狙われないかとか、取られないかとか、嫌われないかとか。
……仕方ないでしょ、女の子と楽しそうに連絡取り合ってるのみたら流石に妬く。
(僅かに唇尖らせ不服げにそう言うとこつんと額を軽く突き。何処までもプライベートを束縛するつもりはないもののやはり、特に女の子と連絡を取り合っているのを見るのは快いものではなく。唇に這わせていた指に軽く与えられた刺激にふと目を細めるとさらりと一度相手の髪を撫でた後ゆっくりと指を唇から話し、一度だけ噛みつくような口づけをしてそのまま至近距離で囁き)
…楽。本当にそれ、僕だけにしかしちゃダメだからね。
御前、もっと自信持てよ。仕事関係は自信有り過ぎる位なのにな?
安心しろよ、大した事話してねえし。浮気何てしねえよ、御前が俺の事構ってくれてる内は。
(不服そうな表情浮かべた相手を強く抱き締めて遣れば前記を告げて更に強めに抱き締めて。相手の真剣な雰囲気で紡がれたその囁きに小さく頷けば此方からも緩りと口付け送れば耳許へと息吹きかけた後、口角上げて。)
馬鹿。当たり前だろ?
…うん。
そうだよね。
僕が惚れさせてるんだから楽に他の人見てる暇ある訳ないよね。
(相手の抱きしめる力が強くなるのを感じて口角を上げると漸くいつもの調子でそう述べて。勿論自分が相手に構うのを止める積りは毛頭無く、それならば不安などせずともずっと一緒だと思い。更に相手の口から大した内容ではなかったと聞くと安堵することが出来。そして相手の素直な同意を聞くと少し擽ったそうにしながらふわりと笑って)
…そうだったね。
そうだよ、九条天だろ?
だったら俺に他の奴の事見せる隙なんて与えんなよ。
(相手がいつもの調子に戻れば目を細めて微笑み。いつも見る事は出来ないような少々弱気な面も愛おしく感じてしまう程今は相手の事を想っていて。ふと疑問が思い浮かべばそれを口に出して。)
…御前、いつから俺の事好きだったんだよ?
…勿論だよ。
(挑戦的な笑み送り一本一本が細い繊細な相手の髪を一房指で摘むと口づけを落とし。そのまま相手を愛でていると不意に問われた質問に一度その手止め考えて。相手を好きになったのはもう大分昔のことで、それこそTRIGGERが結成されて日数がそこまで経っていない時であると答え)
…うーん、TRIGGERが出来て結構直ぐかな。
最初楽を見た時に凄い綺麗な人だなって思って、それで一緒に活動してるうちにその性格とか、努力とか、歌声とかどんどん引き込まれていって。
--へえ、そんなに最初の方なのか。
御前に綺麗とか言われんの、嬉しい。
(笑み見遣れば此方もつられて口端上げて。相手の回答にはそこまで前から自分の事を想っていてくれたのかという驚きと共に其れをずっと隠し通してきた相手の負担は凄く大きなものだったのだろうと考えると申し訳無く思えても来て。亦綺麗だという言葉聞けば自分も相手に出会った時は人形や天使のようだと感じた事を伝えて。そして眉下げ相手の頭撫で乍告げては。)
好きな気持ち我慢してたんだよな、ずっと。...ごめんな。
…僕も、何だか楽に言われるとこそばゆいけど嬉しい。
(大分長い片思いだったと苦笑零しつつ相手に負けじと容姿を褒め返されれば照れくさそうに視線外し。相手の言う様に天使だの小悪魔だの容姿について褒められる事が少ないわけではなかったもののやはり相手に言われるのはまた別の大きな意味を持っており。不意に相手の大きな手が自分の頭を撫でるのを感じ視線戻せば相手の謝罪を受け瞳を丸くするものの直ぐに表情を柔らかくし)
…ううん、良いの。こうして今幸せなんだし。
我慢してたのは僕がぐずぐず一人で悩んでただけだから。
いつでも言ってやるよ、二人の時は。
(相手が照れくさそうに視線逸らす姿見れば満足気に額へと口付け落として。今九条天と云う人物を独り占めしているこの瞬間が考えてもみなかったが自分にとっても幸せな事で。表情緩めた様子に少し安堵すれば更にわしゃりと撫で回して。額と額くっつけて囁く様に告げて。)
…今は俺も御前が好きだ。
さすがに心臓に悪いかも…、
(相手に何度も人形だの天使だのと言われるとさすがに心臓に悪いと苦笑交じりに告げ。相手の額と自分の額がくっ付けばその言葉聞きゆるりと微笑浮かべ小さく頷き)
…うん、ありがと。
一生賭けて大切にするからね。
そういう事言われると言いたくなるけど。
(小さくくすりと笑み零しては相手の髪撫でる手を滑らせ頬へと運べば一度唇重ねて。その後唇離しては相手の言葉に嬉しそうに微笑むと抱き寄せそのままソファへと寄りかかり。)
その言葉、忘れんなよ?
…随分意地悪だね?
(重ねられた唇受け入れ密やかに笑むとソファに相手の体が更に沈むのに合わせてもぞもぞと移動し。ソファに座っている相手の太ももを挟むように両膝でソファの上に立つと立っている時とは違い身長が逆転した形で相手を上から見ることが出来、今度は自分が相手の両頬を緩く挟めば啄むような口づけを相手に落とし)
勿論。どんな事があっても忘れたりしないよ。
意地悪したくなるんだよ。
(にやり妖しく口許緩めると相手が自分を上から見る様な体勢に、偶には逆転するのも面白いと内心思っていて。啄む様な口付け受ければ腕を伸ばし相手の後頭部に手を添えると応える様に相手の唇食み。)
忘れさせねえけどな。
ふふ、頼もしい。
(返す相手の口付けに瞳細め、口元は深く弧を描き。それからゆっくりと隣に移動するとソファに腰掛けて。いつもは酒など勧められても未成年だからと断り、喉を壊す元凶として避けてきたもののこんな事になるなら酒もまあ悪くないかなと昨日の自分の発言を省みながら改めて訂正し)
味はそこまで好きじゃないけど、好きになっちゃうかもね、お酒。
素直に為るための薬、か?
(相手の言葉に一瞬きょとりと静止するもその意味が分かれば小さく微笑んで。酒の力が無くても自分の前では偽った思いではなく本心を曝け出してほしいと思うも其れを強制する義理は無い為に言葉には出さずに自分の胸の内に仕舞って。)
…そう。記憶が残らないのが難かな。
(相手の何か言いたげな表情を直ぐに察したもののそれに触れることはなくすっと一瞬目を細めるとクスクスと小さく冗談めかして笑い。相手の頭を優しく自分の肩口に凭れかけさせるように手を回すと微笑みながら相手の頭撫でつつ小さな声で囁き)
馬鹿みたいに自尊心が高いの、直さないとね?
…楽の前なら、直せるかも。……お酒がなくても。
(自分の頭を撫でる相手の動作と表情に、自分の考えていた事が読まれたかと一つ息吐いて。そこまで自分は分かりやすいだろうかと一瞬複雑な心境になるも撫でられている心地よさに眠気が襲ってきて欠伸を一つ。その後の相手の言葉に口許緩めて答えては。)
--直すのは俺の前だけでいい。
…そうだね。楽の前で、だけ。
(欠伸を零している相手が眠たげに見えてそういえば朝食もまだ摂っていないだろうと思い立ちつつその言葉にふと笑い頷いて返事を返すと立ちあがり。簡単な朝食程度ならば作れると思いキッチンへと足を運ぼうとしながらソファに座っている相手のほうを振り返り)
キッチン借りていい?朝食まだでしょ。作ってくるよ。
眠かったら寝てていいよ。
ああ、好きに使ってくれて良い。
悪いな…なら少しだけ寝る。
(相手が振り返れば隻手をひらりと揺らし。座っていたソファに再び横になれば目を閉じて。直ぐに規則正しい静かな寝息立て始めれば先程とは違い無防備に安心しきった様な表情で。)
ん。
(/相手がソファに横になり寝息を立て始めたのを見てその穏やかな表情に此方も安堵し頰に一つ口付け落としてから再び自分のカーディガンを相手の体にかけてさらりと軽く髪を撫でるとキッチンへと移動しトーストを焼いたりスープを入れたりと朝食の準備をテキパキとしていき)
--...。
(口付けや髪の感触に起きる様子は無いものの少々擽ったそうにもぞりと動き。色々な出来事が一瞬の内に起きそしてその出来事が以前では考えもしなかった様な物の為余程疲れたのかぐっすりと眠ったまま緩り口許緩めて。)
(全ての朝食の支度を終えるとすっかり安心しきってソファでぐっすりと眠りながら口元を緩めている相手の唇を指でなぞりながらふと口元を緩め。それから軽く相手の肩を揺すり優しく声をかけて)
楽、ご飯、出来たよ。
ん…ッ、悪い。任せちまって
(薄っすらと相手が自分を呼ぶ声が聞こえそれが段々と明白になればゆっくり目を開け。未だ眠たげな目を擦りながら上体を起こすと朝食の良い香りに包まれている事に気付き。本当に寝ている間に作ってくれたのかと前記告げて。)
ごめんね、起こしちゃって。
気持ちよさそうに寝てたからそのままにしてあげたかったんだけど…冷めちゃうし。
さ、食べよ。
(相手の言葉に微笑返しテーブルに座ってトーストにバターを塗りながら相手も冷めないうちに朝食を食べるようにと勧めて。相手に料理を振舞ったのは正真正銘これが初めてで、若干緊張しつつ相手の動向を伺い)
いや、その侭寝てんのも勿体無えし。
ん、頂きます。
(両手合わせ告げればスープを一口分掬い口に運び。其れ飲み込めば美味い、呟いて相手に微笑み掛けて。其の後もトースト齧り数回咀嚼しては何だか恋人同士らしくて偶には良い、何て内心思いつつ飲み込んで。)
…そう、良かった。
(相手が美味しそうに朝食を食べているのを見て内心安堵して自分もトーストを口に運び。自分からすればいつも通りの朝食なのだが相手が自分の作った朝食を美味しそうに食べている姿は愛らしく、見ているだけで幸せになって、ふと相手の口元にスープが少しだけついているのを見ればクスと静かに笑み手を伸ばし相手の口元の汚れを取ればぺろりと舐めて)
楽、スープ端についてる。
>132様
(/参加希望有難う御座います!お手数ですが下記のスレへと移動お願いします。
http://www.saychat.jp/bbs/thread/597267/)
ん、...悪い。此れだと俺がガキみたいだな
(不意に口許拭われれば照れ隠しに顔逸らし、何時も相手に言っている様な言葉思い出しては前記ポツリと呟き。少し悔しいと感じつつ相手にも隙が見えればいいのに、何て思っていて。)
良いんじゃない、僕は可愛くて好きだよ。
(何時もと立場が逆になった様な気がして気を良くして口元緩めると相手の髪をそのままくしゃりと優しく撫でやり、頰に口付け落とし。相手が悔しそうにしているのが尚愛おしく思えて笑みを深くしながら朝食を再開して、皿が空になれば両手合わせご馳走様と呟き)
俺は可愛さ何て求めて無えんだけど。
(不服そうに撫で受ければ不意に頬へと送られた口付けに若干顔紅く染めれば此方も皿が空になり手を合わせ呟き。立ち上がれば片付けは俺が遣るから、とだけ告げて。相手の皿と自分の皿を重ねて流し台へ運ぼうとして。)
何で。僕は好きなのに。
(相手が不服げなのでそれがまたおかしくてクスリと笑零し。相手が自分の皿まで重ねてさっさと運んでいこうとするので少し瞳を瞬かせた後、礼を言って。こんな風に誰かと食卓を囲んだのは久しぶりだなとふと思い出してまた嬉しそうに緩む頬を抑えるのに必死で)
…ありがと、楽。
それじゃあお願いするね。
…そういう事言うの狡いだろ、ガキで良いとか思っちまう。
(照れ隠しに目を逸らしてはボソリ呟き。重ねた食器流しへと運べば蛇口を捻り、使用した食器を洗い始めて。穏やかな相手の態度に最初は戸惑ったものの今は其れでさえ愛おしく感じて仕舞ってる自分に驚いていて。)
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