少女 2016-03-12 13:48:37 |
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まぁ…そんなんだろうね、羨ましい。(買わずとも好きなだけ飲み物が飲めるよう備蓄してある状態を想像すれば遠い目をしながら貧富の差を痛感し)わかった。俺は白石恭弥、短い間だけどよろしくね。…あった、ここだよ。(相手の言葉でまだ自己紹介していないことに気付き。一期一会な気もするが、食事を共にするなら互いのことは知っておいた方が良いと思い、続けて己の名前を述べ。そうこうしているうちにお店に辿り着けば扉を開いて入店し)
あなたは違うの?...ん、よろしくね。きょーさん。(小さく笑って自然とあだ名で呼んでしまっていると、束の間に店へとたどり着き見慣れない店の感覚に目見開かせながら「わあ....!...すごい、初めて来たよこういう所。」なんて感激した様に周りを見渡しながら中へ脚を進めるなり、店員さんの何名様かという質問には「きょーさんとです。」と楽しみそうに答えており、一瞬不思議そうにする店員だったもののお二人様とすぐに理解したようで)
そう?それなら良かった。…あー…。(初めて来た、というのはこんな庶民的なレストランは来たことが無いということだろうか。取り敢えず喜んでくれているようなので良しとして。自分よりも先に店員に返事するその内容に、気恥ずかしさから少し周りを気にしつつ薄ら頬を赤らめて、お腹の辺りで指でVの字を作り2名であることを店員に伝え)焦ったー…あ、この中から好きなの選んで良いからね。(案内された席に座ると深い息を吐きつつ上着を脱ぎ、相手に向けてメニューを広げてみせて)
どうしたの?なんかあった?(案内された席へ向かいつつ焦ったと呟く彼を不思議そうに見ながらも、此方も向かい側の席へと腰を下ろし向けられたメニュー表を広げて眺める。ぺらぺらと捲りながらも美味しそうなそれらを楽し気に見詰めつつ「わふーきのこ雑炊...すっごくおいしそう、これ。きょーさん、私これとそれから...あっ!でもこれも美味しそう...どうしよう、きょーさんどっち美味しそう?」なんてあれこれ言いつつ、デザートのわらび餅と抹茶アイスで悩んでいる模様)
いやっ、こっちの話、何でもない!(彼女も真面目に答えていたと分かっている為首を振って)もし食べられるなら、両方頼んでも良いよー。(メニューを食い入るように見る彼女をにこに笑みを浮かべながら見つめる自分。考えれば今目の前にいるのが金髪の女の子、しかも美人という状況に夢心地。そんな子が迷っているならどちらも是非ご馳走してあげたいという奉仕精神が沸き起こり、笑みを崩さぬまま上記。まさに女に搾り取られるタイプの典型ともいえよう)
ほんとに?!....じゃあ、これとこれ。二人で半分こね。(彼の言葉を聞くと嬉しそうに笑みを浮かべつつ、結果的に“和風きのこ雑炊”“わらび餅”“抹茶アイスクリーム”と3つ注文したいと告げ、今度は彼へとメニュー表を渡すなり己は早速見慣れないこの店の観察だろう、周りを見渡すなり瞳輝かせており。ふと家族で来ている人達が多いのを見ると数回瞬きして、暫くその様子を静かに見詰めて)
あはは、了解。ん…?(半分こ、なんて言葉が可愛らしく感じられ、くすりと笑いつつ了承。メニューをこちらに向けられればペラペラと捲りながら彼女の様子を伺って。それほどこの光景が珍しいのだろうか。自分も決め終わるとテーブルの呼び出しベルを押し鳴らして店員を呼び)和風きのこ雑炊とわらび餅と抹茶アイス、あとカツとじ膳をください。(店員が来るとメニューを指差しながら注文していき、繰り返されたオーダーに頷いて。店員が去っていくとコップの水を一口飲んで他愛もない話を始めて)セリアは、アメリカ人なの?
ん?私はハーフだよ、イギリスと日本のね。お母様の血の方が強いの。だから、よくお母様に似てるって言われるんだ。(店員が来て注文する彼をふと見た後にその質問を聞いては、上記を述べながら小さく笑い。コップを両手で取り一口飲み込んでは「きょーさんは、日本人でしょ?顔もそうだけど、綺麗な黒い髪の色してる。」と続けて告げ。暫くして彼の注文したものと、和風きのこ雑炊がきて)....!...わあ、すごく美味しそう。(スプーンを取りいただきますと呟いた後、一口含んで)
へぇーイギリスとの…じゃあイギリスから家出してきたの!?…ってそれはないか。俺は生粋の日本人だよ。(苗字が鳳であることからハーフなのだろうとは思っていたが、イギリスと聞いて相槌を打ち。一瞬イギリスから飛び出してきたのではと驚くも、お金を持っていないことを思い出してすぐにその考えを取り払い)頂きまーす。しかし雑炊とは中々チョイスが渋いね。(自分の思い描いていた外国人像、お嬢様像と少しずれていたからか、苦笑浮かべつつそういうと自分も箸をつけ始め)どう、美味い?
っぶ、NoNo!イギリスには子供の頃いたけど、日本に来たの。もう七年か八年くらいかな?日本にいるのは。(うーんと思い出すように視線は斜め上へ向けると上記を告げ、スプーンに掬ったそれをふーとして再び口に含み)ほんのたまにこういうの吉野が作ってくれるんだけどね、すごく美味しいんだよ。シェフが作ってくれたのに不満はないけどね。日本の料理って素敵だと思うの!.....うん、美味しい。あ、あと一般家庭の料理も暖かくて美味しいものって教えてくれたの。きょーさんはどんなの食べてるの?
へぇ、もうそんなに。日本語が上手いわけだ。それなら帰ろうと思えばいつでも帰れるね。(既に日本での暮らしが長いことを知りその言葉の流暢さに納得し)し、シェフ…。なるほど、日本人の召使いがいるんだね。(やはり専属シェフとかいるんだと少し圧倒されつつ、日本食に関しては同意するように頷いて)俺も実家にいる時はほぼ毎日家庭料理が食べれたんだけどな。一人暮らし始めてからは食べる機会少なくなったなぁ。料理とかめんどいし、コンビニで良いやーって。
い、や。私は旅に出てるんだから、家に帰りたくない。(首をぶんぶん振り彼の話を聞きながらご飯を食べ進め、やがて食べ終えるとタイミング良くデザートが届くと「甘いにおい、おいしそ~。」と頬緩め。わらび餅取りぱくり)えーっ、勿体ないよ!...コ、ンビニ?料理を代わりに作ってくれる場所かなんか?...にしても、一人暮らしなんていいなぁ。全部自分でやるんでしょ?すごいっ(なんて感心した様に呟き)
で、でも…。(ここまで頑なに、自分の意志を貫き通す我儘っぷりは確かにお嬢様らしい。しかし此方としてもできることはここまでだろうし、そろそろこれからどうするかを決めなければと焦りを見せ始め)えっと、コンビニエンスストアって言って…まぁ、軽くお買い物できるところだよ。そうかな?慣れたらそれが当たり前のように感じてくるよ。(そもそも略称じゃない方を言ったところでこれが正しい英語なのかも分からないためかなりざっくりと用途を伝え。デザートを口にする相手を見つめつつ一人暮らしに対する考えを述べて)
でも、じゃないの。家には帰らない。(こくりと決心付いたように再び呟いて頷き、然し泊まるお金もないと改めて思い出すなり表情曇りスプーンを唇添えつつうーんと考え)そうなんだ、とってもお手軽なのね~。私にもできるかな?一人暮らしって何したらいいの?やっぱりいつも通りに紅茶のんで読書とかかな。(なんて想像するように頬緩めるものの先程考えていた事をぱっと閃いたように続け)あっ...そうだ....!ねぇ、きょーさん、私がお金たまるまで泊まりたい!そしたら、今日困らない、ねっ。
むぅ…。(相手の気迫に圧倒されて遂には押し黙り、何か考えているようにも見える相手の顔をジッと見つめて)まぁ最低限身の回りのことやってれば後は好きなことできるよ。…いやいやそれは無理!そんなことしたら俺…殺されちゃうじゃん!(相手の質問に返答して束の間、その発想は無かった、というよりその発想に至らないで欲しかった言葉に即座に否定の意を示しながら手と首を同時に細かく振り。女の子、しかも何処かしらのお嬢様を家に連れ込むなど考えられず、かなり偏ったイメージから上記述べ)
えッ!そんな事する訳ない、私の恩人にそんな事させるわけないじゃないっ、一体何を言ってるの?!(彼の思わぬ言葉に愕然としてように目見開きつつ前のめりになってきっぱり告げると首を横に振るものの、否定された事には困ったのだろう肩を落としつつ背凭れに体重掛け途方に暮れた様に頬杖ついて)...うーん。....でも、他にどこ行ったらいいかわかんないよう。きょーさんの家以外、思い付かないし、私今日はお外で寝るの?(なんて呟きながら抹茶アイスを渋々口に含み)
で、ですよねー。うーむ…。(確かに殺されるまでは言いすぎだったかもしれないが、向こう側に色々と誤解を招かねないことに変わりなく。とはいえ他に名案が浮かぶわけでもなく、目の前でしょぼくれている相手を見ると己の性格上このまま見放すこともできず視線を下に落として腕を組んで唸り)…じゃあ、今日はもう遅いし、取り敢えず1日だけ。それからのことは…また考えよう。(考えた末相手の顔を見ると人差し指を立てて取り敢えず条件付きで承諾してしまう。続けた言葉にはデジャヴを感じ、自分の甘さに思わず笑ってしまいそうに)
っ!...助かった~っ、よかった。ありがとう、きょーさん。(彼の言葉に目見開き心底安堵したように溜息を漏らしては笑みを浮かべ、アイスクリーム食べ進め。再び再びアイスを掬うと手を伸ばして彼への口元へ向け「はい、半分こだから。私お腹いっぱいになったからあとは、食べてokだよ。」と小さく笑って)....じゃあ、このあとはきょーさんの家に行かなきゃ。どんな家なのかな、楽しみ。
いえいえ。良いの?じゃあ…。(嬉しそうな彼女の表情を見るとやはり自分の選択は間違いでは無かったと確信し笑みを浮かべ。差し出されたスプーンを咥え少し大きめの塊を口の中に入れてアイスを味わう。間接キスなんてもう気にする年齢でも無い筈なのだが、少し意識してしまうのは相手が相手だからだろうか)うん、美味しかった。それじゃあそろそろ行こっか。(少し頬が熱くなるのを感じつつ、テーブルの上の食事が全て無くなるとごちそうさまして上着を着ながら上記。レジにて会計を済ませると店の外に出て自宅に向けて歩き始め)お腹いっぱいになった?コンビニ寄ってく?
ふう、ごちそーさま。(アイスを食べてく彼を頬緩めながら見ていた後に、食卓のものが空になれば此方も同様言葉を漏らし立ち上がり。彼が会計を済ませる際に見たことのない小銭を不思議そうに眺めながらも店内から出れば、その言葉に肩跳ね「コンビニ、行きたい行きたい!」と告げ若干足早になり)お腹いっぱいなのはモチロン、いっぱい食べたからね。きょーさんもお腹いっぱいでしょ?....(なんて腹部擦りながらふふと小さく笑い彼に着いていき)
おっけー。実はちょっと物足りなくてさ、コンビニで何か買ってこうと思って。(相手が遠慮してもコンビニ行きを確定させる予定であったが結果オーライ、頑張って速度を上げる彼女に合わせつつ)ここだよ、好きなもの入れて良いから。(レストランからコンビニはそれほど距離が無く、数分歩くと到着し。自動ドアをくぐって店に入ればカゴを手に持って店内を回り始め)
わぁ、すごい.....ミニハウスなのにこんなに品がぎゅうぎゅう詰まってるんだね。(コンビニに入るなり“小さくておもしろい”という謎の印象がつきつつ、カゴ持つ彼に着いていきながらも通りすぎる人達の視線気にせずあれこれ見ていき)...っ!...お酒、こんなに安いの?!これも、これも安い。こんなに安いの初めて。(どれを見ても安く感じてしまうのか驚きながらも、商品見ながら告げ。お菓子やパンなどを彼のカゴへたくさんぽんぽん入れてしまっており。兎に角見たことないもの、美味しそうなもの気になったものは楽しそうにいれている模様で)きょーさんここすごいね!
ちょっ、stop!セリア、stop!(好きなものを入れて良いとは言ったが相手の金銭感覚については全く考えておらず、カゴが商品で溢れる前に自分でも驚く程にネイティブなストップで相手を制止して)ほ、ほら、確かに安いけど無くなればまた来れば良い話じゃん?それにパンとかって賞味期限があるから食べきれるだけの量にしてほしいというか…。(要するに少し減らしてくれと言いたいらしい。しかし値段のことではなくあくまで賞味期限や量に焦点を当てていることが彼なりの意地なのだろう)
あら、そうかな?きょーさんも一緒に食べたらきっと、すぐなくなるよ。(不意にストップと停止の声が聞こえれば丁度手に持っていたそれを入れる事無く止まる。その言い分に数回瞬きしつつも、手に持っていた賞味期限確認すれば確かに遠くはなく、暫し考えた後に「あっ、でもまたここ来れるならいいかな。ここ何だかミニハウスでキュートだからまた来たいの。」なんて笑みこぼしてそれを置き)うーん、じゃあ...これとこれに....これは、長く持つし...。(なんて次々とカゴから減らしていき、ほぼ食べ物だったため賞味期限近いものは全ておいていき結果的にスナックお菓子や紅茶系統の飲み物でありふふと笑み浮かべ)紅茶なのにこんなのに入ってるってすっごくおもしろい。
うん、また来よう。(先程の我儘ぶりから少しだけ心配していたが、すんなり聞き入れてもらえほっと安堵して。まるでこれからも関係を続けるかのような言葉に違和感を感じつつも深く考えないことにして)別に食べれるならパンも買って良いんだよ?あそっか、やっぱりセリアは家のテラスで紅茶飲んだりしてたのか。(コンビニをミニハウスと称す相手の感性はよく分からないものの、大抵のものは初見らしく、紅茶に対する呟きを聞いて彼女の実家での暮らしを想像してしまい)
なら、これね。(パンも良いと言われてはチョコが塗られクリームが挟まったものをぽんとカゴにいれると他に気になったものはなくなったらしい、両手をぱんぱんとしては「よし、これだけでいいかな。」なんて満足気な表情浮かべ)紅茶は大好きどからよく飲んでたの。きょーさんは飲んだりしないの?すごく暖まってリラックスできるんだよ。(なんて頬緩めながら伝えつつレジへと脚を進めていき、余程楽しみなのだろう、急かすように下記告げて振り返り)よしっ、早くきょーさんの家にいきましょっ。
自分で淹れたりは殆ど無いかなぁ、こういうのはよく飲むけど。(たまたま相手がカゴに入れていたペットボトルの紅茶を取り出し、それを見せつけながらカップでは飲まないことを伝え。自分の分も入れ終えるとレジにて会計を済ませる。やはり一人の時とは出費が段違いだが、もし減らしていなかったらと考えるとぞっとする)あんまり期待しない方が良いよ?(楽しみにしてくれるのは嬉しいのだが、いかんせん普通のアパートを見た相手がどう思うのか想像し、苦笑しながらハードルを下げておき)
そうなんだ、これいつでもこうやって楽に持っていけるから素敵だね。(なんて笑み浮かべながら呟いては彼が会計を済ませるのを見送り、漸く店から出る。彼が歩き出す方向へ脚を進めながら見て)でもでもどんな所かなって、すっごく楽しみなの。....お庭はどんな感じなのかな。(彼のイメージ的に綺麗な庭があるのだろうと勝手な想像膨らませつつ頬緩め)
それは…行ってみてのお楽しみかな。(今の相手に何を言っても無駄なのだろう、取り敢えず見てもらうのが一番早いと下げたハードルを再び元に戻し。暫く歩くと住宅地に入り、その中の一つのアパートに向けて歩いていくと、鞄から鍵を取り出して扉を開き)ここだよ、素敵なお家でしょ?どうぞ入って。(と若干自虐的に笑いながら)
何だか変わったお家だね!いっぱい部屋がある。此方は何室なの?(アパート全て彼のものだろうと思ったのか彼についていきながら、笑みを浮かべていれば鍵を取り出している中隣の扉に触れ開けようとするも鍵が掛かって開かず)...わあ、ここはわんちゃんのお家??(彼が開けたのに気づけばすぐにいき中を覗き込んで笑みこぼして)
いや、取り敢えずここが俺の家、何だけど…。(自分で言ってて感じるこの恥ずかしさは何だろうか。予想はしていたが犬小屋とは予想の斜め上で、とてつもない惨めさを感じながら言葉を紡ぎ)急だから散らかってるけど。(相手に続いて家の中に入ると、まさに一人暮らしの男性の部屋といった状態に苦笑して。こんな時のために掃除しておくべきだったと悔やんでも既に遅く)
きょーさんの家なの?!...こういうお家もあるんだね。(わんちゃんが自由に暮らせるような部屋かなんかかと思った為にその言葉を聞けば驚いた様に目見開き。周りを見渡しながら靴を脱いで中へ脚を進めるなり、落ち着きはなく)お邪魔しまー...す。すごい、こういうお家に入るの初めて。...あら、片付けてくれる者はいないの??(なんて呟きながら小さく笑って)
一人暮らしだから、そういうのも一人でしないとだめなんだよ。…まぁ適当に飲み物でも飲んで寛いでて。お風呂沸かしてくるよ。(またもや価値観の違いを感じつつそう返すと、部屋中央の丸い机にコンビニ袋を置き、自分は風呂場へと向かい)いやーしかし信じられないな、こんな美人な子が俺の家にいるなんて。(風呂場から帰ってくると、こんなアパートには相応しくない相手の佇まいを見て、床に腰掛けながらついそんな言葉が零れ)
あ、そういえばそう言ってたものね。..大変そう...ok~、いってらっしゃい。(彼がお風呂場へ行くのを見送った後に己はベッドへとそっと腰を下ろし、シーツを柔く撫でながらも「ベッドもミニ....他のところのお家は、ミニサイズのものが多くてキュートなんだね。いいなぁ....。」なんて楽しそうに呟き、彼が戻ってきたのを見てはそのつぶやきに目見開きつつもふっと笑い、僅かに頬へ熱が集まり)美人なんて、そんな事言ってくれるなんて。.....私も男の子とこうして二人きりで遊ぶのすごく久しぶりなの。だから、すごーく楽しかった。それにきょーさんもお家も変わってて面白いし、ユーモア溢れる人!
それなら良かった、俺も楽しかったよ。でも俺も家もそんな変わってないと思うんだけどなぁ。(彼女の言葉を正面から聞くとやはりかなり貴重な経験ができたのだと改めて実感し、嬉しげにゆるりと笑ってみせ。雑談を交わしているとお風呂が沸いたアラームが鳴り)先に入ってきて良いよ。あっ、着替えは持ってるよね?(お金は持ってないにせよ旅するのだから流石に着替えくらいは持ってきているだろうと思案して)
変わってるよ、だって昔遊んでた子はこういう家とか持ってなかったし....だからはじめてなの、きょーさんみたいな人。(なんて小さく笑いながら告げていたものの、何かのアラーム。音の鳴る方へ顔向けては彼の言葉に立ち上がるも「私、何も持ってきてないよ」と両手ひらひらさせ、ははと乾いた笑みを一つ)
こ、この家d…旅に備えてセリアは何も持ってきてないの…?(あくまでも相手にとっては旅なのだろうがこれだと本当に家出らしさが増して感じ、そんな気持ちが言葉に表れそうになりつつ聞くのも恐ろしく感じる疑問を恐る恐る尋ね)
だ、だって私が一人で出るの初めてだから...何もっていったらわからなくて。ほら、言えば吉野が.....あ。一人旅だもんね、いないんだもんね。(なんて参ったようにあははと小さく笑いながら肩を竦めては、思い立ったように立ち上がり彼の部屋をあさりさはじめて。ラフなTシャツやズボンを適当に取り出せばじゃーんと見せ)そうだ!この服、使ってもいい?
あぁもう仕方ないなぁ。俺の服を貸してあげ……。(やれやれと呆れた笑いを浮かべるものの、何だか世話の焼ける妹ができたような感覚にちょっとした嬉しさを感じ、自分の服を貸してあげようとタンスに向かおうとしたところで既に己の服を手にしている相手を見て硬直し)あ、あのさセリア、良いんだよ?服を貸すのは全然良いんだ。でもあんまり勝手に部屋漁らないでほしいかな…人に見られたくないものって、誰しもあるじゃん?(あまりにフリーダムな行動にすずいっと相手に詰め寄って諭すように上記。焦りのあまり口調も早口に)
Thank You!きょーさん優しいね。...っ!(貸してくれると聞けば嬉しげに笑みこぼしながらも両手に抱えて行こうとした所で、何処か焦りを見せる彼を見上げながらじーっと見詰め)...そ、そう?うん、わかった。スミマセン。...きょーさん、何見られたくないの??(反省はしつうもまんま気になった事を問いかけてしまっては、何処と無く興味津々な瞳になっており)
そっ、それはー…まぁそんなこと良いじゃん!そんなことよりほら、お風呂案内するよ。(言葉を渋りながらゆっくりと相手から目線を横に逸らしていくと、お風呂を急かすようにあからさまに誤魔化して。相手の背中を押しながら部屋を出ると廊下を歩き風呂場まで案内して)タオルはこれ使って、それじゃーごゆっくりー。(そう言うと軽く手を振りながら扉を閉めて部屋へと戻っていき)
はーい。....じゃあ、借りるね。(彼の様子に目見開き数回瞬きしながらも頷いては、風呂場に案内されタオルの説明受けるなり頷き。脱衣所もやっぱり狭く感じたのだが、新鮮な感覚に頬緩め。やがて服を脱ぎ入浴所へ。これまたミニに感じる湯船に目見開くもののシャワーの蛇口捻り).....すごい!わんちゃんのお風呂みたいね。(暫くして風呂が終わると脱衣所にて彼の服来て、己の着ていた服は端へと置いておき)....ふう、すっきり。おわったよー。(濡れた髪タオルで拭いながら出て来て)
…ふぅ。(この家のあらゆるものが貶されていってることなど露知らず、ベッドに腰掛けて物思いに耽りだし。普段ならこうやって一人で静かな時間を過ごしている筈なのだが今日は180度違い。考えが一周してもはや夢なのではと思い始めたところで部屋に戻って来た彼女を見て現実に引き戻され)わぁ…。ってやっぱりちょっとその服大きいね。風呂入ってくるから、適当にテレビでも見て寛いでて。(風呂上がりの彼女からは先程とはまた違った印象を感じて思わず声が漏れ。自分の着替えを持つと、また部屋を漁られることを危惧してかテレビの電源をオンにして部屋を後にして)
わぁ....?...ok.いってらっしゃい。このくらいの大きさ、大丈夫だよ。(身体がぽかぽかと暖まったのか心地よさそうに頬緩めては、彼がいくのを見送りベッドへ腰下ろして。タオルで髪をわしゃわしゃと拭うと、はぁとため息漏らし。いつもなろ己の髪を拭い乾かしてくれる人がいたのだが今日はいない。新鮮な感覚に不安もありつつたのしさもあるのか拭い続け。眠気がきたらしい、髪が濡れているのにも関わらず欠伸漏らしてそのまま横になって)....。
ただい…わぁ…。(タオルで髪を乾かしながら戻ってくると、先程とはまた違った意味で声を漏らし。頭にタオルを被りながら撃沈しているところを見るに、髪を乾かしている途中で眠ってしまった様子。まぁ、お嬢様の一人旅にして今日は流石に疲れたのだろう。仕方ない、今日は床で寝るかなんて考えつつテレビの電源を切り)ちょっと失礼ー…。(ベッドの側に腰を下ろすと、変な癖がついてもいけないと思い静かに声を発しながらそーっとタオルを取り去って。露になった綺麗な寝顔を見ると息を呑み、思わずじっと見てしまっており)
....んん。....(心地よく眠りに落ちたらしい。既に夢の中でありつつ、彼の視線には無論気付かない。今日の一日でよっぽど疲れたらしい、寝息をたてながら肩が僅かに上下しておりころんと寝返り一度すれば近くにあった枕をぎゅと胸元へと寄せ抱き締めたまま、朝日を迎えるまで夢の中へ)
…っつつ…。(寒さと少しの身体の痛みで目を覚ます。昨夜は結局いつの間にやらあのまま眠りについていたらしく、ベッド上には気持ち良さそうに眠る相手。机の上を見ればそのままになった飲み物やらが目に入り、身体を起こすとまずはそれらを冷蔵庫の中に入れ。お客さんもいることだし、ちょっと頑張ってみようかななんて思いつつ台所に立ち)
.....ん.......ッ、きゃ....っ.....!(カーテンの隙間から漏れる光。どうやら朝を迎えたらしい、しかし起きる様子はなく寝返りを打った所でいつもなら問題ないもののベッドがいつもより狭かった為だろう、そのままごろんと床へ落ち甲高く薄い声をあげる始末。鈍い痛みはあるものの毛布を巻いたまま落ちた為に、それほど痛くはなくゆっくりと上体起こしては欠伸を漏らしながらぼーっと周りを見渡し)....あれ。....吉野...?.....ここは...。(なんて寝ぼけた頭で緩く思考回路を巡らせては、はっとして)あ。......きょーさんのお家....
あ、セリアおはよう。…何してんの?(パンかご飯どちらが良いだろうと考え、パンの方が慣れ親しんでいるのではと勝手に思案。普段なら朝食など食べないことが多いのだが、サラダとスクランブルエッグを作りながら食パンを焼いていく。ちっぽけに見えるがこれでも自分にとっては頑張ってる方で。出来上がった朝食を運びながら部屋へ戻ると、ベッドの下で毛布に包まれた相手を見て朝の挨拶プラス疑問符を浮かべつつ机に朝食を置き)
う、う......きょー、さん...おはよう...ございます。(欠伸を漏らしながら小さな声色で上記を告げると微かに香る朝食の匂いになぜかほっと安堵し、机上にそれらを置きながら此方に投げ掛けてくる質問に肩ぴくり、ゆっくりと立ち上がり毛布をベッドへ。机の近くまで歩み寄りながらも「....いつもなら落ちないんだよ。いつもなら。」なんて言い訳をごにょごにょと告げ、朝食を覗きこんで)わあ、おいしそう。これ、きょーさんが??料理できるんだねっ
(少し用事があって遅れました!気を付けますねっ)
…そう、なんだ。(悪気は無いとは分かっていてもやはり馬鹿にされている感は否めず、相手の言葉からはここの2倍以上はありそうなベッドが容易に想像できて笑顔を引きつらせ)うん。でもできるってもんじゃないよ、今日は特別。(自分が用意をしたことは確かなためそこは頷くも、料理に関しては最低限のものしか作れず、実際1日だけならと作ったものであるためそのように伝え)しょぼいけど、まぁ食べないよりは良いでしょ。(そう言うと食パンにバターを塗ってかぶりつき)
(/ご自分のペースで大丈夫ですよー。)
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