匿名*主 2016-03-09 18:48:55 |
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わっ…
( 画面に指が触れるか触れないかというところで、その相手からの予想外な着信が来て肩がビクッと跳ねてしまい。すぐに出てはまるで連絡を待ち望んでいたかのよう。そう思われるのは微かに恥ずかしく感じ、数回のコールの後に通話に出て )
…もしもし?
あ、もしもし。有川くんですか?
(もう寝ちゃったのかなとコール中も考えていて、コールが消えた数秒後に相手の声が聞こえると嬉しそうな声で名前を尋ねてみて。兄以外の人に電話をかけた覚えがないのでどうやって話せば良いか分からず今更になって慌てていて)
そうだよ?俺に掛けてるんでしょ?
( 相手からの電話のはずなのに緊張からなのか此方の名前を問うような返事に、気持ちも緩んで少し笑いながら答え。彼女からの慌てたような息遣いが伝わってくるようで、此方から話しかけようと口を開いて )
兄ちゃんの具合、どう?
あっ、そうですよね!
(名前も登録してるし自分から掛けてるので間違えることもないのに名前を聞いてしまったことに恥ずかしく、電話越しに笑ってる相手の声にえへへと笑って。兄のことを聞かれるとそれを話したかったんだと思い出し)
さっきまで寝ていて今からご飯食べるところなんですよー。食欲があるから少しはよくなったんだと思います
そっかー、それなら良かった!
( 少し良くなったという彼女の声の調子からも、それは読み取ることができて良かったと思い。しかし兄の体調も勿論気にしてはいたが、肝心なことをまだ聞けていないことに気づき聞いてみて )
あー、あのさ。それでどう?一人で外に出たのバレてた?
心配してくれてありがとうございます
(兄のことまで心配してくれてた相手に感謝していて、触れ合ったことは無かったが他人でもこんなにも優しい人がいるんだと思いにこにこと微笑んでいて。一番心配していた外出ことはもちろんずっと寝ていた兄にはバレずにいて)
大丈夫ですよ!兄はずっと寝ていましたから
ならバレてねぇな。
( 気づかれていないなら今回のことで外出禁止になる可能性は無さそうだと何処と無くホッとしたものの、彼女にとっても兄にとっても大きな出来事をこのまま言わないつもりなのだろうかと思い )
このことは内緒にしとくの?
はい、バレてないと思います!
(外から帰ってきて冷たくなってた手も温め、いつものように部屋着で隣に座っていたため変なふうには見られずにいて。しばし悩んだ後に言いたいけど今言ったら倒れるかなと心配しているため)
高校の入学式の前には言ってみようと思います
ふーん、入学式前に…
( 相手は今すぐに言うつもりはないようで、それはそうかと納得し。相手のその入学式という言葉で自分と彼女が同級生でしかもほぼ初対面だが同じ中学出身であったことを思いだし。高校はどこなのだろう、と疑問を口にして )
高校はどこなの?
はい、忘れたころに言ってみようかなと…
(怒られるのは嫌なので少し忘れた時にでも言って機嫌のいいときにちょろっと言おうと決めていて。相手からの質問にどこだっけと少しの間考えて思い出したが名前を忘れてしまい大雑把にいい)
あ、えっと今日行った薬局の道まっすぐいった所にある一番近くの高校です
それ、効果あるの?
( どうやら、少しでも叱られないような方法を考えているらしく。しかし時期を変えるだけで上手くいくのだろうかと笑いながら述べて。相手の高校の説明ですぐにピンときて、それもその筈、自身も春から通う高校であり。中学が同じだと明らかになった時ほどでは無いが驚きながら )
まじで?俺もそこだよ!
うーん?多分…ないと思います
(笑いながら聞いてくる相手に効果はないということを伝えて、怒られる時は怒られるだろうなと思い。同じ高校と分かると嬉しそうにして、誰も知らないところに行くより一人ぐらい知ってる人がいれば気が楽ということもあって)
同じ高校なんですか?嬉しいです!
ふふ、そっか。
( 叱られることは覚悟しているかのような言葉に笑みを溢し。過保護な兄を持つ彼女のことだから住んでいる家から遠い高校には通わないだろうと、なんとなく想像はしていたが同じ学校の同級生になることを知りまた親近感が湧いて )
まじかー、じゃあ学校でまた会えるじゃん。
会えたら嬉しいですねー。クラスとか離れちゃったらなかなか会えないと思いますが…
(高校が同じなのは嬉しかったしそれだけでも嬉しいが、クラスが近いかまたは同じクラスがいいなと思ってしまっていて。嬉しそうな声で言っていたが離れてしまったらと思うと少し落ち込んでいて)
まあでも、クラス違っても毎日会えるしさ。
( クラスの事までは考えていなかったために悲しそうな声が聞こえれば同じクラスが良いと思ってくれているんだろうかと嬉しそうな声音で話し。しかし彼女は男の知り合いで嬉しいのだろうか、同性の友達の方が断然良いだろうにと思い )
高校で友達できるといいな。
それもそうですよね
(ふふっと笑って学校に行ったら毎日会えると思うと嬉しそうな表情で話していて、この歳になって初めての友達が異性だったのは自分でも驚いたができたことが嬉しかったので既に満足していて。相手の優しさに自然と頬がゆるみ)
はい、たくさん出来たら嬉しいです
マスクつけて来んの?
( 別れる最後まで彼女はマスクを外さなかったために顔を見ることはなく、見たかったなと思いながらからかうように口にし。兄の看病の途中かもしれない、そろそろ電話を切ろうと思っていて、次に会うのは入学式だろうかとぼんやり考え )
さ、最初はちょっと怖いので有川くんに会うまではつけていきます
(マスクのことを言われると机の上に置かれてるマスクを見つめて、今では離せないものになってるんだと思いながら上記を述べて。遠くの方で名前を呼ぶ兄の声が聞こえると慌てて立ち上がり既に温かくなっているお粥の火を止めて)
マスクしたって外してる時と何も変わんねえよ?
( 自分とも普通に話せていたのだしマスクの有無はあまり関係のないように思えて笑いながらも、自分には心を許しているような発言に嬉しく思う気持ちは隠し。電話の向こうに動く気配を感じては、切った方が良いかなと思い )
ごめん、まだ看病の途中だった?そろそろ切るね?
それはそうですけど…恥ずかしいんです
(小さい時以来自分の顔を他の人に見せたことがないため変に思われたら嫌だという気持ちがあり、外すことには抵抗があって。今の時間が楽しかったため終わってしまうのは嫌だが仕方ないことだと言い聞かせて)
長い時間電話しちゃってごめんなさい、入学式の時にまた会えたらいいですね
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