匿名さん 2016-03-08 23:27:05 |
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あっ、いや謝らなくても大丈夫だよ。
(唐突に告げられた棘のある言葉に驚きながらも何か変な事でも言ったかと首を捻っていれば、おもむろに後ろを振り向いて来た相手に謝罪の言葉を述べられて、むしろこちらが慌ててしまい。取り敢えず付け加えるように「――その、何と言うか僕は戦う事が好きと言うよりかは、其れをする事によって主くんや仲間の役に立てたり、大切な人を守れたりする事が出来るから、今から意気込んでいるだけなんだ」と、無意識の内で全く検討もつかないのに“大切な人”と言いながら相手に笑い掛け。)
お前は…いや、なんでもない。そうだな、俺もこの刃は大切な人の為に振るおうと思っている。
(付け加える様に告げられた言葉に瞳揺らし乍思わず言葉紡ごうと顔を上げれば、視界に飛び込んできた相手の柔らかな笑みに言葉途切れて。そっと自身の刀身強く握り締めては相手の言葉に同意する様に薄く微笑みながら頷いて)
なら、一緒に頑張ろうね。
(相手にも大切な人がいるのかと何故か微かにじくりと痛んだ心を不思議に思いながらも、悪意などまるで無い言葉を相手に投げ掛ければ頷き返していき。もしもこの場に事情を知る者が居たら無知は罪だと、己は後ろ指を指されていただろう。然し残念ながら自身は気付かない、気付けない。そうして何も知らないからこそ言ってしまう事を告げ終えれば、相も変わらず人の良い笑みを浮かべていて。)
そう、だな。互いに頑張ろう。
(優しげな笑み浮かべ乍紡がれた言葉に以前だったら素直に頷けたのだろうが、如何にも上手く笑えず。声が震えるのを必死に抑えようと手首強く握り締めながら当たり障りの無い返答をし。未だ案内の途中だった事を思い出し、再び相手に背を向けると廊下を歩み始め)
後は厨とお前の部屋を案内する。同室の奴らはお前良く知る奴等だ。困った事があれば頼ると良い。
分かった、何から何までありがとね。
(相手の心情に気付けぬまま、彼から受ける説明を理解しつつ感謝の言葉を述べていき。其れにしても自分のことを良く知る者達とは一体誰だろうかと考えて、まあ恐らくは自身が刀だった頃にいた信長公か政宗公の刀の誰かだろうと思い直し。そのまま厨へと足を運んで其処の場所に辿り着いた時に、ふと何気なく彼も信長公の刀であるし一緒の部屋だったら良いなぁと思い「そう言えば、長谷部くんは僕とは別の部屋なのかい?」と聞いてみて。)
気にするな。近侍としての務めだからな。
(漸く動揺も治まってきたのか、さらりと無感情の侭返答すると、綺麗好きな歌仙が今は管理をする厨の簡単な使い方とその隣の大広間にて朝餉と夕餉は皆揃って頂くのだと本丸内の規則教えて。最後に相手の寝室を案内しようと足踏み出せば、何と無しに告げられた質問に瞳見開き、苦虫を噛み潰した様に歪んだ顔見せない様に顔背け乍「俺は、近侍だからな。主の隣の部屋で、一人で使っている。」と淡々と告げて)
(厨に居た刀、歌仙兼定くんから此の本丸の食事の規則と厨の使い方を聞いていき。ふと政宗公は料理好きだったなと懐かしみながら、幾分か自身も料理をする事には興味があった為に積極的に手伝おうと心に決めていき。そして、自身の部屋の質問に対して出た相手の答えに「…そっか。そうだよね」と残念に思いながらも其れを表に出すのはみっともないので、表情は至って普通のままに言っていき。それからは大人しく案内されるままに寝室へと辿り着けば中を覗いていき。)
――此処が僕の部屋かい?
(厨で作業をしていた歌仙に邪魔したと告げれば、満面の笑み浮かべ厨担当が増えた事を素直に喜ぶ彼に苦笑零しつつその場後にして。こちらの返答に納得した様な相手に何も言う事無く、案内したのは本丸の端にある一室で、無遠慮に障子開けると壁に凭れる様に座っていた褐色の肌持つ一振りの刀視界に捉えると其方に歩み寄り)
今日は非番か、大倶利伽羅。…燭台切、こいつがお前の同室者だ。もう一人いるんだが、まぁその内逢えるだろう。
同じ主に遣えていたんだろう?困った時には色々教えてもらうと良い。
(二人の間掛け持つように言葉紡いでは、馴れ合いを好まない彼が反論を口にするのを、もはや慣れた様に聞き流し。押入れの襖開き布団の枚数を数え、「足りない分は後で持って来る。他にも必要なものがあるならその都度言ってくれ。」と淡々と告げながら近侍としての務めを果たそうとして)
大倶利伽羅…? うん、そうだね。政宗公の所で一緒だった刀だね。
(部屋の中に居た褐色の青年を見てはきょとんとしつつも、長谷部くんが述べた聞き覚えのある名前に頷いていき、当たり前だが“初めて見た”大倶利伽羅の人間に姿を視界に入れて一匹狼な性格そうだが構わずに「初めまして、僕は燭台切光忠だよ。これから宜しく、大倶利伽羅」と笑みを向けていき。続いて長谷部くんから部屋の調度品についての説明を聞けば、うんうんと頷いていき。ふと、これで本丸の案内が終わってしまったのだろうかと思いながらも、じっと目の前の相手を見ていき。)
(一通り寝室の備品確認終え、案内役の命もこれで終わりかと内心胸撫で下ろし乍背後で自己紹介を始める二振りに自身がいなくても大丈夫だろうと分かるが、胸の何処かで寂しいという感情覚え。頭振りその思い打ち払うと再び二人に向き合って真剣な眼差し向けて)
他に何か質問はあるか?無ければ今日はゆっくりした方が良いだろ。
(勝手分からない人の身で動き回るのは体力を消耗するだろうと配慮してか、歌仙あたりに後で御茶でも持ってこさせようと告げれ乍も脳内でこの後の自身の予定組み立て始め)
大丈夫、質問は無いよ。君の説明が分かりやすかったから。
(大方の本丸内での決まりや配置も理解出来たので、分からないところは特に無く。こちらを気遣ってくれるように休息を取るように勧めてくれた相手の真心に感謝しながらも、何故だかまだ彼と一緒に居たいと直感的に思い。この自分のもののようで自分のものではない感情は一体何だろうか。胸焼けに似た違和感を覚える。然し其れでもおずおずと相手に声を掛けて。)
…その、長谷部くん?“今日初めて会った”ばかりなのにこんな事を言うのも変だと思うけど、もう少し君と話がしたいなぁ、なんて。
(/展開提案なのですが、本丸の案内も終わりましたので此処で燭台切の申し出を断って一度離れて貰うのは如何でしょうか? その際こちらは機を見て鶴丸辺りにCCします)
そうか。それなら問題無いな。
(質問も無いと言われてしまえば最早此の寝室に自分が留まる理由など無く。後は同室者だけで上手くやれるだろうと、自身に無理矢理言い聞かせれば押入れ元あった様に閉じて。未だ面倒を見る事に対して文句言いたげな大倶利伽羅の肩を後は任せたという意味合い込め叩くと退出しようと障子に手を掛け。いざ出ようと足踏み込めば、背後から聞こえた聞き覚えのある声、その声色で紡がれた”初めて”の言葉に思わず耳塞ぎたくなる衝動に駆られ、誤魔化すように勢い良く障子開き冷たく言い放ち)
悪いが、俺はそんなに暇じゃ無い。主命があるからな。
(/展開の提案有難うございます。そうですね、賛成です。
CCに関しての提案もして頂き何から何まですみません。お手数で無ければお願いしても良いでしょうか。長谷部サイドが終わりましたら、私の方もCCして光忠サイドをするのも良いかと思うのですが如何でしょうか。)
……そっか、引き止めてしまって御免ね。
(忙しい上に矢張り馴れ馴れしかっただろうかと相手の鋭い言葉に尻込みして、然しこれ以上自身のせいで空気を悪くはしくないので眉を八の字にしつつも口元に笑みを浮かべて謝っていき。ここは大人しくこの部屋で休んでお茶が運ばれるのを待っていようと、長谷部くんに「本丸の案内、ありがとう。それじゃあ、また夕餉の時に」と感謝の言葉を述べてさり気なく再び顔を合わす気である事を示せば、自身は部屋の中へと戻って行き。)
(/いえ、むしろ採用有難う御座います。では次ロルで鶴丸に向かわせますね。そうですね、光忠サイドの際は是非お願いしたいです。)
嗚呼、ゆっくり休め。
(此方を気遣ってか紡がれた謝罪の言葉に罪悪感覚え顔歪めながらも、その顔見せること無く背を向けたまま後ろ手で障子締め足早に其の部屋から去り。無言のまま廊下突き進み、突き当たりを曲がった所で漸く足を止めると壁に背を付けゆっくりとしゃがみ込んで。溢れ出る様々感情整理し切れずただひたすらに息が苦しく、誰もいないことを理由にらしくも無い溜息吐き出して)〜ッはぁ、…主の元に行かなくては。いや、其の前に歌仙の所か。
(/了解致しました。ではまた後ほど。)
(内番の手合わせが終わった後、主のいる執務室へと報告に行き。そして部屋に戻ろうと立ち上がった所で聞かされたのは、先ほど新たな燭台切光忠が顕現された事。前に無理をして折れしまった伊達の刀、刀身もボロボロに砕けて手の施し様も無かった。其の二振り目が此の本丸に来たのか。仲間として複雑だと思いながらも、主に軽く礼をすれば部屋から立ち去り。さてどの様な顔をして会えば良いかと考えつつも、最終的には暗いのは性に合わないと思い直して相手が驚く様な登場をしてやろうと意気込んでいれば、突き当たりを曲がった場所で壁に凭れ掛かっている長谷部が居たので此方が驚かされ。)
_!? …こりゃ驚いた、長谷部か。こんな所で座り込んでいるなんて一体どうしたんだ?君らしくもないな。
(廊下で一人物思いに耽ていれば、頭上から聞こえてきた声に眼を見開き。人が近づく気配すら気づかない程に自身が動揺していたのかと自嘲気味に笑いながら、此処が戦場だったら確実に怪我を負っていただろうなとまるで他人事のように考え。演技では無く本当に驚いているであろう刀視界に捉えれば驚きはお前の専売特許だろうと飽きれた様に言葉吐き出しては脚に力入れて立ち上がり)
俺だって疲れて休みたくなる事くらいある。悪いか?
悪くは無いが……そんな調子じゃあ何時か倒れちまうぜ。
(見るからに体調の良くない相手を見ては、また主命の為に無理でもしたのだろうと少し見当違いな予想をしていき。確か、普段から仕事熱心だった彼をさり気なく止めていたのは一振り目の燭台切だったなと懐かしんだが、もうその者は何処にもいないため口を噤み。長谷部は彼と特に仲が良かった様に思え、燭台切が折れた時は己は彼の顔を見る事は出来なかった。だから、その時に長谷部がどの様な表情をしていたのかは分からない。ふと、其処で徐ろに先ほど主から聞いた二振り目の燭台切の事を思い出して、再び口を開き。)
そういや、長谷部は知っているか? 二振り目の燭台切が来たって事を。それとももう会ったのかい?
流石に体調管理ぐらい出来る。
(前髪煩わしそうに搔き上げ、馬鹿にするなと言う様に何時も通り言い返して。然しながら普段は驚きばかり求めている目の前の男に迄心配される程に自分は弱り切っていたのかと二度目の溜息吐き出しながら眉間の皺揉んでいれば、彼の口から紡がれたのは先程まで一緒に居た、自身の蟠りの原因たる人物の話で。出来れば其の話には触れられたくなかったが、今更どうしようも無く、何事も無いかの様に言い返そうと口を開くも、紡ぎ出された言葉の端々に無意識に怒りが見え)
知ってるも何も、鍛刀に付き添ったのは俺だ。知らない訳無いだろう…。相変わらず、腹が立つくらい何一つ変わらない伊達男だったぞ。
そりゃ済まんかったな。主の鍛刀に付き添ってたのか。
(近侍であるから主の側にいたのは当たり前かと思い直しては、疲れが溜まっているのかいつも以上に不機嫌そうな相手を見ていき。だが此の負の感情の質は普段の其れとは全く違うと感じ、そしてその矛先は伊達男に向いているのだと言う事が直ぐに分かり。恐らく何一つ変わらないのが、彼にとっては仇となったのだろう。同じ様でいて同じじゃない。刀は代替えの効く消耗品だと分かっているものの、人の心を得た今の自身達には少々酷だ。此の時ばかりは何時ものおふざけは無しにして、至って真面目な顔で相手に話し掛けていき。)
何一つ変わらないか。だが、中身は違うんだろう? …君は前と同じく其の燭台切と仲良く出来そうか?
はは、同じ訳無いだろう。彼奴は折れたんだから。
(何時もの巫山戯た態度が嘘の様に何処か心配そうに問いかける相手に珍しい事もあるものだと相手横目で見つめ。渇いた笑み零しながらあたかも気にしてない様にさらり言葉紡ぐも、ズキリ胸元痛むのか服を握り締め。)
そうだな、前と同じ様に振る舞えというのが主命なら其の様に。…と、同室なんだからちゃんと面倒を見てやれよ。(近侍である自身等よりも同室である相手の方が燭台切とは接点が有るだろうと分かった上で言うと、「悪戯も程々にな。」と付け加え下手くそな愛想笑い浮かべ)
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