雛鳥 2016-02-29 12:47:30 |
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>刹那
お雛:まあ、まぁ、自由は難しいのね。やりたいことが沢山…ねぇ、お雛はあやとりがしたいわ(散々と迷った挙句、この暖かな空の下で行う遊戯ではないそれを選び。彼の裾をくい、くい、と呼びかけるように数回引いてからゆったりとした声色で自分が行いたいと思うその遊びを強請るそんな口振りで続けて)
夜鷹:――あっちゃア、ばれちまった。魔がサしちまったんならしゃーないです。ヨタカにゃ悪気はねーんですもん(ザアザア音だけが響く冷たい部屋でもう一つ新たな声が届くと止める訳じゃ無いその言葉に悪びれる様子もなくあっけらと笑い声を上げて。その後今一度問いかけられるその質問を受けるとゆるやかと弧を描く笑みを浮かべて「ヨタカが雛娘を殺めたら、あややザンネン。その亡骸もぜんぶヨタカが独り占めしちまいます。でも、そいでセツに嫌われるの嫌だア」ぶうと文句を垂れる様な、迷いを見せる様な、そんな事を控えめな声量告げて)
>要
お雛:(まるで舞い落ちるかのような優しい声、埃臭いこの場所には不釣り合いな暖かさを纏うその空気に反応するようにゆらり、顔を振り返らせて「――かなめ、猫がいたのよ。隠れん坊がおじょうずなの」今し方自分の両目で見届けた風景、それを伝えるように拙い口振りで言葉を紡ぐと他の荷物を蹴飛ばしてしまわぬように気を配りつつ彼の元へ歩み寄り「かなめは何をしにきたの?貴方も隠れん坊?」少しだけ頭を拉げつつゆったりと問いかける様に続けて)
夜鷹:ヤジウマ、ありゃりゃ。ヨタカにゃあ見えやしねぇんですが、此処には雨粒以外にもたっくさんの観客がいらっしゃるよーだ(普段暖かな声がひやりと低温になる事ほど恐ろしいことは無い、彼の優しい声とは程遠い土砂降り雨同様の背筋を震わせて自分を自分じゃ無くさせる魔法を持つようなその声色に手に入れかけていた力を抜いてから雛の首に這わせていたその手を反射的に外し。表情には気が緩むようなへらりとした笑みを浮かばせて「そんな観客が多かったら照れちまいます。今日は止めだい、やめ!」パッと両の手を開いては胸元で興産の意味を示すように広げて見せて)
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