雛鳥 2016-02-29 12:47:30 |
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>>刹那
刹那に人形にされて痛み続けるのは素敵だねぇ…でも遠慮しとくよ。(刹那の口から紡がれる「気に入っている」、「今まで味わったことのない痛み」という単語は甘美な響きでついうっとりと目を細め。しかししばらくの後「でも血が出ないのは嫌だなぁ…。だってほら、刹那が心配してくれないだろう?」と言いつつ振り返り。「それにこうやって刹那の温もりも感じられない。刹那がぶったとしても一瞬の衝撃とその後のじんわりとした痛みもわかんないからな。」と甚兵衛で拭い、綺麗になった掌で刹那の頬に手を添えて。「このまま口吸ひの一つでもしたいところだが、生憎鉄の味しか今はしねぇ。機会があればまた今度。」と唄うように告げて。)
>>お雛
おやおや、それはなんとまぁ。さしずめ俺は赤鬼かい?(この邸が噂になっているのは知っていたものの子どもたちまで言うておるとはつゆ知らず。鬼っ子が住まうと言うのなら忌み嫌われる赤い髪を持つ己にはそれがピタリと当てはまる。「そんならお雛ちゃんは小さな鬼子かな?それとも童子の桃太郎かい?」顔色一つ変えないお雛はさてはて一体どちらだろうと意地悪げに笑みを傾けながら小さな彼女に問うてみて。「はは、そうかい?そいつはちょいと光栄だ。」いつもは顔色を変えないようなお雛の口からいじわるな言葉が出るとなんだか嬉しく、カラコロと弾むような笑いとともにそう告げ。「ケェキの前にきちんと手を洗うんだよ。」と付け足し。)
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