…、_闇と光と 善と悪 【 おそ松さん / 宗教松 / bl 】

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 語り手  2016-02-27 19:02:04 
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この街に太陽は無い


黒く大きな雲に覆われているこの街に、太陽や星の光等存在しない


淀んだ空気だらけ、物騒な事ばかり起こる其処はまるで魔界


悪魔や魔物達の巣窟とも呼べるその街は闇に包まれている様で息苦しい


街人達に希望や夢は無い、あるのは孤独と恐怖と欲望のみ


光を取り戻す為には、街に潜む魔物達を浄化する事


しかしそんな力人間にはない


光を、希望や夢を望む人間達は神を崇め


闇を、絶望と欲望を望む人間達は悪魔を称え



これは二つの種族が対立する、光と闇の物語




> 合図迄お静かに、

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  • No.41 by チョロ松  2016-03-03 06:00:33 





>> トド松



( / あわわ、質問ですか有難う御座いますっ…!!() はい、ロルは基本その時その時で各々会話したりなんなりして頂ければと思っております。ですので時系列等あまり気にはされなくて結構ですよ、やりやすい様にお願い致しますっ!! )



別に、用がある訳じゃ無いんだけどさ。
( 果たして声が聞こえていたのか、もしくは気配や動いた風に気付いたのか。そんな事わざわざ考えはしないが、取り合えず気づいて貰えたならばそれで良いだろう。聞こえた羽根の音に一度小さく息を吐いてはさて、一体何と言葉を交えようかとぴくりと眉を動かす。声のする方へ視線を向ければやはり黒く身を包んだ彼、元は真っ白な羽根に、服に笑顔を絶やさない優しい者だったのだがそれはある日を境にして、自分の所為で一変した。もう時既に遅く取り戻せない彼の笑みを残念に思いながら静かに返事を返す。目を合わせる事はしない、出来ない。罪のない彼をこんな風に笑わせる様にしたのは僕なのだから。薄汚れた堕天使、どうにも辛く悲しい言葉に無意識の内に表情歪ませては「鎌はしまってよ、そっちがどう感じているのか分かんないけどさ。…ただ、少し話したくて。」と薄く笑ってみせる。本当は御互い、どちらも笑っていたくはないだろうに )



>> 一松



、_…彼、…彼女は、救えないんですよ。この街も、僕達も。
( 救う気、あるに決まっているだろうに。ぎゅっと片拳を握り固めれば悟られぬ様に薄く、呆れた様な諦めた様な笑みを浮かべては口を開き。そう、今の僕にこの街を、街に住まう人々を救う事なんて出来る訳がない。たった一人の天使さえ、助ける事は出来なかったのだから。頬を撫でる風に目を閉じては失われたこの街の活気は、人々の笑顔は、声は、歌は、何もかもが自分の不甲斐ないばかりに奪われてしまったもの。所詮女神なんて名だけ、僕なんか誰一人として護ってあげる事は出来ないというのに。守護神、だなんて良く言ったものだと感心する。適当にはぐらかしたのは良いのだが、人々は自分の事を神と呼ぶ以外に何と呼ぶのだろうか。彼、彼女、彼奴、それだけがどうしても分からず口籠ってしまったが恐らくどいでも良いのだろう。そんなもの。そのまま彼の隣にしゃがみ込んでは「…可愛いですね。この猫、飼ってるんですか?」と相手の手の内にて大人しく丸くなる黒猫に笑い掛けながらただ純粋な答えとそんな質問を )

  • No.42 by トド松  2016-03-03 08:32:10 



>> 一松

ふーん…、(口先で暇潰し、と称した言葉になんとも形容しがたい彼の表情。その言葉に異はないのだが、自他ともに認める傍若無人な性格だ、興味がない相手には、暇潰しでもちょっかいなんて掛けに来ない。それをこの人わかってんのかな~、なんて思案しながら彼の言葉に相槌を。現在の神父には、魔術を通してその姿を見た程度で、実際目にしたことはない。一松兄さんが手を焼くほどの力があるのだ、相当屈強な神父に違いない。…ふと、一瞬彼の瞳に宿ったほの暗く黒い焔に、ぞくりと背筋が粟立つ。その目が好きだ、命を刈り取る死神は、その生を欲し欲望のままに鎌を振るう瞬間が一番美しい。どこまでも黒い暗闇は、今の自分にとってどんな光よりも眩しく綺麗なものだった。その暗闇の一片に、もうひとりの人物を認めた。──女神。時折訪れるこの教会には、その人物の残り香が微かだが残っている。知らずに眉間に皺を寄せていた。脳裏に浮かぶその姿に、奥歯で苦虫を噛み潰しつつ、「手荒く扱ってあげて、その女神さま」と無表情で告げて。らしくなあなぁ、と頭の片隅で自嘲しつつ、コロリと表情をいつものものに変え、彼から問い掛けられた質問にぶ、と唇を尖らせ)見つけたは見つけたけど、なかなか大人しく握り潰されてはくれないみたい。

(/いえいえそんな!丁寧に対応してくださり恐縮です(/深々)直属仲間同士、やんややんやと和めたら嬉しいです(/チラチラッ)はい、こちらこそ、改めまして宜しくお願いいたします!一松背後さまも、なんなりとお申し付けくださいませ!では!)


>> チョロ松

(/なるほど、承知いたしました!ご回答ありがとうございます…(/深々)またなにかわからないことがあれば聞くかもしれません、宜しくお願いいたします…!では、ここいらで背後は一旦引っ込ませていただきます、なにかございましたら、なんなりとお申し付けくださいませ!…背後はチョロちゃん大好きだぞ、頑張れ!(ガッツポーry/←))


……は?(話がしたい、だって?そう思ったのと、自分でも存外低い声が出たのはほぼ同時。地上より己を見上げる女神の姿を、先程の笑みをすっかり無くした冷めた表情で見下ろせば、鎌を握る右手に更に力が加わり。…笑わせんな。こちらは今にもその四肢を八つ裂きにしてやりたいほど、あの天使同様その背に従えている白き翼をこの鎌で削ぎ落としてやりたいほど、アンタが憎いのに。今更正気を保ったまま、この男と言葉を交えるなんて、僕には些か難しい申し出だ。かつて親のように慕い、なんの疑いも抱かずその背中を追いかけていた。柔らかく微笑むアンタの笑顔が、あの頃は好きだった。過去の記憶の断片に触れ、自分の周りの空気が鬱蒼と黒ずんでいくのがわかった。…今更、僕に一体なんの話があるっていうの。翼をへし折られ、どれ程の夜を一人で過ごしたと思ってるの。心の中で呟いた言葉は、何一つ唇を辿って形作られることはなかった。かわりにポツリ、と、小さな小さな声で言葉を溢した表情は、“天使”としての権限を奪われたあの瞬間に見せたような、まるで迷子のような表情で)……もう、遅い。遅いんだよ、チョロ松兄さん。

  • No.43 by チョロ松  2016-03-03 18:15:09 





>> トド松



…分かってるよ、全部分かってる。お前が僕の事を嫌っている事も、憎んでいる事も…もう、手遅れだって事も。
( お前に罪はない。翼を奪われるべきは僕はのだと。ただそう伝えられれば良いのに、弱い自分は口にする事すら出来ない。今の彼の表情なんて見る事は出来ない、きっと酷い顔をしているのだろう。背に見える漆黒の羽根は何処か彼の苦しみや絶望や、恨み等を示している様でなんともいえない気分になる。かつては天使の中でも珍しい程に明るく、誰にでも笑顔を振り撒いていたその存在は自分の唯一安心して言葉を交わせる者の一人であった。その笑顔が見たいが為に、彼を連れて何度も何度も街人達に接触した事があった。その頃の笑顔も、背に生えた綺麗な翼も、もう取り戻す事は不可能。どんなに祈ろうが、どんなに聖水で清めようがきっと結果は同じなのだ。神にだって限界はあるもの、出来る事があれば同じだけ出来ない事もある。なのに崇められ、称えられ、慕われるなんて自分が駄目な生き物なのだと言われているのと同じではないか。ゆるりと彼から視線を逸らし、口にしたのはまるで彼の言葉を真似したかの様なもの。「_、…ごめんなさい。…もし僕が憎くて仕方がなく羽根を切り落としたいって言うのであれば好きにしてくれて構わない。…でもそうすれば、お前には罪悪感しか残らないよ。」だってお前は優しいんだから、なんて謝罪の言葉に付け足す様に呟く。彼はへらへらしている様に見えて本当は色々考えているのだ、きっと今だって仕方なく堕天使を演じているのだと信じたい。しかし相手の言う通り、もう遅いのだ。側にいる事も出来ない、寄り添ってあげる事も何も出来ない。ごめんなさい。こんな僕が君を護るだなんて初めから無理な話だ。僕は神なんかになれる訳がないのだから )

  • No.44 by 一松  2016-03-03 21:16:23 



>>チョロ松

( 敢えて否定的な、然し本心に限りなく近いそれを零す。彼を纏う空気が僅かに変化し、嗚呼、彼は女神に限りなく近い存在なのだと実感し。若し人間であっても、自身とは粗対角線上に位置する神聖な存在。途端に眩しく感じる眼前の彼から瞳を逸らす様にして、視線を膝上の黒猫に向けて。如何用か、と言わんばかりに此方を向いた金色の瞳は修道女姿の仄暗さを纏った自身を映し。暫く形を潜めていた鬱屈した感情が頭を擡げ、緩やかに其の両腕を開き此方を受け容れ様とする。_綺麗なものは嫌いじゃない。寧ろ好む傾向にすらあり。然し自身は闇に身を浸す運命、神聖から程遠い存在。鈍い劣等感さえ覚える感情に嫌気が差す度に、そんなもの全て崩して終えば跡形も無くその感情は消え去るのでは、と。そうして本能に抗わぬ侭鎌を振り翳し命を刈り取る行為に及ぶ。現状を打破する術は其の壁を自らの手で壊し取り除く方法しか、俺は知らない。純粋なそして安穏とした問いに表情は依然変わらぬ侭「此奴野良だよ。よく此処に来るから構ってやってるだけ、」と解答した後ゆらりと立ち上がり。未然に察した黒猫が膝上から飛び降り、ぱたぱたと掛けていく様を一瞥すればその視線で確りと彼の瞳を射抜きつつ相対に佇み )
…じゃあ、俺からも質問。__アンタ、何者?


>>トド松

…まあ、云われ無くてもそうしてやるよ、トド松。
( 彼の過去の詳細は存知ない。唯把握している事と云えば、『堕天使である』との事のみ。然し表情を消し去り零した言葉は温度を持たず、まるで精巧な人形の様だと短絡的な思考が導き。それ程迄に女神へ憎悪の念を抱いているのか、緩い驚愕を滲ませた瞳で彼を見遣り。彼の性質上一度地へ堕とされても追々と泣き伏せる等野暮な事はしない。逆に自身を堕天させた事実を悔やませる程に、無情な仕打をしてこそ"魔女"ではないのか。尤も自身はその彼の存在しか知らない。天界にて仕えてた頃は純粋無垢な瞳をしていたのだろうか。安穏とした世界で無知にも笑みを咲かせていたのだろうか。嗚呼、今や彼には敵が多過ぎる。そんな彼に手を貸してやりたいと思う何て掻暮思考が厭に甘くなって終ったのか自嘲めいた溜息を吐き )
目安はついてンだね。まあ、簡単にヤられてくれたら楽だけど、楽しくないし

  • No.45 by  おそ松、  2016-03-04 00:11:08 





>  カラ松


 …こりゃ又男前な神父さんだねぇ、紅が良く似合う訳だ。

(  耳障りだ。教会へと繋がる扉に背を向け身を任せたまま、まるで其処には何も存在しないかのような、人類が誕生する前の無を知らしめるかのように暗闇が何処までも広がる其れを見上げては深い息を吐く。いくら時間に従い大人しく瞬きを繰り返せど、教会内から漏れる不快に鼓膜にこびり付く声が止むことはない。いつものように誰かを装うべく帽子を深く被りコートの襟を正し、痺れを切らしてしまう前に重量を証明するかの如く鈍い音を立てると扉が開いて視界が明るく晴れて行き、同時に声の主が意図も簡単に視界へ飛び込んで来る。張り詰めた空気に乾いた足音を響かせれば迷いなく向かう先は彼の許。美麗な後姿を瞳に映せば容易く思い知らされるのだ、己がこの手で汚してはいけない領域、光の道を歩む者なのだから。だが、だからこそ黒く染めてみたい、その先には何が有るのか、どんな快感が待ち受けているのだろうか。自身の意志で歩進めている筈の脚が一瞬毎に段々と鉛のように重いものとなって行く、やはり歓迎されていない処か明らかな深い拒絶の念。いいねえ、妙に長く重く感じられた時を一先ずすり抜けては漸く拝むことが出来る神父の眼、ちらりと見遣るは祭司服の赤、「カミサマってのが許してもさ、俺は許さねぇよ…なーんて。」決して許されてはならない悪魔が何をほざくか、今では罪悪さえも味方に付けてしまったが許しを請い続ける心地良さを味わった事が無い訳ではない。さも元々此の神聖な場に溶け込み存在していたかの如くするりと相手の顎へ食指を滑らせると嘲笑でも冷笑でもない、唯々空虚な微笑を浮かべて見せるのみ。  )

( / な、なんと麗しい文章だことでしょう…魅力的な神父様と素敵なロルにもう釘付けで御座います!(←) 当方の駄文が無駄に長くなってしまいましたが、長男共々何卒宜しくお願い致しますね…!  )


>  チョロ松


 …ふーん、

(  ふと黒闇の世界から現実へと引き戻され、何やら鼻先を擽られる様な感覚。まさか、と根拠の欠片もない勘を頼りに背後より聞こえる扉の音を合図に早々と席を立っては何食わぬ表情を貼り付け後を追う。此の街の神たる者、聖歌の一つや二つ聴いて帰るかと思っていたがどうやら光の道を行く生き物と言えど一括りにしてはいけないらしい。一歩足を踏み出す度遠くなって行く高貴な歌声を酷く滑稽に思いつつ扉をゆっくり開くと一瞬で全身の神経がまだかまだかと騒ぎ出し、知らぬ間に自然と口角がゆるりと上がるのをそのままに対象へと成るべく時間を掛け歩み寄っては視界に入れたのは他でもない彼。つい旋毛から爪先までを舐め回すようにギョロギョロと動く瞳を自重する為懐から取り出したのは赤い薔薇が彩られたハンカチ、少しユーモラスに登場しようと試みたが布に血の匂いが思いの外しっかりと染み付いていることに気が付いたのは既に其れを差し出して暫くしてから。やはり慣れない事をやるものではない、が、今更後に引くつもりも更々無く「嗚呼、其処の綺麗なお兄ちゃん。落としたよ。」つん、と香る鉄の匂いに目を細めれば心地良い緊張感の中、落ちぶれたものだとこの状況を己の地位と照らし合わせるだなんて無意味な思考を巡らせるものの当然彼が女神であるという確証はない、唯今は身体を流れる血のままに楽しもうじゃないか。  )


>  一松


 ──そりゃあ最高だよ、シスター。

(  とても正気の沙汰ではない、人間という生き物はこの退屈な時間をどう切り抜けているのか。幾ら脚を組み変えようと窓の外を眺め続けようと己に取っては長く無意味この上無い聖歌。かと言え神聖なる白に何も色を加えずこの場を後にするのも実に勿体無い、染めるとすれば、そう、全てを塗り潰すこの世で最も美しい黒。嗚呼、何て良心的なんだろうと自画自賛に耽けていると不意に頬を擽る冷たい風、開かれた扉から聞こえるのは決して規則正しいとは言えない杜撰にリズムを刻む足音。其れだけで察してしまう程、彼とは長い時を共に過ごしたと昔話が脳裏を過るも、仲良く御手々を繋げるかと言われれば己の意志以前に彼はそういう選択をしないだろう。背後の存在に意識を向けつつ絶えず歌声を紡ぎ出し続ける人々をぼうっと眺め、投げ掛けられた如何にも相手らしい挨拶に睫毛を伏せると溢したのは冷笑。黒い空の下では乾いた風に揺られるがままにざわ、ざわ、と今にも朽ちてしまいそうな木々が鳴いているのにも関わらず、ぽつりと何処か無邪気に上記を口にしては「そうだなぁ、俺も改心して賛美歌でも歌うか。」この一言を聞き血涙を流す者がどれ位居るのか、嫌という程耳に染み付いたメロディーを我が物顔で鼻歌に乗せて囀るのは他でも無く街の住人や女神に対する偽善な哀れみと罪な好奇心からの挑発で。  )

( / 何を仰いますかシスター!(←) ムラがある文章や訳の分からない設定を褒めて頂けるのは貴方様くらいで御座います…、有り難や…!それにしても素晴らしく聡明な文章ですね、とても美しいです!是非とも参考にさせて下さいませ!ではでは此れから何卒宜しくお願い致します…!/蹴り推薦/  )


>  トド松


 …、…。

(  何てことはない、唯此の神聖なる教会に魔物が二匹。途切れることのない賛美歌を仮に努力と称するならば、此れは無駄な努力だ。無駄でしかない、無駄で愚かで虫酸が走る程の能無し。懸命に呪文を唱えるかの如く唄う人々を景色代わりに、嘲笑と呼ぶには控えめすぎる笑みを浮かべては背後に座るシスター、いや、死神と短い言葉を交わして気怠げに背凭れへと重心を任せる。そうしてふと脳裏に浮かんだのは〝御留守番係り〟の存在。すっかり忘れてしまっていたが彼のことだろう、何だかんだ言つつエンジョイしているのではないか、例えば甘いケーキを食べていたり、はたまた歯の浮くようなラテなんていうのも有り得えない話ではない。「…いや、ビールだろビール。」なんとまあ趣味の悪いと言わんばかりに眉間に縦皺を寄せると口にしたのは唯一無二の好物、一度意識を欲に向けてしまうと衝動に駆られてしまう思考のは人間同様なのか、先程までしっとりと窓から指していた温和な光が黒い雲に塞がれ闇に葬られた頃には席を立ち教会を後にして。  )

( / 魔界とはなんと新鮮な!そして悪魔臭いと不貞腐れながらラテを飲んじゃう末っ子が可愛い…有難う御座います!() 本当ですか、何だかラスボス感の欠片も無い長男になってしまいましたが多目に見てやって下さいまし!はい、闇サイド同士宜しくお願い致しますね…!/蹴り推薦/  )


  • No.46 by トド松  2016-03-04 15:40:32 



>> チョロ松

……それじゃあ、もう、満足できないんだ。(“自分の羽を取ればいい”、と、静かに呟く彼。…僕が優しい、だって。ちゃんちゃらおかしいことをいう。彼の言うように、善にも悪にもなりきれない頃は、確かにあった。けれどそれは一体いつのことなのか、あれは果たして現実だったのか鮮明には思い出せないほど、昔のことなのだ。そう、もう全て過去のこと。時は流れすぎてしまっていた。女神のなかの時の針は、僕が地に堕ちた時から止まったままなのだろうか。堕天使を演じていたボクは、もう、過去の人格だ。今は青く透き通る空を、どす黒く染め上げることが、何よりの嗜好、とても愉快だ。そのことに静かな笑みを溢し、表情に相当する静かな声色で上記を告げて。その雰囲気からは、彼と対峙したときの禍々しい気は感じられず、ただ純粋に、澄み渡るほどの、狂気を醸し出していて。)…ぼくと同等の苦痛で、絶望で、憎しみで、本当に満足するとでも、思ってるの?(なんてお気楽な思考の持ち主だろう。今の彼から翼をもぎ取るのは、きっと赤子の手を捻るより簡単だ。けれどそれでは足りない、マンゾクできない。憎い相手には自分が受けた以上の、耐えられないほどの苦痛を味わわせなきゃならない。「ふふっ」と無邪気に目元を緩めて見せ、地上に浮いていた体を地に落ち着かせ)…アンタの目の前で十四松兄さんの翼をミンチにしたら、その善人面はどんなものに変わるのかな?


>> 一松

…ふふ。そういう僕に甘いとこ大好きだよ、一松兄さん。(語尾にハートマークでも付きそうなほど甘い声でそう告げつつ、目を細めてみせ。傲慢な僕が何かと気を揉みたいと思うほどには仲間を思っているのと同じくらい、彼は味方に甘いのを知っていた。…いや、もしかすると真面目な彼の性分だ、それ以上に優しさをくれているのかもしれない。その優しさに、僕はきっと誰よりも甘えている。彼の死神としての腕は買っている、きっと兄さんなら、上手くあの女神の息の根を止めとくれるでしょう?柔らかな表情の下、思い浮かべるのは光が無様に奪われる瞬間。その光景に思いを馳せ、彼の後の言葉に「丈夫なオモチャは遊び甲斐あるし、ね?」と無邪気にふふ、と笑い。…ふと、微かに教会内から聞こえてきた賛美歌。遠く懐かしいメロディに、一瞬憂いを帯びた表情をするも直ぐ様普段の黒い笑みを浮かべ)…それにしても随分熱心だよね、人間って。もうじき闇に取り込まれるのに、意味もなく賛美歌なんて歌ってさ?


>> おそ松

(大きな椅子の肘掛けに頬杖をつき、パノラマを眺めていた。暫く賛美歌を聞き流していた魔王は徐に立ち上がり、教会を後にしていた。僕は食べかけの苺タルトにフォークを半端に刺したまま、緩く首を傾けた。)…なぁんだ。一暴れくらいするかと思ったのに、つまんなーい。(どこに行ったかは知らないけれど、どうせ私欲を満たしに行ったのだ、…今の自分のように。右手を鳴らし、パノラマを消失させれば斜め前にふかふかと浮いているラテの入ったカップを引き寄せ、僕は再びティータイムへと意識を集中させて)


(/いえいえ、あざといとはなにか迷走しまくってます(/←)。相変わらずビール信者なおそ松さん大好きです(笑)蹴り推奨とのことでしたが、我らが魔王を無下にするなどとんでもなry…。では、ここいらで背後は一旦引っ込ませていただきます、なにかございましたら、なんなりとお申し付けくださいませ!では!(シュバッ)) 

  • No.47 by チョロ松  2016-03-05 09:06:14 







>> 一松



さぁ、…其々の価値観の違い。自分や目の前の彼が一体何者かだなんて問われた後に本人の答えが真実だと知る由は無く。…貴方が僕を敵だと、味方だと認識すれば其れがそうなのではないでしょうか。
( 彼の膝上から飛び降りる黒猫、走り去る姿を何とも言えない様な表情で見送れば同時に立ち上がった彼とは視線を交じえない様ただ先をじっと見据え。雰囲気の変わらぬままの相手に薄ら緊張感覚えつつ問い掛けられた其れに言葉を返すべく小さく口を開く。しかし口にした其れははっきりとした答ではなくまた程遠く成り立たない、それでいてふわふわとしていて曖昧な。一度ゆっくりと瞼を下ろせば、人間では無いだろうと疑われている事位分かってはいるのだが実際この場ではっきりとはい女神です、なんて答えてみろ。見たところ、嫌雰囲気か。彼の纏うものは仄かに黒い何か。きっと自分とは間逆の、更には敵対するであろうこの教会に似合わない者。此方の命を狙う者の一人。下ろしていた瞼を上げれば、座ったまま彼の方を見やり「貴方は僕の事、どう思っているのでしょう?」なんて緩く笑い掛けてみせる。少し上からだと感じてしまえば申し訳ない。普段天使に語る様に少し調子に乗ってしまった為、これで反感を持たれてしまったら素直に謝ろうと静かに頷いて )



>> おそ松



…扠、その様な柄の物に見覚えはありません。貴方様のご厚意には感謝させて頂きます。…持ち主が見つかる様、どうか他をお渡り下さい。
( 大気が揺れる、背から扉が開いた音と共に重い足音が耳につく。その場でぴたりと脚を止めれば、振り向く事はせず静かに目を閉じる。普通の人間ではないだろう、と相手自身を目にはしていないと云うのにそう感じてしまうのは恐らく雰囲気故。_…まさか彼では、なんて思い当たる節がある訳でもないのにそう感じてしまうのも前言同様雰囲気故だろう。近付くその音に一瞬体が強ばり表情が引き攣る。逃げたいかと問われればそりゃもう全力でこの場から離れたいが、そんな事すれば後に何されるか分かったものではない。それに自身は神であり、街を護らなければならない守護神。背後の相手が悪魔で、否魔王であった場合それこそ一度話さなければならないのだと自分に言い聞かせる。嗚呼、今となっては自分の立場を呪いたい程。不意に掛けられた言葉に薄ら目を開ければ無意識の内に顔を合わせない様視線を足元へ。仄か鉄の香りに不快そうに表情歪めかけるもなんとか無表情を貫き静かに返答を。だがやはり口にした言葉は意識せずとも相手を遠避けようとする物で )



>> トド松



…お前は魔属に成り果て、更に同じ元は属であった彼の羽根迄奪い取るつもりなんだね。
( こんな事自分がいえる義理では無い事は分かっているのだがどうしても彼の口にした言葉には若干の苛立ちと共に悲しみを覚え。彼の言う通りだ、僕は一体何処まで善人面をし続ければ気が済むのだろうか。相手の纏う狂気に怯む事無く、只々辛そうな表情を浮かべては視線をゆるりと空へ向け。きっと彼を此処まで変えたのは彼自身の意思ではない、あの雲でこの街を覆い尽くした魔王の所為であろう。「…あんな奴に遣えて無意味にも生き物を惨殺して、お前は其れで満足?」あの魔王を消し去れば彼は元に戻るのか、なんて確証は全くと言って良い程に無いのだがそれ位しか思い当たる物も無い。しかしどちらにせよ、自分は憎き彼をなんとか止めなければならないのだけは事実。だからといって殺したり等恐ろしい真似はしたくはない、ならばどうすれば良いかと考えた据えに未だ動けずにいるのが自分だ。そんな弱く頭も回らない自分が出来る事と言えば、なんとか説得する事位。その為彼の意識を天使達から遠避ける為にと必死で言葉を探し )

  • No.48 by 匿名さん  2016-03-06 02:37:13 



( / いきなり申し訳御座います。つい内容が素敵過ぎて…!!空いているキャラ等御座いますか? )

  • No.49 by  語り手  2016-03-06 14:40:23 


>> No.48様

( / 素敵、ですって…?有難う御座います、嬉しい限りで御座います!!
はい、御問い合わせ感謝です。今の所、空伽羅は御座いませんね…。申し訳御座いません、また御会い出来る事を楽しみにしております…! / 謝 )

  • No.50 by 匿名さん  2016-03-06 20:34:20 


>主様

( / 御返答有難う御座いますっ。了解致しました、いえいえ此方こそ申し訳御座いませんでしたっ…! )

  • No.51 by 匿名さん  2016-03-07 00:56:28 


( / 支援上げですっ )

  • No.52 by トド松  2016-03-08 16:31:56 



>> チョロ松

無意味?…あははっ、そうかも。(先程の僕の発言に、微かながらも苛立ちの色を見せる女神にほくそ笑む。聖なる存在とは相対する感情、それを僕が、彼に、抱かせた。その事実が実に滑稽で愉快だった。魔王に仕えることが無意味だと告げる彼。今まで、悪に属することに意味を見出だそうとしたことはなかった。それは僕が天使であったときも、同様に。光は闇に対抗しなければならない、だから僕は闇である魔王に刃先を向け、光である女神に忠誠を立てていた。そこに僕の感情なんてない。それは僕の中で、空が青いのと同じように、自然に定められた摂理だったから。今も似たような状況だ。天から落とされ、闇に染まった者は、闇に身を置くのが道理。僕は堕天使だから、だから魔王に遣えている。それは彼の言う通り、無意味なことなのかもしれない。けれどそもそも、僕の存在自体が無意味なのだ。光を身に纏わない体では、誰の心も照らすことはできない。高貴な誇りを抱かない心では、闇を払うこともできない。それならば僕を必要とする魔王に、僕をこんな姿にした悪魔たちに、力を貸した方がいいのではないだろうか。今僕が魔王の元を去ったとして、僕は一体どうすればいいのだろう。僕だって生き物だ。誰かに必要とされたいと思うのは、至極全うな考えだと思うのだけれど。…それに、現状に満足しているのも、また事実なのだ。破天荒な魔王に、捻くれた死神。彼らの役に少しでも立ちたい、と、思っているのは紛れもなく自分自身の感情。初めて自ら抱えることのできた、意思だった。)…意味なんかないのかもね。でも、もうチョロ松兄さんの傍に、僕の居場所はないから。(とても愚かで優しい貴方は、きっと気づかない。例え僕を暗い闇の底から掬い上げたとしても、その先に僕の居場所は、ただのひとつもないということに。まっすぐとこちらを見つめる彼に、にこりと綺麗に笑って見せる。地に着いた足から頭頂までを桃色の光が辿っていき、光が消える頃にはすっかり仮の姿に変わっていて。コツ、と、ワインレッドの革靴を鳴らす。一歩ずつ彼に近付きながら、「もうひとつ教えてあげる」と嬉々とした声色で呟き。)今の仕事を始めたのは命令されたからでも堕天使になったからでもない、僕の意思で始めたことだよ。

  • No.53 by 掲示板ファンさん  2016-03-15 20:22:53 

(/支援上げ)

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