きいろむらさき 2016-02-26 21:50:47 |
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_?あいあい!だって僕は一松兄さんのしたい事がしたいから!一緒に昼寝してって言われたらするし、しないでって言われたらしないよ。
( 何かを匂わせる物言いに此方もこてりと首を傾げるものの、すぐに姿勢を正し右手を高く挙げるとハッキリとした声音で告げ。例え何の理由であろうと、兄さんを喜ばせたい気持ちは絶対に変わらないから。 )
ケッ、十四松はいい奴だよ。_道連れ、道連れにするためだよ、十四松。
( 彼のその言葉に目をぱちくり、と。そういう奴だったな、と小さく笑うとその頭をわしわしと撫でてはにたり、と笑みを浮かべつつ上記を述べて。多分彼はこの意味が分からないだろうから、これ以上は教えまいと心に固めつつ。
道連れ…?何を道連れにすんの?あ、もしかして僕?僕ね、兄さんが行く所なら何処でも着いてく!だから「道連れ」、良いっすよ!
( どんな感情からの笑みなのかは計り知れないが、彼の笑顔を見られた事に喜びを感じ。その途端彼が己の頭を撫でたので我慢出来なくなり彼に正面からギュウと抱き着くも、”道連れ”との言葉に一旦身体を離し。真相迄理解してない為にとんちんかんな返答をするが、”貴方と離れるつもりは毛頭無い”と強く思っており。 )
…!十四松、こんなクズに付いて来ちゃって良いの?…有難う。
( 彼の行動一つ一つが愛おしく湧いて出てくる独占欲を代表するように、抱き着いてきた彼の背を軽く撫でてやるとそっと手を離して。相手が発した言葉に真相が分かっていないのは分かるがどこか安心しつつ。自虐的な言葉ではあるも、彼のその発言が嬉しくて半ば照れたように目を伏せると、もごもごと礼を言って。
あいあい!僕一松兄さん大好きだからね!にーさん、めちゃくちゃかわいーっ。
( 呟かれた礼は小さく聞き取りにくいものであったが、確かに己の耳に届き、ぱっと顔を輝かせると幸せそうに首を傾げて。普段あまり見ない彼の姿に暫くうずうずとしているも遂に手を伸ばし、伸びきったパーカーの袖口ごと彼の頭をぽふぽふと撫でては。 )
俺も十四松大好きやでぇ。え、あ、か、かわい…うっさい、早く寝るよ。
( 彼と目を合わせるとふ、と緩い笑み零しては彼の額に軽くキスを落としては上記。彼が動いたことによりどこか落ち着く香りと_一転、彼の言葉と行動に戸惑い見せてはふ、と顔背けつつそう言うとブランケットを軽く引っ張り。
わっはぁ、ごっつぅ嬉しいなあ!僕達両想いでんなあ!
( キスされた部分を両手の袖で恥ずかしそうに隠すと、嬉しさと些かの羞恥からうっすら頬を染めつつそう告げて。どこか慌てた様子の彼を見た途端、愛しそうに笑み深めれば「うん、寝よー!一松兄さんの夢に、猫と僕が出てくるようにおまじないねーっ」自分も膝元までブランケット引っ張ると、右手を袖から出し人差し指で彼の額の真ん中をツン、と軽く突いて。 )
両想いでんなぁ、ずっと一緒にいたいなぁ、
( 頬を染めたその言葉に小さく頷くと、彼のことを軽く抱き寄せてはそんなことを訛りで照れを隠そうとしつつ上記を述べ。「おまじない、じゃあ俺は夢に野球と俺が出るように呪っとく。」彼の"おまじない"にほほえましさ感じてはこちらも同じようにその額を突くと寝そべって。
何言うてんねん、僕達ずーっと、ずーっとずーっと一緒でっせ!
( 呼応するように此方も彼の背中に手を回すも軽い抱擁では我慢が出来なかったのか、腕に力を込めて抱き付いて。「僕呪われんのー?あっはぁ、でも一松兄さんになら呪われても全然いいーっ」彼が寝そべるのを見ると自分もその隣に寝転び。寝転んだまま、また袖ごと彼の頭を撫でると「一松兄さんっ、ぎゅーってされながら寝たい?」と己の胸トントン、と軽く叩きながら。 )
せやな、ずーっと、ずっと一緒やで、死んでも一緒、
( 嬉しさにこちらも鸚鵡返しのようにその言葉を反復するとぽつりと上記を。ぎゅ、と抱きしめたその体を出来ることなら冥界にまで持っていきたい、なんて。「んなこと言ったら、また呪うよ?」寝転ぶ彼の動きを目で追うといたずらげにそう告げて。「…されたい。されながら寝たい。」もぞもぞと彼に近づいては。
僕、死んでも兄さんの手ぇ離しませんぜ!…だから、寂しくないよね。
( 背中をぽすぽすと撫でながら上記。後術は何処か確認するような声音で、珍しくぽつりと告げて。また呪う、なんて言われては可笑しそうに口許に手を当てくすくすと一頻り笑ってから、「はいっ。一松にーさん甘えんぼ!」と彼の頭を抱え込むように胸元へと導き、ぎゅっと少し力を込めて。 )
そ。十四松、寂しくないよ。お前が死んだら、俺も死ぬ、俺が死んだら、お前も死ぬ。
( いつもとは違う、例の彼女が去った"あの日"に聞いた声色を耳にするとこくり、と頷いてはぽつりぽつり、自分で確かめるように告げて。彼の笑いに釣られたのか、自分もくつくつと笑うと、「甘えんぼ。お前良い匂いだな、」片手を背に回すと、うとうとと瞼を重そうに動かしては。
…でもさーっ死んじゃったら、ご飯も食べられなくなって、野球も出来なくなって、そんで…こうやって兄さんに触れなくなるのかな?僕、それはヤだな。
( ぽつりぽつりと言葉を溢す彼をじっと見詰めてから、片手を口許に添え小首を傾げながらそう言い。それは_それだけは嫌だと告げつつ袖に包まれた両手で彼の頬を包んで。「そーお?兄さんも良い匂いするよ!僕のだいすきな匂い。…お休み、一松兄さん」彼の頭に顎を乗せるようにくっ付き、挨拶を送ると此方も重くなってきた瞼をゆっくり閉じて。 )
…そうだね、もう猫にも会えなくなる。だから、まだ生きてる。
( 伏せていた目をそっと上げると、_こういう時はこいつも小難しいことを考えられる、なんて思いつつゆっくりと瞬きを。ふ、と表情を柔らかくすると小さく、ほんの僅かに頷いて、彼の希望なら、とそう告げて。「ん、おやすみ。_」こちらも挨拶を返すと再び彼の胸元に顔をうずめ。
生きてれば楽しい事一杯出来るもんねーっ!僕楽しい事すっげー好き。一松兄さんと一緒なら、もーっと楽しくなるんだ!
( 彼から同意を得られると、にへりとした笑み溢して_本心なのだろう、何処か真剣な表情で告げて。"楽しい事"という定義は限りなく広いものだが、彼とと居られれば何でも良いと物語る様に。今一度彼の頭をぎゅ、と軽く抱え込むと、小さな寝息漏らし始めて。 )
ケケッ、ありがとさん。俺もお前と一緒なら、何でも楽しい。
( 彼の頭をそっと撫でてやると、ゆっくりと頷いては彼の本心、に応えて上記を述べ。彼が大好きな楽しいことは僕にとっても楽しいこと。そう告げるように。_少しばかり苦しかったが、幸せな苦しさにこちらも夢の中へ微睡み寝息を立て始め。
にーさんっ、昼寝し終わった所まで飛ばさせて貰うねーっ( 手ぶんぶん/蹴り推奨 )
_…ん、ぁ
( ゆったりとした心地よい空間から目覚め、小さく声漏らし。未だ思い瞼でゆっくり瞬きしつつ己の腕の中に収まっている彼の頭見つめてはにこりと微笑んで、「一松兄さんの夢、猫と僕出てるかな」と彼を起こさないようにという配慮から囁くように独り言を溢して。 )
んん、_ふぁ、じゅーしまつ、起きた?
( ぴくりと体を動かしては_何だか壮大な夢を見た気がする、なんてぼんやり考え彼を捜すように向こうの空間に投げ出された腕で空間を掻いては彼の背中に落ち着き。寝ぼけ眼で彼を見上げるようにして上記を述べて。
一松兄さん、おはよん!ろく!さん!のォ~、ゲッツゥー!
( 背中に心地よい負担を感じると顔だけ彼の方を振り返り、寝起きにも関わらず大音量で上記を。それからニコリと笑みを見せてから「兄さんはよく眠れた?」と問い掛けては小首を傾げて見せ。 )
うっ耳が…!?おはようさん。
( 至近距離での大音量に寝ぼけた頭は一瞬で晴れた空のようにすっきりと目覚めて。そうしつつもその笑顔にこちらもゆるりと笑顔を返し、「うん、夢にお前は出てきたよ。」なんて報告を。
って言ってももう夕方だけどね。トド松や他の兄さんたちはまだ居ないみたいだよ。
( 罪悪感等_その前に悪気も無い為に、苦しがる彼をころころと笑いながら窓の外見ては、オレンジに染まり始めた空見上げポツリ。「えっ、マジっすか!?僕もね、僕もね!兄さん出てきた!兄さんと野球した!すっげぇ楽しかったよー!」彼の言葉聞いた途端表情を綻ばせ、正面から彼に抱き付いては。 )
ん、ふぁ…_まだ帰って来て無いのかな、
( 目を擦り一度伸びをしてはむくりと半身を上げ彼に続いて窓の外の夕焼けを見て_結構寝てたんだな、なんて。騒ぎが下からも聞こえて来ないことから外だろうか、と。「野球してまっか?楽しそうやんなぁ、_俺は十四松と路地裏にいたよ。」抱き着いてきた相手に見えないよう表情を柔らかくすると後頭部よしよしと撫でてやり。
そうみたいだね。隠れなくても一杯ぎゅーぎゅー出来るね!
( 常に好き勝手な方向へと彼の髪先は跳ねているのだが、寝起きということもあり特段跳ねている寝癖をぺたぺたと撫で付けながら肯定の意示し、それから些か頬に紅をさしつつ嬉しそうに告げ。「せやでせやで~!_ホント!?猫も居た!?」己の頭を撫ぜる彼の手にうっとりと目を瞑っているも、彼にも例のおまじないが効いていた事に驚きを示すと共に問いぶつけ。 )
へへ、お前は皆がいてもお構いなしだろうが。
( 好き勝手に跳ねる後頭部の寝癖をこちらも押さえつけては、彼の言葉ににやり、と微笑みのつもりだろうか_笑っては上記を述べて。「うん、すげぇいっぱいいたよ。」撫でる手を頬にするりと滑らせ頷きつつ愛おしげなまなざしで彼を見つめ。
あっはぁ、バレた?僕一松兄さん大好きだから、他の皆が居てもぎゅーぎゅーしたくなっちゃう!
( 何処かあくどさを感じる彼の笑みを微笑みであるのだろうと感じ取れるのは付き合いが長いから。でへへ、という効果音が最も合う様な笑顔を浮かべつつ言葉通りに彼を包み込む様に抱き締めて。「そっかぁー。あっははぁ、そっかぁー!おまじない効いてたんだー!」その視線に此方も目を合わせてから幸せそうに表情綻ばせては、些かの羞恥心にほんのり赤く染まった頬を袖口で隠して。 )
チョロ松兄さんにこの前言われたでぇ、"べたべたし過ぎ"だってさぁ?
( その言葉がとてつもなく嬉しく、ますます独占欲が沸いてくる。ぽんぽん、彼の背中を優しく数回たたいてやると、一つ上の兄に言われたことをなんとなく報告してみたりして。「_十四松、目瞑って」もう一度ふっ、と笑うと小首をかしげてはそっとそう呼びかけて。
そーなの?でもぎゅーぎゅー出来ないのは嫌だなーっ…あ!じゃあチョロ松兄さんもぎゅーぎゅーする!それでいいかなぁ?
( その独占欲に気付く筈もなく会話にふと出てきた三男を思い浮かべ、"それならば"と三男である彼も相手と同じ様に抱擁してやればいいという些か幼稚な考えを口に出しつつ首傾げ。「はい!分かった!」彼からの唐突な要求に猜疑心を抱くことも拒否することもなく言われた通りに目を瞑っては。 )
…。十四松。
( すっと双眸を細めるとふつふつと湧いてくる怒りと欲。三男の話題を出したのは僕だし、彼はそういうつもりで言った訳ではないと分かっている。分かってはいるがどうしても抑えきれずに思わず彼を押し倒し、静かに彼の名前を呼んで返事を待ち。「…ん。」口でするのはこれが初めてだろうか、彼の唇にキスをして。)
…ん、え……な、なぁに、一松兄さん。
( 身に降りかかった心地よい重みに抱き締める力を更に強めて呉れるのだろうかという期待抱くも、どうやらそれは随分と見当違いであった様で。反転する視界を占める彼のその表情にゴクリと唾を飲み込んでは小さく返事し。「_!ちゅー!?ちゅーっすか兄さん!?」唇で感じた柔らかな感触に思わず両目を開けてしまっては、嬉しさの余り大声で問い掛けて。 )
_…十四松は俺だけのだから。抱きしめんのも、キスするのも俺だけ。
( 自分勝手なことも、彼は何も悪くないことも全部自分で分かっている。それなのにこんな口調でしか言えない、何もコントロールできない自分に対しての自己嫌悪。小さくため息をつくと、どこか哀し気な表情で告げて。「!十四松、声でかい…!みんないたらどうすんの。」先ほど窓の外を見る際に換気もかねて窓を開けていたため彼の口を片手で抑えては焦ったように。
…じゃあ、僕がチョロ松兄さんぎゅーぎゅーしたら、一松兄さんは怒る?
( 小さな溜め息と、何時も通りの気怠げな表情の中に垣間見えた哀しそうな色。その色を暫し無言でじいと見詰めていたが、軈て袖を捲った片手を彼の頬に添え。一語一句確かめる様に_噛み締める様にゆっくりと上記問い掛けて。「_ぷはっ、…あっはぁ、ゴメンね にーさん。すっげー嬉しくって叫んじゃった!」口を塞いだ彼の手を両手で掴み、酸素を確保出来る程度まで退かすと嬉しそうにそう告げるも、唇へのキスが今になって恥ずかしくなってきたのか、掴んでいた彼の手を自分の顔の前まで移動させその手に隠れるようにはにかんで。 )
_いや、…多分寂しがって死ぬんじゃない?
( 僕は果たして怒るのだろうか。…否、そのくらいで怒る気力すらないだろう。温かい、柔らかな感触。久々に彼の手から直に体温を受け、その手の甲に自らの手を添えては上記を述べて。おまけにお前も連れて、何てことは心の中にしまっておく事にした。「 そんなに…?待って十四松、お前すっごい可愛い…」嬉しそうなその顔、嬉しいと言ってくれた彼の頬が紅潮していく。そんな様子にきゅんと胸が疼く。眉を小さく下げると参った、と言うように前記を。
兄さんうさぎみたいでんなぁ!…僕がすきなのは一松兄さんだから、兄さんが嫌だって思う事はしないよ。ね、だから死なないでね。僕は一松兄さんがだいすきだよ。
( にぱり。笑みを咲かせると彼の答えから連想される動物を思い浮かべながら彼に抱きつき、そのまま今度は自分が彼を押し倒す体勢へとぐるり半回転。彼の頬に些か下手くそなキスを落とすと、一変し穏やかな声音と表情で。「え、あはっ、僕かわいっすか?どんくらい?トッティくらい?」彼の手を己の顔の前からゆっくり降ろすと、身体を埋める恥ずかしさを紛らわすかの如く"可愛い"と云う言葉に対しての深追いを始め。_ほっぺた赤いの恥ずかしいなぁ、早く治って欲しいな。 )
…うさぎ?___。!十四松さん、あんたええやつやなあ
( 俺がうさぎ。確かに、彼に対してはきっとうさぎなのだろう。ぐるりと変わった世界に目を回しつつもいつもの彼とは違うその声色とキスに頬染めては。普通に喋ると泣き出してしまいそうで嫌だったから、わざと方言を出しては涙声を隠した。「トッティはね、可愛いんじゃなくてあざといの。十四松が一番可愛い。…もっかいしていい?」あぁ、この可愛さを知っているのは俺だけでいい。軽く末弟に咎められそうなことを述べつつ首を小さく傾げては、頬の染まった愛らしいその表情を見て。
にーさんっ。兄さんはぁ、"ええやつ"な僕がすきでっか?
( _ええやつやなあ。彼の言葉が脳内で何度も反芻される。彼にとっての"ええやつ"とは一体どんな僕だろう。一体どんな僕が、彼にとって"わるいやつ"になって仕舞うのだろう。…なんて。やや哲学的な事を考えつつ、些か赤く染まった彼の顔をじいっと見詰めつつ問い掛け。「へぇ~。僕トッティが一番可愛いと思っ、…え、ぁ…もっかい、すか?…ぅ、あー…い、いーよっ!」けらけらと可笑しそうな笑いを溢しつつ居たも、もう一回と聞けば途端にぼふんと顔を更に赤くし暫し迷いを見せ。軈て両目を閉じると緊張気味に彼の行動待ち。 )
…ん…?俺は、お前が好き。それだけだよ
( こいつは何を言っているんだ。きっとまた小難しい事でも考えているだろう。そんな考えどっから出てくるのか馬鹿な俺には無理だ。“ええやつ”でも“わるいやつ”頭だけになっても十四松は十四松だから、それを伝えようと語彙の少ない頭から振り絞りつつ上記を。するすると彼の頬を撫でては「一番はお前、…ん、」その反応があまりに愛しくて。再び唇をつけ、ちろりと舌を彼の唇に這わせてみて。
…えっへぇ、そっかぁ!僕もね、一松兄さんがすき。だーいすきなんだぁ!_…だから、あのね兄さん、
( それは短い言葉であったが自分を歓喜させるには十分な内容だった。心底嬉しそうにだらけた笑みを溢すとこちらも彼を大切に思っている事を些か幼稚な言葉遣いで述べてから彼の上から退き、隣にちょこんと腰を下ろしては言葉を更に繋ごうと。「っ!んむっ…うひぁ…あはっ、に、にぃさん、ちょいとばかし擽ってぇっす」初めての感触の驚きに全身をビクリと跳ねさせ口を離すと恥ずかしそうに目線を逸らしては。 )
…なに?
( こんな稚拙で言葉足らずな自分でも彼は心底喜んでくれている。彼は、僕を受け入れてくれる大切な人なんだ、僕も大好きだ。その言葉を口に出す代わりに表情を緩め半身を起こし更に自分へ言葉を与えてくれようとする彼へ向き直っては首をかしげて。「ふへ、ベロ出してみた。…ヤだった?」自身の赤い舌をちろりと出しては双眸細め少しばかり心配そうに彼の表情覗き込んで。
_僕がどんな僕になっても、僕の事すきなままでいてね。
( 彼が半身を起こした途端に彼から己の表情が見えないように抱き付き、だいすきな匂いに顔を埋めては何時もより幾分か落ち着いた声音でゆっくりと告げて。自分でも自身が何を言いたいのか良く分からないままに彼を抱き締める力を些か強めては。「ううん、全然ヤじゃないよ!ただねーっ、一松兄さんが近くてちょっと恥ずかしいんだぁ」顔を上げふにゃりと頬を緩めると首を振って寧ろ嬉しかった事を告げ、幸せそうに袖口で口元を隠して。 )
…!?ぁ、じゅうしま… … うん、それはお互い様。俺は、お前がどんなになろうとお前が好き、だから。
( 突然のことにひゅ、と息を吸い込み。慌てふためくのは一瞬の事で、彼の言葉に口をつぐんだ。眩しいくらいに夕日が差し込み明るくなった室内に寂しい二人の影が延びる。こくりと頷き彼の背へそっと手を回しては青いあの兄のように直ぐに言葉は出て来ないし、不器用ではあるもののその背中を撫でつつ上記を告げて。「へへ、十四松さんそれゃあまともにチュー出来まへんでぇ?」楽しそうに肩を揺らし笑うと片手で頭をポンポンと叩き前記。)
あはっ、僕みんなの事すきだけど、一松兄さんの事は一番すき!どんな兄さんもだいすき。
( 肯定の言葉を聞くと安堵に崩れた笑みを溢し。背中を撫ぜる彼の手から伝わる、彼の優しさに_それと、射し込む夕陽の眩しさから心地良さそうに目を瞑ると、更に身体を密着させて首もとに顔を埋めては。_そう、僕はどんな彼でもすきなのだ。もし、…もし彼が僕の事をきらいになったとしても僕は彼がすきなままだ。「それは嫌やなぁ、兄さんとちゅーできんのは往生しまっせ!…だから、もっかいオナシャス!」けらけら、楽しそうに笑い声を漏らす。しかし次の瞬間彼の両頬を両手で包むともう一度と頼んで。 )
( /すみません…、むらさきの本体です。先程病院に行きましたら見事にインフルエンザに引っかかってしまい、少しの間返信できません…。回復しましたらまた愛しのきいろちゃんにお返事しようと思います故、ちょっとだけ待っていてくださいませんか…?)
( / わわわ、そうだったんですね…!此方は何時迄もお待ちしていますので、どうぞご自分のお身体を大切になさって下さい。体調が整われましたら来て頂ければきいろときいろの本体は飛び跳ねて喜びます!← お大事に…! )
( /少し回復してきた気がするので今のうちに返しておきますねっ、頑張って熱下げます…、ご心配おかけしてしまいすみません。)
俺みたいなゴミでも好きって言ってくれるなら幸せだよ、ヒヒッ。
( 彼の体温とともに微かに伝わる鼓動、相手と一緒にこのまま生きてるってのも悪くないな、そう口元を緩めるとその背中を撫でながら素直な喜びの言葉を告げて。今後一切の彼を傷つけるものは僕が全部消してやりたいと、そう思うのも同時だった。「はいよぉー、…」もう1度。彼からそう言われると少し驚いたが断るはずもなく頷き彼の唇に接吻をして。)
( / お疲れ様です!体調が悪い中での返信ありがとうございます…!ご無理だけはなさらないようにして下さいね。お大事に…。 )
そーなの?じゃあじゃあ、もっと一杯すきって言って兄さんを幸せにするー!
( 幸せだよ、と彼の口から零れた小さな言葉。その言葉は何れ程僕を舞い上がらせただろう。彼の喜ぶ事がしたい。彼の喜ぶ顔が見たい。きゅ、と彼を抱き締める力を強めては、自分も幸せだと告げるように愛しげに頬擦りをし。「…んっ、えっへへぇ、やっぱり超はずかしー」彼の唇の柔らかさを感じると少しだけ身体を硬直させては崩れた笑み向けるも、今度こそはと彼の両頬包み自分からもキス落とし。 )
( /少し休ませていただきました、復活前進、改めてよろしくお願いします)
じゃあ俺はずっとずっと愛してるっていう。
( あぁ、幸せだ。あわよくばこのまま、ずっとこうしていたい、なんて。卑屈な自分でも受け入れてくれる彼をぎゅっと抱きしめ返しては幸福感に身を浸らせつつ上記を述べると相手の髪の毛にさらりと指を通して。「これからいっぱいすれば恥ずかしくないよ、…!」彼の頬をぷにっと突くと目を細め笑っては。不意に落とされたキスに今度はこちらが驚く番、目をぱちくりとさせた後顔を少しばかり染めると小さくうつむいて。)
( / お帰りなさいませ~!良くなられた様で安心の一言に尽きます…!はい、宜しくお願い致しますね。/蹴り推奨 )
マジで?あっは、嬉しー!…これから先、ずーっとすきだよ、一松兄さん。
( さらり、彼の指が己の毛髪を梳いたのを感じた。心地よいその感覚と共に耳に響くひとつの約束。_ああ、なんて嬉しいんだろう。この気持ちの全てを彼に伝えたいのに、所詮語彙の少ない僕には率直に言う事しか出来なかった。「あ、一松兄さん顔赤いっすよ?照れた?ねね、照れたの?」キスしてしまった、という羞恥を誤魔化すように俯いた彼の顔を覗き込んではくすくすと笑み溢し。彼の膝に手を置きゆらゆら揺らしながら楽しそうに問い掛けて。 )
…もう離さない。__にがさない。
( 彼の言葉が自分のどこか、愛を司るような場所に届いた気がして。愛おしさが膨らんでいくとともに、毒を含んだ独占欲も膨らむ、彼の服を軽く掴んでは歪な笑みと共に上記、そしてその首筋にちくりと噛みついて。「…っ、うるさい…、見んな十四松」かああ、と耳が熱くなる、顔背け、何故か目をぎゅっと閉じては相手の頬をぎゅっとつまんで。
…いちまつにいさん?_いてっ、
( ぽつり、呟かれた声音は確実に何時もの響きとは異なっていた。雰囲気の違いにぴりりと痛む肌。違和感にそっと彼から離れると、服を掴む彼の手。歪んだ笑みに少しばかり目を見開いた瞬間に首筋を襲った小さな痛みに思わず声上げて。「いひゃっ、いひゃいよ兄さん、」頬を摘ままれても未だころころと笑いつつ。普段見ない彼の珍しい姿を見られた事に笑いが堪えきれない侭で。 )
…あ、痕ついた。
( 驚いたような彼の声色に独占欲が満たされていく、満足げな表情で首筋から顔を離して。正直彼は痛いのは嫌だと思ったもののこうしないと自分がどうにかなる気がして、噛んだ痕がくっきりと残るそこを指先でするりと撫でては上記を。「笑うなバカっ…!」むむむ、と眉をひそめ必死に顔の赤いのをどうにかしようとは思ったもののそれは難しい、未だ笑う相手にそっと手を離すと。
…あと?あと、ってなあに?
( 己の首元を撫でる彼の細い指の感覚を微かに感じ乍、意味の不明な言葉を純粋に問い掛けて。何の痕なんだろう。何で彼は僕の首に痕を付けたんだろう。彼の突発的な行動は流石の自分にも謎に思えたものだった。「分かった!もう笑わないよ」彼が笑うなと言っている。それならば堪えなければと口許を袖に隠された両手で覆い。しかしその努力も空しく笑いは勝手に喉元を這い出て来るもので、身体を小刻みに震わせては。 )
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