きいろむらさき 2016-02-26 21:50:47 |
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_いや、…多分寂しがって死ぬんじゃない?
( 僕は果たして怒るのだろうか。…否、そのくらいで怒る気力すらないだろう。温かい、柔らかな感触。久々に彼の手から直に体温を受け、その手の甲に自らの手を添えては上記を述べて。おまけにお前も連れて、何てことは心の中にしまっておく事にした。「 そんなに…?待って十四松、お前すっごい可愛い…」嬉しそうなその顔、嬉しいと言ってくれた彼の頬が紅潮していく。そんな様子にきゅんと胸が疼く。眉を小さく下げると参った、と言うように前記を。
兄さんうさぎみたいでんなぁ!…僕がすきなのは一松兄さんだから、兄さんが嫌だって思う事はしないよ。ね、だから死なないでね。僕は一松兄さんがだいすきだよ。
( にぱり。笑みを咲かせると彼の答えから連想される動物を思い浮かべながら彼に抱きつき、そのまま今度は自分が彼を押し倒す体勢へとぐるり半回転。彼の頬に些か下手くそなキスを落とすと、一変し穏やかな声音と表情で。「え、あはっ、僕かわいっすか?どんくらい?トッティくらい?」彼の手を己の顔の前からゆっくり降ろすと、身体を埋める恥ずかしさを紛らわすかの如く"可愛い"と云う言葉に対しての深追いを始め。_ほっぺた赤いの恥ずかしいなぁ、早く治って欲しいな。 )
…うさぎ?___。!十四松さん、あんたええやつやなあ
( 俺がうさぎ。確かに、彼に対してはきっとうさぎなのだろう。ぐるりと変わった世界に目を回しつつもいつもの彼とは違うその声色とキスに頬染めては。普通に喋ると泣き出してしまいそうで嫌だったから、わざと方言を出しては涙声を隠した。「トッティはね、可愛いんじゃなくてあざといの。十四松が一番可愛い。…もっかいしていい?」あぁ、この可愛さを知っているのは俺だけでいい。軽く末弟に咎められそうなことを述べつつ首を小さく傾げては、頬の染まった愛らしいその表情を見て。
にーさんっ。兄さんはぁ、"ええやつ"な僕がすきでっか?
( _ええやつやなあ。彼の言葉が脳内で何度も反芻される。彼にとっての"ええやつ"とは一体どんな僕だろう。一体どんな僕が、彼にとって"わるいやつ"になって仕舞うのだろう。…なんて。やや哲学的な事を考えつつ、些か赤く染まった彼の顔をじいっと見詰めつつ問い掛け。「へぇ~。僕トッティが一番可愛いと思っ、…え、ぁ…もっかい、すか?…ぅ、あー…い、いーよっ!」けらけらと可笑しそうな笑いを溢しつつ居たも、もう一回と聞けば途端にぼふんと顔を更に赤くし暫し迷いを見せ。軈て両目を閉じると緊張気味に彼の行動待ち。 )
…ん…?俺は、お前が好き。それだけだよ
( こいつは何を言っているんだ。きっとまた小難しい事でも考えているだろう。そんな考えどっから出てくるのか馬鹿な俺には無理だ。“ええやつ”でも“わるいやつ”頭だけになっても十四松は十四松だから、それを伝えようと語彙の少ない頭から振り絞りつつ上記を。するすると彼の頬を撫でては「一番はお前、…ん、」その反応があまりに愛しくて。再び唇をつけ、ちろりと舌を彼の唇に這わせてみて。
…えっへぇ、そっかぁ!僕もね、一松兄さんがすき。だーいすきなんだぁ!_…だから、あのね兄さん、
( それは短い言葉であったが自分を歓喜させるには十分な内容だった。心底嬉しそうにだらけた笑みを溢すとこちらも彼を大切に思っている事を些か幼稚な言葉遣いで述べてから彼の上から退き、隣にちょこんと腰を下ろしては言葉を更に繋ごうと。「っ!んむっ…うひぁ…あはっ、に、にぃさん、ちょいとばかし擽ってぇっす」初めての感触の驚きに全身をビクリと跳ねさせ口を離すと恥ずかしそうに目線を逸らしては。 )
…なに?
( こんな稚拙で言葉足らずな自分でも彼は心底喜んでくれている。彼は、僕を受け入れてくれる大切な人なんだ、僕も大好きだ。その言葉を口に出す代わりに表情を緩め半身を起こし更に自分へ言葉を与えてくれようとする彼へ向き直っては首をかしげて。「ふへ、ベロ出してみた。…ヤだった?」自身の赤い舌をちろりと出しては双眸細め少しばかり心配そうに彼の表情覗き込んで。
_僕がどんな僕になっても、僕の事すきなままでいてね。
( 彼が半身を起こした途端に彼から己の表情が見えないように抱き付き、だいすきな匂いに顔を埋めては何時もより幾分か落ち着いた声音でゆっくりと告げて。自分でも自身が何を言いたいのか良く分からないままに彼を抱き締める力を些か強めては。「ううん、全然ヤじゃないよ!ただねーっ、一松兄さんが近くてちょっと恥ずかしいんだぁ」顔を上げふにゃりと頬を緩めると首を振って寧ろ嬉しかった事を告げ、幸せそうに袖口で口元を隠して。 )
…!?ぁ、じゅうしま… … うん、それはお互い様。俺は、お前がどんなになろうとお前が好き、だから。
( 突然のことにひゅ、と息を吸い込み。慌てふためくのは一瞬の事で、彼の言葉に口をつぐんだ。眩しいくらいに夕日が差し込み明るくなった室内に寂しい二人の影が延びる。こくりと頷き彼の背へそっと手を回しては青いあの兄のように直ぐに言葉は出て来ないし、不器用ではあるもののその背中を撫でつつ上記を告げて。「へへ、十四松さんそれゃあまともにチュー出来まへんでぇ?」楽しそうに肩を揺らし笑うと片手で頭をポンポンと叩き前記。)
あはっ、僕みんなの事すきだけど、一松兄さんの事は一番すき!どんな兄さんもだいすき。
( 肯定の言葉を聞くと安堵に崩れた笑みを溢し。背中を撫ぜる彼の手から伝わる、彼の優しさに_それと、射し込む夕陽の眩しさから心地良さそうに目を瞑ると、更に身体を密着させて首もとに顔を埋めては。_そう、僕はどんな彼でもすきなのだ。もし、…もし彼が僕の事をきらいになったとしても僕は彼がすきなままだ。「それは嫌やなぁ、兄さんとちゅーできんのは往生しまっせ!…だから、もっかいオナシャス!」けらけら、楽しそうに笑い声を漏らす。しかし次の瞬間彼の両頬を両手で包むともう一度と頼んで。 )
( /すみません…、むらさきの本体です。先程病院に行きましたら見事にインフルエンザに引っかかってしまい、少しの間返信できません…。回復しましたらまた愛しのきいろちゃんにお返事しようと思います故、ちょっとだけ待っていてくださいませんか…?)
( / わわわ、そうだったんですね…!此方は何時迄もお待ちしていますので、どうぞご自分のお身体を大切になさって下さい。体調が整われましたら来て頂ければきいろときいろの本体は飛び跳ねて喜びます!← お大事に…! )
( /少し回復してきた気がするので今のうちに返しておきますねっ、頑張って熱下げます…、ご心配おかけしてしまいすみません。)
俺みたいなゴミでも好きって言ってくれるなら幸せだよ、ヒヒッ。
( 彼の体温とともに微かに伝わる鼓動、相手と一緒にこのまま生きてるってのも悪くないな、そう口元を緩めるとその背中を撫でながら素直な喜びの言葉を告げて。今後一切の彼を傷つけるものは僕が全部消してやりたいと、そう思うのも同時だった。「はいよぉー、…」もう1度。彼からそう言われると少し驚いたが断るはずもなく頷き彼の唇に接吻をして。)
( / お疲れ様です!体調が悪い中での返信ありがとうございます…!ご無理だけはなさらないようにして下さいね。お大事に…。 )
そーなの?じゃあじゃあ、もっと一杯すきって言って兄さんを幸せにするー!
( 幸せだよ、と彼の口から零れた小さな言葉。その言葉は何れ程僕を舞い上がらせただろう。彼の喜ぶ事がしたい。彼の喜ぶ顔が見たい。きゅ、と彼を抱き締める力を強めては、自分も幸せだと告げるように愛しげに頬擦りをし。「…んっ、えっへへぇ、やっぱり超はずかしー」彼の唇の柔らかさを感じると少しだけ身体を硬直させては崩れた笑み向けるも、今度こそはと彼の両頬包み自分からもキス落とし。 )
( /少し休ませていただきました、復活前進、改めてよろしくお願いします)
じゃあ俺はずっとずっと愛してるっていう。
( あぁ、幸せだ。あわよくばこのまま、ずっとこうしていたい、なんて。卑屈な自分でも受け入れてくれる彼をぎゅっと抱きしめ返しては幸福感に身を浸らせつつ上記を述べると相手の髪の毛にさらりと指を通して。「これからいっぱいすれば恥ずかしくないよ、…!」彼の頬をぷにっと突くと目を細め笑っては。不意に落とされたキスに今度はこちらが驚く番、目をぱちくりとさせた後顔を少しばかり染めると小さくうつむいて。)
( / お帰りなさいませ~!良くなられた様で安心の一言に尽きます…!はい、宜しくお願い致しますね。/蹴り推奨 )
マジで?あっは、嬉しー!…これから先、ずーっとすきだよ、一松兄さん。
( さらり、彼の指が己の毛髪を梳いたのを感じた。心地よいその感覚と共に耳に響くひとつの約束。_ああ、なんて嬉しいんだろう。この気持ちの全てを彼に伝えたいのに、所詮語彙の少ない僕には率直に言う事しか出来なかった。「あ、一松兄さん顔赤いっすよ?照れた?ねね、照れたの?」キスしてしまった、という羞恥を誤魔化すように俯いた彼の顔を覗き込んではくすくすと笑み溢し。彼の膝に手を置きゆらゆら揺らしながら楽しそうに問い掛けて。 )
…もう離さない。__にがさない。
( 彼の言葉が自分のどこか、愛を司るような場所に届いた気がして。愛おしさが膨らんでいくとともに、毒を含んだ独占欲も膨らむ、彼の服を軽く掴んでは歪な笑みと共に上記、そしてその首筋にちくりと噛みついて。「…っ、うるさい…、見んな十四松」かああ、と耳が熱くなる、顔背け、何故か目をぎゅっと閉じては相手の頬をぎゅっとつまんで。
…いちまつにいさん?_いてっ、
( ぽつり、呟かれた声音は確実に何時もの響きとは異なっていた。雰囲気の違いにぴりりと痛む肌。違和感にそっと彼から離れると、服を掴む彼の手。歪んだ笑みに少しばかり目を見開いた瞬間に首筋を襲った小さな痛みに思わず声上げて。「いひゃっ、いひゃいよ兄さん、」頬を摘ままれても未だころころと笑いつつ。普段見ない彼の珍しい姿を見られた事に笑いが堪えきれない侭で。 )
…あ、痕ついた。
( 驚いたような彼の声色に独占欲が満たされていく、満足げな表情で首筋から顔を離して。正直彼は痛いのは嫌だと思ったもののこうしないと自分がどうにかなる気がして、噛んだ痕がくっきりと残るそこを指先でするりと撫でては上記を。「笑うなバカっ…!」むむむ、と眉をひそめ必死に顔の赤いのをどうにかしようとは思ったもののそれは難しい、未だ笑う相手にそっと手を離すと。
…あと?あと、ってなあに?
( 己の首元を撫でる彼の細い指の感覚を微かに感じ乍、意味の不明な言葉を純粋に問い掛けて。何の痕なんだろう。何で彼は僕の首に痕を付けたんだろう。彼の突発的な行動は流石の自分にも謎に思えたものだった。「分かった!もう笑わないよ」彼が笑うなと言っている。それならば堪えなければと口許を袖に隠された両手で覆い。しかしその努力も空しく笑いは勝手に喉元を這い出て来るもので、身体を小刻みに震わせては。 )
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