トーマ . 2016-02-24 19:25:30 |
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細い糸でも切りたくないんだね。
やはり青葉は謝らないと。
トーマさんの親を悪くいってしまった。
会話がなくても団欒がなくてもトーマさんが帰る場所なのにね。
青葉がトーマさんの気持ちを推しはかれるはずもないのに、浅はかだった。
とはいえ、
苦しいのに帰る場所か。そこに帰るトーマさんの姿を想像すると、やはり切ないよ。
顔が分からないから後ろ姿になる。葛藤を抱える後ろ姿。
それも浅はかな青葉の勝手な思考だけど。
トーマさんに安息の場が早く見つかると良いね。
どれだけ恨んでいても、憎くても、寂しい記憶しか無かったとしても、産んでくれたという事実は有って、それは即ち帰る場所である、と思っているので、完全に親に背を向けることが出来ないのです。
いいえ、謝ることではないですよ。青葉さんのように否定してくれる方がいて、良かった。肯定されるべき場所ではないと自分でも判っていましたから。
母は恋多き人で、父はそんな彼女に愛想を尽かしていましたし、見て見ぬふりをしていた人で、僕は彼のそんな姿に失望したのです、きっとそれが僕にとって彼処が苦痛なのだと思わせてしまうキッカケになったのだろう、と思っています。
見付からなくとも探し続けることが出来れば、今は満足です。
産んでくれた、という表現は、感謝があるということなのかな。
いま考えたこと。
子供は親を選べず、強制的に世の中に引っ張り出される。
そのかわり無償の愛を得られる。強制的に存在させられたのだから、当然。
でも、それを得られない人がいる。世の中は不公平だね。
親だって、きっと僕の様な人間は産みたくなかったんだろう、と強く思います。もっと優秀で、才能と愛に溢れた人間を求めていたに違いないのです。それでも一応は産んでくれたわけですから、感謝の気持ちが無い訳ではないです。
親が子供を選べないのと同じで、子供もきっと親を選べません。僕はそう思っています。親が子供を愛するのが普通だ、と思っている訳ではないですが、形だけでも、嘘でも良いから、愛を感じてみたかった、と思います。この世界は理不尽で、そして不公平です、だからやりきれない。
自分の遺伝子を守ろうとするのが、親から子供への愛情。愛情は生物が子孫を、いや、遺伝子を残すためのメカニズム。それにバグが起きると、親は子供を愛さない。
それだけのこと。
遺伝子を残すのに都合が良いから人には感情が与えられた。
淡白に考えれば、そんなところだろうか。
わりきれないよね。
だって、感情があるのだから。
親に愛されなかった子供は、自分の子供にも同じことを繰り返してしまう、親のしていた手段しか判らないから、どれだけ嫌でも、きっと繰り返してしまう、それならば、と遺伝子を後世に残すことを辞めてしまう、そんな未来が待つのでしょうね。
感情を感じられなければ良かったのだろう、と思います。そうすれば、今でもこうして悩むことなど無かった筈で、‥でもこれも所詮は責任転嫁なんだろう、何て考えます。
あまり自分を責めないで。責任転嫁では絶対にないよ。それは間違いない。
トーマさんは道教に興味がある?
青葉は道教の哲学がしっくりくるんだよね。
自分を肯定できる気がした。
トーマさんもそう感じるかもしれない。わかんないけど(^^;
中国は儒教を選んだけど、もし道教国家だったら、とても魅力的だったのに、と思うんだよ。
そう、ですかね。僕には正直な話、何が責任転嫁に値して、何がそうでないのかが判らないです。自分を責めなければやっていけないような、そんな気がするんです。
あまり詳しくはないですけど、一応のことは知っています。道教の考え方は、僕も綺麗だと思っています、この形容の仕方が正しいかは自信を持てませんが‥。
教えによって、国の進む道が変わってしまう。そう思うと、何だか怖くなりますね。儒教が悪いわけではないですが、きっと、合っていなかったんでしょうね。
虚弱体質の青葉は体調を崩してる。
やっと良くなってきたけど。
司馬遼太郎の本を読み返してみようと思えるくらいになって、実際に読んでる。
坂の上の雲
トーマさんは読んだことがある?
体調、大丈夫ですか ? 季節の代わり目は体調を崩しやすいので、気を付けてくださいね。僕も少し前まで風邪を引いていたので、人のことを言えないんですが‥。
あ、読んだことありますよ。人に勧められた事が有ったんですが、その当時は読む気になれなくて、でも二年前くらいに偶然本屋で見掛けたので、読みました。
清やロシアという大きな国に勝たないと、国が滅びるか、国家が残っても白人の植民地への道に向かうことになりそうな時代。よく日本人は乗り越えたと思う。
小説だけど。
乃木将軍をかなり落として、児玉総参謀長を持ち上げている。実際には203高地攻略を児玉総参謀長が指揮したなんて事実は確認されてないみたいだから、やはり小説なんだね。
とうでもいい内容を書き込んでしまった。
ずっと小説読んでるから頭が現実に戻りきらない(^^;
小説の中の話だとしても、かなり現実的な仕上がりですよね。そんな話を書ける筆者の想像力や、構成の力の高さに圧倒されます。もしかしたら有り得たかもしれない日本の話ですから、余計に惹かれるのかもしれません。
ただ少し残念なのは小説の内容を全て鵜呑みにして、乃木さん等をマイナスに見る人も増えたので、やはり文学の力は凄いですよね。時に大きくなりすぎてしまう様に感じます。
僕はこうやって小説の話を語らえるのは楽しいです。周りで本を読んでいる人も少ないですし。なので気にしないで頂けると安心します‥。
では、気にせずに、小説の話を……
確かに文学の力は凄い。乃木将軍は、坂の上の雲が出版される前は英雄だったのに、その後、人格だけは評価されているけど愚将として扱われるもんね。
旅順要塞を陥すには、誰が指揮官でも多大な犠牲を出すしかなかったのに。
とはいえ、司馬遼太郎作品は面白い。
史実に近い小説として読むべきだよね。
文章力があると、それが作られた話なのかそれとも本当の話なのか解らなくなることが多々あるので、僕は面白いと思っています。乃木さんを知らなかった人が読んだのであれば、尚更小説の彼を本物だ、と思ってしまう人も居るでしょうし、難しいところですね。小説を読んだ人が、その時を生きていないからこそ、出てくる批判でもあるかと思います。
そうですね、あの人の書く文章は僕も結構好いています。
一日、その日の感動、宗教を決めて、その日だけ生きる。それが積み重なって一週間になり、一ヶ月になり、一年になり、一生になっていく。
一日を大切に生きるということだね。
確かに一日一日の積み重ねが一生だよね。
トーマさんは、信仰している宗教かあるの?
青葉は専ら、生活に根付いている神道だけど。
一日の積み重ねが人生と呼ばれる物なのであれば、僕は常に一日一日を間違いのない様に、正しく生きていられる事を望みます。これからを生きると考えては息が詰まりますが、その日だけ生きる、という思考でいればあまり苦を感じないので。
その質問は少し難しいですね。僕はどちらかと言えば無宗教側の思考で、でも完全に宗教という概念を否定している訳ではないんです。来世や生まれ変わりという物を信じている辺りは仏教を信仰してる事になるんでしょうけど‥。
知人が久し振りに会おう、と言ってくれるのは嬉しいけど、僕の中に善く判らない遠慮と恐怖が有って、毎度何かと理由を付けて逃げてしまう。治したいけど、子供の頃から誰かと遊んだりすることが出来なかった自分からすると、苦行に感じてしまって駄目だ。
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