胎内 ｡

未だ一時‥｡

んん､寝れない｡困ったなあ｡

幸せになったらいけないって､言われた｡多分､本気で相手はそう言っていた｡何て返すべきだったのか､判らない｡

事実､僕は必要とされる存在じゃない｡

人と関わるってことは､人によってはﾓﾉｸﾛだった世界に色が付くような､そんな素敵なことなのかもしれない｡でも､僕にとっては､ただただ白かった､何の色にも染まっていなかった白に染みが出来て､それがどんどん色鮮やかに､周囲に拡がっていくような､そんな感覚で､眩しくて怖い｡

暑すぎる‥｡でも､今の時期に冷房つけたら七月､八月耐えられなくなりそうだなあ｡我慢しよう｡

幸せになりたいと何度も考えては､迫り来る幸せの終わりを考えて､逃げたくなる｡幸せが終わったら､また暗闇に戻るんだと考えると､それなら最初から知らなければ､そうすれば､不安になる必要なんてないんじゃないかと｡

こんな人間だから嫌われて､見放されるんだろうな‥｡

夜の外は､やはり少し怖い｡

嫌な夢見た､一番現実になってほしくない夢｡現実なのか夢なのか一瞬判らなくなって､何度も確認した｡

何もかもが手遅れな気がしてしまって駄目だ｡

皆､嘘つき｡僕も含めて､そう｡

誰よりも僕のことが嫌いなのは僕自身で､少しでも自分のことを好きになれるようになりたいけど､その方法が判らないから､泣き寝入り｡

僕は大した人間じゃないのに､皆僕なんかに優しくしてくれるから､時おり怖くなる､不安になる｡

遠出するために電車乗ってたら､脳貧血で意識飛ばして､そこまでは良かったんだけど､頭打ってるから精密検査がどうのこうので､何か疲れた‥｡

倒れる瞬間の記憶が無いんだけど､周囲に迷惑かけたことは事実だし､それが申し訳無さすぎて､自分が嫌になる‥｡

ふとした瞬間に何も信じられなくなって､見るのも怖くなって､自分さえも信用できなくなる｡

このどうしようもない被害妄想を拭い去りたい｡考えても人の心の中なんて判るわけないのに､想像してしまうのはどうして｡馬鹿なことだとは判っているけれど､一度考えると止められなくなる｡

明日になったら､もう少し､もう少しだけ素直に楽しめる心､美しい心が手に入ったら良いのに｡

もうなんか全部､どうでも良くなってきちゃったなあ‥｡