旅人 2016-02-20 02:33:29 |
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>1708
ん?良く分からんけど。
なん?元に戻すんか。
結構和調な感じで好きだったんだけど……残念。←
見くびってなんかないさ。
危険なんも分かってる。それでもやるのは、少しでもおまいらの興味や疑問を解消するためでな。
おまいらにやらせたら俺がやるより絶対危険だろうし、何かあっても何もできないだろ?だから代わりにやるんよ。
俺でも危ない事はしないしな。←
>1709
まぁ俺自身に多少害がある分なら構わんけど……
蛭子様は一人じゃ出来んし、何が起きるかわからないのに人様巻き込めねぇからな。
それなww
怪談語りでも構わんよー
またまたまとめ
パンドラ[禁后]
私の故郷に伝わっていた「禁后」というものにまつわる話です。
どう読むのかは最後までわかりませんでしたが、私たちの間では「パンドラ」と呼ばれていました。
私が生まれ育った町は静かでのどかな田舎町でした。
目立った遊び場などもない寂れた町だったのですが、一つだけとても目を引くものがありました。
町の外れ、たんぼが延々と続く道にぽつんと建っている一軒の空き家です。
長らく誰も住んでいなかったようでかなりボロく、古くさい田舎町の中でも一際古さを感じさせるような家でした。
それだけなら単なる古い空き家…で終わりなのですが、目を引く理由がありました。
一つは両親など町の大人達の過剰な反応。
その空き家の話をしようとするだけで厳しく叱られ、時にはひっぱたかれてまで怒られることもあったぐらいです。
どの家の子供も同じで、私もそうでした。
もう一つは、その空き家にはなぜか玄関が無かったということ。
窓やガラス戸はあったのですが、出入口となる玄関が無かったのです。
以前に誰かが住んでいたとしたら、どうやって出入りしていたのか?
わざわざ窓やガラス戸から出入りしてたのか?
そういった謎めいた要素が興味をそそり、いつからか勝手に付けられた「パンドラ」という呼び名も相まって、当時の子供達の一番の話題になっていました。
(この時点では「禁后」というものについてまだ何も知りません。)
私を含め大半の子は何があるのか調べてやる!と探索を試みようとしていましたが、普段その話をしただけでも親達があんなに怒るというのが身に染みていたため、なかなか実践できずにいました。
場所自体は子供だけでも難なく行けるし、人目もありません。
たぶん、みんな一度は空き家の目の前まで来てみたことがあったと思います。
しばらくはそれで雰囲気を楽しみ、何事もなく過ごしていました。
私が中学にあがってから何ヵ月か経った頃、ある男子がパンドラの話に興味を持ち、ぜひ見てみたいと言いだしました。
名前はAとします。
A君の家はお母さんがもともとこの町の出身で他県に嫁いでいったそうですが、離婚を機に実家であるお祖母ちゃんの家に戻ってきたとのこと。
A君自身はこの町は初めてなので、パンドラの話も全く知らなかったようです。
その当時私と仲の良かったB君・C君・D子の内、B君とC君が彼と親しかったので自然と私達の仲間内に加わっていました。
五人で集まってたわいのない会話をしている時、私達が当たり前のようにパンドラという言葉を口にするので、気になったA君がそれに食い付いたのでした。
「うちの母ちゃんとばあちゃんもここの生まれだけど、その話聞いたらオレも怒られんのかな?」
「怒られるなんてもんじゃねえぜ〜うちの父ちゃん母ちゃんなんか本気で殴ってくるんだぞ!」
「うちも。意味わかんないよね」
A君にパンドラの説明をしながら、みんな親への文句を言い始めます。
ひととおり説明し終えると、一番の疑問である「空き家に何があるのか」という話題になりました。
「そこに何があるかってのは誰も知らないの?」
「知らない。入ったことないし聞いたら怒られるし。知ってんのは親達だけなんじゃないか?」
「だったらさ、何を隠してるのかオレたちで突き止めてやろうぜ!」
Aは意気揚揚と言いました。
親に怒られるのが嫌だった私と他の三人は最初こそ渋っていましたが、Aのノリにつられたのと、今までそうしたくともできなかったうっぷんを晴らせるということで、結局みんな同意します。
その後の話し合いで、いつも遊ぶ時によくついてくるDの妹も行きたいという事になり、六人で日曜の昼間に作戦決行となりました。
当日、わくわくした面持ちで空き家の前に集合、なぜか各自リュックサックを背負ってスナック菓子などを持ち寄り、みんな浮かれまくっていたのを覚えています。
前述のとおり、問題の空き家はたんぼに囲まれた場所にぽつんと建っていて、玄関がありません。
二階建の家ですが窓まで昇れそうになかったので、中に入るには一階のガラス戸を割って入るしかありませんでした。
「ガラスの弁償ぐらいなら大した事ないって」
そう言ってA君は思いっきりガラスを割ってしまい、中に入っていきました。
何もなかったとしてもこれで確実に怒られるな…と思いながら、みんなも後に続きます。
そこは居間でした。
左側に台所、正面の廊下に出て左には浴室と突き当たりにトイレ、右には二階への階段と、本来玄関であろうスペース。
昼間ということもあり明るかったですが、玄関が無いせいか廊下のあたりは薄暗く見えました。
古ぼけた外観に反して中は予想より綺麗…というより何もありません。
家具など物は一切なく、人が住んでいたような跡は何もない。
居間も台所もかなり広めではあったもののごく普通。
「何もないじゃん」
「普通だな〜何かしら物が残ってるんだと思ってたのに。」
何もない居間と台所をあれこれ見ながら、男三人はつまらなそうに持ってきたお菓子をボリボリ食べ始めました。
「てことは、秘密は二階かな」
私とD子はD妹の手を取りながら二階に向かおうと廊下に出ます。
しかし、階段は…と廊下に出た瞬間、私とD子は心臓が止まりそうになりました。
左にのびた廊下には途中で浴室があり突き当たりがトイレなのですが、その間くらいの位置に鏡台が置かれ、真前につっぱり棒のようなものが立てられていました。
そして、その棒に髪がかけられていたのです。
どう表現していいかわからないのですが、カツラのように髪型として形を成したものというか、ロングヘアの女性の後ろ髪がそのままそこにあるという感じです。(伝わりにくかったらごめんなさい)
位置的にも、平均的な身長なら大体その辺に頭がくるだろうというような位置で棒の高さが調節してあり、まるで「女が鏡台の前で座ってる」のを再現したみたいな光景。
一気に鳥肌が立ち、「何何!?何なのこれ!?」と軽くパニックの私とD子。
何だ何だ?と廊下に出てきた男三人も意味不明な光景に唖然。
D妹だけが、あれなぁに?ときょとんとしていました。
「なんだよあれ?本物の髪の毛か?」
「わかんない。触ってみるか?」
A君とB君はそんな事を言いましたが、C君と私達は必死で止めました。
「やばいからやめろって!気持ち悪いし絶対何かあるだろ!」
「そうだよ、やめなよ!」
どう考えても異様としか思えないその光景に恐怖を感じ、ひとまずみんな居間に引っ込みます。
居間からは見えませんが、廊下の方に視線をやるだけでも嫌でした。
「どうする…?廊下通んないと二階行けないぞ」
「あたしやだ。あんなの気持ち悪い」
「オレもなんかやばい気がする」
C君と私とD子の三人はあまりに予想外のものを見てしまい、完全に探索意欲を失っていました。
「あれ見ないように行けばだいじょぶだって。二階で何か出てきたって階段降りてすぐそこが出口だぜ?しかもまだ昼間だぞ?」
AB両人はどうしても二階を見たいらしく、引け腰の私達三人を急かします。
「そんな事言ったって…」
私達が顔を見合わせどうしようかと思った時、はっと気付きました。
「あれ?D子、〇〇ちゃんは?」
「えっ?」
全員気が付きました。
D妹がいないのです。
私達は唯一の出入口であるガラス戸の前にいたので、外に出たという事はありえません。
広めといえど居間と台所は一目で見渡せます。
その場にいるはずのD妹がいないのです。
「〇〇!?どこ!?返事しなさい!!」
D子が必死に声を出しますが返事はありません。
「おい、もしかして上に行ったんじゃ…」
その一言に全員が廊下を見据えました。
「やだ!なんで!?何やってんのあの子!?」
D子が涙目になりながら叫びます。
「落ち着けよ!とにかく二階に行くぞ!」
さすがに怖いなどと言ってる場合でもなく、すぐに廊下に出て階段を駆け上がっていきました。
「おーい、〇〇ちゃん?」
「〇〇!いい加減にしてよ!出てきなさい!」
みなD妹へ呼び掛けながら階段を進みますが、返事はありません。
階段を上り終えると、部屋が二つありました。
どちらもドアは閉まっています。
まずすぐ正面のドアを開けました。
その部屋は外から見たときに窓があった部屋です。
中にはやはり何もなく、D妹の姿もありません。
「あっちだな」
私達はもう一方のドアに近付き、ゆっくりとドアを開けました。
D妹はいました。
ただ、私達は言葉も出せずその場で固まりました。
その部屋の中央には、下にあるのと全く同じものがあったのです。
鏡台とその真前に立てられた棒、そしてそれにかかった長い後ろ髪。
異様な恐怖に包まれ、全員茫然と立ち尽くしたまま動けませんでした。
「ねえちゃん、これなぁに?」
不意にD妹が言い、次の瞬間とんでもない行動をとりました。
彼女は鏡台に近付き、三つある引き出しの内、一番上の引き出しを開けたのです。
「これなぁに?」
D妹がその引き出しから取り出して私達に見せたもの…
それは筆のようなもので「禁后」と書かれた半紙でした。
意味がわからずD妹を見つめるしかない私達。
この時、どうしてすぐに動けなかったのか、今でもわかりません。
D妹は構わずその半紙をしまって引き出しを閉め、今度は二段目の引き出しから中のものを取り出しました。
全く同じもの、「禁后」と書かれた半紙です。
もう何が何だかわからず、私はがたがたと震えるしか出来ませんでしたが、D子が我に返りすぐさま妹に駆け寄りました。
D子ももう半泣きになっています。
「何やってんのあんたは!」
妹を厳しく怒鳴りつけ、半紙を取り上げると引き出しを開け、しまおうとしました。
この時、D妹が半紙を出した後すぐに二段目の引き出しを閉めてしまっていたのが問題でした。
慌てていたのかD子は二段目ではなく三段目、一番下の引き出しを開けたのです。
ガラッと引き出しを開けたとたん、D子は中を見つめたまま動かなくなりました。
黙ってじっと中を見つめたまま、微動だにしません。
「ど、どうした!?何だよ!?」
ここでようやく私達は動けるようになり、二人に駆け寄ろうとした瞬間、ガンッ!!と大きな音をたてD子が引き出しを閉めました。
そして肩より長いくらいの自分の髪を口元に運び、むしゃむしゃとしゃぶりだしたのです。
「お、おい?どうしたんだよ!?」
「D子?しっかりして!」
みんなが声をかけても反応が無い。
ただひたすら、自分の髪をしゃぶり続けている。
その行動に恐怖を感じたのかD妹も泣きだし、ほんとうに緊迫した状況でした。
「おい!どうなってんだよ!?」
「知らねえよ!何なんだよこれ!?」
「とにかく外に出てうちに帰るぞ!ここにいたくねえ!」
D子を三人が抱え、私はD妹の手を握り急いでその家から出ました。
その間もD子はずっと髪をびちゃびちゃとしゃぶっていましたが、どうしていいかわからず、とにかく大人のところへ行かなきゃ!という気持ちでした。
その空き家から一番近かった私の家に駆け込み、大声で母を呼びました。
泣きじゃくる私とD妹、汗びっしょりで茫然とする男三人、そして奇行を続けるD子。
どう説明したらいいのかと頭がぐるぐるしていたところで、声を聞いた母が何事かと現われました。
「お母さぁん!」
泣きながらなんとか事情を説明しようとしたところで母は私と男三人を突然ビンタで殴り、怒鳴りつけました。
「あんた達、あそこへ行ったね!?あの空き家へ行ったんだね!?」
普段見たこともない形相に私達は必死に首を縦に振るしかなく、うまく言葉を発せませんでした。
「あんた達は奥で待ってなさい。すぐみんなのご両親達に連絡するから。」
そう言うと母はD子を抱き抱え、二階へ連れていきました。
私達は言われた通り、私の家の居間でただぼーっと座り込み、何も考えられませんでした。
それから一時間ほどはそのままだっと思います。
みんなの親たちが集まってくるまで、母もD子も二階から降りてきませんでした。
親達が集まった頃にようやく母だけが居間に来て、ただ一言、「この子達があの家に行ってしまった」と言いました。
親達がざわざわとしだし、みんなが動揺したり取り乱したりしていました。
「お前ら!何を見た!?あそこで何を見たんだ!?」
それぞれの親達が一斉に我が子に向かって放つ言葉に、私達は頭が真っ白で応えられませんでしたが、何とかA君とB君が懸命に事情を説明しました。
「見たのは鏡台と変な髪の毛みたいな…あとガラス割っちゃって…」
「他には!?見たのはそれだけか!?」
「あとは…何かよくわかんない言葉が書いてある紙…」
その一言で急に場が静まり返りました。
と同時に二階からものすごい悲鳴。
私の母が慌てて二階に上がり数分後、母に抱えられて降りてきたのはD子のお母さんでした。
まともに見れなかったぐらい涙でくしゃくしゃでした。
「見たの…?D子は引き出しの中を見たの!?」
D子のお母さんが私達に詰め寄りそう問い掛けます。
「あんた達、鏡台の引き出しを開けて中にあるものを見たか?」
「二階の鏡台の三段目の引き出しだ。どうなんだ?」
他の親達も問い詰めてきました。
「一段目と二段目は僕らも見ました…三段目は…D子だけです…」
言い終わった途端、D子のお母さんがものすごい力で私達の体を掴み、「何で止めなかったの!?あんた達友達なんでしょう!?何で止めなかったのよ!?」と叫びだしたのです。
D子のお父さんや他の親達が必死で押さえ「落ち着け!」「奥さんしっかりして!」となだめようとし、しばらくしてやっと落ち着いたのか、D妹を連れてまた二階へ上がっていってしまいました。
そこでいったん場を引き上げ、私達四人はB君の家に移りB君の両親から話を聞かされました。
「お前達が行った家な、最初から誰も住んじゃいない。あそこはあの鏡台と髪の為だけに建てられた家なんだ。オレや他の親御さん達が子供の頃からあった。」
「あの鏡台は実際に使われていたもの、髪の毛も本物だ。それから、お前達が見たっていう言葉。この言葉だな?」
そういってB君のお父さんは紙とペンを取り、「禁后」と書いて私達に見せました。
「うん…その言葉だよ」
私達が応えると、B君のお父さんはくしゃっと丸めたその紙をごみ箱に投げ捨て、そのまま話を続けました。
「これはな、あの髪の持ち主の名前だ。読み方は知らないかぎりまず出てこないような読み方だ」
「お前達が知っていいのはこれだけだ。金輪際あの家の話はするな。近づくのもダメだ。わかったな?とりあえず今日はみんなうちに泊まってゆっくり休め。」
そう言って席を立とうとしたB君のお父さんにB君は意を決したようにこう聞きました。
「D子はどうなったんだよ!?あいつは何であんな…」と言い終わらない内にB君のお父さんが口を開きました。
「あの子の事は忘れろ。もう二度と元には戻れないし、お前達とも二度と会えない。それに…」
B君のお父さんは少し悲しげな表情で続けました。
「お前達はあの子のお母さんからこの先一生恨まれ続ける。今回の件で誰かの責任を問う気はない。だが、さっきのお母さんの様子でわかるだろ?お前達はもうあの子に関わっちゃいけないんだ」
そう言って、B君のお父さんは部屋を出ていってしまった。
私達は何も考えられなかった。
その後どうやって過ごしたかもよくわからない。
本当に長い1日でした。
それからしばらくは普通に生活していました。
翌日から私の親もA達の親も一切この件に関する話はせず、D子がどうなったかもわかりません。
学校には一身上の都合となっていたようですが、一ヵ月程してどこかへ引っ越してしまったそうです。
また、あの日私達以外の家にも連絡が行ったらしく、あの空き家に関する話は自然と減っていきました。
ガラス戸などにも厳重な対策が施され中に入れなくなったとも聞いています。
私やA達はあれ以来一度もあの空き家に近づいておらず、D子の事もあってか疎遠になっていきました。
高校も別々でしたし、私も三人も町を出ていき、それからもう十年以上になります。
ここまで下手な長文に付き合ってくださったのに申し訳ないのですが、結局何もわからずじまいです。
ただ、最後に…
私が大学を卒業した頃ですが、D子のお母さんから私の母宛てに手紙がありました。
内容はどうしても教えてもらえなかったのですが、その時の母の言葉が意味深だったのが今でも引っ掛かっています。
「母親ってのは最後まで子供の為に隠し持ってる選択があるのよ。もし、ああなってしまったのがあんただったとしたら、私もそれを選んでたと思うわ。それが間違った答えだとしてもね」
2ch系統のホラーは全部見尽くしたからなー…全部知ってる奴だったわ…
何か面白い話知らない?時空のおじさん系結構好きなんだよね~
ところで久々に顔出したけど何か実況はやってないの~…?
>1713
金魚すくいかぁ……懐かしいな。話がとかじゃなくて、縁日の方←
懐かしいついでに昔あった話書いちゃるわ←
昔さ、縁日の終わり際に金魚すくいの屋台のオッサンから「兄ちゃん、金魚要らない?」って声掛けられてさ。
一旦は「金無いんで」って断ったんだけど、そのオッサンが「じゃあ金はいらないからこいつら貰ってくれ」って言うんだわ。
まぁうちの親父が元々アクアリウムやってたし、水槽とか必要な物はあるしってんで卸値高そうな奴だけ引き取ろうかなって水槽覗き込んだら酸素が足りないのか金魚達が口パクパクさせててさ。
俺の方見て飼ってくれってせがまれてる気がしてな……結局そいつら全員貰い受けたんだよ。
んで、慌てて帰宅して蔵からデカイ水槽運び出してさ。
設備諸々親父に手伝って貰って、飼い始めた21匹の金魚もすくすくデカくなって来て一年経った頃かねぇ……
俺さ、事故に遭ったんだよ。そん時の事はうろ覚えなんだけど、車に思いっきり跳ねられたのだけは覚えてる←
とりあえず検査入院ってんで丸二日拘束されたんだけどさ、何もなくほぼ無傷で逆に医者と警察がびっくりしてた。
と、まぁそんな事があって入院してたんだけど病院から家に帰ったら、あのデカイ水槽が無くなってた。
親父に聞いたら、俺が事故に遭った日にあんなに沢山いた金魚が全部死んだってさ。
水槽残しといたら俺が悲しむだろうって金魚の墓立てて、水槽も処分したって言われた。
結構なスピードで突っ込まれたのに無事だったのは、あいつらのお陰だったりすんのかなーってお話。←
>1715
ああ……パンドラ懐かしいな!ww
すげー不思議な話だよね、アレ。
なんか邪教臭も若干する辺りが余計に不気味だわ←
>1716
面白い話なぁ……2ch網羅してる監督には知ってる話ばかりだろうよww
実況はネタ切れだわー……
出来なくはないけど、おまいらが暇なやつならあるけどな←
友達の父親が、友人から聞いたという話
【港】
とある夏の夜。
休みがとれたので、俺は海に夜釣りに出掛けた。
行ったのは山間の小さな港で、前々から気になっていた場所だった。潮の流れが丁度良く入り込み、大物が釣れると地元の漁師さんに教えて貰ったことがある。
だが、これまで一度も行ったことがない。
その理由は、漁師さんが言っていたことだ。
「ここは、潮の流れが良いって言ったけど、それをいいことに自殺する人が居るんだ。それで、『出る』って話があってなぁ……」
それを聞いてからずっと避けていたが、この日は会社の同僚もいたので思いきって行くことにしてみた。
この時、もし幽霊が出たら後で話のネタに使えるなぁ、という程度にしか考えていなかった。
あんなものを見る羽目になるなんて知らずに。
早速車を停めて釣竿を用意する。
小さな港といっても、何隻か漁船があって、波に揺られてちゃぷちゃぷ音を立てている。時折、発泡スチロールが擦れるような音も混じる。
「ここ何釣れっかな」
「さぁ?けどでっかいのは釣りたいな」
そんな風に他愛ない話をしながら釣糸を垂らす。
俺はカレイを狙う。同僚は、特にコレといった目標はないらしい。
「……」
「ふぁ~あ……」
静寂が港を包む。
波の音と、俺達の息遣いだけが聞こえるだけ。
明かりは、地面に置いてあるキャンプ用の電池式ランプだけだ。
ただ何もない時間が過ぎる。
だが、不意に同僚が急にそわそわし始めた。
「どうしたよ」
「ん?ああいや……他に誰かいるのかな、ってさ。何か、気配感じるし……」
怖いこと言うなよ。
そう言って俺は周りを確かめる。
暗くてよく見えないが、誰も居ないことはわかる。
この暗闇の中、明かりを持たずに歩くのは危なすぎる。
ふと、漁師さんの言葉が蘇る。
「………まさか、なぁ」
「ちょ、ちょいちょいちょい!」
途端、同僚が急に声を掛けてきた。
何事かと思い、行ってみる。すると
「釣れたっぽい」
「おぉー」
そいつは重畳。
が、同僚の顔はすぐに曇った。
どうやら、引きがないらしい。引っ掛かった訳ではないが、そうなると海草かゴミだろう。
さて何が掛かったか。
そう思い、海面を見てみる。すると、徐々に何かが上がってくる。同僚はバッグの中から懐中電灯を取り出した。
「あるなら言えや。この役立たず」
「うるせぇ。忘れてたんだ仕方ねぇだろ」
カチッ
懐中電灯をつけて海面を照らす。
すると、何やら黒く長いものが見えてきた。
「あー、ざんねーん。海草じゃねーか」
「かぁー!ちくしょう!………ん?」
俺は自分の竿の方へ戻る。
照らされた竿のは特に反応を示していない。
なかなか釣れないが、釣れた時が楽しいのが釣りというものだ。
餌がなくなっていないか確かめるために、リールを巻いてみる。
だが、次の瞬間
「うわわわぁ!!え、ちょ、おい!えぇ!?何だよこれぇぇぇ!!」
「あん!?」
同僚の絶叫が響く。
何があったのか見に行く。
するとそこには……
「なっ!?かっ…かっ……髪、の毛ぇ!?」
「っ!!」
懐中電灯に照らされた先……
釣り針には、大量の髪の毛が絡まっていた。
「……」
俺は、背中が寒くなるのを感じた。
よく考えてみると、空気そのものが冷たくなった気すらする。
「……やばくねぇか?!な、なぁ、もう帰ろうぜ……」
「うるせぇぞタケシ……と言いたいけど、そうだな……今日は、もう……」
何気なく、自分の釣竿を見る。
そして絶句した。
「な、な、な………」
、、
何かが、いた。
、、
ランプの光に照らされたその何かは、人の形をしていた。
だが、異様な程に膨らんでいる。
その時、俺は悟った。
、、、、、、、、、
ああ、俺にはお前を助けられない。
呻き声が聞こえた。
苦しそうだった。
きっと、死した今もなお、苦しいのだろう。
それで助けを求めているのだ。
、、
が、きっとアレは俺たちを海へ引きずり込む。
気がつけば、走っていた。
後ろから足音が聞こえるが、荒い息からして同僚だと分かる。
一目散に車に駆け込み、エンジンをつける。
ホラー映画のように、謎のエンジントラブルにはならなかったのが救いだ。
助手席に同僚がいることを確認して、一気に港の出口へ車を走らせる。
後ろにドンッ!と衝撃があったが、気にする余裕はない。
アクセル全開で港を出た。
その後、俺は自宅に到着。
同僚も俺の家に泊まることとなった。
翌日、車の後ろを見ると、まるで何かが思いきり体当たりしたようにへこんでいた。
それ以来、その港の付近には近寄っていない。
釣竿などはきっと、漁師さんが発見していることだろう。
もしかしたら、今なお海底に沈んだままの人が、いろんな場所で助けを求めているのかもしれない。
>1719
海釣りかぁ……夜の海は個人的に嫌だな……不気味って意味で。
ってか、釣りも個人的にはちょっとかな……あれさ、結構連れて帰っちゃう人多いんだよね。
釣りって結局娯楽なんだわ。漁師とかってのは場所にもよるけど豊漁祈願したりとか、ちゃんと形式践んでるんだが、個人の趣味でやってるような釣り人はわりと危険←
>1722
さすが監督!食い付くなぁ……
俺がいた頃のオカ研に欲しかった人材だww←
と、まぁ冗談はさておきで……だ。
俺が出すのは「かごめさま」。
その名の通り、かごめかごめの童歌からの降霊術さね。
但し、これは手順さえ間違わなきゃ幼児でもほぼ確実に"喚べる"術。だからこそ、安易にやって被害が出る可能性のある術でもある。
どうなっても責任はとれねぇから、他の奴等がやらないようにやり方は詳しく公開したくないってのが本音だからやらなかったって感じ。
……ま、除霊の心得が多少なりともあれば大丈夫だろうけどね。
それで"何が"引き寄せられるかは運次第。下手すりゃ一生物になるし、上手くすればいつもみたいに塩だけで消える。
どちらに転ぶかわからないから出さなかったものさ。
>>1723
オカ研wwwww何それ凄く楽しそうwwwww
生まれる時と場所を激しく間違えた感wwww
かごめさま?それは初耳…
おっとこれは主殿本気のピンチ!!(の可能性もある)ということ?
気を付けてね~…だけど気になる、やって欲しい…
だが主殿の安全を考えるとこれは…
ほいさー。
皆ただいまー。
とりあえずレス返してくなー。
>1724
まぁ平たく言えばそうだね。
後は立地とか方角とか色々あるけど省略するわww
俺は全然面白くねぇけどな!ww
>1725
うん、すっげー楽しかったよww
基本的に集まって騒いで飯食いに行く感じだったからねー。オカルト検証しても結局はやるの俺だし、塩で一撃かまして終わりだったからなww
当時の部員達に逢わせたかったわww
そりゃあなぁ……これはうちの祖先から伝わってるやつの簡易版で俺がガキの頃に編み出した手法だからね。
まぁ実績はあるから問題ナッシング←
あと準備が結構面倒臭いんだよね……色々あるんだわ、安全にやる為の手順みたいなのが。
作り話を上げようかと思ったんですが、やめました。
投稿しようとしたら、エラーで全部飛んでしまって……
一時間がけだったんですが……
おのれ電波……
>1728
ああ……なんてこったい……
そりゃ辛いのぅ、おじさんがよしよししてやろう←
まぁまた気が向いた時にでも書いて上げてくれると皆喜ぶだろうさ。
大変だろうが宜しく頼むよ!
>1730
なん、だとwwwwww
大丈夫、アマツくんならきっと喜んでくれると信じてるww
例えそれが顔面ひきつらせながらのめっちゃ棒読みの「わーい……」でもな!!←
ほいさー。
皆の衆、お晩でっせ。
ちょいと面倒に巻き込まれてるでな、報告はもう暫く待ってくれると嬉しい。
ちゃんと生きて帰るから、おまいら俺が報告上げるまで風邪引かないように温かくして寝ろよー。
手が空いたら軽く状況説明するわ。
>1732
支援さんきゅ!!
俺が居ない間は皆、支援頼んだぞーww
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