深い霧に囲まれた山奥。ひっそりと、そこにあるのは大きなお屋敷。 幼くして両親を亡くした少女は静かにそこで暮らしていた。 執事と2人きりだったが寂しくはなかった。 彼を愛していたから。 そして、彼もまたここ最近大人びてきたお嬢様を愛おしく感じ始めていた。 家族のようで家族じゃない 親友のようで親友じゃない ああ。やはりこれは恋なのか ◇発言禁止