狐に嫁入り？！

つ、使い……流石狐様だ。でも自分の事は自分で出来るから、と言っても狐様は使いを私に付けるんだよね？

（使いときいて驚くもお稲荷様は神様なのでこれくらい当たり前だと把握すると滅多にない機会なのでこの現実を楽しむ事にして）

何だかお嬢様になれたみたいで少し楽しみかも！

ふむ、そう言ってくれて安心した。では私は返事を待っておこう。待つのは得意でな（そう言うと袖口から小さな鈴を出して｢これを鳴らせば私はすぐに現れよう｣と微笑み）

その鈴を鳴らせば狐様が直ぐに現れる、ということですか？便利な道具ですね〜！

（鈴を見せられると何処にでもある普通の鈴だったのでそれだけで呼べるなんて、と驚いていて）

あまり長く待たせるのは狐様に悪いので、一週間以内にきちんとお返事をします。決まったらこの鈴で狐様を呼ぶ様な感じですか？それともこうやって神社へ訪れた方が良いでしょうか？

そこはお主に任せよう。どこでもすぐに駆けつける故（こくりと頷きそう言うと｢嫁になったからと言ってお主に負担はかけぬつもりだ｣と付け足して）

わかりました。今日は一旦帰宅してじっくり考えますね。

（鈴を鞄へとしまうとお辞儀し、再び相手の顔を見れば微笑んだ後、両手を優しく包み込む様に握り締めて）

伴侶に関しては前向きに検討します。私も狐様の妻は興味ありますし！