異形 【bl】

どーも。寂しがり屋の狐君が居るって言うから来てあげたんだけど…お邪魔してもいいか? ( 辺り見渡し顔ひょっこり出して。 )

ようこそようこそ、待ちくたびれたよ。( ふわ、と和風な衣が重なった下から金色の尾持ち上げて喜び示すと人当たりいい笑み返し。) 俺の名前は玉藻前。お前は、？

相当待たせちゃったもんね。ごめんごめん、( 顔の前で手合わせて謝りつつ相手の姿に少々見惚れてしまうが名を聞かれれば。 ) 玉藻さんね。俺は憐斗。

憐、..が楽ちんだな。こう呼ばせてもらう。憐も好きに呼んでくれて構わないから。お近づきの印をあげるから、近くへ寄れ。( ふふん、と満悦そうな表情で手招きをし )

どーぞ、なんか憐って呼ばれるの気に入ったし。＿ んー、じゃそのまま前君でいこうかな。( 腕組み少し考えてから名を呼び。 ) え、何何。何くれんのか楽しみなんどけど。( 言われるまま近づき期待込めた目で相手見。 )

ん、...( す、と背中に手を回し逃げないようにとこちらへ引き寄せれば首筋に吸い付いて。)

わ、何何…んっ。＿ 前君大胆だねー。( 引き寄せられれば何かと思い首筋の感覚にぴくっと身体震わせ少々面白がるように言い。 )

..ふは、これは只のキスマークってやつじゃないんだよ。( 大胆、だなんて何歳も年下の人の子に言われるとは思わなかったのか小さく吹き出すと、とんと赤く咲いた花指で触れ )

そうなの？…まぁ、印って言うくらいだからそうなのかもだけど見た目はキスマークだよね。( 小さく吹き出す相手につられて笑み漏らし首筋の痕に己も触れ何があるのかと興味持ち。 )

人が付けるそれは時が経てば薄れ消えてしまうけど、俺が今付けたのにはちょっとしたまじないみたいなもんをかけたから、ずっと消えないんだこの先、。...怖い？( こんなことを言ったら驚くだろうか、と静かに冷静装い聞くと )

へぇ、消えないのか。＿ 怖い訳ないよ。むしろ前君のもんになったみたいで嬉しいくらいだ。( 不安なのだろうかと思い素直に述べ目細めては相手の頬に手添え。)

可愛いことを言ってくれる、( 尾がゆらりと揺れるのは御機嫌になるとついつい表に出てしまう癖のようで。こくりと頷きあなたの頭ぽんと撫でて )

可愛かったかな？…あ、前君御機嫌だったりする？( ふはりと笑い尾が揺れるの見れば可愛いと思いながら尋ね。撫でられるのを心地よく感じ目細め。)

...、。なんでわかった。( 図星を言い当てられるとぴた、と動き止め不思議そうに目丸くし ),

あ、図星?…動物って尻尾に感情出るけど前君もそうなのかと思ってね。( 目丸くする相手にくすくす笑ってしまいながら尾指差し。)

動物だぁ？..俺は歴とした妖狐様なんだけどな、？( ふん、と鼻を慣らしちらりと横目で見やり。今度は尻尾は意識して動かすまいと )

妖狐様でも元を辿れば狐でしょ？…ま、俺的には気持ちが分かるからそのままでいいんだけど。( くすくすと笑いながら上記述べ先ほどのように表に出してくれるのは嬉しいのだがと思い。 )

..んまァ。( よくよく考えてみれば、それもそうだと渋々ながらに頷くしかなく。 ) 可愛い可愛い憐の望みとあればわざわざ隠すこともないか。( 口元袖で隠しながらにまりと目細め了承の意込めてふわ、と尾揺らし)

でしょ？俺の勝ちだね。( 頷く相手に目細めて笑み浮かべ。 ) 可愛いって言われるのは男としてあれだけど前君に言われるのは嫌じゃないね。それに隠さないで居てくれてよかった。( へらりと頬緩めつつ嬉しそうに述べ。 )

愛しいという意味だよ。憐斗。( そっと両頬に手添えると意識己の中へ誘うようにじっと見つめ )