餅と昆の部屋

ぱっひょい！
セクロス！

かほーにすっぺ～～！

私は今からやんべとしおりちゃんにあげるチョコ作りますぜ？数字松チョコはまた後日。
勉強する気はさらさらねぇ！

「バレンタインなんだしさ」

まだ日も高く暖かい平日の昼間から、俺と十四松は屋根の上で日向ぼっこをしていた。
何をするでもなく、ただぼーっとしているだけだった。
それが俺たちの日常であり、幸せでもあった。

俺たちの関係は、まぁ所謂「恋人」である。
とはいえ実の弟(しかも六つ子だ)と付き合っている、だなんて決して人様には言えぬものだ。
堂々とお天道様の下イチャつく事は言語道断、家の中ですら、気を使わねばならぬ日々であった。
しかし、今日はバレンタインだ。少しくらい、少しくらいなら許されるのでは、と思っている。

「ねー、兄さんー？」
「何？十四松」
「今日、バレンタインやねー！」
「せやなー」
「兄さんは、チョコ欲しい？因みに僕はめっちゃ欲しい！！！！」
「貰えるもんなら滅茶苦茶欲しいわぁ」
「せやね！！！！」

十四松から無邪気に聞かれ、少しの期待を抱きながら努めて冷静に答える。
貰えるんなら、滅茶苦茶欲しいわ！！！！お前から！！！！くれよ！！！！何ならお前ごとくれ！！！！
と、暴走する思考を抑えて答えられたのは、奇跡に等しいと思う。

「ねね、誰からチョコ欲しいの？」
(ぁぁぁぁぁ、お前からに決まってんだろ！何⁉︎くれんの⁉︎期待するよ⁉︎期待してるよ！ていうか、素直に言えたら今頃こんな会話してないわ！！！！)
「さあね、くれるんなら誰でも良いよ」
「そっかぁ…」

少しシュンとした十四松を見ていたら、何だか素直に伝えなければいけない様な気になって、偶には甘えてみるのも良いかもしれない…なんて思ってしまって。

「…十四松、中、入ろう」
「あいあい！！！！」

子供部屋に入って、向かい合って座る。
それだけなのにとてつもない緊張を味わっていた。
それでも言わなければ、今日はバレンタインなのだから。
甘いひと時を過ごしたいのだ、こいつと。

「ね、十四松。チョコさ、」
「あ、あい」
「…お、お前から欲しいって言ったら、どうする…？」
「……」

返事がない。何か不味いことを言ったかと不安になり、先程まで伏せていた顔をあげた。
俺の思考は一瞬にして停止する……どういう事？
……お前、何でそんなに顔赤くしてんの？
顔をあげて見た十四松の顔は耳まで赤に染まっていて、こちらも吊られて赤くなっていくのが分かった。

「い、一松にぃさっ…あんね、ぼ、僕ね、よ、用意したんすよ、チョコ…一松に…」
「う、うん…」
「だ、だから受け取って欲しいなぁって、思うんすけど…
あの、受け取ってくれます、か？」
「……あ、当たり前、だろ。寧ろ、凄くほ、欲しいよ」
「は、はわぁぁぁ、ど、どうぞ！！！！」
「…ありがと」

何こいつ、すっげー可愛いんだけど。
チョコを用意してなかった俺は、煩い心臓を抑えてそっと十四松の頬に手を添えて、口付けを一つ落とした。

「お、お返し」
「あ、ありが特大さよならホームラン……」
「偶には、良いよね？こういうのも…」

決して許される関係では無いことを僕らは知っている。
それでも今日は許して欲しい。

「だって、バレンタインなんだしさ」

うわぁ、がっつり、14日過ぎたわw
ていうか、今から作るんかいwww
まぁ、頑張って暗くないの即興で書いたんで、数字松チョコも頑張ってくだせぇ

読みながら「ぁぁぁぁぁかわぃぃぃぃぃ」って言ってたわ………………。
マジなんなのこの二人………。
お前らの可愛さが原因で全国で何人の数字松クラスタが死んでると思ってんだよ！
現に今また一人死んだよ！
ご馳走様ッス！！！

ちなみにこの小説あがるまで、勉強して待とうかな～とかちょっと思ったけど



百人一首取り出して「末の松山」の「末の松」の所に目がいっちゃって勉強にならんかった☆

もしくは歴史のノート開いてヘタリア妄想にふけってパタンて閉じて現実逃避に走った☆

ただの阿呆だな、お前
そんな私はノー勉強、やばい
え？明日って幾何、歴史、読解だよね？
もしかして、古典⁉︎

ちゃうで～古典ないで～
幾何と読解は勉強しなくても大惨事は避けられるからやる気ないんやで～

まあ、大惨事は避けられても惨事にはなるかもしれんがなｗ

ああああ、焦った、死ぬとこだった……
にしてもさ、私頑張ったと思わない⁉︎いつもすぐ、暗い救いのない話になるのに、なんとか明るさを保ったよね！駄文だったけど、好きなイチャラブ書けたんやで！
褒めて！私を！

うん、凄かった。
ぶっちゃけ救いようの無い話なのかと思ってた。
そう思ってたからこそ予想外の和み話に死ぬかと思った。てか死んだ。悶え死んだ。
うん、めっちゃ褒めるわ。14話のイッチ褒めてる兄さんばりに褒める。

明日頭わっしゃわしゃ撫でてやる。
凄い払い除けられそうだけど。

もうなんか十四ちゃんのセリフ全体的に天使でしょ。天使過ぎるでしょ。
読みながらリアルタイムで頭の中で同人誌作ってたわ。

あのさぁ、お前こういうネタ浮かんだらどんどんこのトピに残して行ってくれ。
今回のような天使な話でなくても、例え闇のように暗い話でも良いから書いてくれ。
お前文才あるから。いやマジで。

ふっほぉ、褒められた！！！！
ま、文才はないが明日頭を撫でることを許可してやろう
思いついたら、書くわー
寝るね、おやすみー

うぃー！
おやすみー！

チョコ出来たー＾＾
チョロチョコは成功！
でも香港チョコはちと失敗してもうた……。
でもまあやんべなら気にせずバクバク食べそうだ☆
それより、書いてて思った「チョロチョコ」という言葉ｗｗ

あはあははー＾＾
全っ然勉強はかどらねぇぇぇぇ

勉強しても脳に入ってこない！
おそ松さん見てくるわー(^^ゞ
Let's 現実逃避！

こーん！何処だ！こーん！

…庄之助さん、多くない？