提督 2016-02-09 10:22:55 |
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ああ、勿論構わんよ。だが扶桑の場合トゲで手をケガしないか、それだけが少し心配だがね(からかうようにそう述べてはクスクス笑い)
端的に言うならそういうことだね、まあ…自分で言っておいてアレだが今のはあまり気にしないでいい、扶桑は扶桑らしくありのままでいてくれればいい(純粋な相手の反応に少しだけバツが悪そうに苦笑し)
ん、いや、だがもう少しだ…ここからも少し見えるだろう?時期が早いかと思ったが意外に綺麗に咲いているようだねぇ(独り言に反応をされたことに僅かに焦り見せ、少し先に見える花を咲かせる桃の木を指差し)
しかし、これだけ見事なものを見せられると本当に一足早く花見に興じてみたくなってしまうねぇ
あら、私そんないいとこのお嬢さんじゃないんですから、そんな怪我しませんよ…たぶん、私の場合頭にさくっと被弾してしまう気が…(などといいつつも提督と同じように冗談っぽく笑って)
は、はぁ…そういうものですか…男心とは難しいものですね…(よくわからなかったものの、提督がよしとしたのでそれ以上なにも言わず)
あ…本当…!(僅かに焦る提督の反応に若干首を傾げるも、指し示す先に目を輝かせ)…綺麗ですね、提督…!早く側に行きましょう!(そわそわしつつも、流石に提督を置いて駆け寄るようなことはせず表情を輝かせたまま、少し急かして)…大丈夫です提督、また来ればいいんですから…
くく…いや、失礼、扶桑の場合だとそれも容易に想像出来てしまってついつい可笑しくてね(失礼ながら相手のそんな様子が想像するに難しくなくて思わず軽く吹き出しながらも一応謝罪もしていて)
そうだ、つまり男というのは面倒くさい生き物なのさ、ためになっただろう?よく覚えておきたまえ(肩を軽くポンと叩いて)
わかったわかった、そう慌てなくても桃の花は逃げないぞ(そわそわ落ち着きのない相手を軽く宥めながら歩いていき)
そうだな…その時は扶桑、俺にまた付き合ってくれるかい?
ふふっ、ですよね…これでも不運には恵まれてますから…(自分の不幸も提督を喜ばせるのなら悪くはないか、などと考えつつ)
…女心も色々あるものですが…ふふ、鳥海さんや霧島さんなら完全にわかるまでデータ取りされますよ?男心(くすっと笑いながら並んで歩いて)
ぁ、いけませんね、子供みたいで(つい、と苦笑しつつ)…もちろん、提督が望まれましたら…私でよければいつでもお付き合いします(何やら嬉しそうに頷きながら、でもお仕事はちゃんとしなきゃダメですよ?と念押し)
それは否定出来ないところだねぇ…だが、俺たちが出会ったことは不幸なんかじゃなかった、そうだろう?(自分と出会えたのだから差し引きゼロだろうとでも言わんばかりに)
女心ねぇ…つまり扶桑にも何か抱えているものがあるということか(相手を横目に見て)
くく、確かにあいつらならやりかねん…二人の前で余計なことは言わないようにしないといけないな
いや、いいさ扶桑がついハシャいでしまうほどに喜んでもらえたなら一緒に連れてきて良かったというものだよ(頭の上でポンポンと手を弾ませて)
…しかし、近くで見れば見るほど見事なものだねぇ(桃の花を見上げ)
わかっているよ、扶桑がまたこうして付き合ってくれるならそれをモチベーションにして頑張ってやろうじゃないか
はい、それだけは千載一遇の…これ以上ない位の幸せ……だから、これ以上幸せになるのは…未知過ぎてちょっと怖いです(とすると提督は幸運の神様ですね、などと笑って)
抱えてるものですか……ないこともないかもしれませんが、それを口に出さないのもまた女心なんですよ?(私にもめんどくさい部分があるんです、と悪戯っぽく微笑み)
ええ、ほんと綺麗で…綺麗な景色はずっと見ていたくて……(撫でられながら、愛おしそうに花を見上げて)…そして一年無事に過ごして、また来ようって思えるんです……連れてきていただいて…ありがとうございます…(目に焼き付けるように、いつまでも見つめ)…って、私が付き合うのがモチベーションになるんですか?(花に見とれていたが、ふとした言葉に視線を提督に戻し、小首を傾げて)
俺が幸運の神様か、だとすれば扶桑一人幸せにしてやるぐらいなら造作もないことだ、怖がらず幸せを甘んじて受け入れればいいと思うがね(普段が不運な分たまには欲張ってもバチは当たらんよ、と軽い調子で)
なるほど、言わぬが花とはよく言ったものだねぇ…扶桑とはそれなりに長い付き合いになるが知らないこともまだまだ沢山あるようだ(うんうん、と納得した様子でしきりに首を縦に振って)
ああ、その通りだねぇ…目を奪われるというのは正にこういうのを言うのだろう(愛おしむように桃の花を見上げる相手の横顔を盗み見て眩しそうに瞳細めて呟き、再び桃の花へと視線戻し)
こちらこそ、扶桑には感謝しているよ、扶桑が桃の花が欲しいと言い出さなければ俺はここへ来ることも、この景色を見ることも無かったんだからね(そう言って不意に相手の手を握り)
だから扶桑、一年と言わず二年後も三年後もそれからずっと先も俺と一緒にこの景色を見てはもらえないだろうか?…これだけ言えば俺のさっきの言葉の意味もわかるだろう?(此方を向いた相手の視線に気づきながらも敢えて桃の花を見上げたまま思いを紡ぎ)
(手を握られ一瞬驚くもそのまま提督の話を聞き続け)…そうですか…そう、そうですね、提督が私を引っ張ってくださるのなら…支えていただけるなら、幸せを願うのを…もう少し頑張ってみようかな……と思います。私だけでは…きっと負けてしまうので、支えが必要なんです…(握ったまま視線を花に移した提督に向かってぽつぽつと胸の内を打ち明け)
はい…一年後も二年後もずっと…この先長く連れ添って、私の知らない提督を教えて下さい。そして提督の知らない私を…知って下さい。
提督のご好意も…なんとなく分かっていたような気がします。それでいて、兵が部下が…と、目を逸らしていました……幸せが、怖かったから……
こ、ここまで言えば答えになりますよね…(手は依然握ったまま語り終えると、恥ずかしさにもう顔が見れなくなってしまって明後日の方向の花を見つめ)
頑張ってみる、か…扶桑は相変わらずだねぇ、そう肩肘張らなくても俺が扶桑を幸せにしてやる、だから扶桑はただ俺の隣で笑ってさえいてくれればそれでいいのさ(己の想いに対する返事まで相変わらずどこか堅苦しさを感じる相手に軽く吹き出してしまいそうになりつつ想いを告げていき)
そうだな…一生をかけてもそれはきっと知り尽くせないだろう、だからせめて最期まで一つでも多くの心をお互いに刻みつけてこれからを生きていこうじゃないか
そうだね…そして想いが通じ合った今俺がとるべき態度は一つ……(手をくいっと引き寄せ、もう片方の手を相手の背に回し、そっと唇へと口づけをして)
扶桑、愛しているぞ。これをお前に渡したい…受け取ってもらえるな?(口づけを交わしてからポケットの中から指輪ケースに入った指輪を取り出して)
す、すみません、こういう生き方しかしてこなかったもので…支えは必要でも任せきりで努力を怠るのは……そ、そんな笑わないで下さい(もぅ、と言いながらも同じように笑いながら)
はい、ずっとずっといつまでも、
最後まで一緒に……ぁ……
(引き寄せられると唇を奪われて小さく声を洩らし、そのまま静かに目を閉じて、しばらく身を任せ)
ん……もう、いきなりで驚きました……けど、嬉しいです、提督……私も、私も…好きです、愛してます……!カッコカリでなく、禁じられてても…私はあなたと共に生きます…私をずっとお傍に置かせて下さい…(取り出された指輪に泣きそうな、それでいて幸せそうな笑顔で頷き、手を差し出し。花びら舞う中、今迄になかった心からの笑顔だった…)
はっはっはっ、こんな愉快な日に笑わずにはいられんよ(気を良くしてすっかりテンションも上がっていて)
扶桑に怠けさせるつもりはないよ、努力はいらない、ただ俺に愛をくれ…なんて少し臭すぎるかね?
言われるまでもない、今更嫌だと言ったとしても扶桑のことはもう離してやるつもりはないからねぇ…こんな時男はこう言うのだろう?黙って俺に着いてこいってね(差し出された左手の薬指へと指輪をはめてやり、ギュッと抱き寄せて不敵に笑い)
…それにしても参ったねぇ、花はこんなにも綺麗だが扶桑のこの笑顔の前にしてはそれも目に入らなくなってしまうよ
提督、それは…そこまで言われると…完全に負けちゃうじゃないですか…(提督の袖をぎゅっと掴んで込み上げる恥ずかしさを耐えるように下を向き)ちょっとやり過ぎなセリフですけど、受け身の私には…丁度いいくらいです…
ほんとにもう…何も言えません、着いていきますよ、もう…嫌なはずもないです…私だって花も提督も見れなくなっちゃったじゃないですか…(抱き寄せられて体を預けたまま視線だけは外し、もぅ、もぅ…と照れ隠しに呟き)
そうかそうか、お姫様のお気に召したようで一安心といったところだねぇ?(俯いた相手の顔を覗き込み、冗談めいた口調で)
まあ、安心したまえ多少受け身でもその表情を見れば一目で俺のことが好きで好きでたまらないんだということがわかるからね
はは、扶桑は意外にウブなんだねぇ…あれだけケッコンカッコカリというものに対してドライな反応をしていたあの扶桑が(からかうように口にしながら軽く背伸びをし、ギリギリ届く位置にあった花の咲いた枝を折って相手の髪へとスッと刺して)
…あのクリスマスツリーのような特徴的な頭の艤装も扶桑らしくはあるが、やはり扶桑には可憐な花がよく似合う
…そ、そんなことはあるけどありません!(提督の言葉に勢いよく背すじを伸ばし顔を上げて)か、火力には自信がありますから、このまま受け身なワケではありません…!せ、攻めます⁉︎提督に近づく者は片っ端から木っ端微塵に…!(羞恥が許容範囲を越えたのか混乱した言動になり始め)
カッコカリはいいんです、私はもう何と言われようと提督と婚姻です結婚ですっ!……これでカッコカリだけでしたなんて言ったら私司令室で全弾発射します…から……(そこまで一気にまくし立てると、慌てて口を押さえて)……こ、こほん!すみません……えと、反応はしょうがないじゃないですか…こんな私によくして下さるのは提督だけでしたし…提督はもう少し遊び慣れた人の方がいいのかもしれませんが…もう嫌だって言ってもダメですからね?キャンセル不可です、うんうん。
…って、提督までクリスマスツリー言わないで下さいよ…でも、ありがとうございます…(花を飾って貰って、照れながら笑い)
あー…、とりあえず落ち着いて深呼吸をしたまえ、扶桑がそれだけ俺を想ってくれるのは嬉しいが、片っ端から木っ端微塵というのは流石に少し考え直さんかね?(苦笑浮かべながら軽く肩を竦め)
扶桑と結婚か、それは願ってもない。それならば俺と扶桑は今日から夫婦ということになるねぇ?(やや物騒な相手の物言いに物怖じした様子もなく)
そんなことはないぞ、むしろ俺は扶桑のようにからかいがいのあ…、いや素直で純情な女の方が好きだからね。だから今更チェンジなんてするつもりもないねぇ(つい本音を口走りそうになって慌てて言い直し)
ははは、すまない。だがそっちの方が親しみもあっていいじゃないか、俺は好きだよ(相手の頬を優しく撫でてやりながら)
…それにしても本当に綺麗だねぇ、思わず見とれてしまうよ
ですがっ…!…取られちゃ……あ…いえ、はい…すみません(暴走しかけた思考をたしなめられ、一歩引いて深呼吸し)…やはり粉微塵はよくありませんね、あはは…ええと、では命だけは助ける方向で…(取り乱しましてすみません…と汗を拭いつつ)
えっ⁉︎今日からですか!…わ、わ、わかりました!ええと、ふ、不束者ですがどうぞよろしくお願いします…?(深々とお辞儀し、そのまま固まり)…て、提督……本当に、これは、冗談やからかいやエイプリルフールでもないです、よね…?
て、提督がそう仰るなら…気にしないことにはしますが……褒めたって何も出てきませんからね?(頬を撫でられ、恥ずかしそうに視線を落としながら、落ち着きなく指を組んだり外したりとモジモジし)
命『だけ』というのが少し引っかかるが…敢えて深くは聞くまい(精神衛生上聞かない方が身のためと判断して追及は止めて)
夫婦といってもすることは今までとそんなに大きく変わらんだろう、だからそんなに緊張することはないぞ(お辞儀した相手の肩にポンと手を置き)
やはりそれもどこかで聞かれると思っていたよ…さてね、俺の方から答えを言う前に扶桑自身はどう思うかね?(神妙な顔つきで含みのあ物言いをし)
出てくるさ、扶桑の普段めったに見られない可愛くてウブなリアクションがね?(もじもじしている相手の顔を覗き込み、ニヤッと笑って)
男というのは現金なものでね、自分に好意を向けてくれていることがわかっている相手というのはより魅力的に映るものなのさ
夫婦となっても変わらない…ということは…つ、つまり私たちは今まで普段から夫婦のような振る舞いをしていたので……ぁ、あぁ…いえ、別に、うん、変わらないですよね、あは、は…(恥ずかしさを我慢し平静を装おうと笑って)
……(はめられた指輪を見つめ)…今まででこんな幸運はありませんでした…目を閉じて眠ったら全てが夢で……と、いう可能性はあるかもしれない、不運艦は常に最悪を想定して考えるべきかと……でも、それでも…これがウソなのは…嫌……です…(笑顔も一転、俯いて若干震える声で答えて)
…私の反応で楽しまないでくださいよぅ……提督はもう少し、その、誠実さというものをですね?…私は魅力とか意識しないようにしてますのに…(ズルいと言わんばかりに頬を膨らませて)
最近は秘書艦として一緒に居る機会も食事やお茶を共にすることも多かったからねぇ…それの延長線上と言えばまあそうだろう?(恥ずかしそうにする相手を横目で見やり)
無論、夫婦でなければ出来ないこともあるがね?(意味深な笑みを浮かべ)
やれやれ、不運故に不安になる気持ちはわからなくもないが、もう少し俺を信用をしてもらいたいものだねぇ(やれやれと呆れた様子で)
もう一度言わせてもらうが扶桑は俺が幸せにしてやる、不幸型戦艦とはもう二度と呼ばせんよ
ふむ、誠実さが足りんかね?だがそんな俺のことを愛していると言ったのは扶桑だろう、諦めたまえ(くく、と喉を鳴らして笑い)
そ、そうですよね、なにも恥じる要素など…普段のままでなにも変わらない……そう、夫婦でしかできないことなん…て……ねぇ?(はにかみながらあはは、と小さく笑って)
信用得たいならもう少し……もう少しですね?不安にさせるようなことは控えたり誠実さを…えぇえぇ、そうですよ、愛してます、ますけどっ!…もぉっ(笑う提督に珍しく感情を表に出し声をあげて)
………はぁ……それでも好きだなんて、ほんとに…負けてます、戦艦が形無しですよ…(ひとしきり心情を吐露するともう一度ため息をついて苦笑して)
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