ーーかつて、栄えた神社があった。
村の者は皆神社に祀られた神を崇め、毎日参拝客が途絶えることはなかった。
季節ごとに賑やかな祭りも催されその甲斐あってか、その村では毎年豊作。神と人はお互いに必要としあっていた。
しかしそれは幾百年前の話。村からは人が絶え、その神社は忘れ去られていた。
神は怒り、近づく者には祟りがー……あると思いきや、案外呑気なその神様は隠居生活だハッハッハと余生(?)を楽しんでいたが、迷子の少女がふらりと現れ震える声でこう言った。
「1人だなんて可哀想です!大丈夫です。心配しないで、私がお話相手になってあげますから!」
かくして、神社と寺の区別もつかない能天気女子高生と怠惰な神様の愉快な恋(???)物語がはじまった。
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