サイバーな２人【非募集】

っ…(何もしてこない相手を薄目で見ると、チョロ松兄さんの意地悪と内心思い。角度を変えて口付ければ恐る恐る舌を入れ)

ん……(相手の様子伺っていると恐る恐るといったように侵入する舌の感覚にふっと口元緩み。そろそろいいかと思うと舌を相手のと触れさせると今度は相手の口内へと舌入れ。ゆっくりと口内に舌這わせ。

ぁっ…ん、…(舌が入ってくる感覚にぞくっとすれば、不慣れだが一生懸命舌を絡ませ。自然と力入ると相手の服をぎゅっと握り締め)

っ……(じっと相手の顔見続けていると熱を含むような表情に胸高鳴り。己の服を握りしめる相手の拳を包むように手を重ねるとなんとなく相手の下唇甘嚙みして。

…っ、ん！？(甘噛みされた瞬間びくっと反応し目を見開いて、思わず相手から唇離し。「ねぇ…満足した？」と息を整えながら赤い顔のまま尋ね)

んー、いや?初々しい中学生みたいなキスだったね(離れるとやや不満そうに眉寄せるも尋ねられた言葉に正直な感想を述べ。すっと立ち上がると「んじゃあこれからにゃーちゃんのライブだから行くね?」と告げて。

なっ…！何その言い方、童貞のくせに強がんないでよ。(馬鹿にされた様な気分になればむっとした表情になり、喧嘩売る様な言葉が出て。相手の言葉に驚けば何度か瞬きして固まったのも束の間「えっ…行っちゃうの？」と寂しそうに呟き)

は?顔真っ赤にしてたやつがよく言うよ(相手の言葉にムカっとしては相手の頬を抓りつつ言い返し。「あーあ、せっかくライブの後にお茶でも誘おうとしてたのにね。童貞となんかやめといたほうがいいねうん」スラスラと言葉続けては襖開けて。

〜っ、しょうがないじゃん馬鹿…(言い返す言葉が見つからずぐっと言葉が詰まり、抓られると反射的に抓り返して。相手の誘おうとしてたっていう言葉が耳に入ると「待って！…お茶しようよ、僕待ってるから。チョロ松兄さんが帰って来るの…」と相手の背中に向かって言葉投げ掛ければ必死に笑みを作り)

……いいよ。今からでも(必死な相手にだんだんアホらしくなり小さくため息ついて。振り返り相手の頭撫でると言い。「ライブはまた今度でもいい」と付け足しては遠慮しないように配慮して。

…え？でも行きたかったんじゃないの？(撫で受ければ己を優先してくれた事に嬉しく思うも眉下げて見つめ。「…そっか、ありがと」と視線逸らしながら頬緩めて)

僕が別にいいって言ってんだからいいの。(少し遠慮した様子の相手にいいときっぱり言っては。「ほら行くよ」と相手の腕を引っ張ると靴はかせ早々家出て。

ちょ、そんな急がなくても逃げたりしないよ！(されるがままの状態になると、相手の強引さに少し驚いて告げ)

あ、ごめん(相手の言葉にはっとすると手をぱっと離
し。謝罪すると改めてそっと相手の手をとり自分のパーカーのポケットへつっこみ。

…ううん、大丈夫。へへ、あったかいね(手をとられ相手のポケットへインされると温かさにホッとして、頬緩めながら呟き)

…そ、そうだね(相手の表情に深くにも胸高鳴り。かすかに赤くした顔を反対に向けつつポケットの中の指に自分の指絡ませて。

っ……あ、あのさ、何処でお茶するの？(指絡められるとほんのりと頬を赤く染めながらそっと絡め返し、気恥ずかしそうな声を出しながらもなるべく平静装って問い掛け)

うん、そのつもり(相手をちらりとみると頬赤らめており。人がちらほらと見えてくると若干顔歪め。「ここはいろ」近場のお洒落なカフェ指さすとぎゅっと絡めた指に力込めて店に入り。

わ、オシャレなお店…意外だね、チョロ松兄さんがこういう所選ぶなんて。(お店を見上げれば自分の好みなお店な為嬉しそうに笑い、相手の後に続いて店内へと歩みを進め)

僕だってそれくらい選ぶから。(相手の言葉に照れ隠しに言い返して。適当に奥の窓側の席を選ぶと手をゆっくりと離し。腰掛け相手にメニュー渡して。