ナルシストなヴァンパイア 2016-02-04 17:46:28 |
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あ~…やっぱりこれだぁ、ねぇ何使ってんのずるい、俺よりいい匂いとか許せない
(押し返されれば素直に距離離し固定していた手も離してしまうも匂いをかぐ行為は辞めず、整髪料だろうと予想したあとその手は相手の髪へ、セット崩さないように指先で毛先を弄り「だって先生、先生っつーか秋山ちゃんって感じだし…わかる?このニュアンス」と意地悪く口角上げて)
俺様か、ジャイアンか!薬局で普通に売ってるやつだよ。あんま嗅ぐなって!
(自分の、それも頭部の匂いを嗅がれているとなれば、いくら正体が整髪料の香りだろうとどうしても気になってしまい。両手で頭抱え込むようにしながら相手見上げて。「何となく分かる。だから余計に嫌なの、俺は!」むすり、と口元尖らせながら子どものように捻りのない反発をしてみせ)
人間達からしてみりゃ立派な先生かもしれないけど~…ほら、秋山ちゃんこれだし
(うーんと首捻ってから相手の方へしっかり向き直れば更に追い討ちかけるように頭に手を置き撫でるようにすれば「親しみある高さっつーか、低さっていうか、ね」と舌先ちょろりと覗かせずるい笑み浮かべた途端学校のチャイムが鳴り)
どうかねぇ。人間もヴァンパイアもあんま変わんねぇぞ。……俺に対する扱い
(はぁ、と溜息吐いた直後降ってきた感触に眉根寄せギロリ見上げ。「お前がでかすぎるの!……あーほら、早く次の授業行けって」鐘の音を聞けば音の方見上げてから、ゆるりと手を振って自分も音楽室へ向かおうと)
んは、やっべー…次移動だった。んじゃまたね秋山ちゃん……あ、おい行こうぜー
(チャイムの音にふと思い出してみれば次の講義は離れた教室の予定、最後にぽんぽんと子供扱いしたように頭を叩いて手を離せばひらり片手振って別れ告げ、通りがけのクラスメイト捕まえれば「秋山ちゃんいじってたー」とクラスメイトと談笑しながら移動先へ足を向け)
ったく。……10も下なんだよなぁ。自由なヤツ
(頭を叩かれ立ち止まると、苦笑浮かべながら後ろ姿を見守り。級友と笑い合う姿に距離を感じてしまうと、ひとりごちて。緩い足取りで音楽室へ到着すると、教師不在で騒がしい教室の扉をガラリ勢いよく開き)
(1日の講義が終わり体のダルさを感じながら重い足取りで寮へと戻ってくれば一目散に食堂へと向かい今日の夕飯のメニュー確認へ。デザートの有無確認しながらポケットから血晶一粒取り出し口の中へ放り込んで「…うまい」と思わず独り言呟き)
あ、おい。……お前、あんま周りに変なこと言ってんじゃねぇぞ。
(早めに夕飯を摂ってしまおうと食堂へやって来れば、見慣れた後ろ姿を見つけ軽く体当たりをして。血晶特有の香りが混じるのを感じれば僅かに間作るも束の間、何でもなかったように、昼間相手が友人にかけていた言葉のことを口にしてじとりと目を細め)
いたっ…秋山ちゃん?変なことって別に…
(小さな衝撃に振り返れば担任教師、今日は仕事が早かったんだななんて思いながら釘刺されるような事でも言ってしまっただろうかと、思い返しながら小さく溶けていく血晶を最後は噛み砕いて喉に流し込み「あぁ、いい匂いするってのは言ったかも。あと小さいって、可愛いよねって」ははは、と悪びれなさそうに述べるも、全て自分の中では褒め言葉で)
……お、ま。俺は、“いじってた”の下りのことを言っただけだったのに…。んなことまで話してんのかよ!
(血晶が砕かれる音にぴくりと眉動かし相手の喉元へ視線をやってから、続いた言葉にぎょっとした表情で再び顔見上げて。「そのへんの女子の方がよっぽどいい匂いでちっさくて可愛いだろうが。お前らの年齢くらいなら」と呆れ顔になってメニュー表へ視線移し)
げっ、口滑りすぎっしょ俺ぇ…いや、ほら!全部俺が言わなくてもわかってることだし、全校生徒、むしろ教師含めて、さ!
(やばい、と顔引きつらせながら誤魔化すように目線背けて上記述べるも内容に嘘誤魔化しは無く、相手の年齢に沿わない子供っぽさや弄りやすさは承知の事実になりつつもあり。「あー…ちょっとごめんね……うん、確かに。………まぁ俺の方が可愛いっつーかね、ふは」深く思ったこともない女の子を例に例えられてしまえば返答に困り、近くにいた女生徒に声をかけ耳元に顔近づけ匂い確かめて。簡単にお礼いい終われば再び相手へ向き直り冗談混じりに返答し)
お前、そんなこと言ったって誤魔化されねぇからな。
(メニューを決めてから大げさと言える程の表現をする相手へ視線を戻すと、昼間自分にやっていたのと同じようなことを女生徒にもしている相手の姿に顔をしかめ。胸焼けでもしたような感覚に陥るとさっと顔逸らし。「人にセクハラとか言う前に自分の行動見直せよ」と軽く忠告するように言うと目を合わせないようにしながら注文レジへ向かおうとして)
だーいじょぶ、俺あぁいう事して怒られたことない……って待って待って、一緒に食おうよせんせ!
(相手の気持ちなど露知らずへらりと自慢満載の事を簡単に述べては相手を追っかけるようにレジへ。食堂にいた他の生徒から『また秋山ちゃん弄り~?』などとからかわれる声もあり、その声にへらへらと笑顔向け否定はせずに。「あ〜、でもね、いい匂いってのはあんまりわかってもらえなかった、変なの」と独り言のように発しながら己の注文レジへ伝えて)
はいはい。てきとーに席決めて
(自分の注文済ませると、追いかけてきた相手にゆるり口元緩め、出てきたハンバーグ定食受け取って立ち止まり。『秋山ちゃん、ほんと逢坂と仲いいねぇ。俺らともゴハン食べてー』などと他生徒にからかわれると、ぴくりと反応してそちら向き「俺、人気者だから予約制なの。ミシュランもびっくり」なんて笑い返し。相手が何を頼んだのか気になれば、近づいて持っている食券のぞき込み)
シッシッ、駄目だよ秋山ちゃんは俺のお世話で忙しいから、一週間先まで予約奏様のものだから、お帰りくださいシッシッ
(他生徒に大してヒラヒラと手で振り払う仕草しながら注文を待ち『こりゃ秋山ちゃんと逢坂デキてるわー』などと学生のノリでからかわれるも慣れたもので。ちょうど手元に来たジャージャー麺を相手に見せ「辛いよ、一口あげよっか」と相手の苦手なもの知らずに呑気に述べながらもちょうど空いていた二人がけの席見つけ)
あ?そうだったのか、初耳。
(相手の冗談に顔上げ小さく笑ってから、背後から聞こえたとんでもない言葉に振り返り「ちげーから!ばぁか!」と真面目に返しては片手でトレイ持ち空いた手で作った拳を振り上げる動作して見せて。『ムキになってやんの!またねー逢坂、秋山ちゃん』なんて笑いながら食堂出て行く生徒達を視線で見送ると溜息吐き。「…あ、俺いらね。ハンバーグでお腹いっぱいになる予定」相手のトレイへ視線移し、麺にかかった赤色を見ると一歩引いて首を振り)
ふは、やっぱり弄られちゃうのが秋山ちゃんの宿命ってやつね
(またねー、と同級生に手を振れば挨拶もそこそこにし意識は既に目の前の食事へと向いており席につけば両手を合わせると同時に周りを気にせず大きめの声で「いただきますっ」と発し。「割と少食なんだね先生…だからちっちゃ…いや、小柄なのかね。胃袋小さいんじゃなぁい?」断られれば構うことなく麺をすすり始め、ピリリと舌に感じる辛みに満足したのかほわりと雰囲気柔らかくなり)
いや、俺が注目されてんのってお前のせいもあると思うんだけど。
(良くも悪くも目立つ相手に苦笑浮かべると正面の席に腰掛け手を合わせて、いただきます、と一言。「米大盛りだし……。つか、お前甘党のくせになんで辛いもんも食えるんだよ」またからかわれる要因になると思うと自分が辛い物が苦手であることを口にするのがはばかられ、控えめに言い訳取り付けて。ハンバーグをひと口切って口に放り込み咀嚼しながら、美味そうに食べる相手の姿を不思議そうに眺め)
んぁ…まぁね、俺目立つからね。仕方無いかっこいいから、イケメンだから
(最早決まり文句のように言い慣れたセリフをサラりと言うのも何時ものお決まりなもので。一口サイズに切る動作に女子力に近いものを感じ咀嚼しながら見ていれば考えたこともないことを言われてしまい、ん、と咀嚼途中の口そのままに固まってしまい目線を目の前の食事におろせば「…つか、甘党って辛いもん食えない事が多いの?俺達別に食事取らなくても本来いいし…じゃなくて、なんで先生そんなこと知ってんの?」初めて聞く理論にきょとりとしながらふと気になった事聞き返し)
嫌だねぇ。否定しきれねぇのがまた嫌だ
(ハンバーグ飲み込みわざとらしく大きな溜息吐いて首を横に振り。次の言葉に、んーと何か考えるようにしながら味噌汁へ手を伸ばし。「どうだかな。何となく正反対な感じするだろ。…なんでって、女子たちが嬉しそうに菓子持って行ってるとこ見てっから。奏くん、甘いの好きだから喜んでくれるよー、つってウキウキしてんぞあいつら」味噌汁置いて物真似の如く声を高くしてみるも、抑揚の無い言葉は虚しく響き。自身のことながら気色悪さ感じてしまえばぞっと肩震わせ再びハンバーグ食べ進めて)
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