どうか裏切らないで__【非募集】

どうか裏切らないで__【非募集】

匿名  2016-02-03 19:47:02 
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騎士様を待っています。

必要条件
・ロル60〜(確定ロル禁)
・サイト規約厳守
・シリアス多め
・ストーリーを一緒に考えてくれる、もしくは提供してくれる方
・逃げや無言は禁止
・長期お相手してくれる方


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  • No.4 by 匿名  2016-02-04 00:59:53 



「お前は馬鹿なのか?俺がこの程度で負けると?随分と腹立たしい事を言ってくれるな。」
「俺はこの国の王子だっ…国の御飾りでも操り人形でもない!…一人の人間だ。」
「お前は俺の犬だ。だからどうか俺の側から離れないでくれ、裏切るな。」

名前/ユアン・フランツェール
年齢/19歳
性格/基本的に誰に対してもクールで上から目線な発言や行動が目立つため生意気に見られる。しかし根は真面目で心を許した者には口は相変わらず悪いものの時折優しい行動や発言をしたりする。責任感も強く溜め込む癖があり思い込みや勘違いを良くする。
容姿/癖の少ない漆黒の髪は短く切り揃えられており前髪だけ長く瞼に掛かるか掛からないか位でそれを右に流している。瞳は綺麗な色のアメジスト。少し吊り目。新品の様な召物をいつも着こなしており毎日違う物を着ている。白い手袋とステッキは必需品。細身で長身に色白な為細く見えがちだが筋肉は付いている。
備考/とある国の第3王子。小さい頃から英才教育で剣術や戦術に勉学において優秀な成績を収めている為誰も逆らう者がおらず上記の性格になった。戦線にも積極的に参加しており王妃をよく困らせている。専属の騎士が付いてからは自由な行動範囲も狭ばり最初こそはよく思っていなかったがそれも段々慣れて来た様子で持ち前の性格を発揮している。
一人称「俺」二人称「お前」「貴様」「名前」

(/遅くなり申し訳ありません!!不備等全くありませんので大丈夫です!此方もありましたらご指摘願います。)

  • No.5 by 匿名さん  2016-02-04 01:09:34 

(/素敵な王子様のプロフィール有難うございます!!不備等ありません、此れから宜しくお願い致します。大まかな流れに関してなのですが、既に王子様と騎士が出会って暫くのところから始めましょうか?それとも完全に出会う所から始めましょうか…?最初の互いへの気持ちに関して何かご意見等有りましたら是非お聞かせください!個人的には両片想いと言うのも良いと思いますし、どちらかの一方的な片想いと言うのも良いかと!!!)

  • No.6 by 匿名  2016-02-04 01:24:20 

(/はい、宜しくお願いします‼︎そうですね、では王子と騎士様が出会う頃からでも宜しいですか?今まで自由にしていた王子が急に配属になった騎士が気に入らず色々と喰い合いながら段々と親密に…という展開で。お互いに好きになって両片想いでも良いと思います!どうでしょう?付け足しや替えたいところなどありましたら意見お願いします。)

  • No.7 by 匿名さん  2016-02-04 01:29:13 

(/了解致しました!一つだけ確認取らせて頂いて良いでしょうか、最初は喰い合いとなっておりますが、騎士の方にも最初は形式的な忠誠心しか無く、喧嘩に発展するという解釈でよろしいでしょうか…?それとも、最初から忠誠心を尽くすが故に相手の行動を見咎め口煩くしてしまい喧嘩になるという解釈でしょうか?出来るだけ主様の解釈に近づけたいので、面倒かとは思いますが教えていただければと思います…!)

  • No.8 by 匿名  2016-02-04 01:33:16 

(/んー、そうですねぇ…迷いどころですが前者でも宜しいですか?王子は生意気な性格ですが段々丸くなる予定ですのでそれに惹かれて忠誠心をより深める…ちょっと説明が下手で申し訳ありませんがそんな感じでお願いします!絡み文は何方からに致しますか?)

  • No.9 by 匿名さん  2016-02-04 01:49:14 

(/了解致しました、前者ですね。流れも把握致しました!何方からでも大丈夫ですよ!ただ、今日はそろそろ就寝致しますので、此方からの絡み文若しくは返信は翌朝になるかと思われます…申し訳ありません。それでは、明日から本編、是非宜しくお願い致します…!)

  • No.10 by 匿名  2016-02-04 01:56:55 

(/了解致しました!そうですね、こんな時間ですし此方も就寝させて頂きます!では絡み文は其方からでも宜しいですか?なるべく合わせますのでゆっくり自分のペースでお願いします。では明日から宜しくお願いしますね、おやすみなさい。)

  • No.11 by アルフレート=ギルドール  2016-02-04 08:20:22 

…失礼致します。

(数少ない者のみが入る事を許される謁見の間の前、無駄に豪華な装飾の施されたマホガニー製の扉の前で立ち止まり一度呼吸を整えると静かに、しかしよく通る声で中に居るであろう忠誠を誓うべき王子に声をかけるとゆっくりと扉を開き室内へと体を滑り込ませ。視線のみで部屋を一望すると、置かれている全ての調度品はどれまもこれも高価に見えて、中でも中央に置かれた無駄に金や宝石の散りばめられた玉座に座っている王子の姿を見ると、一瞬その美しいアメジストの瞳に度肝を抜かれ。それを直ぐに隠して微笑を口元に浮かべると騎士独特の礼法を以って片膝を床につき剣の切っ先を地面に立てると先ずは軽い自己紹介をして)

アルフレート=ギルドールと申します。
騎士団の団長を務めており、本日より貴方の専属の騎士となります。
どうぞ、宜しくお願い致します、ユアン様。

(/おはようございます、絡み文の提出遅れてしまい申し訳ないです‼︎宜しくお願いします‼︎)

  • No.12 by ユアン・フランツェール  2016-02-04 18:29:55 

そうか、お前が…

(普段あまり使用しない謁見の間は無駄に装飾が多くまるでこの国の強さを示している様で光に反射した宝石で目に痛みを感じればつくづくこの部屋は嫌いだなんて心の隅で吐き捨て、聞き慣れない声と扉を開けて入って来る一人の青年騎士に目を向けては組んでいた足を反対にして、挨拶をする彼を見下ろしては数日前程に伝えられていた騎士の姿をじっくりと眺め、喋ろうと一拍置くのに小さく溜息を吐き可笑しそうに笑みを零し)

俺がユアン・フランツェールだ。騎士なんて俺には不要だが、精々外されない様に頑張るんだな。

(/此方こそ遅くなり申し訳ありません!はい、これから宜しくお願いします!!)

  • No.13 by アルフレート=ギルドール  2016-02-04 20:09:21 

…はい、精進致します。

(掛けられたのは高圧的な言葉、表面では微笑を一時も絶やす事は無かったが内心は穏やかではなく。そもそも自分が忠誠を誓うのはこの国に対してであって、さらに言えば国王に対してであり、間違っても王子にではなく、その上彼は次期国王と名高い第一王子でもなく第三王子であり、何故この様な方に仕えなければと思っている節が少なからずあり。然しそれを全て表に出してしまうほど幼稚ではなく、大人としての立ち居振る舞いは確りと身に付けており、ゆっくりと立ち上がり細身の剣を戻すと自分の左胸に軽く手を添え一礼をして)

此れからは貴方に御同行させて頂く事になります。
若干の不便をお掛けする事になるかもしれませんが危険因子から貴方をお守りする為です、何卒ご理解下さい。

(/それでは、何かまた質問や相談があれば遠慮なくお声かけ下さいませ…!!背後は此れにて失礼致しますね。)

  • No.14 by ユアン・フランツェール  2016-02-04 20:39:05 

はっ、自分の身くらい自分で守れる。それに兄様達と違って俺は柔じゃないし軟弱でもない。覚えておけ、騎士団長殿?

(今まで騎士を付けなくとも一人で生活していて何の問題も起こった事が無いと言うのに彼の守るという言葉が癇に障り瞳は笑っていないが口角を上げながら挑発的な発言を態とらしくし、国王は何を考えているんだと内心父に対して怒りを露わにしていて、よりによって騎士団の団長という秀才な人物をどうでも良いような己に配属した事も腹立たしく少し頭を抱えるように額に手を添えて苦しげな表情を浮かべてから席を立ち)

さ、話し合いも終わりだ。こんな部屋さっさと出て行くぞ。

(/了解です!では此方もドロンです)

  • No.15 by アルフレート=ギルドール  2016-02-04 20:50:17 

…、左様ですか、心得ました。
ですが、危険因子等、貴方の手を煩わせる迄も無い事でしょう。
四六時中警戒するのは非常に疲れます、ユアン様には警戒に回す分の労力を他の事に有用に活用して頂きます様。

(あくまで生意気な態度を崩さない相手に対して、表面下に隠している自分の苛立ちも然る事ながらその考え方は些か危険と言わざるを得ず、しかしこの相手に素直な言葉が通じるはずがないと数度の会話で察すると相手を否定する言葉を用いずに説得を試みて。自分の言葉が気に障ったのか怒りと兆発を前面に出している相手の表情とは裏腹に、やはり表に出している自分の表情に一切の敵意に似た感情は伺わせず、徐ろに席を立った相手のやや後ろに控えて)

承知致しました。お供致します。

  • No.16 by ユアン・フランツェール  2016-02-04 21:44:48 

…言われなくても分かっている。
心配しなくても俺に興味がある奴なんて居ないからな、お前も積極的に事務に努められるだろう。

(こんなにも説得するとは自分の調子が狂うなと思いながら渋々と言ったように苦い顔をして、実際のところ暗殺などといった自分に殺意を向ける者など検討もつかないし今までも居なかったと思い出しながら良いことの筈なのに何処か虚しい気持ちになって寂しそうな哀しいといった表情で微笑んで見せ。謁見の間を後にすれば高価そうな置物や絵画が並ぶ広い廊下を靴の音を規則的に鳴らしながら今日も晴れる空を窓越しに見て、何もする事が無いことに気づけばふと自然に背後に歩く彼に話し掛けていて)

暇だな…騎士団長殿は剣術の腕前はどの位なんだ?

  • No.17 by アルフレート=ギルドール  2016-02-04 22:47:23 

…、………。

(自虐的な相手の言葉に一瞬突っかかる部分があり、微かに眉を顰めれば、その少しだけ寂しそうで哀しそうな横顔が目に入った瞬間に其れは確信へと変わり。ただの生意気な王子だと思っていたが彼を構成しているのはそんな簡単な要素だけでは無いらしく、矢張王子と言うのは自分には考えもつかない様な事で悩んだりしているのだろうかと考えれば一概に憎むことは出来ず。まだまだ底が見えない御方だと思いながら相手の後ろを定間隔で歩いていれば不意に尋ねられた言葉に異常に飾る事もなく、かと言って妙な程に謙遜することもなく他人からの評価をそのまま答えて)

…国で指折りと言われておりますが。騎士学校時代から今に至るまで実践演習で負けた事は未だ有りません。
それから、王子、私に”殿”は不要で御座います。気軽にアルフレートとお呼び下さい。

  • No.18 by ユアン・フランツェール  2016-02-05 08:04:44 

ほう…素晴らしい功績じゃないか。
それならこの国も安泰だな。

(当たり障りない彼の返答に若いながらもちゃんと言葉を選び抜いて喋るのかと少し印象が変わったと思い出しながら顎に手を添えて笑みを零しながら素直にそれを褒め、しかしそれは相手にしてみれば少し嫌味にもとれる様な言葉で。やはり呼び方は気にしているのかと内心思いながら歩き続けていればふと何か思い付いた様に歩みを止めて彼の居る方に振り向き悪戯を楽しむ子供の様に三日月型に口角を上げては唐突に提案して)

では”アルフレート”よ。俺と手合わせして暇を潰すというのはどうだ?この国の騎士団長がどれ程のものか計れ、それに加えて俺の暇を潰せる、一石二鳥ではないか。

  • No.19 by アルフレート=ギルドール  2016-02-05 10:27:43 

…お褒めに預かり光栄です。

(相手の言葉は其れが心からの物なのか皮肉なのか区別が付かず、取り敢えず軽く礼をして素直に受け取り謝辞を言うに止めていれば、不意に相手が足を止めたので自分もピタリと足を止め。振り向いた相手の表情は何かを企んでいる様な表情で少し警戒して話を聞くと、その唐突な提案に思わず絶句して。王子と手合わせをするだなんて前代未聞の話で、万が一にでも相手を傷つけるような事態になってしまってはいけないと首を横に振りきっぱりと断って)

いけません、王子。
手合わせなどして誤って怪我でもしたらどう為さるお積りですか?
私は責任を取り兼ねますので、お断り致します。

  • No.20 by ユアン・フランツェール  2016-02-05 17:59:31 

怪我だと?
俺が貴様ごときに怪我などするものか。それとも貴様は怪我を負わせる自信があるということか?はっ、断然やる気が出た。

(首を横に振り断る彼に不満そうに先程の三日月型の口をへの字に曲げてあからさまな表情を浮かべて、そして断る言葉にまるで己は弱いから相手にしないと怪我という単語に過剰に反応してしまい内心こんな事で怒りを露わにしてしまうとは情けないと感じているが言葉にしてしまってはもう遅く手を組み仁王立ちで彼を睨む形で見つめては一間を空けるのに一息吐いて)

これは命令だ、アルフレート。俺と手合わせして俺を楽しませろ。

  • No.21 by アルフレート=ギルドール  2016-02-05 19:12:34 

…いえ、決してその様な事は…。

(不服と表情と言葉で訴えられれば流石に気分を損ねてしまうのも不味いだろうかと気を遣い多少狼狽えて。自分の言葉は相手を止めるどころか寧ろ火をつけてしまった様で、挙句の果てには自分の言葉を逆手に取って勝負を挑んでくる相手に少し眉を下げて困ったような表情を見せた後一つ溜息を吐きつつ答えて)

…承知致しました。
但し、練習用の剣で行うとお約束下さい。

  • No.22 by ユアン・フランツェール  2016-02-05 21:10:54 

ふっ、分かったよ。
母様に見つかったら後が怖いしな。

(約束と告げる彼を見やれば観念した様に苦笑いを浮かべながら渋々了承して、この国の女王である母は病気がちで殆ど自室で過ごしていて息子や娘達に危険な真似はさせまいと口を煩くするのも日常茶飯事。そんな心配性で家族思いな母を何処かで尊敬しながらもうんざりする時もあり一番見つかりたくないと思ってはまた溜息を吐きながら一言述べ)

さ、行くぞアルフレート。

  • No.23 by アルフレート=ギルドール  2016-02-05 21:24:11 

ええ、それでは修練場に向かいましょう。
彼処ならば練習用の武器が沢山有りますし、練習のための決闘場も御座います。
あの様な場所に王子に来ていただくのは大変心苦しいですが、流石に廊下では色々と丁度品にも支障が出兼ねませんので。
よろしいですね?ユアン様。

(何だかんだと母親には心配を掛けまいとしている相手を見てふと口元を緩め弧を浮かべては、存外にしっかりとしたところがあるという事を発見しまた一つ新しい面を知る事が出来たことに素直に喜びを感じ。しかしその声音の中に若干億劫そうな響きがあったことにも同時に気づいており、少し肩を竦めると相手を自分達の様な城に仕える騎士の為の城内の隅に設置された修練場に案内するために先ずは相手に許可を取り)

  • No.24 by ユアン・フランツェール  2016-02-05 22:21:27 

あぁ、勿論そのつもりだ。
気にするな、別に初めてという訳では無いしああ言う場所の方が俺には合っている気がして落ち着くんだ。

(自分の事を思い提案した彼に当然の様に一つ頷いては自分も同じ考えだと言う意味を込めて、時々剣を振るいたいと思う時は隠れて相手をして貰ったり夜中にこっそりと部屋を抜け出しては一人で素振りをしたりなどある意味己の居場所の様な存在のそこを思い浮かべては小さく微笑んで)

  • No.25 by アルフレート=ギルドール  2016-02-06 08:42:25 

はあ、王子は中々にお転婆ですね。
…では、参りましょうか。

(勝手に騎士が使う様な質素な修練場等に入っていたことは褒められた事ではないが、微笑んでいる相手を見ると今は何も言わず修練場へと足を運んでいき。中を覗いてみると今は使用者も居らず、道具部屋から二本練習用の刃の付いていない剣を取り出すと片方を相手に手渡して決闘場の中へと足を踏み入れ。向かい合うように引かれた線の片方に爪先を合わせると相手に問い掛けて)

準備はよろしいでしょうか?
一本勝負ですよ。
ユアン様の始めたいときに始めてください。

  • No.26 by ユアン・フランツェール  2016-02-06 11:38:54 

煩い、人間誰しも羽目を外したい時もある。

(咎める言葉や驚きの反応が無かったのに対して彼の印象から考えて意外だなと思いながらお転婆と言う子供扱いの様な言葉に少し苛立つが怒る程でもなく己でも驚く位落ち着いた声質で返事を返していて、部屋に入るなり誰も居ないことを確認しては気にする様子もなくジャケットを脱ぎ壁掛けに掛け、練習用の剣を受け取れば後に続く様に決闘場へと足を運び彼に習って彼に向き合う形になっては口角を上げて彼の問い掛けを聞くなり剣を容赦なくかつ素早く一突きして)

分かった。では遠慮なくっ…!

  • No.27 by アルフレート=ギルドール  2016-02-06 11:52:34 

(自分の言葉に相手は恐らく怒るだろうと踏んでいたが、帰ってきたのは冷静な声音であったので少しばかり目を瞠り。向かい合った相手がしっかりと構えを取ったのを見て此方も構えを取ると、相手の最初の一撃を軽く剣で受け止め。刃には人間が出るが、相手のそれは実に実直な太刀筋で。騎士の様に丁寧な刃ではなく荒削りではあるものの確かに先程の豪語の理由がわかる程にはその刃は重く。くその刃を払うと足を踏み込み素早く剣を振りかざし人間の急所である首元へ素早く攻撃を入れようとし)

…成程、面白い太刀筋ですね。
ですが、その程度では私は倒せませんよ、王子。

  • No.28 by ユアン・フランツェール  2016-02-06 13:35:58 

は、当たり前だ。
こんな一手で終わられたら面白くないだろう?

(騎士団長とは聞いていたものの己の一手をこうも軽々と受け止められれば初めての感覚に内心ふつふつと楽しいという感情が湧いてきて。今までよりも生き生きとした笑顔を見せれば剣を振り払われたのと同時に体制を立て直しては首元に来た攻撃を既で避ければ無謀とも思われるかも知れないが剣を持たない手で彼の腕を掴んでは己から彼に身体を寄せてこれでどうだと言わんばかりの満足気な顔で剣を大きく振り上げて攻撃を繰り出そうとして)

アルフレート、この一手を止めたのはお前が初めてだっ。
誇って良いんだぞ?

  • No.29 by アルフレート=ギルドール  2016-02-06 13:48:03 

…成程、貴方の御命令は確か<<手合わせをして俺を楽しませろ>>でしたからね。
僅か一手で終わってしまっては御命令の半分しか熟せていない事に為りましょう。

(嬉々とした相手の表情に、思わず此方も微笑を漏らし。剣を振り払った後の体制から素早く其れを立て直す速度に関しては流石と言う他はなく、避けられ行き場を失った刃先を手元に戻し。率直に言うと相手は出来て新米騎士程度の腕しか無いだろうと見くびっていた所もあったが、決してそんな事はなく、帝王学と自学のみで学んだにしては有り得ない程太刀筋が良く、元来センスも持ち合わせていたのかもしれないと推察していると不意に腕を掴まれ思わず目を見開き。剣で戦う事に誇りを持つ騎士ではこの様な搦手の戦い方は有り得ず、一瞬反応が遅れてしまったものの振り上げられている剣を見れば咄嗟に後方へと大きく体を捻り自分の腕を掴んでいる相手の腕を本来曲がるべき方向と逆方向へと全体重を使い)

手を使われるとは、中々に斬新な手法ですね。
ですが、早く離していただかないと、肩が外れますよ。

  • No.30 by ユアン・フランツェール  2016-02-06 14:13:40 

…ははっ、そういう割にはお前もやる気じゃないか。
俺が離さなかったら外しただろ。

(やはり甘く見られていたかと彼の驚きの表情を見ては悟って、彼の剣には偽りが無くて己の身分がどうとか関係無く振るっていて何処かで魅了されている己がいるのも事実で。これで終わりと思っていた体制から一変して彼が己の腕を利用してきては予想していなかった為か少しの焦りと彼の腕を掴む手の力に舌打ちをしてから後退するのと同時に彼の腕を離し振りほどく様にして体制を再び立て直して)

意外と負けん気が強いんだな。

  • No.31 by アルフレート=ギルドール  2016-02-06 16:24:17 

さて、どうでしょう。

(返す言葉は曖昧にぼかしてあり、それでいて歪められた口元は何処か楽しげで。無論王子の肩を外す寸前では止めようとは思っていたが、肩を外される前に腕を離した相手が再び構えの体制に入ったので此方も少し重心を下げて構えを取ると、一歩、一歩と初めはゆっくり、然し次第に加速する様に近づくと一閃、渾身の力を込めた重いひと振りを振り下ろして)

ええ、頑固者と良く言われまして。負けず嫌いなんですよ。
ですから、王子相手でもご容赦は致しませんので。騎士団長の名に賭けまして。

  • No.32 by ユアン・フランツェール  2016-02-06 17:39:17 

お前っ…。

(曖昧な返事と出会った時の己には絶対に見せなかったであろう表情。出会った時にも微笑んではいたものの何処か違うその表情に背筋に震えが走りこの意味が己でも良く分からないまま本気だったら肩を外しただろうという恐怖からだと勝手に判断しては少し睨んで。警戒して動かずに構えて居れば彼から此方に向かって来て、素早くその一振りを受け止めるとやはり経験や毎日の鍛錬には勝てる訳が無くそれはとても重いもので受け止めるのがやっとになり払おうと此方から動かそうとした瞬間に剣が手から離れ吹き飛びそれに応じて己も尻餅を付いてしまい勝負が決まって)

はぁ……流石だな。
俺を負かすとはとんだ"負けず嫌いさん"だな。

  • No.33 by アルフレート=ギルドール  2016-02-06 17:57:12 

勝負有り、ですね。
御機嫌を取る為なら幾らでも負けてあげましたけれど、そう言う訳では無いのでしょう?
手を抜いたら此方が叱責されそうでしたので、本気でお相手させて頂きました。
…さて、王子。これで私と同等またはそれ以上のレベルの刺客に攻撃された時はどうなさるお積もりだったのでしょう?

(相手の手から離れていった剣を見てすっと自分の剣に込めていた力を抜くと音も無く剣を引いて相手に手を伸ばして助け起こそうとし。決闘場が少し土っぽい為に相手の召し物についた土埃を軽く叩いてやりつつ怪我が無い事を確認すると相手の手から離れた剣を素早く回収して二本を束ねて元あった場所に戻してから再び相手の眼前へと戻るとすっと目を細めそう問いかけ。存外に自分は粘着質である為是が非でも相手には認めて貰いたい訳で、<<しょうがなく>>と言った雰囲気で自分の存在を認めていた相手を理詰めで攻めて行き、王手を掛ける様に一歩だけ相手との距離を詰めると、謁見のまでそうした様に跪いて虫の食わない様な微笑を浮かべ相手と目を合わせて)

承知して頂けますね、私に貴方をお守りさせて頂く事を。

  • No.34 by ユアン・フランツェール  2016-02-06 18:29:31 

ふふっ、分かっているじゃないか。
勿論手加減なんかしてきたら盛大に文句を言ってやるつもりだったさ。
……煩い…認めれば良いんだろ認めれば…。
アルフレート=ギルドールよ、我の騎士としてその命をこの国に捧ぐと誓い我を守る事を全うせよ。

(差し伸べられた手を引いてはその勢いで立ち上がり土埃を落とす彼を静かに眺めながら己を自身の身なりを胸元辺りぐらいを整えて。剣を戻しに行くのと同時に壁掛けに掛けたジャケットを取り素早く着ては一息ついて。負けるなど分かっていた事でもあるのに認めるのはどうも躊躇してしまい己の性格に内心舌打ちをして、でも何処かで彼は他の誰かとは違う気もしていて彼が己よりも強いのも事実であり認めざる終えない状況でもある為渋々ではあるが完全に認めて。跪く彼を見下ろしてはやり直しをするかの様に簡単に誓いの言葉を並べては彼からレイピアを抜き取り両肩に軽くそれを添えてから腰へとレイピアを戻して)

お堅い奴だと思っていたんだがな…実は被っているのか?

  • No.35 by アルフレート=ギルドール  2016-02-06 19:41:04 

───ええ、此の命、国の為に全てを捧げ、貴方を死を賭しても御守り致しましょう。

(相手と手合わせをした事によって相手の態度と本当の中身の差異に気付かされ、生意気な子供だと言う認識も薄れ、何故第一王子では無く第三王子にと思っていた不満も全て忘れて心から相手へと忠誠を誓い。恐らく相手は第三王子故に他のどの王子よりも苦しんできた事が多くあの様な弄れた性格を外面では装っているものの中に有るのはそれとは全く別の相手自身であるという確証が有り、相手の誓いの言葉とその儀式に誠心誠意を以て応えるとゆっくりと立ち上がり微笑を浮かべ。それから、胸元だけ直された服を見て肩の辺りがよれてしまっている事に気づくと手早くジャケットのフォルムを整えつつ相手の言葉に返答をして)

被ってなど居りませんよ。
ただ堅いだけではなくその時々の最善を選ぶには柔軟性が必要なのです。
ですので、此れから私が最善と思われた事にはユアン様の御意志がどうあろうとも貫き通す所存ですので御覚悟を。

  • No.36 by ユアン・フランツェール  2016-02-06 20:33:50 

それは時には俺の命令も背くということか?
まったく…困った騎士を持ったな。

(微笑みを浮かべる彼に素直に喜べる訳もなく苦い顔をして床を睨み付ければ溜息を吐き、今日は沢山溜息を吐いたから幸せが逃げたかもしれないという淡い考えをふとさせながらこの男は笑顔ばかりで内心はどう思っているのだろうという考えに至り、退屈凌ぎに悪戯でもしてやろうなんて子供じみた事も考えて。少し動いた所為か汗ばんだ召物が気持ち悪くて手を団扇がわりに風を送れば彼を見て)

汗をかいただろう?湯浴みをしたいんだが…。

  • No.37 by アルフレート=ギルドール  2016-02-06 23:13:07 

御随意に解釈下さい。
…成程、直ぐに準備をさせましょう。

(苦い顔をしている相手に相変わらずの笑みを崩さずそう答えると、今の手合わせで汗をかいたのか、湯浴みをしたいという相手に了承の返事をして、然し自分には相手の新しい召し物の場所もわからず、取り敢えず一度城に戻り侍女にその旨を伝える事を約束し。相手と共に決闘場を後にして再び城の方へと戻ると途中で擦れ違った侍女に丁寧な口調で王子の召し物と浴室の準備を御願いしながら相手を部屋へと送り届けていき)

然し、困りましたね。湯浴みの事まで考えが至っておりませんでした。
私は脱衣所の外でお待ちしておりましょうか。

  • No.38 by ユアン・フランツェール  2016-02-06 23:48:15 

分かってるさ、ちゃんとな。
これは俺の気まぐれだから気にするな。

(彼と一緒に決闘場から出ては廊下を歩きながら湯浴みがしたいという願望は己の気まぐれだと伝え、通り過ぎる侍女を見やりながら部屋に着くと自ら扉を開けて中へと入り準備されている浴室を確認してはゆっくりと釦を外していき、己の召使いのようなものでもある彼が脱衣所で待つのは当然なのだが何処か悪い気がしてしまい素直に頷けず、確か一緒に風呂に入ると親交が深まると遠方の国の誰かが言っていたのを思い出すと名案だと思い彼に告げてみて)

ならば俺の背中を流してくれないか?
お前も汗をかいているし…暇だろう?

  • No.39 by アルフレート=ギルドール  2016-02-07 01:20:14 

…、お背中を?

(脱衣所の外で控えていようとすると、相手は然し何を思ったのか自分を背中洗いの役に指名して。此れには流石に驚いてしまって何時もの笑顔は何処へやら、少し間の抜けた顔で相手を見ていたが、相手に危害が加わるような事ではなく、相手が望むのならば其れを叶えるのが臣下たる自分の役割であり、王子と共に風呂に入る等何と言う無礼かとも思ったものの剣を交えた自分が言うには些か今更な話であり、相手を一人にするのは躊躇われたものの服を取って来なければいけなくなってしまったので相手に許可を取り)

…承知致しました。其れではユアン様は先にお入り下さい。
私は着替えの服を取って参りますので。

  • No.40 by ユアン・フランツェール  2016-02-07 01:41:35 

あ、あぁ…分かった。

(笑顔が消え間の抜けた彼の顔を見ると新鮮な気持ちになり、然しこんな唐突な我儘やこの珍しく顔を変える彼を見れば返答は目に見えていて断ると思っていたが帰って来た言葉は了承の言葉。許可を出して部屋から出て行くのを見送っては服を全て脱ぎタオルを腰に巻いては浴室に入って行き、備え付けの大きな鏡で己の身体を見て少し痩せたかなんて思いながら呟いて)

…断ると思っていたんだがな…。
まぁいい、減るものもないしな。

  • No.41 by アルフレート=ギルドール  2016-02-07 01:52:48 

(自室へと戻りクローゼットから綺麗な服を数枚取り出しタオルを徐ろに一つ取り出すと再び浴室へと向かっていき。既に浴室の方に相手は移動しており、一人になった脱衣所で手早く服を脱いでいくと腰にタオルを巻き中へと入り。細身ではあるが筋肉質な身体は服を脱ぐと漸くその真価を発揮する事が出来る訳で、必要最小限しか付いていない筋肉は普段布の上からは見える事が無いが、いざ布を取り払うと綺麗なフォルムになっており。鏡で己の姿を見ている相手の背中は小さく細く、こんな体であの重い打撃を打ってきていたのかと思うと寧ろ感心してしまう程で)

…王子、その様な所で鏡を見られていては風邪を引いてしまいますよ。さあ、湯を被って手早く体を洗って浴槽に入りましょう。

  • No.42 by ユアン・フランツェール  2016-02-07 02:06:29 

…この位で風邪など引くか。
あぁ、では頼んだ。

(背後から彼の声がして流石速いなと思いながら悪態吐きながら振り向き、服を着ていると細身に見える彼は己の身体よりも筋肉質で正に鍛錬を重ねた鍛え上げられた身体でこんなにも違うのかと己と彼の身体を交互に見やりながらそう思い。浴室と言っても和の国の様に椅子などは無くタイルが貼られた床に軽く体育座りをしては彼に背を向けて)

…下手だったら、怒るからな。

  • No.43 by アルフレート=ギルドール  2016-02-07 10:26:19 

生憎他の者の背中を流したもの等有りませんので…保証はし兼ねますが。

(持ち手まで金で塗装されたシャワーを持つと蛇口を捻り湯温を調整し適当な温度になってから相手の体に掛けていき。それから体を洗うためのタオルを手に取るとそれも濡らしてシャワーを止めると元あった場所にシャワーを戻し、ボディーソープを丁寧に泡立てて優しく背中を洗っていき。初めは何れ位の加減で洗って良いのか分からず無駄に優しく撫でるように洗っていたが流石に其れでは汚れも落ちないだろうと痛くない程度を予測しつつ少し力を込めてゴシゴシと傷一つない綺麗な背中を洗っていき)

王子、痛かったらお申し付けください。

  • No.44 by ユアン・フランツェール  2016-02-07 10:56:42 

…別に痛くない。

(シャワーのお湯が掛かれば適度な温度に快適さを感じ脱力したように己の膝の上に顎を乗せては大人しくしていて、背中が洗われると無駄に優しい手つきに態と文句を言ってやろうと思っていたがそんな事も出来ず痛くない事を伝えれば暇だなと目の前の鏡を眺め始め、鏡越しに見えた彼の白金の髪を眺めては自然と瞳を見やり綺麗なエメラルドグリーンだなとふと思いながらぼそりと一言零してしまって)

…綺麗な目だな…。

  • No.45 by アルフレート=ギルドール  2016-02-07 11:18:43 

左様ですか。

(その返答に安堵しつつ体を洗っていけば、次は腕にタオルを滑らせ指の一本一本まで丁寧に洗っていると、不意に前から聞こえた声に思わず目を瞠り其方を見て。鏡越しに相手と目が合い、じっと相手のアメジストの双眸が此方の瞳を捉えているので、余りに気まずくて視線を逸らして小さく溜息を吐くと相手に注意するように苦言を呈していくが、半分心からの説教ではあるものの半分は照れ隠しであり)

…はあ、お褒めに預かり恐縮ですが、其の様な甘言蜜語を一介の臣下にお与えになるのは些か問題ですよ。
私には勿体の無いお言葉です。

  • No.46 by ユアン・フランツェール  2016-02-07 11:44:12 

ぅ…俺が珍しく褒めてやったんだから喜べよ素直に。
言ったこっちが恥ずかしいじゃないかそんな事も分からないのか馬鹿なのか。

(思わず呟いたのに後悔しては目が合ったのと同時に気まずくなって目線を逸らして、彼から説教を喰らえば此方が呟いたのが馬鹿みたいだなんて思いながら顔をほんのり赤くして早口で怒って。溜息を吐きながら今は大きな鏡が鬱陶しいと感じで顔を伏せて)

…俺は滅多に言わない。軽い男だと思うのか、だったらさっきのは忘れろこの馬鹿め。

  • No.47 by アルフレート=ギルドール  2016-02-07 11:54:42 

……───。
申し訳有りません、決して王子の事を軽いと思った訳ではありませんが───

(相手が顔を赤くしているのを鏡越しに見て暫し驚いたように瞳を瞬かせていると、少し早口な相手の口調を聞き、先程の言葉は相手が本心から口にした言葉だったのだと分かり、此方まで次第に恥ずかしくなってきて。腕を洗い終えると今度は胴回りを綺麗に洗っていき、首筋から胸部、腹部と丁寧に洗い上げていきながら先程の自分の言葉は安直で相手の気持ちを考えていない物だった事を謝罪して、コホンと空咳を一つすると少し赤らんだ目元を隠す様に瞳を逸らし、らしからず少し音量を下げた声で)

…素直に、喜んで宜しいのですね?

  • No.48 by ユアン・フランツェール  2016-02-07 12:23:40 

ふん、何を今更__。
…あぁ、喜べ…俺は二度は言わない。

(身体が次々と洗われるのに彼はどうとも思っていないと捉え謝罪の言葉が背後からやって来れば許してやるものかと顔を上げれば鏡越しに写る彼は赤らんだ顔をしており、なんだ嬉しいんじゃないかと分かれば怒ることはせず彼の言葉に小さく頷けば喜ぶ事を許可して)

  • No.49 by アルフレート=ギルドール  2016-02-07 12:54:30 

有難う御座います。

(目前で小さく諾を示した相手を見て、はたと表情を緩めては感謝の意を表しそっと跪き相手の足を丁寧に洗って行くと生傷の絶えない自分達の様な武人とは違いやはり其の肌は綺麗で其れを見ると大切にされて来た事が良く分かり、第三王子という状況下で何か不都合な待遇を受けてきたのではないかと内心心配をしていたが、流石にその形跡は無い事に安堵をして一通り洗い終えると再びシャワーを手に取って)

泡を流しますね。熱かったらお申し付け下さい。

  • No.50 by ユアン・フランツェール  2016-02-07 13:34:06 

あぁ…。

(されるがままに洗われれば身体を洗うタオルが足に来ると自然と目も彼の身体に行くもので、己とは違い傷が数カ所ありそれは付けられたと言うよりも鍛錬を重ねた事により出来てしまった様な傷で努力の結晶とでも言えば聞こえは良いが己にとっては痛々しそうにも見えて。己の肌は白く傷が一つない事に今更ながらに気づいてコレが貴族と騎士の差かと思うと何処か心が痛んで。それを消し去ろうと思い何をしようにも何もない浴室なので彼に話し掛けるしかなく)

アルフレートは何故騎士になったんだ?

  • No.51 by アルフレート=ギルドール  2016-02-07 15:54:26 

(丁寧に湯で泡を流して行きつつ、泡だらけのタオルも丁寧に洗うとタオルを絞り手早く脇に置いてと慣れないながら相手の体を洗い終えると、不意に投げかけられた質問に一度シャワーを止めて。その質問は自分が騎士になってから何度も尋ねられた事がある物で、しかし真逆王子相手に吐露する事になるとは思っておらず若干ばかり眉を下げ答えると、再びシャワーを手に取り、今度は相手の綺麗な漆黒の髪に手を伸ばしさらりとした其れをひと房摘むと相手に話し掛けて)

…兄が、居たんです。十個上の大分年上の兄で、私が物心着く頃に騎士団に兄は入団しまして。
王に仕え身を呈して御守りする事を何よりの生き甲斐としていたのですが、その兄が殉職したのです。
兄は王を此れから守れない事を何よりの心残りにしていたと聞いて、私がその後を継ごうと決意して騎士団を目指し始めました。
───私の昔話はさておき、王子、目を瞑って下さい、お湯が目に入りますよ。

  • No.52 by ユアン・フランツェール  2016-02-08 08:04:45 

…あぁ。

(身体に纏わりついた泡がシャワーで洗い流されるのをぼっーと眺め、シャワーのお湯が止まると自然と浴室もよく響き彼の話に耳を傾けては大人しく聞き。兄が殉職したが為に兄の意思を引き継いで騎士団に入った彼は兄想いの良き弟だ、と良い方に捉えるがきっとその裏には辛い過去があっただろう。優秀な兄だったとしたら自然と比較され、そうで無かったとしても何かと辛い物は付いてくるものだ。随分悲しい人生だな、自分自身でしたい事は無かったのだろうかと思いながら彼の言葉に一言返して目を瞑ればお湯が掛かるのを待っていて)

…お前は、それで良かったのか?

  • No.53 by アルフレート=ギルドール  2016-02-08 15:16:50 

………───。

(其の質問は何度も経験したことがある物で、それに対する人の対応も大体決まりきった物で、憐れむか同情するか褒めるかの何れかだろうと踏んでいると、彼から帰ってきたのは全く別の、自分の意志を問う言葉で。その言葉はまるで先の尖った石のようにぐさりと胸の中央に突き刺さり、一瞬言葉に詰まってしまい、相手の髪を湯で流す行為に託けて少し考え込んでしまい。兄の後を継いだのはどうしてもと兄に頼まれたからではなく、自分の意志であり、道を進んでいく途中で幾度も前に進むのを躊躇ってきた時もあったが、それで良かったのかという問いに関して漸く答えはまとまり、相手の髪に水分が行き届いたのを見て蛇口を捻り湯を止めるとシャンプーを手に取りながらしっかりとした声音で答え)

…ええ。今、とても幸せですから。

  • No.54 by ユアン・フランツェール  2016-02-09 21:11:55 

……そうか。

(言葉に詰まっている彼を見てこの手の質問は不味かっただろうかと少し後悔しながらも答えを待ち。髪にお湯が掛かり己の髪が肌に貼り付き重みを感じ止まった後直ぐに顔に付いた少量の水滴を手で拭き取って、彼からの答えを聞けば"今"という言葉が引っかかるも追及するのは悪趣味だし自分の意思ならとやかく言う事は間違っていると思い静かに相槌をうって。会話も終わり無駄に静かになった浴室に気まずくなりぼそりと呟き)

…っ、何でも良いから他に話せ。会話を続けろ…暇だからな。

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