あるじ 2016-01-30 21:34:46 |
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__はあっ!
(覇気の声を入れて、迫り来るウルフ達を両断すれば既にキラービーは彼が仕留めてくれていたので、無事に魔物を討伐することが出来。今回は前へと出過ぎてしまったかと反省をしつつ銀の剣を納め、尻尾を翻しながら後ろの相手へと向き直り「カイル、助かりました。やはり貴方になら安心して背中を任せられます」奇襲への対処や死角から援護をしてくれたことに感謝を込めて微笑んでいき
(/いきなりで済みません。魔物はゲームのようにアイテムを落すでしょうか?)
あんまり心配させるな…いつもは大人しいような顔して、戦いになると感情的になるっていうか、周りが見えなくなるとこあるよな~…
(感謝されて悪い気はしないが、正直相手の無鉄砲さは見ていてハラハラしてしまい気が気ではなく、ついつい口うるさく難色を示してしまい
((そうですね、ドロップアイテムがあってもいいと思います))
そ、そこに関してはご尤もなのですが……お恥ずかしいことについ獣の血が騒いでしまうと言いますか…。
(あのように剣を振り回していた身だったものの、さすがにがさつで女性らしくない理由だったので、そのことを述べた自身に恥ずかしさを覚えて、顔を羞恥でやや赤らめれば彼から視線を逸らし。
(/ドロップアイテム可ですね、分かりました!)
まあいいさ、その為に俺がついてきたんだからな
(昔から彼女のそういった一面はよく知っているため、無茶をするかもしれないことも全て見越した上で自分はついてきた訳であり、いざという時は自分が力になればいいと思っていて
((いえいえ、また何かあれば何でもどうぞ))
面目ないです…。
__あら、アレは…?カイル、先程の魔物達が何か落としたようですよ。
(シュンと狼耳を下げつつも優しい言葉を掛けてくれる相手に感謝をしていき、不意にチャリンとした音が聞こえたので後ろを振り返ればキラキラとした物が落ちていて、すぐに魔物達が落としたアイテムだと気付いたので隣の彼にそう言っていき
(/はい!また何かあればお伝えしますね。では、失礼します)
ん…?なるほど、毒針に獣の毛皮、それからお金か…
(言われて後ろを振り返って、魔物が倒れていた場所を見やれば村に時折来る行商人が売っていた商品の中に同じものがあったことを思い出しながら一つ一つ手に取り確認し
まあ、詳しいのですねカイル。荷物になってしまうかもしれませんが持っていきますか?
(毒針に獣の毛皮と、まるで鑑定するかのように的確に言う彼に関心の言葉を零していき、またせっかく手に入れたアイテムだったのでこのまま置いていくのは勿体無いと感じて、持っていくかどうかを尋ねてみて
同じものを前に来た行商人が売ってたんだよ。毒針なんかは矢とか投剣にも使えるし持ってくとして…毛皮の方は防具にも使えるらしいけど、必要は無さそうだな…
(知っていたのは本当に単なる偶然であることを話し、毒針を慎重にリュックの小物入れに仕舞いながら相手の立派な銀色の装備を見てこの毛皮で作れるような装備は必要ないだろうと判断し、そう話しをして
なるほど、そこから知識を得たのですね。私も学んでおきます。__確かに私はプレートアーマーを装備していますので、レザーアーマーは必要ありませんね。
(毛皮で防具が作れると言うことは、恐らく革鎧として広く冒険者に愛用されているレザーアーマーが作れるのだと容易に想像がついたが、すでに自身はプレートアーマーを着ていたのでそう答えていき。そして彼が毒針を慎重に入れている最中は、魔物から落ちたお金もとい銅貨をしっかりと拾って再び出発の準備を整えていき
そういうこと、まあ…あの村で過ごしている限りは必要のない知識だけどさ…っと、行くか
(知識はあって損をするものではないが、比較的平和な自分たちの住まう村ではその知識を活かす機会もないと苦笑混じりに述べ、アイテムの回収終えて立ち上がり出発しようかと提案し
ええ、では行きましょうか。
(立ち上がった相手を見てこちらも立ち上がり、銅貨を革袋に入れれば腰のポーチへとしまって、鬱蒼とした森の中を歩いて行く。途中でみょんみょんとした効果音を発しながら青色のスライムが出て来たり、再びキラービーなどが出て来たがそれらを難なく倒していき。北の道よりも幾分か時間が掛かったものの、ようやくこの北西の森の出口が見えてきそうな所まで来て
ようやく出口か…なんていうか今日は魔物連中の動きがヤケに活発だったな
(それほど手ごわい魔物はいないものの、ひっきりなしに襲いかかられては流石に少し面倒でもあり小さくふぅと小さくため息を零し、森に入ることは今までにも何度かあったことだがなんとなく今日は様子がおかしかったと感じられていて
言われてみればそうですね…。少し気が立っていたような気もします。
(彼の言葉に頷いて、確かに今日に限っていつもよりも魔物達が襲って来たと思い、どことなく一抹の不安を覚えたが、杞憂だろうと考え直せば森の出口を出て行き、再び草原が目の前に広がり
まあ…今は気にしても仕方ないか…とにかく先を急ごう
(どうやら自分の思い過ごしとかではないようだと相手が頷くのを見れば確信して、しかしそれは自分たちが深く考えても仕方ない問題でもあるため、とりあえず目的を優先しようと提案をしては足を踏み出して
はい、そう致しましょうか。
(早朝に村を出たとは言え、北西の森を抜けるのにだいぶ時間を使ってしまったため時間に余裕はあまり無く、出来れば昼頃には隣国に着きたいと思っていたのでカイルの提案にすぐに頷けば足を動かして行き。__北の草原の街道は比較的穏やかで魔物はあまり出現せず、時おり馬車に乗ったお金持ちやキャラバンを走らせる冒険家や荷車を引く行商人などが隣を通り抜けて行くのを横目に、緑の絨毯を二つに割ったように造られた砂利道を進んで行き
(/済みません…!見落としてました…orz)
いい天気だな…何にもなければ狩りにでも出かけたい気分だな
(太陽が燦々と輝いて暖かな光が降り注ぐ中を歩き、外で獲物を追うには絶好の気候であり、これが仕事でもなければのんびり過ごしたかったものだと今は叶わぬ願いを抱えながら弓を構えるようなポーズをとり、矢を放つジェスチャーをして歩いていき
((いえいえ、大丈夫ですよ))
ええ、お使いが無ければ良い稽古日和でもありましたね。
(狩猟する時の構えと一連の動作をする彼を微笑ましく眺めつつ、鬱蒼としていた北西の森とは違ったここの暖かい日差しと緩やかな風を浴びて、剣の稽古をするにも最適な気温だと思いそう告げていき。
(/次は気を付けますね…!蹴り可)
それ以上強くなってどうするんだ…
(既に村では他に並ぶ者がいないとまで評されるほどの使い手となった彼女がこれ以上稽古をしてどこを目指そうとしているのか我が幼なじみながら末恐ろしい限りで、苦笑しつつ隣を歩く相手を見やり
いえいえ、私はまだまだですよ。__けれど、もし強くなれましたら……そうですね、私はカイルのことを今よりもちゃんと守れる盾になりたいですね。
(訓練の賜物と獣人特有の運動神経の良さか、村の中では年上の人も倒せていたがやはり井の中の蛙と言うもので、己の剣の力量はまだ未熟であり慢心は禁物。しかし自身が力を付けるのは大切な人達を守りたいからであり、その為もし強くなれたら盾になりたいと正直に伝えていき
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