案内人 2016-01-30 20:39:14 |
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「案内人」って名前がついてるけどそれは過去の渾名で、今は一人でふらふらしてるから何人もこの街の住人からお前をカバーできるかは微妙。だから、今回は一人だけ。お分かり?
『エセ中国人案内待ち。 』
言い忘れたけど、この街で喋れるのは案内人とあいつだけだから。この街を知らずに単身で入るには危険過ぎる。なら案内しろー、とか言われてもそういう訳にはいかないんだよね。都合上。入りたくても入れる訳にはいかないんだよ。ごめんね。もう案内する人が来ているみたいだから。
ああ、ここであってる。
(海とテラさんのいるペニーズに案内しようとおもったがそれは彼に情報を与えてしまうし平和を願い、平和**している彼らを危険な目に会わせる気は毛頭なく。だからむしろあちら側の__というか全部あちら側といえばいいのか__方の待ち合わせの定番とも言われる場所に来ていて。「まあいいや、言っておくけどここは本編に含まれていない。考えるための場所。それでは俺から。絡み文出してくんでよろしく。これ蹴って。」)
(賊の住処[ナワバリ]を通るという事はそこで何かをしなければいけない場合だけで、通りたいだけならば遠回りをするのが定着しているこの街。未だ[ナワバリ]を広げたがる一触触発な凶悪狂暴な賊たちの場所は今となればそんな事はだれもしていないのだがまだブッバとその他大勢の悪魔が何も対策をとっていない野放し状態だった為そうなっている。対策と言うか、本性を現す前と言うべきか。)
…っ
(攻撃を避ける素早さに関しては自分で言うのもあれだがそこらへんのトライブの長よりも何倍かは速い。為傷つくことはないと高をくくっていたが流石に一番の面積を誇る練馬はきつかったか、と息を切らす音を殺しながら歩いて。遠回りするほどでもない、と思ったが楽なものではないと後悔し。)
よぉ、兄ちゃん。何やってんの?
(相手が気配は勿論、息を切らす音さえも殺し見渡しながら歩いている姿を見て悪戯に笑い。特に声の大きさを配慮する訳でもなく声をかけて。周りにあの邪魔な奴ら来たらどうしようかな、こいつでも差し出すか、と内心クスクス相手の先が思いやられるように後を考えて。)
…は、
(普通な声量で話しかけるのはおかしい、と違和感を感じ。彼は、確かに練馬の代表格のやつと髪型は似ているが服装は中国系で系統が全く違う。彼ももしかしたら自分と同じ、別のモノなのかもしれない。が、何故声を出す。半ば切れたように上記を漏らし。)
ックク。
(相手の切れているような苛立った声を聞き、声を殺すような無気味な笑い方をして。相手がどこか怪しんでるようにこちらに目を向けているのを見るとまた笑が喉まで出かかり。「今は声を出しても気づかれない。つか気づけるような状態じゃないよあいつら。」息を切らしている様子だが、見える傷は無いことから戦闘力を計算し。まあ、俺にかなうわけでもなさそう、とひょろりとした相手の身体を服越しから見て計算をやめ。)
っ、は…?
(彼がこちらを見ながらどこか意味深長な事を述べているのに薄く反応し。そう言われれば、先程より練馬の騒がしい奴等の声も音も何も聞こえず。離れたからだと思っていたのだが。方向音痴ではない筈、まだ中心に近いか、と改めて推察し。ふと情報屋並みに情報には強いほうの頭が働き、中国系は確か、ブクロを支配しているwu-ronsの直属の上司だったと思いだし。ブクロは歌舞伎町からも新宿からも近い難攻不落の都市で。なかなか強いのだろう、と考えて。「wu-ronsの上…。なんて言ったっけか。」と小さく呟き。)
ん、アレ。
(小さく呟いた声が聞こえて。情弱そうな顔をしている割にそんなところまで知っている事に驚きを隠すことをせず。知っていたからといっても今は名がしれないように騒動も隠してきていた。今はまだ隠すべきだ。これからのアレを楽しむために。ふとこいつも通りたいのだろうか、という結論に遅く思い致し。ならば、こいつは雇われているトライブなのだろうか。うちのテリトリーでやってみるべきだろうか。まぁ殺害にもなんでもできる。実験台にもできるし。「とりあえず、ここを出てからだな。お前の処分を決めるのは。」)
は…ぁ…?
(相手がなにやら反応した声が聞こえて。本当にそうなのだろう、うろおぼえのハッタリが通用するとは。だが記憶能力には意外と自信があるため確信に近かったのだが。相手がどう考えても物騒なようにしか聞こえない言葉を言っていたのを聞き。思わず上記を漏らしてしまい。こんな街にずっといたからではなく、どう考えても物騒にしか聞こえない。「別にここでもいいぜ?」とりあえず煽っておき。こんなところで戦えば練馬のうるさい奴らが出てくるはずだが。相手が言うには出てこられないらしいが。まあ、そんな訳が無いのだが。)
ッククク…ハハハ…良いねぇ。
(今までの立場が逆転するような言葉で煽る彼を見ると笑が零れてしまい。練馬の奴の下りはその時思いついた冗談…ある意味ハッタリの為出てくれば戦闘不能状態に一人一人持ち込むかうちのテリトリーに侵入させたことにして戦争を避けるつもりだったのだが。まあいいか。結局はそれが短くなっただけだ。そういや、こいつはどこ所属だ?こんな面白い奴をとるなんてなかなか目のある奴だ、と思い「お前はどこのもんだ?」と問い。)
は…。無所属だよ。
(相手の無気味な笑に少々ある種の違和感を感じながら、問いに答えて。どこかこの男から危険、とか関わってはいけない、というようなものが本能から聞こえているような気がする。本能というものは例えば逃走本能とかなのだが。こいつどれほどのモノなんだ…と身体が高揚しているのを薄く感じながら「お前…もしかして」と呟き。もしかして…の続きは勿論練馬の奴らが来るか来ないかというものなのだが。どうも逃げ癖から周りに敏感になっているようで。)
あれれ、うるさいから気付かれちゃった。
(彼の言いかけた言葉の続きを考えていると自分にも人の足音が聞こえて。それも一人二人ではなく。あんなに広いエリアなのにもうバレルとは。面倒だな、と思いながらも心臓は高鳴り、興奮状態にあって。戦闘狂というわけではないがその狂ったものはやはり親のブッバの血を引き継いでいるようで。あまりいい思い出がない筈なのだがネジがゆるんでいて尊敬する父親という立ち位置になっている。記憶は好きなように書き換えられる。「さて、どうしようか。無所属なら戦争にまでいかないし、お前がやっていいよ。」と少し哀しい気持ちで述べて。)
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