ルシファー 2016-01-29 22:46:44 |
通報 |
麗美「もう遅いよ、じゃ、いこっか♪」
スキップで進みだす。
今日私たちが行くところは、空間のゆがみがあると言われる古いお城。
そこにきれいに光ってる「天使の石」があり、それにお願い事をすると、100%叶うって言うらしい。
でも、その石を見た人間は300年以来だれ一人、いない。
その話を聞いた時、ちょっとした好奇心から、行こう!ってなった。
見つかるかどうかは別なのだが。
私たち二人はそのお城があると言われる森の中に入っていった。
萌乃「うわあ、この森にあるんだ…」
麗美「そうよ、もっと奥なんだけどね。」
しばらく道を歩いていくと、一つだけ雰囲気の違う場所があった。
そこに、お城があったのだ
萌乃「よ、よし行こう!」
お城の中に足を踏み入れる。
誰もいないのに、誰かがいたかのようにきれいだった。
麗美「へー、なかなかきれいじゃん」
萌乃「それよりっ!」
麗美「そうだね、探そう!天使の石!」
萌乃「手分けしようよ、私、あっちの奥探す、見つけたら、連絡してね!」
麗美「おっけー!頼むわよ」
―――――――――――――――――――――
漫画やアニメで見るような不思議な空間に新鮮な気持ちでいっぱいだった。
雰囲気が明らかに普通とは違うのだ。
ここに空間のゆがみがあるのもわかるような気がする
萌乃「あれ?あそこ、なんだろ…?」
なぜかあそこだけ夕焼けが見える。時計ではまだ1時なのに。
恐る恐る足を踏み入れると、アニメで見たような不思議な学校があった。
萌乃「えーと…、魔術1年Aクラス…、え!?」
なんと、魔法の存在する空間に足を踏み入れてしまったのだ!
さらに奥に足を踏み入れると、靴箱があった。
そこに、不穏な黒い影があったのだ
萌乃「なんかコワいな…」
そう言って背を向けた時…
萌乃「きゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ…」
黒い影が萌乃を襲って殺してしまったのだ!
萌乃「ここは…どこ?」
ただひたすらに暗い、闇
萌乃「何が起こったの?誰か…麗美、麗美は!?」
そう叫んでいると…
???「まあ落ち着きなさいお嬢さん…」
萌乃「あなたは…!?」
クリネッティ 「私はこの世界の悪魔、クリネッティさ…」
萌乃「あく…ま?」
クリネッティ「そう怖がらなくてもよい。今日から君は私の可愛い弟子なんだから。君は…萌乃というのか。萌乃、君は、悪魔になるんだよ」
この悪魔、何で私の名前を…?それに、わたしが悪魔…?
萌乃「え、えーっと…」
クリネッティ「そう怖がらなくてよい。落ち着いて過ごすんだ」
そしてその悪魔は私の姿を悪魔に変えてしまった。
クリネッティ「今日から、私の仲間だよ…」
―――――――――――――――――――――
ここは神聖な神の間。
ここに神に仕える天使たちが仕事をしに来てるのだ。
私の名はセイラ。我らが天使の敵、悪魔勢の情報を神に知らせる役目だ。
実は、最近悪魔勢に有力新人が入ってきたようだ。
なんでも、エリート悪魔クリネッティの手先だとか。
ともかく早く報告しないといけない。
セイラ「ルキナ様、とても重要なご報告がございます」
まばゆい光に囲まれた神・ルキナが現れる
ルキナ「セイラ、いつもお疲れさま。で、報告というのは?」
セイラ「実は、悪魔勢に強力な新人が入って来たのです」
ルキナ「新人ですか…ご報告ありがとう、まあ、考えておくわね」
セイラ「ありがとうございます」
ひとまず仕事を終えたので、休憩をする。
しかし、何かひっかかってることがあるのだ。
この悪魔の存在が、何かを大きく変えてしまうのではないか…
これはあくまでも勘だ。当たるかどうかはわからない。
しかし、それが本当ならば…
この世界は滅びるだろう。
トピック検索 |