*** 2016-01-29 20:29:47 |
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(/初めまして。両片想いな一鶴という素敵すぎる響きに惹かれ、是非参加させていただきたいとやってまいりました。審神者想いの鶴丸も一期からアプローチを仕掛けるというのも大変好みで…!!
ロルテの提出をさせていただきます。)
もう疲れただろう、顔色が悪いぞ。そろそろ君は休んだらどうだ?…無茶をしてまた寝込んだら皆が心配するだろう。大体君ももう歳なんだか…っと、すまんすまん冗談だ。詫びに残りの仕事は任せてくれよ。
(冬の寒い夜、外では深々と雪が降り積もり本丸の刀達が寝静まった頃、仕事場には小さな明かりが2つ3つ灯り、そこに机に向かう審神者と近侍の姿があり。病弱な体にも関わらず審神者としての務めを少しでも果たそうとする我が主の姿を見て、その顔色が悪い事に顔を顰めては頃合いだと休むように言い。しかし、普段から近似である己に仕事を任せきりなのを気にしているのだろう、渋るような返答をする彼女対して真面目な顔で正直な旨を伝えれば、審神者の気分を沈めない為にわざと巫山戯た口調で彼女怒らせては苦笑しながら仕事を請け負い。その時、部屋の前を審神者の心配をしに来たのであろう一期一振の姿が見え、丁度良いと審神者を寝室まで付き添いを頼んでは机に向かって筆を取り。しかしまだ近くで審神者と小声で談笑する彼は想い焦がれているただ一人の相手。我慢出来ずにこっそりとその姿を視界に捉えては眩しい物を見るかのように目を顰めキュッと口を閉ざし。緊張から声が上ずったり震えたりしないように細心の注意を払いながら「おやすみ、審神者、一期一振」と穏やかな笑みと口調で挨拶をしてはさっさと仕事を終えてしまおうと筆を進めるも自然と口元が緩み、恋とはどうしようもないなと独りごちて。)
(/今回のロルテで勝手に一期一振を動かしてしまい大変申し訳ありません。普段はこのようなことは御座いませんのでご了承ください。
また、版権は久々かつ初めて鶴丸をするので拙い部分あると思いますが、誠意を持って参加いたしますので、どうかご検討の程宜しくお願いいたします。)
( / 初めまして、参加希望及び素敵なロルテを有難うございます!絡み文を投稿させていただきましたので、お気に召してくださいましたら絡んでいただけると幸いです。こちらこそロル内で鶴丸を勝手に出現させてしまい申し訳ありません。此方は過度でなければ確定や終止系ロル等気にならないので大丈夫ですよ。また派遣どころかなりきり自体が久々、その上一期も初めて動かすキャラなので拙いかもしれませんがどうぞよろしくお願いいたします。レス回収時など、時々本体がでしゃばるかもしれませんがご容赦いただけたらと思います。他の刀剣や審神者などはロル内で好きに動かしていただいて構いません!)
精が出ますな、一体いつお休みになっているのやら。
( とある冬の昼間の事。ピンと引き締まるように空気は澄んで、庭に面した自室の縁側から見える景色は今日とて酷く平和であった。積もった雪の中投石の練習と称した短刀たちの雪合戦を穏やかな面持ちで眺めていると、たすたすと一定の間隔を刻み近づいてくる足音に気が付いて。何の気なしにそちらへ首をもたげると、少し先の曲がり角から現れたのは白の君。瞬間どくりと心臓の跳ねる音がして、聞こえてしまっていないかと一瞬気を揉むもおくびにも表情へは出さず、歩いてきた方向的に主の所にいたのだと察し何でもないような声色で労いの言葉を掛け。__刹那、己の左肩辺りでぽすりと弾けた冷たい衝撃。雪玉を当てられたのだと理解するのにそう時間は必要なくて、すぐに正面へと視線を戻し咎めるべく口を開くと、いち兄と鶴丸さんも遊ぼうよなんて無邪気な声ではしゃぐ弟達を前に強く叱る事も出来ず苦い笑みを零し。手袋をはめた右手で肩に付着した雪を払うと、「私はいいよ。犯人探しは後でするとして、不意打ちとは中々…」なんてひとりごちて。)
__雪と同化して見えなくなっては困ります、鶴丸殿もこちらへどうぞ。
( 己と共に雪合戦の誘いを受けた想い人、小さな弟たちにさえ滲みそうになる嫉妬を隠し、彼が返事をしてしまう前にと上記を述べ。わざとらしくいじらしく、小首を傾げ有無を言わせぬような、それでいて愛おしいものを見据える目付きで彼を見上げると、腰を下ろせと言わんばかりに隣を指さしふわりと口元を緩ませて。とある冬の昼間の事。ピンと引き締まるように空気は澄んで、首を傾げて瞳にかかった前髪の隙間から見えるあの人は、今日とて白く儚かった。)
(/参加許可いただき、ありがとうございます。また、確定ロルを使った件にご了承いただきありがとうございます。同じく此方も少々の確定ロルや終始ロルなどは気にならないのでご安心くださいませ。その他の件に関しましても了解いたしました。
改めて、何卒よろしくお願いいたします!主様の素敵なロルの文章へのトキメキと、これからの2人の展開にワクワクが止まりません…!!!
それでは本体は一度失礼させていただきますね。まだまだ未熟な部分が多いため、これから何か不備等ございましたら遠慮なく仰って頂ければと思います。)
はは、いやなに、なんのこれしきって奴だぜ。
(澄んだ空気は冷たく、廊下でも鼻先が少し赤くなってしまうほどであるが主の体調には適した気候だったようで今日は調子が良いと手伝っていた仕事が終わると羽を伸ばして来るように言われたため、せっかくだと笑い声の響く庭の方へと赴いて。ふと此の曲がり角の先は一期一振の部屋だったと思い至れば鼻先が赤いのは寒さのせいだけではなくなってしまった。しかしこのままもし彼に会うと勘の鋭い彼には変だと勘繰られてしまう。彼から意識を離そうと、歩みは止めないまま遊んでいる短刀達を微笑ましく、もといどう混ざって驚かせてやろうかと見てその角を曲がり。直ぐに彼からの労いの言葉に、気にかけてくれる事が素直に嬉しく少し見栄を張って余裕ぶって答えて。不意打ちで雪玉をぶつけた犯人を探そうとする普段とは違うやや幼く可愛らしい面に目元を細めつつ彼は参加しないのかと残念に思い。)
ん、ああ、いち兄からのお誘いは断れないなあ。
(しかし続く彼の誘いの言葉と動作に直ぐにその考えは吹っ飛ばされ。このようにいじらしく愛しい人に誘われて、どうして断れる人がいるのだろう。彼の視線によって鼓動は早められ、動揺によってかやや歯切れ悪く了承するも、不自然さを誤魔化すべく粟田口の短刀達のように彼の名を呼び短刀達の誘いを断り。苦笑のような微笑みを返せば少し雪を掻き集めた後、指されるがまま隣に、それもギリギリ触れ合わない距離で腰を下ろし。手に持った雪は冷やりと冷たく一期一振の隣に居るにはちょうどいい温度だと思いながら綺麗な卵型に成形していき、近くで同様の物を作っている五虎退に声をかけて赤い実と小さな葉を分けて貰えば完成したそれを手の平に乗せ、「ほら一期、雪兎だ。この間君の弟らに教えて貰った。」と見せて。こんな他愛もない会話でさえ彼となら緊張してしまう。頬の赤さは冷たい外の空気に冷やされ、隣にいる想い人に見られることはないだろう。この内に秘める激情を彼は知らない。知られてはならない。)
はは、大きな弟ができたもんです。…雪解けまで、待てそうにないので。
( 雪と同化して見えなくなっては困る。もしそうなってしまったら、彼のいない冬を過ごして雪が溶け始める春先まで、待っていられるほど己は我慢強くない。疲れ知らずの短刀たちをぼんやりと眺めながら、ほとんど無意識の内に上記の台詞が口をついて滑り出ていて。見えなくなっては困る、貴方が弟でも困る。人の身体というのは難儀なもので、感情を持って恋と呼ばれる脳内麻薬を覚えてからというものどうにも抑えの利かない何かに振り回されている気がしていて。しかし会話の前後が結びつかない唐突で妙に抽象的なその本心は、得意の笑顔に隠され届くことはきっとない。視線の先で五虎退に何やら交渉し雪兎を作ってみせた彼の無邪気な瞳を覗きこんでは、ふっと笑みを零し掌の上のそれを見て「器用ですなあ…溶けてしまうのが勿体ない。」なんて感心した風に呟いて。直後、彼の放った言葉を頭の中で反芻しては彼が日頃から短刀たちの遊び相手になっている事に気が付き、「…たまには兄ともどうですか」、なんて冗談っぽく言ってのけ。__派手好きだった前の主が好んだ色をした、その瞳をじっと見つめる。少しでも照れを滲ませたら恋心に勘付かれてしまう様な台詞を、何でもない風に放つことができる己の特技は果たして良いのか悪いのか。直視するにはあまりにも眩しく、それでいて儚い彼との距離が、縁側に腰を下ろすこの間隔よりも近づく日は来るのだろうかと逡巡して一人、視線を雪に埋もれた地面に落として。)
もしそうでも君は良い兄だからな。きっと居心地は良いだろう。驚きは少々足りなくなるかもしれないが。…雪解け、か?まあ春も待ち遠しいが寒さも雪も乙なものだろう?
(もしも、という話は想像するのが何となく擽ったく感じてくすくすと笑いを零しながら冗談交じりに話し。しかし続いて相手から発せられた脈絡ない言葉に首を傾げながら彼を見据えて連想した言葉を返し。彼を好きだと気付いた冬は好きだった。それが何故なのかは分からなかったが、視界を埋める彼の姿に、彼の特徴的なキラキラとした色素の薄い髪の色のは冬の早朝の澄み切った空の色だったからだ。そう心の中で合点が行くも、直ぐにどうせ次の季節になったらそれはそれで何かを彼に投影して、どの季節も好きになるのだろうと改めてその恋心を自覚し。作った雪兎のお陰で相手から器用さを褒められると得意そうに口角を上げるも、その相手は何時もと変わらぬ他の刀にも同じように向ける笑みを浮かべており。唐突にこの想いが自分だけの押し付けがましい下世話なものに思えては急速に熱が冷え、じんわりと溶け始めていた雪兎を2人の間に置いては冷えた手先を擦り合わせて。自らの普段の突拍子も無い行動を考慮すると、余り彼が大切にしている弟とは悪影響だと遊ばせたがらないだろうかと危惧したが、それとは真反対の予想だにしなかった言葉に目をぱちくりと開いては相手の目を凝視し。相変わらず普段通りの様子に「そう言ってくれて光栄だぜ。そうだな、折角だから今日は一期とのんびりしようか。」と返答し。どうせ彼の言葉に深い意味は無いと思いながらもじんわりとまた体温が戻っていくのを感じ。この距離感で良い。そうすればきっと此れからも全部が上手くいく、そう言い聞かせながらも俯いてサラサラと流れる彼の内面を表したかのような煌めく空色の髪に手を伸ばしては櫛通す様に冷えた指先で梳いて。相手の言動の一つ一つでこうも気分を浮き沈みさせられるから恋なんてするものではない。俺を悪戯に期待させてしまうなと焦がれた視線を送って。)
あまり褒めないでください。
( 良い兄だと、居心地が良いと言われれば言われるだけ自分の事を何とも思われていないような気がして、ふっと零れたのはひどく自嘲気味な笑み。いつもより低い声色で返事をしてしまったことに気づいたころには眉間に寄っていた微かな皺を見られたくはなくて、彼が座るのと反対側を向いて顔を隠すも割とすぐにいつも通りの笑顔を張り付ければまたくるりと彼の方を向き。続く趣のある台詞に対しては意味深に微笑むばかりでいて、「…私は鶴丸殿が弟では困りますがな」なんて冗談っぽく付け加え。平然と言ってのけた割には案外本心で、恋の相手が弟ではただでさえ多い障害がますます増えてしまう為自分としては真っ平御免。その癖兄ともどうですか、なんて自虐的な誘いに色よい返事を出してくれた彼に内心花が咲くような、何もかもが和らいでしまうような穏やかで愛おしいような気持ちが芽生え、彼に見られてさえいなければこのきゅっと締まる心臓を押さえつけてないとどうにかなってしまいそうで。__彼の白い細指が、ゆっくりゆっくり動いて見えたのも、多分そのせいなのだと思う。こちらに差し出されたその指その光景はまるで他人事の様で、触れられた箇所からじんわり広がる熱が、他人事でも何でもなく今この身に降りかかった事実なのだと思い知らせてくれた。髪を梳くなんて、自分が弟達にすることはあっても誰かにされたことなんてなかったから。その指は間違いなく彼の一部で、射抜くような視線の送り主もまた間違いなく彼だったから。反射というには遅いけれど、何の考えなしに冷えたその手に自分の手を重ねてしまったのもしょうがないだろうと己の心を慰められる。そして掴むと表現するには緩く、添える様にして手袋をはめたこの手で彼の指を絡め取って一言、「…冷たいですね。」なんて絞り出したような声で述べると、そのまま少しだけ力を込めて彼の手をはがし己の膝上辺りへ勝手に置いてはそのまま固定し。上半身を彼に向けやや前のめりなると空いた方の手で彼の真っ白な髪を梳き返し、「__おや、雪かと思ったら、鶴丸殿の御髪でしたか。通りで冷たくないのですね。」なんて穏やかな声で言っては、こてりと悪戯っぽく首を傾げて。)
おや、照れているのか?
(揶揄う口調でそっぽを向いた相手を覗き込むが、尋ねた内容は全く本心からではなく、低い声だったと先程の台詞で何か不快な思いをさせていまったか、又は何か弟達との関係で思い悩む事があるのかと内心は酷く焦りを感じており。その後も余りにいつも通りな表情に違和感を感じ、続く弟だと困るというやんわりとした拒否に眉を潜め、彼が何らかの感情を燻らせいると確信して。「なあ、一期一振。君、何か悩みでもあるのか?」と至って真剣な表情で首を傾げ。ただ単純に心配しているだけではない。何か少しでも彼にしてやれることはないだろうか、少しでも俺が居てくれて良かったと思ってくれないだろうか、そんな邪な考えも付随しており。彼には沢山の弟がおりそれぞれとも人間の体を得て以来、諍いが起こっても仕方ない、俺のこの想いを伝えることで彼を悩ませる種を蒔いてはいけないと戒めて。
雪は太陽の光を反射してキラキラと彼の毛先を輝かせ、見る目を飽きさせることがない。彼が何時も短刀達にしているのを見様見真似で梳くため、やや拙いと分かっているもこの手を止めることは出来なかった。彼に触れられるまで。添えられた手袋越しの感触を忘れるまいと、それにだけ集中すると他が疎かになり視線は彼を射止めたまま手はされるがままになり。彼の膝に置かれた手で彼の体温を感じると、彼を冷やしてしまうから退けなくてはならないと分かっているものの、動かす気が起きないのだから仕方がない。目の前で愛らしく首を傾げるのは幸福をもたらす天使か恋へと堕落させる悪魔か。髪に触れられることこそ初めてではないにも関わらず、目を閉じて堪能し。彼の冗談に自然と笑みを浮かべて。)
ああ、雪のように溶けやしないさ。
(その声は彼に対するものと言うよりも彼の中にある己の存在に伝えるべく発されたもので、これからも雪みたく触れただけで消えず、居続けることが出来るようにと願う色を持たせては、唯一の共通点であろう同系色の瞳を見るためゆっくりと目を開き)
ツ…どうしてですか?
( 深刻そうな声色で唐突に振られた質問。一番に能内を過ったのは「気を遣わせてしまった」という事実で、僅かに息を詰まらせるも何とか笑顔を取り繕い上記を述べ。しかし眉を下げる白い鳥が弟達とのことを心配してくれているとは知る由もなく、そうです悩んでいますとも貴方の事で四六時中、なんて厭味ったらしく心の中で呟いては小さく息を吐き。)
兎の夫婦、なんて。
( 雪のように溶けてしまわないと、確かにそう言ったね。しっかり聞いてしまったから、言質を取られたと思ってこの先ずっと覚悟していて、それであわよくば、この戦いが終わり物言わぬ鉄の塊に戻ってしまうその時まで、隣にいてください。切なさに眉を顰めてしまっても、今この瞬間貴方が隣にいてくれる間は笑顔でいたいから。複雑に入り混じった感情をこらえる様に垂れ下がった眉、それでも言葉はなくとも口元は確かに笑えていたと思う。酷くちぐはぐだけれど、それでも。しとり、間に置かれていた雪兎が、溶けて床に水滴を垂らした音がして。いうならばそんな小さな音すら聞き取れてしまうくらいにこの空間は静かで__いや実際は弟たちのはしゃぐ声で騒々しかったのだが、彼の髪を撫でつけ、それを受け入れてくれているという状況のせいなのだろう。ここには二人だけ、そんな錯覚を覚えてしまうくらいに甘美な空気がこの身を包んでいたように思う。名残惜しさを悟られまいとしてするりと自然に抜き取った手、膝に乗ったままの彼の白い手の甲を柔く掴めば彼の腿の上へと返してやって。すっと静かに立ち上がるとふわふわ積もった雪の上にしゃがみ、手袋が水を弾く素材であることに感謝しながら両手で雪をかき集めいそいそと卵型に形成。前田と平野も参戦したらしくまだまだ様々な大きさの雪兎を作っている五虎退の元へ行くと、先程の彼のように葉と赤い実を分けてもらい、縁側へ戻り彼が作ったものよりやや大きめの雪の固まりを静かに並べて置いて。耳と目を飾り付ければふっと口元を緩ませ、穏やかな口調で上記を述べると雪にも劣らず真白い彼を見やって。___神は創世記の一日目に昼と夜を作り、四日目に太陽と月と星を作ったという。本末転倒な話だ、自分が言えた事ではないのだが。ならば神の端くれである私は何を作ろうか、思い立ったのは孤独な兎の片割れ。見よう見まねの割には、上手くできたと思うのだ。神は五日目に魚と鳥を作ったらしい、私は今日、幸福な兎の夫婦を作った。)
君は…いや、悪い。無理に聞く気はないさ。
(彼の途切れた吐息と取り繕う様な笑顔。それ位は見破れる程今まで目の前の相手を見つめていた自覚はある。ふとした時に映る空色は今は何を憂い影を作っているのか、気になるのが愛の業だが、逆に相手に鬱陶しがられたり自分に関係ないと一蹴されるのも怖い。俺はこんなに怖がりだったか。真逆相手が自分の事で悩んでいるなんて思いもしない。今は2人の思うベクトルが相対することはない。
何かを訴えかけるような彼の視線と表情に背筋にゾクリと羽が這うような錯覚に陥る。決して不快ではないそれは未知のものを知ってしまう不安だろうか。しかし、もしかすると一期一振の思いは、少しだけでもこの心と重なっているかもしれない。そんな期待をさせる微笑みだった。溶けないと言う言葉は嘘になるかもしれないほどこの心は熱くなっている。紛らわすように微笑み返し、水が跳ねる音に目を遣れば雪兎からのものだと分かると代わりに溶けてくれたのかと笑みを深め。)
君も中々上手いじゃないか。確かに一匹きりでは可哀想だったな。
(熱を逃がさぬように膝に戻された手を握り締め、溶けゆく雪兎にも名残惜しさを感じていれば少しの間離れていた彼が並べたものに目を細めながら、夫婦と称した言葉に内心同様しながらも快活に応えては一回り大きいその背を指で優しくなぞって。
この雪で象られた兎達は、本物の兎が冬には雪と同じように毛が真っ白になることから作られたと聞く。まだその白兎たちを見たことは無いが、彼等が雪に紛れてこの目に映らないからだろう。目の前の空色も雲で覆われるように白くなってはくれないだろうか。同じ色になって雪に紛れ、他の目を気にすることなく2人でずっと雪に隠れていたい。そんな思いを馳せていると、今まで如何してか聞こえてこなかった短刀達の笑い声に直ぐに手を戻し。兎の背をもうひと撫ぜしては、ふと時計を見るやもうこんなに時間が経っていたのかとそろそろ審神者の元へ戻ろうと立ち上って。)
それじゃあまたな、一期。楽しかったぜ。
(と、ひらりと手を振っては歩き出し)
(/背後失礼させていただきます。主様のロルの文章が本当に美しく、何度も読み返しては惚れ惚れしております…←
不慣れなものでどのくらいの長さが丁度良いのか分からず、一度締めるようなロルにしましたが大丈夫でしょうか?)
( 寒さで目が覚めたのは久しぶりだった。自分は右を下にして寝るのが一番しっくりくる為目が覚めた今も寝相よく同じ体勢を保てていることにぼんやりした頭で感心しつつ、冷えた足の爪先を布団の中で擦り合わせ。あまり高くない枕を下にずらし頭まで掛け布団を被るようにして背中を丸め瞼を閉じるも、眠りが浅かったのか再度意識を手放す事はできなくて。暗い視界に反して覚醒していく意識、思い浮かぶのは体の弱い主のことで、どうせ眠れないのなら主がまだ仕事部屋にいたりしないかどうか確認し、もしいらしたのであれば自室にお連れしようと考え。のそのそ掛け布団を捲って体を起こすと、手探りで照明器具__ランプと言ったか、の灯りをともして立ち上がり。ぼんやりと周囲を照らす程度の灯りなので暗さに慣れた目を顰める事もなく、寝間着のまま部屋の戸に手を掛けると飛び込んできたのは銀世界。いくら白が光を反射するとしても、こんな夜更けにはっきりと主張する庭の雪景色はなかなか目を見張るものがあり。しかしゆっくりと立ち止まっていられないほどに寒く、後ろ手で襖を閉めると冷たい床に触れる面積を減らそうと爪先立ちでひたひたと廊下を仕事部屋に向かって歩きだし。ほう、と小さく吐いた息が仄かに白い。雪が降っているので当たり前と言えば当たり前、それに少し恥ずかしい気もするのだがいつもより寒いと感じた日にはどうしてもやりたくなる行為なのだ。)
おやすみと仰ったからには寝なくては。…本当に、いつお休みになっているのですか。
( 主を自室へとお送りした後のこと。足音を立てない様に、それでも早歩きで仕事部屋に戻れば未だともる灯りを確認し呆れ気味に無言で襖を引き。するとそこには黙々と作業をこなす白い鶴がぽつり。普段の行動からは予想できないその真面目さは感心だが、こんな寒い夜更けに睡眠を犠牲にしてまでやらなくてはいけないものなのだろうかと内心溜め息を零し。襖に軽く肩で寄りかかり、弟達を叱るときのように軽く腕を組めばゆっくりと言い聞かせるような声色で上記の台詞を述べ。)
( / 今晩は、此方も背後から失礼させていただきます。美しいだなんてとんでもありません…!ですが貴方様に釣り合うよう乏しい語彙の中からひねり出して紡いだ文章をそう言っていただけて素直に嬉しいです。勿体ないお言葉、有難うございます。貴方様のロルこそ毎度毎度丁寧で、しかもぐっとくるような言い回しにいつもどきどきさせられております。ほとんど週末にしか顔を出せないだめ主ですがこれからもどうぞよろしくお願いいたします。
レス回収大歓迎です。同じ場面をだらだらやり続けるのもマンネリの原因となりかねませんし、ご自分のタイミングで切っていただいて構いませんよ。
貴方様の素敵ロルテスト、場面が夜だったので初っ端からレス回収が早く来そうだなと思いこちらから絡み文を新たに出させていただいたのですが、いつか続きをやりたいなと思っていたので早速今回絡ませていただきました。先程までやっていた日の夜のことととらえていただいても構いませんし、全く別の日の夜ととらえていただいても構いません。勿論曖昧でも構いませんよ、お好きなほうをどうぞ。)
(/レスが遅れて大変申しわけありません…!!!リアルの方が忙しく無作法ながらその旨だけを伝えに来ました。明日か明後日に>16へのレスをさせていただきますのでどうかゆっくりとお待ちください…!!本当にすみません!!)
( / わざわざご丁寧にありがとうございます。レス速度に関しては当然リアル優先ということでとやかく言うつもりはないので、どうか無理をなさらずお手すきの際にでもお返事を頂ければ幸いです。ゆるりと楽しみにしております!)
(近くの小さな灯の下、審神者が粗方片付けていた明日の部隊の編成の書類へと筆を走らせ。ふと手が止まり思い出すのは先程の一期一振の横顔、そして昼間の彼との少しの触れ合い。其れ等を記憶に刻むように繰り返し頭の中で反芻しては、ぼうっと目の前の光を眺め。彼の膝に置かれた手を意識して震えると書類へと筆に付けた墨汁が飛び散り、はっとして意識を取り戻せばため息を吐きながら駄目になった紙を丸めて新しいものを目の前に敷き。丸めた紙屑をごみ箱へと放り投げると、引き返してきた足音が聞こえる。その静かな足音は戦場で培った物と言うよりは、彼が兄として今まで弟達や他人を気遣う事に慣れているからこその物だと分かる。そんな彼らしさを感じる音にくすりと一つ笑みを零せば通り過ぎるとばかり考えていた為襖が再び開く音に驚いて。)
…、主は大丈夫そうだったか?送ってくれて助かったよ、いちご。
(人間の身体では眠気に逆らえず昼間より鈍った頭では相手の言葉にうまく誤魔化せる言葉が思い付かず、曖昧に微笑みを向けるだけで。相手の声色は時々彼の弟らを叱る時と同じだと気がつくとまた「いち兄」と呼びそうになったが昼間のこともありすんでの所で思い留まったことで、相手の名を片言に呼び。外から流れてくる冷たい空気は眠気覚ましには丁度良くあと四半刻ほどて終わりそうだ。そのくらいなら一期一振も付き合ってくれるだろうかと思索するも明日の第一部隊に彼の名を書いたことを思い出しては寝坊しないように早く休んだほうがいいと茶化した様に告げ)
(/ようやくリアルが落ち着き、遅ばせながらレスすることができました…!主様には寛大な配慮とお気遣い頂き感謝しております…!!
こちらこそ主様のロルに触発され精進しておりまして、未熟ながら少しでも主様をどきどきさせることが出来てとても嬉しく思います。主様も仰ってくださったようにリアル優先ですので全くだめなどではありません!これからもよろしくお願いします。
レス回収について把握いたしました。これから、もし早すぎであると感じられましたらご指摘願います。
私も時間の設定等によりロルテストの続きが出来ると思っていなかったのですが、自分なりに色々考えたロルであったのでとても有り難く、主様にそう思っていただけてとても嬉しいです…!折角ですので前回の日の夜とさせて頂きますね。)
お礼には及びません。
( 誤魔化されたな、そう思ってしまうのも容易いくらい曖昧に微笑んだ彼を見やってはすっと目を細め。主を思っての行動が主を悲しませては元も子もない、というのが己の意見ではある。が、ならば俺の気持ちは、一生懸命さはどこに費やせばいいのかと問われてしまえばきっと答えられないし、ないがしろにされたと受け取られないだろうかと思えばそうやすやすと口を出すこともできず。眉を下げ苦笑いを浮かべると緩く頭を振りながら上記の台詞を述べ、それでも「…貴方の事を、心配しておりました。」と先程まで共にいた主がぼそりとそんなことを漏らしていた旨を伝え。普段はほとんど近侍である彼を通して接触が図られるため主とは久しぶりに少し話し込むことができたのだが、たった少しの間話しているだけで滲む彼女の優しさ、ふとした瞬間顔に現れる自身に対しての不甲斐なさに胸が詰まる様で。彼はこんなに尊く儚い方を隣で見続けてきたのだ、支えてやりたくなるのも当然だろうなと思えば何だか咎めるような視線を向けるのが間違いであったような気がしてしまい。茶化したように言葉を紡ぐ彼が突然に愛しい、誰かを思いやることの美しさを身に染みて実感したようで一人感慨深さに浸れば寄りかかるようにして立っていた姿勢を正し。後ろ手で襖を静かに閉めると彼の右隣へ静かに腰をおろし、右側の膝を立てて座るとそこに頭を置く様にして彼を覗きこみ。__距離が近い、今日の昼間よりもずっとだ。今度は本当に静かで、見ている者も邪魔をする者もいなかった。だから、もし自分たちが恋仲であったのならその髪に頬に唇に、触れることが許されるのだろうかと邪な考えを抱いてしまうのもしょうがないと己を正当化することができた。人の身体を持つということ、心を持つということ。鉄の塊が欲望を抱く等…と自身の気持ちを否定するのは同時に目の前の彼をも鉄の塊であると言っているようで最近は何だか、この想いを伝えることへの躊躇が以前より薄まった気がする。好きになってほしい、その為に努力することを許して欲しい。貴方が嫌がることはしないから、特別扱いに気付いてほしい。そんな事を考えながらふっと口元を緩めできる限りの優しい表情を向ければ、極めて穏やかな語り口で「__なら鶴丸殿は、私が寝坊しないよう早く仕事を片付けてしまわないといけませんな。」と仕事が終わるまでここを離れる気がない事を伝え。)
( / こちらも現在週末顔を出せるだけでも良い方で、四月になると慌ただしくなりさらにin率が下がることが予想されますので本当にお互い様というか…気にせず気楽にいらしていただけたらなと思います。
了解いたしました。日々は移ろいますから、季節に合わせてやりたい事などございましたらどんどん仰ってくださいね。
はい、それではこちらもそのつもりでやらせていただきます!)
( / もう四か月経つんですね…短い間でしたがお付き合いくださりありがとうございました。とっても楽しかったです。もしまた来ていただけるようでしたら嬉しいのですが、ひとまず再募集を掛けさせていただきます。
良縁を願って。)
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