ヤンダ彼から離れられない私

…素直に見せてくれるんだ、ありがとう
(相手の素直な行動に右の口角だけ上げて意地悪そうに言ってはメールや電話の履歴を見て特に気になるものもなかったので｢何か手伝うことないー？｣と画面を見ながら声をかけ

？別に、見せられるわよ？
(メールの内容などは、友人や家族とのやり取りが多く、たまに、会社の同僚や後輩、先輩とのやり取りがある程度で。「そうね、じゃぁお皿並べて」とお皿を取り出して「電話はほとんど秋との、やり取りが殆どだよね、たまに会社の人と話すことくらいかな」とポツリ呟きながら料理にあうお皿を選び)

よかったー全く知らない男の名前あったらどうしようかと思うじゃん？
(携帯をテーブルに起き皿を取りに行き自分と会社くらいと聞こえたら安心して愛おしさのあまり上記を述べて。隣に行けば渡されるのを待ち｢俺の携帯も見たい？｣と問いかけて

そ、そう？
(相手の言葉を聞いてはぎこちなくそう答えては相手にお皿を手渡して相手から来た質問に「秋の携帯？見せてくれるの？」と小首を傾げて)

こんなに可愛くて仕事も家事も出来る女の子狙わない男なんていないから…ちょっと不安
(皿を受取れば携帯を見たくなる理由を言えば肩を竦めてはテーブルに運びに行って｢見ていいよ、真奈と同じだし｣と言い座り相手を待って

別に、そこまで凄くないよ。
(相手の言葉に苦笑いで答えては料理を並べ終わって自分も椅子に座って「頂きます」と言えば食事を始めてしばらくしてから相手の携帯を見て「本当だ、というより、殆ど、私との連絡が多いね…」と相手の履歴などを見て少しびっくりしたのか、すぐに携帯を相手に渡して)

褒めてるんだなら素直に喜んだらもっと可愛いのに
(素っ気ない返しに不貞腐れながら同じく頂きますと呟いてから食べ始めて自分の携帯を見る相手を横目に｢他に特に用事ないし仕事のやり取りはパソコンだしね｣と返事して

そ、そうなんだ。
(相手の返答を聞けばいくらその答えでも、ほかの人とのやり取りが全然見受けられなかったので少し怖いと感じ。「ごちそうさま」と食べわれば食器を片付けて洗い物を始めるとちょうどテーブルに置いてあった携帯が鳴り出しては、今日、会社の後輩(男)から企画の内容についての確認の電話が来ることをすっかり忘れており「ぁ、そうだった」とすぐに洗い物をする手を止めて水で手を洗い)

あー電話だ、男の名前だけどだれー？
(食べ終わり立ち上がるとしたら彼女の携帯が鳴り手に取ると名前を確認すると明らかに男性の名前だったので不機嫌になりながらも｢仕事？ここで出て｣と携帯を手渡し

ぇ、うん……
(相手の言動に少し驚きながらも電話に出て「ぁ、ごめんね、遅くなって……」と話始めて仕事の内容を話ながらたまに談笑して少し笑顔で会話をし始めて)

……誰？
(最近自分と話してもあまり笑顔が見られず電話の相手に嫉妬して名前を聞いては持っていた食事の済んだ皿をわざと音が鳴るように置いて

!?
(話をしていると急に大きい音が聞こえて肩を震わせると相手がすごく不機嫌そうに思えて「じ、じゃぁ、また詳しいことは明日ね。ありがとう」と電話の相手に気づかれないようにすぐに明るい声で話を終えると電話を切って「どうしたの…？」と少し怯えた表情で相手に問いかけて)

なんで俺と話す怯えるわけ？そいつと話すほうが楽しい？
(電話している時の笑顔はなく怯えた表情を向ける相手に少し腹が立ち攻めるように問いかけてはため息をついて｢今のは誰だった？何の話？｣と続けて聞いて

ち、違う……今のは、会社の後輩で、今の企画の同じチームなのよ……それで、仕事についての電話だったのよ……
(と相手の問いかけに答えるが、胸の前で手をぎゅっと握り少しずつ後ろに下がりながら「別に、彼と話している時が楽しいとか……そういうのじゃないわ…」と付け足すが視線は自分の足元に向いたままで)

ふーん、それ目を合わせて言ってよ
(後ろに下がっていく相手は俯いていて壁に追い詰めて顎を掴み顔を目線が自分から外れないようにして近づけて強い視線を送り｢俺と話すの楽しくない？｣と問いかけて

っ…!!
(背中が壁にぶつかれば一瞬背後を振り向くもすぐに強制的に視線が動かされ相手と向き合う形になって相手の問いかけに「そんな、ことないわ…」と相手の目を見ながら前記を言い)

本当に？じゃ好きって言って
(目を合わせて話してくれているので微笑みかけ、顎から頬に手を移動させては優しく撫でて相手の反応を伺って

…好きよ。
(相手の手が頬に移動すれば少し肩をビクッとさせては相手のことを見つめながら上記を言って頬が赤くなり)

信じてるよ、ごめん
(頬が赤くなったのを見て安心して追い詰めたことを詫びておでこに軽くキスをしては離れて｢こんな時間だしお風呂入れてくる｣と言って部屋を後にして

っ……ぅ、うん…ありがと
(相手が部屋から出ていけばその場に座り込んで「……き、気のせいだよ…ね」と相手の言動をそう言い聞かせたが、最近やたら執拗に会社のことなどを聞いてくることを思い出して不安な顔色になったがそれをかき消すように頭を横に振ってはリビングのソファに腰掛けて)