君の本心が知りたくて【創作NL/女性側募集】

あー…そっか、ごめんごめん
（スキンシップはあまり好きではないらしい相手の頭を殆ど無自覚とはいえ撫でてしまったことを少しバツが悪そうに詫びながら再び頭をポンポンしたくなる衝動にかられ、そんな思考を頭から振り払うように受け取った本を持ち、後ろ手にドアを開けて図書室を出ようとしたところで思い出したように｢君もこれから帰るの？｣と問い

私もこれから帰る予定です。
(相手に尋ねられ、なぜ他人の帰る時間を気にかけているのかと不思議に思いながら質問に答え)

そっか、結構暗いし良かったら送ってこうか？
（日が暮れだした窓の外を見やり、特に深い意味もなく単純な親切心からそう切り出して

えっ！？…いや、どちらでも。
(予想もしなかった相手の提案に過剰反応して。直ぐに平常心を取り戻せば曖昧な返事をして)

どっちでも、か…じゃあ送らせてよ？帰り道に一人って結構退屈なんだよね
（選択権を此方に与えるような発言を聞けば、それほど考える間もなくむしろ此方側から頼み込むような形でにっこり笑いかけて

私が楽しい話出来るとは思いませんが、とりあえずよろしくお願いします。
(一人で帰るのが退屈だという相手を、二人で帰ることによって楽しませられるかというプレッシャーを感じ、期待しないでほしいと思い)

別に無理に楽しい話しをしようとしなくてもいいよ、俺が君を選んだんだから
（相手が愉快な話しなんて出来るタイプではないということは少し話した感じでも理解していて、それをわかったうえで一緒に帰ろうと誘ったのは自分なんだからそれは気にしなくても大丈夫だと言い、ニッと歯を見せて笑い

あげます