金崎 2016-01-28 13:08:55 |
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数日前まで皆が笑い、遊び、この平和な日常がずっと続くものだと信じて疑わなかった。
俺もそのうちの1人だった...
俺は学校の帰り道、友達と地下で買い物をしていた。特別校則の厳しい学校じゃなければだいたいの学生なら当たり前のことだろう。
ファーストフードで飯を食べ、帰途に着く時だった。
立っていられない。その程度の揺れではなかった。
視界が揺れにより完全に見えなくなった。電気が切れる音と共に、天井が崩れていく音がした。
とっさに友達が怪我しないよう覆い被さろうとした瞬間。
ガッ!!
頭に酷い痛みを受け、このまま気を失った。
「くっ...なんだ...?」
気がついて、訳の分からなくなっている頭を少し整理した瞬間
「...!!あいつは?!」
共にうずくまっている友達のことを思い出し周りを見渡すと、
「あっ...居た...!!おい!!生きてるか?!」
こういう時は体は動かさない方がいい...が、そんな事を気にしている暇はなく揺さぶり名前を呼ぶ。
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