〈速度〉記憶の破片〈非募〉

ふふっ、言ってる事と行動が噛み合って無いよ？ (　可愛らしい声をもらしぐい、と此方に寄ってくる彼の喉辺りから手を離せばそのまま人指し指を相手の唇にあて「…ほら、もっとして欲しいならお願いしてよ。もっと撫でて下さい、ってさ。」と黒っぽい表情で笑い　)
。…っ、… (　相手の口から溢れた一言に辛そうに強く拳握りしめては「なんで、おそ松兄さんなんだよっ…、！」とぽつり呟き相手の背に手を回し服の裾を掴み　　)

っ、や、…意地悪すんなよぉー…お兄ちゃん泣きそうなんだけど…。（ 離れていく手を名残惜しそうに見つめつつ、スイッチが入ったように見える相手の姿にごくりと唾飲み込んで。「…チョロ松ぅ、……撫でて？」緩く首傾げうるり、と瞳潤ませて上目で見つめ、／狙ってやがる ）
…チョロ松、落ち着けって。（ 抱きしめてくる相手の頭と背を撫でながら「俺は別に後悔してねーし。…むしろお前らじゃなくて良かったわ。あ、…俺が病気ってことはほかの奴らに内緒な？」ふは、と笑いつつ相手を離れさせれば少し距離置いて、 ）

意地悪なんかした覚えはないけどなぁ、…？ (　上目遣いで頼まれて仕舞えば嬉しそうに大きな溜め息をついて「…ん、いい子」なんて呟いてやればとのまま指を首もとへと伝わせもう片方の手で相手の腰辺りを抱き此方に寄せる様に　)
、分かってる…。 (　距離置かれれば落ち着けと自分に言い聞かせる様に胸を撫で下ろして「…強がり」とぼそり呟いて　)

……ん、ッ、や、…くすぐった、…んーッ！（ 再び心地いい体温の相手の手が首元を撫でれば声漏らして。時々ぴくり、と跳ねつつ耐えるようにギュッと目を瞑れば相手の胸の辺りの服掴んで握りしめ。「…好き、…チョロ松好き、」なんて若干息上がりつつも呟いて、 ）
…流石、それでこそ俺らのツッコミポジ。（ 落ち着こうとしている相手の姿に普段と同じものを感じれば満足そうににんまり。次いだ呟きを敢えて聞こえないフリすれば、「……あ、そうだ！飯食べよ、飯！兄ちゃんお前のご飯食べたすぎて禿げそう！」ぽん、とわざとらしくポーズとれば相手の手を掴んで引っ張り、 ）

…そんなに反応しちゃうんだ、意外。 (　何度もぴくりと忙しく可愛らしい反応する相手に若干頬染めては首元を擽りはじめ。不意に服掴まれ好きだなんて言葉掛けられれば「っ、何それ卑怯…。 うん、僕も好きだよ」と相手の額にキスを落として　)
…関係無いじゃん、。 (　１つ１つの行動から相手はずっと作り笑いを浮かべて強がっている様にしか見えず思わずぎこちない笑み張り付けて。「あぁ、…確かに、忘れてたね」と緩く笑いかけて　)

…だって、なんか、…お前に触られると、…なんか…っ！（ ぞくぞくする。なんて顔を赤くしつつ必死に出て来る声抑えようと。額にキスされればへなへなと腰が抜けたように力抜けて、「…もっと。足りない。」と肩を上下に動かして息しつつぼそり。 ）
ふは、あるって！…頼りにしてるぜ、相棒。（ トン、と握ってる反対の手で相手の肩軽く叩けば台所に向かって歩みだし。「なー、兄ちゃんオムライスがいいー！」なんて要望をなるべく明るめに大声で言いつつ、 ）

ん、？…何、言ってごらん？、 (　クスクス、と何より楽しそうに笑みを溢しながら今度は彼の首筋をなぞり始め。いきなり力が抜け此方に体重が掛けられればゆっくりとその場にしゃがみ相手を支える様に抱き寄せては「あはは、正直でいい子だね。流石僕猫ちゃん、…。んで、何して欲しいの？、」と耳許に口寄せ低めの声で囁くように　)
…、分かってるよ、おそ松…。 (　何だか相棒だなんて呼ばれると幼い頃の記憶が蘇った様でもう一度昔の通りに相手の名を呼び、もうほとんど忘れているのかと考えれば少しだけ寂しそうに笑って。「…はいはい、分かったから少しは手伝えよ、？ とりあえず食器は出してよね。…と、僕のは全部緑だから。」と苦笑い浮かべつつ気遣う様にぽつりと自身の食器について答え　)

……ふぅ、んんッ、やぁ、…ッ！（ 段々と身体に熱が溜まってくればそれを逃がすかのように少し引き気味になって。普段の聞きなれない相手の低音と甘い言葉にぞくりっ、と身体一瞬強ばらせればへにゃりと力抜き。「…あ、…キス、…口にして。」力入り切らないまま相手の腕掴めば早く、と強請るように顔あげ。 ）
…なんかその呼び方擽ったいわー、（ あはは、なんて記憶はほとんど消えかけているものの妙に落ち着くような、でも何処かムズムズとすれば照れ笑い浮かべ鼻の下擦り。相手から食器のことを聞けば「おー！おっけおっけー、覚えた！」にぱ、と笑ってパッと手を離せばとたとた走って食器棚へ、カチャカチャと取り出し、 ）

ふふっ、おそ松兄さんってこんな表情したり声上げたりするんだね。意外だけど、凄い可愛いよ。 (　相手が少しだけ此方から体を離す様に動けばそれを阻止する様に腕を引っ張って。「…ん、良く言えました。偉いね」なんて悪戯に笑み浮かべ相手の髪をくしゃりと撫でてはそのままぐいと少し強引だが後頭部を此方に寄せ唇を重ねては上唇に噛みつく様に　)
相棒って呼ばれる方がむず痒いよ…、まぁ、嫌じゃ無いけどさ。 (　うっすらと嫌そうに微笑んで見せるも口許に手当てクスクスと。手を離されれば名残惜しそうに開いたり握ったりを繰り返してみながら「ん、じゃあ宜しくね。」と明るい声色で伝えながら冷蔵庫を開けて一つ一つ材料を取りだし　)

……っるせ…！元々はお前のせ、んんっ、ふ…（ ぶわっ、と顔赤く染め逃げようとするも力入らない上に後頭部から抑えられれば従うしかなく。念願の口付けされれば直ぐに抵抗やめ蕩けた瞳で相手見つめ徐々に目を閉じ。そっと相手の首に両腕回して。 ）
だって相棒は相棒だろー？…今も、…昔も。（ 何処か大切そうに溜めて言えば目を細め。冷蔵庫から食材取り出す相手を見つつ、食器をちゃぶ台へ置きに行けばとたとたと両腕広げて相手の後ろへと駆け寄って黙って作業をじっと見つめ。 ）

＿…っは、ん…、 (　初めこそ文句を並べ抵抗していたものの暫くしれば相手が受け入れる様に首に腕を回してくれば遠慮無しに深く求める様に口付けを続け。唇の隙間からするりと舌を滑りこませては相手の舌を探しだし絡める様に　)
んー…ただ一緒に居る事が多いだけな気がするけど…。まぁ、そういう事で。 (　ふと幼い頃一緒に悪戯をした事等思い返せば静かに目閉じ、明るめの声色で言葉紡ぎ少しだけ頬緩ませて。「…え、何？」覚えている限りで野菜を切ったり材料を炒めたり色々していればふと視線感じ振り向いては苦笑混じりにそう問い掛け首を傾げ　)

…ん、……んんッ!?ふ、ぁっ、ッ…（ 回した途端に更に激しくなっていく口付けに思わず酔ったような感覚になれば突然今まで無かった舌の感覚にびくりと跳ねて目を見開き。しかし抵抗する力もなければ自身も相手に合わせて絡めていくしかなく呼吸荒くしていき。 ）
…一緒にいることが多いってことはやっぱ運命なんだって、……。（ ふは、とつらつら述べようとすれば懐かしんでいる相手の姿を目にして。気付かれないよう苦笑いうかべれば「…お前には残ってるんだもんな、」なんてぼそり呟き。ふ、と声をかけられれば「ん、…いーや！見てただけー！」なんてにぱ、 ）

…っは、ぁ…駄目、本当可愛いっ…。 (　少しだけ名残惜しい気もするが辛そうだった為に唇を離し相手の頭を乱雑に撫で、口の端から垂れるどちらの物か見当もつかない唾液を拭えば片手でぎゅっと相手を抱き寄せ　)
あ、…えっと、ごめん…。 (　ふと小さく相手のものと取れる呟きが聞こえれば肩揺らしぽつり謝罪の言葉を、控え目に相手の片手を握っては薄く笑い掛けて。流石にずっと見られているのは緊張するらしく「、…なんか凄くやりづらいんだけど…。」と呟くなり施設逸らして　)

っ、は、…はぁ…。（ 酸欠故に視界がぼーっとしてきたところで口を離され呼吸が楽になり。肩で息しつつ撫でてくる相手ぼーっと虚ろな目で見つめ。口の端から垂れる唾液舐めれば抱き寄せてくる相手に向かって「…ばっかじゃねぇの…。」なんて照れ隠しにボソリ。 ）
っあー、いいっていいって！別に俺だって全部覚えてないわけじゃねーし？（ 謝られればハッとしてへらり、握られた手をぎゅ、ぎゅ、と力込めたり抜いたりと遊ぶように握り返し。「…新婚かよ、」ぶっ、と思わず吹き出せば気にすんな、なんて嬉しそうに ）

…おそ松兄さんにだけは言われたくないよ…。 (　馬鹿だなんて言われてしまえば不満そうに眉潜めつつ相手の耳許に口近付け「…おそ松兄さんからキスして欲しいって、言ってた癖に。」と呟いて　)
っちょ、痛いからっ。力入れないでよ、つーか人の手で遊ぶなっ。 (　少しだけ寂しそうな表情するも相手に合わせる様に笑ってはいつもの様に文句を。「っな、誰が新婚だよっ！…、ほら」顔赤くしつつ言い返せば既に出来たらしいオムライスの置かれた皿を渡し　/　早　)

っん、…それにしたってチェリーくんが舌まで入れてくるかね、普通。（ 囁きにぴくり、思わず反応してしまうものの余りに相手にこうも遊ばれては面白くなく。にやり、と挑発するような一言と共に自分も手を伸ばせばつつつ、と後ろの首筋人差し指でなぞって ）
えー？でも俺チョロ松の手好きだから無理ー！（ 普段通りの反応にけらけらと明るい笑いこぼせば相手の手両手で持ってすりすりと頰擦りし。出てきたオムライスにぱぁっと表情明るくすれば「さっすが俺の奥さん！一緒に食べようぜー！」なんて皿を持ったままくいくい袖引っ張ってにぱ、 ）

っな、…！だからチェリーって言うな…！。 (　挑発する様な言葉掛けられては不満そうに文句を返すも、いきなり首筋辺りをなぞられれば不意討ちとも取れる行動に「っふぁ、？！」びくんと体揺らしては反射的にぴんと背筋伸ばし　)
手が好きって何、意味分かんないけどっ。 (　ふと頬擦りされてしまえば抵抗出来る訳もなく文句を述べつつも空いた方の手で頭をわしゃわしゃと。「だから誰がっ、って僕が奥さんかよ？！ 」子供の様に表情明るくする相手につられる様に微笑んでは自分の分の皿を手に持って相手に着いて行き　)

…俺お前のそういう女の子みたいな声好きだわー、（　形勢逆転の兆し見えればにやり、意識はっきりしてくればいつも通りの余裕並表情浮かべて楽しむように相手の首筋執拗になぞって擽るように、）
そのまんまだけどー？あー、俺お前の手と結婚したいー！（　そして養われたい、なんて後に続く言葉は内心に秘めておき。撫でられれば嬉しそうに微笑んでやめろよー、と。しっかり引っ張ればいつもの自分たちの席ではなく、いそいそと相手の隣へ座り込めばべったりくっついて。　）

＿っ、…そんな声してなっ、ひぁっ？！、 (　いつもの様に相手のペースに飲まれ掛ければまずい、と少し焦り始めるも何度も首筋をなぞられたり更には擽られればその度に肩揺らしつつ「…や、ッぁ…駄目っ、…！、」途切れ途切れに声もらしつつ止めさせる様に相手の手首掴んで　)
ぁ、？！何言ってんだよ、普通に怖いわっ！ (　自分の手と結構したい、なんて夢でも有り得ない程可笑しな発言をした相手に目瞬かせるも、何処か嬉しそうな相手に薄く微笑みかけながらも撫でる手を止めようとはせず。不意に相手がいつもとは違い引っ付く様に隣に座れば「…何、今日なんでそんなに甘えたさんなの？」と横目に問い掛けて　)

…してるって、ほら。（ 面白いくらいに肩が跳ねる姿とその度に上がる高い声に機嫌良くすれば手首掴まれ「なんで？可愛かったのにー。」と小首傾げ。 ）
…あ、でも出来るなら手だけじゃなくチョロ松自身がいいかも。( ちらりと笑み視界に入れば一向に撫でる手をやめそうもなく仕方ないなぁ、と言った笑いのままため息一つして撫で受けし。「…えー？別にそんなことねぇけど。」問われれば平然とした顔でオムライスを見ながら返し。いただきます、と両手合わせればもぐ、と食べだして。うまー！なんて声に出せばぎゅ、と腕に抱きついて ）