黒子テツヤ 2016-01-25 09:11:27 |
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おいこらちょっと待て!
(当たり前のように持ち去られた本にぎょっとして、慌てて相手の襟首を引っ掴み。案の定目的が同じだった事に内心こういった本を読む同志であったことに驚きつつも「オレもその本買おうとしてたんだよ、こういうときは年功序列だろ?誠凛高校一年、黒子テツヤクン?」と一年、を強調して)
(/あああ、ありがとうございます!すごく……素敵な塩対応です……!両片想い設定ですがなかなか態度に出るまでは時間がかかりそうですが、ロルに内心の心情描写を含ませてみたいと思います。苦手でしたらお伝え下さいませ!)
その理屈なら後輩の僕を優先させるべきです
( 振り向かず真顔で淡々と告げては前の人が詰めた為進もうと足踏み出して )
( / 良かったです .. !
わかりました ! 此方も心情描写入れていきたいと思います ! )
……ふん、
(振り向きもしない相手に口先では何を言っても譲って貰えそうにないと判断、背後から手を伸ばし相手の手元から本を引っこ抜いて。間違いなく自分を毛嫌いしているであろう相手とは出来れば関わりたくはないのだが、これ以上書店を巡るのも嫌だという思いが勝り、噛み付かれるのは覚悟の上で奪った本を相手の背では届かないほどの高さまで持ち上げて)
.. 窃盗罪ですね
( 振り向き遠い目で相手見つめれば , 自分も色んな本屋を巡ってきた為絶対に譲れないのにも関わらず相手に取られそのうえ届かない距離まで本を持ち上げられてはいらつきつつ上記呟き , 携帯電話をポケットから取り出しては相手に見える位置で警察の番号を打っていき )
いやお前まだ金払ってねえだろ、それで通報しても恥かくのはそっちだぞ。
(相手の頓狂な行動に思わず素のテンションで突っ込んでしまい、言い終えてからはっとして。あまり長く話をしていて知人に目撃されては都合が悪いだろうとどうにか相手が諦めてくれそうな言い分を思案し。ふと思い付いた妙案を全力で胡散臭い作り笑顔を装いつつ、内心では半ば期待を込めて口にしてみて)
どうしても読みたいって言うなら、今はオレが買うから今度貸してあげようか、黒子クン?
それでは僕が買うので今度貸してあげますよ ?
( どうしても自分で所持したい為相手が賛成しない事を考えつつも上記述べ . 別に今取り合っている1冊は買わなくてもいいと内心思いながらじっと相手の目見つめ返事待ち )
は、
(まさか自分と本を貸し借りすることを相手が良しとするとは思わず、間の抜けた声が洩れて。つい崩れた作り笑顔を慌てて取り繕いつつ、“これは接点を持つ良いきっかけだ”と期待する想いと“これ以上下手に関わるな”という警鐘が脳内でせめぎあい。結局ゆるゆると本を持つ手を下ろして、動揺が声に出ないよう努めつつ)
……それなら優しい優しいセンパイが譲ってやるよ、金出さずに済むならそれに越したことねえし。
そうですか , では買ってきます
( さっとレジで会計を済ませては相手にちらりと目線向けくすりと口角上げてはいつ貸すのか予定も決めずに本屋を後にして )
……笑っ、た?
(去り際にふっと上げられた相手の口角、被った悪童の仮面は咄嗟にべぇと舌を出して応じたが、姿が見えなくなってから自身に笑みが向けられたことに気付き呆然として。その衝撃の所為で特に貸し借りする日付も決めなかったことを察したのは大分時間が経ってからで)
IQが高いと聞いていましたが , 割と簡単に譲ってもらえました
( 満足そうに呟いては何処かで読んでいこうと本屋から暫く歩いた所にあるカフェへ立ち寄っては角の席へ座り , 本を片手にバニラシェイク飲んで )
(すごすごと帰る気にもなれず、未だ町中をうろうろしていたところ一軒のカフェの前で不意に立ち止まり。探している相手がすぐ中にいることはその影の薄さからすぐには気付けなかったものの、妙に引っかかり三度見ほどしてようやく相手を認識して。持ち逃げされた苛立ちを隠そうともせず、相手の席の真横のウィンドウガラスを軽く蹴ってやり)
( 丁度本を読み終えた頃 , ウィンドウガラスを軽く蹴る音に気付けば視線向け . もう読んでしまったし , 約束したという事もありさすがに貸さないと後輩として失礼かと思い , 裏口から足早に出て行けば相手の後ろへ周り鞄の中へそっと本入れて )
(席から立ち消えた相手に、まさか逃げたのかと眉を顰め。不意に重みを増した手元の鞄にびくりと肩を跳ねさせ、慌てて振り返ればいつの間にか相手が立っていたことに再び驚き)
〜っ、普通に渡せ普通に!気配消してんじゃねえよバァカ!
.. ばれてしまいましたか
( 相手に見付かれば不機嫌そうに表情歪めつつも正面へ向き直っては“別に貴方と接点を持ちたいわけじゃありません . 読み終えましたし , 後輩として約束は守るべきだと判断したまでです”と告げては足早に前方へ進み )
待てっつーの、別にオレだってテメェなんざと接点が欲しい訳じゃねえが。連絡先の一つも寄越さねえってのは、このまま借りパクして構わないって意思表示か?それとも誠凛に乗り込んでいって返せってか?(確約も無しに再び離れようとした相手に、流石に二度目はないとばかりにストップをかけて。連絡が出来なくては双方に不利益だろうと提示し、せめていつまでに返すかくらい決めてほしいものだ、と妙な点できっちりしたがる自分自身に内心溜め息を吐いて)
確かに連絡先は知っておかないと不便かも知れませんね ..
( 相手の提案に振り向けば仕方が無いというようにポケットから携帯取り出しては操作し電話帳を開いて . 内心好意をもつ相手ではある為嬉しいがそれを表に出すわけにもいかず“さっさと交換しましょう”と見つめ )
電話帳って……お前ラインとかやってねえのか(呆れた様に自身の携帯も取り出そうとして、ふと思い立ち相手の手元の画面を覗き込み。メールアドレスに目を走らせるとふむと頷き、すぐに離れて)よし、覚えたから今夜にでも連絡する。……携帯置いてきたから持ってねえんだよ。
連絡さえ取れれば十分なのでアプリはあまり入れない主義なんです
( 呆れる様子の相手にむっと顔しかめ , 連絡すると言われれば“自分から言った癖に持ってきていなかったんですね”と呟き )
オレは短い外出のときは携帯持たねえんだよ、基本。じゃあな、本の借りはその内返してやる(連絡先を入手した喜びを気取られぬ様に気を付けながら、それでもハイになった所為か勢いのまま相手の頭を撫でると言うには少し乱暴に掻き回して去り)
.. え ?
( 頭掻き回されればきょとんとした表情を浮かべるもののその場を立ち去る相手の後ろ姿暫く眺め , 自分も家路を歩いていき )
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