(色松)歪んだ愛の注ぎ方(非募)

.. 気持ち悪いよな
( 兄弟を , ましてや同じ顔の人間を好きになるなんて絶対に引かれると思い上記呟いては俯き )

…罰ゲームとかで言ってるんでしょ、
(やはり直ぐに信じる事も出来ないのか、脳内では両想いなのかと期待は膨らむ一方ではあるものの冷静を装っては上記を問い掛けてみて)

違う ..俺は本当に好きで ... !
( 相手に信じて貰おうと必死に訴え掛けては再び抱き締め )

…僕の何処が良いの、同じ顔だしその中でも一番の屑だよ。
(真剣な表情の相手に押されはするも、何故自分なのかとそこが納得いかない様子で只俯き抱き受けていて)

そういうマイナス思考になったり独りで悩みを抱え込む部分を見て守ってやりたいと思ったし , 一松を見ていると他の兄弟とは違って愛おしい感情が芽生えてくるんだ .
( いつものようにかっこつけず自分の言葉で伝えつつじっと相手の目見て )

…馬鹿じゃないの、そんなんだから騙されやすいんだよクソ松。
(告げられた言葉に驚いた様に目を丸めてはいたが、直ぐに照れ臭そうに視線を背けては小さく上記を述べて)

そ , そんな事ないぞ .. !?
( 相手の言葉に慌てながら眉下げては返事はどうかと待機して )

…別に好きとか、そういうのじゃないけど…断る理由も無いし…
(告白の返事を待っている相手に気が付くも、素直に言える筈もなく渋々といった様子で了承しては横目で相手を見遣り)

じゃ , じゃあ付き合ってくれるのか .. !?
( 断る理由が無いと言われればぱぁあっと表情明るくしつつ見つめ )

…別に、良いよ。
(まさか相手から告白をされるなんて思ってもいなかったのか未だ鳴り止まない鼓動を抑える様に胸を押さえるも、それを悟られない様にと背を向けてしまって)

一松愛してるぞ .. !
( 嬉しさのあまり勢いで愛してるなんて叫んでは後ろから抱き締め )

っ…うるさいんだけど…、
(突然後ろから抱き締められては驚いた様に目を見張るも、直ぐに照れた様な表情を浮かべては視線をそらして)

ｯ .. 可愛い ..
( 相手の照れる様子に悶えつつ口元緩めては頬に軽く口付けて )

っ!?…ば、馬鹿じゃないの…普通こんな事しないでしょ！
(頰に口付けられてはゆでだこの様に顔を真っ赤にしては照れ隠しなのか相手の頰を叩き身体を押し離して)

ｯ .. !? す , すまない ..
( 眉下げては何ならしても良いのか考えた結果 , “一松がされたい事とかないのか ?”と告げては首傾げ )

されたい事…
(問い掛けられた言葉に眉間に皺を寄せつつ考えては、少し言いづらそうに視線を泳がせていたものの相手を見遣って「…殴って欲しい」と告げてみて)

ｯ .. !?
( 不覚にも突然殴って欲しいとの頼みをされｿﾞｸｯとしてしまい , 暫く考えた後“ほ , 本当にそれで良いのか .. ?”と見つめ )

良いけど…どうせ出来ないんでしょ、
(普段温厚な相手の事はよく分かっており、暴力的な面を見た事が無い為、若干諦めた様子で上記を告げては横目で相手を見遣り)

でｯ , 出来るぞ .. !?
( 相手の考え通り弟を殴るにはやはり抵抗があるのか上記呟きつつもなかなか行動に移さず . 暫くしては間違えて相手の背中に向けて蹴りを入れてしまえば“すまない一松ｯ .. !”と慌て )

やっぱり出来…ｯ､
(嘲笑う様に上記を言いかけるも不意に背中へと鈍い痛みが走れば唐突の事だった為か、その場に膝をついてしまうも、相手から受ける痛みは何処かくる物があり小さく息を乱し)