カイヌシ 2016-01-24 22:56:12 |
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…怖い人、居るでしょ、
(少し肌寒くなってきた所で自分より大きな相手にすっぽりと抱き締められては安心した様に目を細めながらも、問い掛けにはやはり不安そうに上記を述べ。相手は特別優しくしてくれる人で、他人は怖いものだと思っているのか膝を抱えては一層身を小さく丸めては相手へと身体を寄せる様に凭れ掛かって)
別に怖い人ばっかりじゃないぞ?
(相手が恐れているよりも外は安全だと教えてやりたいのだが、一概に否定もできず言葉は頼りない物になってしまい。その傍らでは此方に身を凭れ掛けてくる相手の体温が心地好くて顎の下に手を遣ると軽く顎を持ち上げるようにしながら撫で)
ん…理人の、友達になら会ってみたい…
(告げられた言葉に出てみたい気持ちはあるが中々一歩が踏み出せずにいて。顎下を撫でられては心地よさそうに目を細めては撫でている相手の腕に腕を絡ませ抱き着いてみつつ、小さく上記を呟いてみて)
友達…
(普段自宅に籠りきりで久しく友人とも連絡を取っていない身としてはかなりの難題を突き付けられてしまって絶句するが、そこにふと“編集者”という都合の良い存在を思い出し。人をあまり家に上げたくない性分故普段は電話でのやり取りがほとんどではあるものの、今度一度家に招いてみようかと考えて「友達っていうより仕事仲間だけど会わせてやれる奴は居るな。」と言葉を返して。何時になく甘えたな行動に目元を緩ませて額に唇を落とし)
…じゃあその人に会ってみたい、
(告げられた言葉に相手の仕事をよく知っている人なら、色々と相手のことも聞けるかと少し楽しみなのか口元を緩めつつ告げて。不意に額へと口付けられても何をされたのかは分からず首を傾けているも、相手の腕を離しては身体を離し少しだけベランダへと出てみては、手探りで柵を掴んでは其処へと凭れ掛かって)
ん…今度な。家に呼んでやるから。
(相手を編集に会わせるならば何かと面倒を避ける為猫の姿であって欲しいのだが、そうなると恐らく相手の意思とは違う形での対面になるのだろう。話を合わせてもらい親戚の子だとでも言っておけば何とかなるだろうかと考えながら、頷いて返答をし。腕の中に居た相手が離れていき向かったのはベランダ、それなりの高さがある為普段己が見ていない時は出ないようにと口煩く言っているが、例えこうして見ていたところで安心はできず柵に凭れる相手を注意深く見詰めて)
…お洒落しないと、
(会わせてくれるという相手の言葉を聞いてはどんな人なのだろうと嬉しそうに笑みを浮かべぼそりと呟き。ベランダの柵に寄り掛かりながら先程よりも冷たい風に触れては目をきつく瞑るも口元を緩めており、この場所はどれくらいの高さにあるのだろうと少し身を乗り出してみて)
っバカ、急にやるなそういう事は。
(お洒落なんかしなくとも相手の容姿ならば十二分に事足りるだろうと返してやろうと口を開いたのだが、その相手が突然にベランダから身を乗り出すものだから素足のまま慌てて相手の元へ駆け寄り。脇に手を差し込んで万が一にも転落してしまわないよう押さえつつ、一切してはならないとは言わないが己の補助の補助の元でやってくれと安堵の息をつきながらぼやき)
っ…馬鹿じゃない、
(突然後ろから押さえられ吃驚したのか小さく肩を跳ねさせ、何処か不機嫌そうに上記を述べてはスル、と相手の腕から抜け出し猫の姿になっては、窓にぶつかりながらもリビングへと戻っていっては暖かい暖房が入った床の上へと寝転んで)
…どうしたんだよ。怒ったのか?
(不機嫌そうな表情を見せて腕の中からすり抜けていってしまった相手を追うように室内に戻ると窓を閉め、床の上に寝転ぶ相手の側に座り込むと猫の姿を見て無性に撫でたい衝動に駆られ。然し今不用意に手を出すと本格的に決別しそうな可能性もあり、困ったように眉を下げて問い)
…みゃあ、
(床に寝転んでいれば相手が傍へと寄ってきて不機嫌そうに相手を見上げては、怒っているという事を表すようにじっと相手を見据えながら一つ鳴いて)
悪かったって…。落ちたら危ねぇと思って慌ててたんだよ。
(猫である相手には表情の変化が無いものの、醸される雰囲気と鳴き声で機嫌が悪いらしい事は充分伝わってきており。具体的に何に怒ったのかはよく分からないが、相手の楽しみを奪った事かバカという発言についての事だろうと見当はつき。依然として眉を下げたまま謝罪を口にするとぽつぽつと言い訳を口にし)
…ん、
(相手が心配して抱き上げたのだと思わなかったのか、鋭かった瞳を幾分か和らいだものへと変えては相手の脚へと顔を擦り付ける様に甘えては、先程よりも甘ったるい声を漏らしてはザラザラとした舌で相手の脚の甲をペロ、と舐め)
あー…可愛い。
(機嫌を直してくれたらしい相手が足元にすり寄る様を見詰めているとやはり口元が緩んでしまい、一瞬の擽ったさに笑みを漏らした後相手を抱き上げて胡座をかいた膝の上にのせ。親指の腹でさらさらと手触りの良い耳元を擽ってやりながらぽつりと呟いて)
んん…にゃぁ、
(相手の温もりが感じる所へと移動させられては無防備にも腹を晒した体勢になるも、耳を撫でられては喉元をゴロゴロと鳴らしながら相手の身体へと身を預けて)
…すげーインスピレーション湧くわ。
(警戒心の無い体勢と気持ちよさげな声によって投げ出された肢体が己の目には官能的に映ってしまい、職業病とでも言うべきなのか様々な物が脳裏を駆け巡り。思わず無駄に真剣な面持ちで相手の様子を見詰めながら小声で呟くと、今度は顎の下を撫でてやり)
…ん、
(暫くは小さく鳴き声を漏らしつつ大人しく撫で受けてはいたものの、気まぐれな性格の為か満足しては体を起こし膝から降りてしまっては人間の姿へと戻り、戻った時に解けてしまった髪の毛をうざったそうに耳に掛けつつ一度大きな欠伸を零しては「…ベッド連れてって、」と支えてもらおうと相手の服の袖をつかんで)
今それ言ったらお前…俺犯罪起こしそうなんだけど。
(もう暫く毛並みを堪能していたい気持ちはあったが、相手のあまりにも絶妙なタイミングでの髪を耳に掛ける色気ある仕草と要求に眉を寄せてため息をつき。ここで手を出してしまったら恐らく犯罪になる、と危機感を覚えながら袖を掴む手を握りもう片方の手も緩く握ってゆっくりと立ち上がり)
犯罪?…捕まったりしないでよ、ご飯食べれなくなる。
(相手の言葉に自覚が無い為か眉を顰めつつ首を傾けるも、相手が離れていく事だけは阻止したいのか握られた掌をぎゅっと握り返して。相手の後を追っていきながら遠まわしではあるが一緒にいたいという意味も込めて上記を告げてみて)
俺が捕まるかは真汐次第だけどな、その言い方は飯にしか興味無さそうでなかなか傷付くぞ。
(相手の意図をしっかりと汲み取った上で、相手の目に己の表情が映らないのを良いことににやにやと口元を緩めながら声だけは如何にも落胆した風を装い。しかし寝室に辿り着くと一足先にベッドに腰掛け、布団の上に畳んで置いてある相手の寝間着を片手で手繰り寄せながら足の間をぽんぽんと叩き)
おいで。
意味分かんないし、ご飯以外興味無いよ。
(相手の言葉が理解出来ないといった様に眉を顰めつつ照れ隠しの言葉を吐いたは良いものの、相手の落胆した様な声を聞いては少し言い過ぎたかと胸中では反省している様で。寝室へと着くなり手を離され呼び掛けられては、慣れた様子でシャツを脱ぎつつ声のする方へと脚を進めては相手の目前で脚を止めて)
素直じゃねぇなぁうちの猫は。
(言葉とは正反対にその表情や雰囲気は素直で、緩んだ表情で呟き。相手が目の前まで来ると晒された素肌に目が行ってしまってつい暫くは手を止めて見入ってしまい。触りたいのは山々だが理性で欲求を封じ込めると相手の頭から柔らかな生地の寝間着を被せてやり)
…ん、
む…、
(告げられた言葉には不機嫌そうな表情を浮かべるも、暫しの間の後に柔らかな寝間着を着させてもらっては心地良さから口元が緩み。ベッドへど寝転んでからズルズルと脚を使い色気無くズボンを脱いでは寝間着を手探りで探し当てては脚を通して)
先布団入ってろよ。
(流石に相手の足元なんかを今は見ていられず、視線を逸らしながらベッドから立ち上がり相手が脱いだ服を回収し始め。着替えを終えたらしいところを見ると頭を撫でながら声を掛け、己は明日の仕事を少し進めてしまおうかなどと考えており)
…仕事?
(寝間着に着替えては欠伸を漏らしつつ枕へと顔を埋めるも、相手の言葉を聞いてはまだ寝ないのかと其方側へと顔を向けては眉を下げつつ問い掛けては、答えによっては自分も付いていく気なのか上半身だけ体を起こして)
…すぐ来るから。もう遅いだろ、真汐は寝ないとだめだ。
(明日こなす仕事の量も考えて少しは着手しておきたいところだが、眉を下げる相手を見るとつい気持ちは揺らいでしまい。だがそんな思いを何とか押し留め再度ベッドに浅く腰掛け、眠気を促すようにゆっくりと頭を撫でてやりながら諭すような口調で)
…眠くない、まだ起きてる。
(先程から何度も欠伸を零してはいたものの、一人では不安で眠れないのか相手の言葉は聞かずに布団から出てしまっては、再び猫の姿になっては相手の肩へと飛び乗り離れずにいて。)
こら、真汐…。
(相手が眠たがっているのは目に見えていたのたまが、頑固な一面も理解しておりこうなってしまうとなかなか言うことを聞かなさそうで。恐らくまだ一人で眠る事ができないのだろうとも考えられ、相手の睡眠と己の仕事どちらを優先するかと言えば答えは元より一つしか無く。仕方無く相手の体を撫でては着替えるために降りるよう声を掛けるが、そんな弱々しく我が儘なところだって愛しく思えてしまうのは事実で口元を緩ませ)
…分かった分かった、俺ももう寝る。だから着替えさせてくれ。
…、
(こんなに我儘ばかり言っていれば、いつか相手に愛想を尽かされて捨てられるのでは無いかと悪い方向にしか考えがいかず。相手の肩からベッドへと降りはするものの、人間の姿へと戻れば表情で勘付かれると考えたのか猫の姿のまま布団へと潜り込んでは隅の方で身を丸めて)
(手早く着替えを済ませて部屋の電気を消し、枕元の間接照明に光を点すと布団のなかに潜り込み。相手は何故だか隅の方で丸くなってしまっており、その体を抱き上げて胸元に寄せると親指の腹で小さな額を撫でながら何か機嫌を損ねるような発言をしたか考えていて。しかし結局は分からず、未だ微かに口元を緩めたまま問い掛け)
どうした?また何かしたか俺…?
…ん、
(体を抱き寄せられては直ぐ傍に相手の身体がある事に安心しつつも、自分が悪いのかと勘違いしている様子の相手に気がついては何度か首を横に振れば、相手の首元へと顔を埋め目を瞑ってしまって)
…なんかあったら起こして良いからな。
(否定をされ安堵するが結局相手の様子の変化についての疑問は晴れないままで、気になりはするが首元に感じる相手の体温と毛並みが心地よく段々と瞼は降りていってしまい。枕元の間接照明を消し眠ってしまう直前、相手の背をポンポンと優しく撫でながら声を掛け)
おやすみ…、
(相手が眠ったのを確認しては安心した様に息を吐いては一度身を起こし相手の唇へと口付けをしては、再び相手の胸の中へと身を潜り込ませては眠りについて)
ん゛ー…、
(翌朝、カーテンの隙間から差し込む日の光に起こされると控えめに体を伸ばし。まだ隣で寝息をたてている相手を見遣れば口元を緩ませて暫し見詰め、気が済むと相手を起こさないようそっと布団から抜け出してリビングに向かい)
んん…、
(相手が起きてからも暫く心地良さそうに寝息を零していたものの、次第に相手が居ない所為か体が冷えてきては眉を顰めつつ身体を起こして、人間の姿へと戻っては不安気に眉を下げつつも目元を擦っては壁伝いにリビングへと歩いて行って)
…真汐、
(相手が起きてくるまではリビングで仕事をしようと書斎からノートパソコンを持ってきてコーヒーを淹れ、ソファに腰掛け。膝の上にパソコンを置き仕事を始めて暫く経った頃、足音が聞こえてくるとそちらに目を遣り一度パソコンを閉じると相手に歩み寄って頭を撫で)
おはよう。今朝飯作るからな。
…ご飯、要らない…、
(相手に頭を撫でられれば目を細めるも、普段より何処となく元気は無い様子で、風邪気味なのか僅かに赤い顔をしつつソファへと寝転んでは傍にあったクッションへと顔を埋めて)
真汐…?
(相手の様子が普段と違う事に気付くか、直ぐ様ソファへ向かう相手を追いソファの前に座り込んで。クッションに顔を埋める相手の頭を撫でながらどうしたのだろうかと心配そうに眉を下げながら声を掛け)
どうした?具合悪いのか?
……何でも無い、
(少しだけひんやりとしているクッションへと頬を押し当てては熱を冷まそうとしていたものの、相手が傍に寄って来たのに気が付いては、あまり心配させてはいけないと首を振っては相手に背を向けるように寝転んでしまって)
何でもなくないだろ。
(本来ならあまり強引な事はしたくないのだが相手の身に何かある可能性があるならば致し方無く、ソファに座って無理やり相手の体を抱き上げると此方に凭れさせるようにしながら顔を覗き込み。予想通り赤みを帯びた頬や額、首筋に手を当てるとやはり普段よりも熱を持っていて。眉を寄せて軽い説教をすると相手の頭を撫で)
…熱あるだろうが。体調悪かったら直ぐ言わなきゃダメだろ。何かあったらどうすんだよ。
良いってば…、此処で寝てるし、仕事してなよ。
(額や頬に触れる自分の体温より低い掌が心地よいのか此の儘で居たいと思ってしまうも、昨夜も仕事を中断させたのにこれ以上は迷惑をかけてはいけないと首を横に振っては、相手の肩を押し引き剥がせばソファの隅に丸くなって寝転び)
良くない。此処で寝たら余計に悪くなるだろ。お粥作ってやるからベッド行ってろ。
(相手の気持ちは何と無く察する事ができるのだが、体調の方が心配で仕事などできそうになく眉を寄せて告げ。しかし丸まってしまった相手には口で言ったところで実行しそうになく、「…ったく、仕方無ぇな」と呟けば再度強引に抱き上げるとそのまま立ち上がって寝室に向かい)
っ…、
(抱き上げられては抵抗しようとはするも身体に力が入らないのか大人しく抱かれており、寝室のベッドへと下ろされては眉を下げ黙り込んでいるも、不意に顔を上げては「…お粥作ったら、もう仕事戻っていいからね。」と普段より柔らかな声音で告げては枕に顔を埋めて)
…良いんだよそういうのは気にしなくて。お前放って仕事したって手に付かねぇし。
(先程から仕事の事ばかり気にしているのを見るとやはり予想は当たっていたらしく、口元を緩めて相手の髪を撫で。「寝てろよ」と一言呟いて寝室を出ると、冷蔵庫の中身を確認して調理を始め)
…ん、
(告げられた言葉に何処か照れ臭そうに頬を赤らめては一層枕へと顔を押し付けつつ、風邪を引けば相手がいつも以上に構ってくれるという事が分かって、仕事が暇そうな時にでもまた使ってみようと考えながらいつの間にか眠りについてしまい)
(手早くお粥の調理をしつつ隙間時間に氷枕の用意や薬の用意を済ませ、お粥が炊けると一杯分を深めの皿によそってラップを掛けて冷まし。その間に家を出ると近くの店で冷却シートやらアイスやらスポーツドリンクやらを購入して帰宅、直ぐにお粥のラップを取って氷枕や薬などを抱えて寝室へ行き。相手が眠ってしまっているのを見るとサイドテーブルに持ってきた物を置き、相手の髪を撫でながら声を掛け)
真汐ー、…ごめんな、一回起きてくれ。
ん、なに…、
(心地良さそうに眠っていた所を起こされてしまえば不機嫌そうな表情を浮かべつつ相手を見上げるも、サイドテーブルに置かれた自分を看病する為であろう物を見ては素直に上半身だけ身体を起こして)
ちょっと我慢しろよ。
(相手が体を起こしたところで氷枕を置いてやり、冷却シートのビニールを剥がすと相手の前髪をよけながら見えていない相手に突然冷たいものが触れると驚くだろうと声を掛けてからゆっくりと額にシートを貼り)
ん…、
(相手に声を掛けられては不思議そうな表情を浮かべていたものの、直ぐに額へと冷却シートを貼られては驚いた様に目を丸め、ジェルの様な感触とひんやりと心地良いものに興味を持ったのか手を上げてはシートに触れていて)
気持ち良いだろ。
(興味ありげに触れる相手の様子を目を細めて見詰め、髪を撫でると冷ましておいたお粥を手に取り。何も味がしなくては食欲の無い身に食べさせるのは酷だろうと判断して卵粥にし、普段よりは薄めだが味付けもしてあり。自分で食べさせるとなかなか食べなさそうにも思え、一口分をスプーンで掬い上げると相手の口元へ運んでやり)
ほら、口開けろ。食欲ねぇかもしれないけどすこしは食べないとな。
…ん、冷たい、
(髪を撫でられては目を細めながら小さく頷き答えるも、口元にスプーンが当たれば一瞬眉を顰めはするものの、相手に迷惑をかけない様にと考えれば素直に食べるのが一番かと薄く唇を開いては口に含み、あまり味はしないものの数度咀嚼しては飲み込んで「…後は自分で食べれる、」と器とスプーンを受け取ろうと手を伸ばして)
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