カイヌシ 2016-01-24 22:56:12 |
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保健所で見付けた君は、檻の隅に丸まって震えていた。
『明日、処分されてしまう子なんです。
美人さんなんですけど、警戒心が強くて全然懐かないから誰にも引き取って貰えなくて。
あと、目が見えていないみたいで
____可哀想ですよね。』
ある日、保健所から一匹の痩せ細った猫を引き取った。
前の飼い主から受けていた暴力による古傷が所々にあり、澄んだ瞳に光は無い。
殻に閉じ籠った猫はいつも何かに怯えていて、餌はおろか水にだって一口も口を付けなかった。
それでも根気強くその猫を世話し続け、やっと餌を食べてくれるようになり、体に触れる事を嫌がらなくなった頃の事。
朝日が差し込むリビングで呆然としていたのは、一人の美しい青年だった。
ご提示頂く物についてですが、性格は本当に簡潔な物で構いません。また改めてプロフィールを提出して頂きたく思いますので、大体でお願い致します!
ロルについては人間の姿の際という設定で、下記の主のロルへの返答という形でお願い致します。
こら、危ねぇから勝手に外出るなって言っただろ。ったくこんな寒い中居たら風邪引くだろうが…。
(書斎での仕事を終えてリビングに赴けばそこに相手の姿は無く、周囲を見渡し捜索に乗り出そうとしていた時はたと思い当たってベランダに向かい。予想通り開け放たれた窓の向こうには見慣れた後ろ姿があり、安堵の溜め息と共に背後から相手の脇に両手を差し込むなり早々に抱き上げて室内に連れ込み。まだ随分と細い身体は両腕に殆ど負担を与える事が無く、小言を口にしながらも微かに表情を曇らせて)
名無しの者です!トピ立て有り難う御座います。希望者様が居りましたのに、確認せず投稿してしまい御手数お掛け致します…!簡易のプロフを投稿させて頂きますので、ご確認、ご検討の程、宜しくお願いします。
性格:元来は警戒心よりも好奇心が旺盛で、よく動くものに目を奪われては飛び付いたりといった行動も見られた。然し、以前の飼い主より受けた扱いが心と体に傷を負わせ、現在は素直に好意を受け取ることが困難。警戒心から中々人には懐かず。懐いた後も、飼い主の愛情を試すかのように我儘を言ってみたり、困らせるような言動をとるも、偏に愛情の裏返し。我儘を言った後は、自分なりに甘えてみたりと気紛れな一面も見受けられる。
ロルテ:
……貴方が俺を放っておくからいけないんだ…。寒い夜は一人で居たくないって言ったのに……。
(書斎に閉じ籠り仕事に勤しむ飼い主。優しい彼の負担になりたくなくて、傍にいて欲しいとの想いは言葉に出来ず。寂しさを紛らわせるように膝に顔を埋め、ベランダで悪戯に時を過ごすも、不意に背後から掛けられた温かな声音にピクリと肩が揺れ。驚きに抵抗出来ぬまま室内へと為されるがままに連れ戻されて。零された言葉には顔を背け、小声で反論を口にし。然し迎えに来てくれた彼に嬉しいと思う気持ちが湧き上がるのは止められず、離れたくない一心か、手は控えめに彼の服の裾を掴んで離さず。)
トピ立てご苦労様です!
遅れてしまい申し訳ありません…!
猫種:シャム (175cm)
性格:基本的に大人しいが夜になると落ち着かない様で、眠りを邪魔する事も多々。基本的に外へは出歩かず家に引き篭り状態。
容姿:白髪ベースだが、所々に黒い束が交じっているストレート、長さはセミロング程。澄んだ細めの蒼い瞳。
備考:閉所恐怖症
ロルテ→
…もう仕事は良いの、随分手こずってるみたいだったけど?(安全なこの家のベランダで夜のキラキラと輝く街並みを見るのは既に日課になっており、蒼い瞳を輝かせながら眺めていたが、其れも仕事を終えた様子の相手によって強制終了されてしまっては、少し皮肉混じりな言葉を投げ掛けてみつつ、相手の曇る表情など気が付いていない様でソファへと身体を沈めては気持ち良さそうに目を細めており。)
遅くなってしまい申し訳御座いません…!お二方のロル等を確認させて頂きました。
お二方共それぞれの猫様の魅力があり、決断までにお時間を頂いてしまったのですが、今回は>4のシャム猫様にお願い致します!
この文章がご確認頂けましたら、諸々お願いや確認事項が御座いますのでお声掛けくださいませ。
名無しさん 様、此度は当トピにお声掛けをくださりありがとう御座いました。本当に嬉しく思います。どうか素敵なご縁が御座いますよう、願っております!
うわわわ…嬉しいお言葉ありがとうございます…!
とても素敵設定でしたので、私なんかがお相手して頂けるなんて嬉しいです!
此れから宜しくお願い致します!
反応ありがとう御座います。此方こそ、何卒よろしくお願い致します…!
この後シャム様には詳細なプロフィールの提出をして頂きたいので、簡単なお願いと確認が御座いまして…。
まず、ロルを拝見させて頂いたところ息子様は景色をご覧になっておられますが、人間の姿の際も視力は失われているという設定でお願いします。これについては紛らわしいシーンでお願いしてしまった私にも責任が御座います、申し訳御座いません…。
また、募集板で提示させて頂いた設定に忠実なキャラ設定をお願い致します。どうか積極的に主キャラを振り回してやってくださいませ!
最後になりますが、後程前トピで使用していたキャラのプロフィールを貼らせて頂きます。基本的にはそれを主キャラとさせて頂こうかと思っているのですが、もし訂正や付け足し等のご要望があればお聞かせください。
長々と失礼致しました。よろしくお願い致します!
名前:佐緒 理人(サオ リヒト)
年齢:28歳
容姿:毛先が跳ねてしまう癖のある黒髪。また、サイドは緩く弧を描いて膨らみのあるような癖が付いているため、無造作であっても誤魔化しが利く。前髪は部分によって目に掛かるものの、然程気にならないのか放置気味。襟足は項までの長さ。形の良いアーモンド型の目は幅広な二重瞼のせいで些か気怠げに見え、長くはないが量の多い睫毛に縁取られた瞳は黒。薄い涙袋の辺りに小さめながら黒子が存在を主張する。身長187cm。どちらかと言えば恵まれた身長と体型で、程好く筋肉の付いた細身な体躯。服装はコーディネートに困らない極めてシンプルな物ばかりだが、素材にはそれなりの拘りを持っており投じる金額はそれに応じた物。上品な着こなしを弁えている。
性格:面倒臭がりで自分の事には無頓着である一方、仕事に対しては決して妥協を許さない完璧主義者。普段とは打って変わってストイックな一面を見せるが、逆を言えば仕事から離れてしまえば非常に節操が無く、好きな時に好きな事をするという奔放ぶり。存分に周囲を振り回し好き勝手している。だがその行動全てに年齢不相応な余裕が付き纏っており、大人びていると言うよりは貫禄のような物すら感じさせる。人柄ばかりは寛容且つ穏やかであり、所謂兄貴肌と言うものではあるのだが、普段の態度と相俟って何処と無く祖父染みている。
備考:学生時代より執筆活動に着手しており、気紛れに発表した著作が大仰な評価を受け突如才能を開花させた。外面はミステリー小説を売りとしているが、その実最早官能小説と言っても過言でない。一方で私生活はと言うと、性に関しては意外な程淡白で、あまりそう言った話題を口にする事も無く、そんな気配すらない。だが最近生活を共にし始めた飼い猫を見ているとインスピレーションが沸くらしく、ただならぬ色気のような物を感じているのだとか。現在は一等地に聳え立つ高層マンションで悠々自適な独身生活を謳歌している。
主様のプロフィール拝見させて頂き、把握致しました。
テストロルについては完全に目が見える物だと勘違いしておりました、申し訳ありません…!
人間の姿になっても目は見えないまま、というのは把握致しました!
一つ質問なのですが、この家に来てどれ程の時間が経っているか等の設定はありますでしょうか?身体に触れられる程とは設定にありましたが、ある程度この家に慣れていて大体家の中を歩き回れるのか、主様が居ないと全く場所を把握出来ないか、どちらの方が良いのかな、と思いまして…。
では、早速ですがプロフの詳細を記載しますね!
名前:真汐(マシオ)
年齢:不詳 見た目年齢は20代前半 身長:175㎝
容姿:白く細い髪は鎖骨下辺りまで伸びていて、生え際から半分程の長さにはちらほらと黒い髪束も見え隠れしている。髪質は絹の様に柔らかいが、顔にかかって鬱陶しいと思っているのか基本的に縛ってもらっている。前髪は眉程の位置でギザギザとではあるが切り揃えられている。瞳は失明しているとは思えない程にキラキラと輝いている蒼色で瞼は垂れ気味、定期的に瞬きも行う。睫毛はフランス人形の様に長い。体格は成人男性よりも細く色白だが、不健康という様な身体つきではなく、筋肉はつく所にはついている様子だが、力はあまり強くない様で重い物を持つなどの労働は出来そうに無い。ファッションセンス等に関しては皆無で、取り敢えず与えられた物を着ているが、個人的にはニットやスウェット等のゆったりと着れるものが好きな様子。
性格:基本的に大人しく余り迷惑を掛けない様にと、仕事をしている横で眠っている事が多いが、夜になると途端に不安に駆られるのか、眠っている主を叩き起こしたりと我儘が増える。とにかく初対面の人間に対しては心を開かずに警戒しっ放しで、家から出る事を拒むが、主とは一緒に居たいと泣きつき我が儘を言う事が多々ある。一方、完全に心を開けば少し無理をしてでも主に付いて行ったり、仕事の最中にも構ってアピールをする等、甘えたな部分も出て来る。
備考:昔虐待を受けていた際、何かある度に狭くて暗い物置きへ閉じ込められていた所為か閉鎖空間が苦手で、少しでも狭い場所だと認知してしまうと過呼吸を起こす事もある。目が見えない分、嗅覚や聴覚が発達しており、自分に危害を加えそうな人間の匂いや声音は大体は察知出来るらしい。
このような感じになります、何か修正点などがありましたら仰って頂けると嬉しいです!
経過した時間は物語を何処から始めるかにもよるのですが、猫様が主キャラに漸く懐いてくれるようになる頃はまだ殆ど間取りを把握していない状態、人間の姿になれる事が判明して暫く経った頃くらいには大体一人でも動き回れるくらいを想像しております。
お世話したい気持ちが強いので、まだ猫の姿しか知らない設定から始めるか、もしくは既に人間の姿を知っている設定から始めるか、いずれにせよ家の中での生活にまだ不自由がある状態からだと嬉しいです!
それと伝え忘れておりまして、猫と人間の姿は自由に変わる事が可能という設定にして頂きたく…よろしいでしょうか…?
猫様のプロフィール、拝見させて頂きました!期待を大きく上回るとても素敵な猫様で…!美人さんが目に浮かびます。シャム猫も気高く気品があり、素敵ですね。これ以上の我が儘は御座いません、ありがとう御座います!
了解致しました!どちらにせよ間取りはあまり把握出来ていないという事でいかせて頂きます!
人間の姿を見る前か後、私はどちらでも大歓迎ですので、希望などがありましたら是非是非主様が決めて頂ければと思います!
猫と人間を自由に切り替えられるという設定ですが、把握致しました!便利で良いですね!
うわああ、嬉しいお言葉ありがとうございます…!素敵な主様とこれから絡んでいけると思うと、猫共々楽しみです!
では、人間の姿を認識し現実として受け入れた後から始めさせて頂いてもよろしいでしょうか?次のレス辺りで絡み文を投下させて頂こうかと思うのですが、ご希望の場面等御座いましたらお聞かせください。無いようでしたら適当なシーンから始めさせて頂きますので!
そちらの方が連れていきやすいところもありそうですし、何より猫様を膝に乗せたり肩に乗せたりしたい願望がありまして…(照)
此方こそ、お話しさせて頂くのが今から楽しみです!何卒よろしくお願い致します!
はい、此方特に希望の場面等はありませんので、主様が思う所から始めて頂ければと思います!
そうですね!おお…人間同士では出来ないですもんね、そういう所も楽しんでいきましょう!
はい!それでは絡み文宜しくお願い致します…!
(/では、早速絡み文投下させて頂きますね!何か気になる部分が御座いましたらご指摘願います!)
さっむ…。ったく、こんな寒さじゃ出掛けてらんねぇよ。
(仕事を粗方終えた夜、久方振りに近所へ食料調達に向かい。冬の冷え込みは厳しく片手に膨れ上がったビニール袋を提げてマンションのエレベーターに乗り込み、狭い箱の中で乗員が己のみであるのを良いことに不満をぼやいて。相手はきちんと待っていられているだろうか、頭の片隅で考えながらエレベーターを降りると、夕食がまだである事を思い早足で自室へ向かい。懐から取り出した鍵で素早く解錠すると、身を滑り込ませるようにして家の中へ入り)
(/有難うございます!それでは一度背後はドロンした方が良いですかね?また何かあれば質問等させて頂くかもですが、よろしくお願い致します!
…おかえりなさい、
(相手が出掛けて行ってから数十分が経ち、最初は覚束ない足取りながらも家を歩き回っていたが其れも次第に飽きてしまい、何とか玄関へと辿り着いては隙間から入り込む冷たい風に身体を震わせつつも、相手が帰るまで此処で大人しく待っていようと玄関の扉の前へと腰を下ろしては帰宅を待っていたが、不意に相手の声と共に玄関の扉が開く気配がしては顔を上げ、視線は相手ではなく扉を見ているが、何処か安心した様な表情を浮かべつつ上記を述べて)
(/はい、此方もドロンさせて頂きます。お声掛けはご遠慮なく!)
…ただいま。こんなとこ居たら風邪引くだろ。大人しくしてろって言ったのに…。
(扉を開けた直ぐそこには予想もせずぺたんと座り込んだ相手の姿があり、驚いたように目を瞠るが次の瞬間には小言を口にして。その傍ら相手の安堵の浮かんだ表情を知ってか知らずか、存在を知らせるように頭を撫でてやると冷えた指先で素肌に触れては不憫だろうと判断し、頭を撫でる手は止めないまま声を掛けてリビングへ向かうよう促し)
ほら、部屋戻るぞ。飯作ってやるから。
…物も壊してないし、大人しくしてた。
(帰ってきて早々に小言を口にする相手に不満気に眉を顰めつつも、其れも頭を撫でられれば一瞬ビクつきはするものの安心した様に目を細めて、相手の足音を頼りにペタペタと後を追っていけば自分の定位置であるソファへと寝転んでは「…髪の毛、結んで。」とキッチンへ向かったであろう相手へと声を掛けてみて)
…そうじゃねぇよ。
(物を壊さない事ばかりが大人しいの定義ではないと突っ込みを入れる傍ら、頭を撫でた際に一瞬怖々とした様子を見せるのを目敏く見詰めており。それでも以前よりは随分と慣れてきたようで、今はそれで十分だと満足げに目を細め。ビニール袋を手に中身を冷蔵庫に移そうとキッチンに向かった矢先、聞き慣れた要求に振り返ると洗面所に放置してあった普段結んでやる髪ゴムを手に相手の元へ、ソファに浅く腰掛けて相手の背後に回ると慣れた手付きで手櫛で髪を纏め)
勿体無ぇな。綺麗な髪してんのに。
よく分かんない、大人しくしてたのに。
(自分では留守番をきっちりと熟したと思っていたのか否定されてしまっては不機嫌な様子でいるが、自分が呼べばきちんと傍へと来て結局は甘やかしてくれる相手に心地良さを覚え、髪へと触れられては目を瞑り相手の掌へと擦り寄りつつ「綺麗でも得しないし、邪魔だし、切りたい。」と特に髪に思い入れがある訳でも無く、鬱陶しそうに表情を顰めており)
…じゃあ次からは暖かいとこで留守番しててくれ。
(確かに此方の言い方も悪かっただろうかと反省しては掌に擦り寄ってくる相手を目元を緩めながら見詰め、空いている手で機嫌を取るべくして相手の顎の下を撫でつつ言い回しを変えて頼み込むような口調で述べ。残念な事に切りたいとまで言われてしまうと流石にそれは阻止したく、眉を下げた困り顔で笑いながらも早々に髪を結び終えて)
切るのは勘弁してくれ。邪魔なら結んでやるから。
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