ヴァンシル=ティファーシス 2016-01-23 10:29:36 |
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そうか、人にも効くのか…
(ふむふむと頷き、まさかシアンは俺に使ってくれるのかなぁなんて考えて。「その薬、誰かに使うつもりだったりするのか?」と、ちょっとドキドキしながら聞いてみて)
僧侶・・・え!?
(僧侶のことを考えていたので、咄嗟に僧侶と言ってしまって。「ち、ちが、・・・あの、あれだから!」さっきの言葉を訂正しようとするがへたな事を言うともっと疑われると思って。)
えっ?!ノ、ノエルかぁ~…俺は、うん、良いと思うよ…ノエルは可愛いしいい子だからね…
(かなりショックを受けたがそれを見せないよう平静を装ってあははと苦笑いしながら答えて。そして自分の恋が終わったとかってに考えて)
ち、ちが!!
(そう言っておんぶされながら相手を揺さぶって。しかし、いきなりそれをやめて「・・・勇者は、ノエルのことが好きなのか?」相手の様子がおかしかったのでそう聞いて。)
え?まぁそりゃ仲間としてね…
(仲間としてと言うが、落ち込んだ様から発せられるその言葉はまるで失恋した男性の台詞のようで、シアンにことを考えてノエルを諦めたように見えて)
ふ、フラれたのか?
(こんなことを聞くのはいけないことだと思いつつもそう聞いて。相手に元気がないように見えたので「・・・元気、出せ。」と言って相手の頭を撫でて。)
ああ、うん…いや、まぁどうも…?
(振られたというか、シアンがノエルを好きな時点で終わってるんだけどなぁと思いつつ受け入れて。「それにしてもシアンはノエルの…どこが好きになったの?」もう仕方ないと割り切って、割り切った後は純粋に疑問が浮かんできてそれを尋ねて)
・・・だから、ノエルは友達だ!私の好きな人はノエルじゃなくて・・・。
(そこまで言って、これじゃあ告白じゃないか、と気づき。照れているのか相手の服を掴んで「や、優しくて、天然な奴だ・・・。」と言い、相手の背中に顔を擦りつけて。)
あ、そうなのか…
(どちらにせよ自分じゃないか、と思ってしまい何だか二回振られたような気分になって。「…上手く行くと良いね」今度は落ち込んだ様子は見せるまいとなるべく声を落ち込ませず明るくして)
え・・・?
(ヒントを出したのでもう気づかれたと思っていたが、相手が予想以上に天然でビックリして。「勇者は・・・、私がいなくても平気か?」相手の背中に額をつけながら悲しそうな声でそう言って。)
…それは…平気…
(平気だよ、そう答えるのが正解だと思うものの、やはり未練というか捨てきれない気持ちがあり。そして聞こえてくる相手の悲しい声にぐっと気持ちが込みあがって。「…嫌だなぁ…それは…」と小さな声で言い)
・・・平気・・・か。
(最初の言葉だけしか聞いておらずそう呟いて。ずっと勇者と共に行動していて、少なからず私のことを好きでいてくれていると思っていたが、それは自分の勘違いなんだと思い。悲しかったので相手の服を掴み。)
シアンは…俺と別れても平気?
(相手の呟きは聞き取れず、自分の言葉は伝わったものだとばかり考えて。そして同じように相手へも質問をして)
平気・・・じゃない。
(素直にそう言うと、相手の負担になったかも、とネガティブな方向に考えがいってしまい。そこで話題を変えようと思い「この花、嗅いでみてくれ。」そう言って相手にさっきの花を渡して。「いい匂いなんだが、この匂いに弱い奴は惚れ薬を作らなくてもこれで効果が出てしまうんだ。」とその花について詳しく言い。)
へえ…良い匂いだ。
(嗅いでみると確かに良い匂いで。しかしそれを嗅いだからといって何か特別に沸き起こるものはなく。「俺は平気かな…?好きな人がもう居るからかなぁ」なんて笑いながら言って)
す、好きな人!?
(誰だ、勇者に好かれている誰かが憎い・・・、と相手におぶられている状態で歯ぎしりをして。「い、いやでも、たまたまこの匂いに強かったっていうこともあるから!!」と否定して。)
そ、そうだね…?
(いきなり強く言われて戸惑いながら、好きな人はシアンなんだけどなぁと思って。「あ、宿屋が見えてきたよ、今日はあそこに泊まろうか」外はもう暗くて、丁度良いところにあった宿屋で休もうと考えて)
うん。・・・魔物の気配しないし、いい所。
(笑顔でそう言うと「さっきの花、返して。」さっきの花を自分も嗅いでみようと思い。「匂いが薄いのか・・・?だったら惚れ薬には使えないな。」とブツブツ呟いて。)
実験台だったのかな…?
(返してぶつぶつ言う相手を見て。そこで少し気付く、もし惚れていたらシアンは良かったのかなと。そう思うとシアンは俺に惚れられても大丈夫で…と考えて。「な、なぁシアン…もし、俺がそれ嗅いでシアンに惚れてたら…どうするつもりだったんだ?」街に入るときは流石に相手を背中から降ろして。そして相手にドキドキしながら尋ねて)
は、はぁ!?
(何を言ってるんだ勇者は!と思っていて。勇者が私に惚れていたら・・・、そう想像すると鼻血が出そうになり。顔を赤くしながら「す、すぐに治す。」勇者が私に惚れていたら私が倒れてしまう、と思ってそう言い。)
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