苦労人の僧侶ちゃんと天の邪鬼の盗賊くん【NL/F系】

あー…居ねぇな。結婚も考えてねぇしよ…まぁ俺なんか貰う奴が居たら物好きだろうな。
(ちょっとだけホッとしながら返された質問にどう答えるか迷う。そしてこういう質問に冗談はいけないと思い、素直に答えて。)

…さってと、さっさと終わらせるか。
(ヴェスディアス海岸に辿り着けば、現れたモンスターに視線を向けて。にょろにょろとした触手的なのを持つ気持ちの悪いモンスターが50体程度。しかし見たところ下級モンスターだろう、容易く倒せれる程度の…)
へっ！俺に勝ちたきゃ四天王レベルのを連れてこいってんだよ！
(武器を構え、目にも止まらぬスピードで敵の間を駆け抜けると数秒後、遅れて敵が血を吹き出してあっけなくバタンと倒れて)

そんな訳ないです！！！ヴァンは優しいし口悪いけど・・・、凄く強いし口悪いけど・・・、つまり、カッコイイです！！！
（自分でも何を言っているのか分からないけど、ヴァンが自分の事を下に見ているのが許せなかった。だって、ヴァンはこんなにも良い人なのに・・・）

うっわぁ。
（触手がうねる相手を見て気持ち悪いと思った。初めて見たわけではなかったが、久しぶりに見るとやはり気持ち悪い。ヴァンは、そんな敵を軽やかに倒していく。）

よーやくボスのお出ましか…少しは楽しませてくれるんだろうな？いく、ぜぇっ…！い
(くるくると武器を手のひらで回しながらニヤリと不適な笑みを浮かべる。その笑みは勝利を確信した笑み、油断する笑みで。出て来たさっきのモンスターの大型三体を速攻で倒そうとすると、先ほどの雑魚で倒し切れていない居ない奴が一匹居り。そいつが足に絡みついて一瞬動きが鈍り。「そっち言ったぞノエル！」その隙をついて一匹がノエルに向かっていって)

・・いや、でもこの子達もちゃんと生きているんだしそうやって悪口言ってはいけないよね。うんうん。
（などとブツブツ言っているとヴァンの叫び声が聞こえた。敵の一体がこっちにやって来ている。）
うぎゃーっ！！？え？え？
（そんな叫び声をあげてオロオロする。とりあえず「ごめんなさい！！」と言って杖で敵を叩く。何度か叩くと敵は倒れた。私は攻撃魔法が使えないのだ。だからこうして物理的に攻撃している。一応、倒したことを告げようと思い「やりましたー！！！」と叫んで手をふる。）

おーし…これで終いっと。さーてどうすっかな…ここまで弱えとは思ってなかったんだよな…
(ザシュッと斬りつければそのままグッタリと敵は倒れて。海の方はノエルの浄化魔法に任せるとして、思った以上に余った時間をどう使おうか考えて)

──つーわけでここ使って良いってよ。
(そして思いついたのが誰もいないビーチを借りるということ。浄化作業も終わり敵が出てくることはないが、今日は流石に客は来ないということらしい。使っても良いか責任者に尋ねてくれば浄化してくれたお礼だと言われて夜まで使用可能になって。)
水着も色々とあってよ、俺はボクサーパンツっぽいのでお前は…どうする？手渡されたのはこの三つなんだけどよ…
(海と言えば水着、相手に提示したのはビキニ型、競泳用水着、スクール(!?)水着の三つで←。これほど水着を貸してくれた相手の趣味趣向がありありと出ているものがあるだろうか、いやない(反語)。)

やったー！・・・って、え？み、水着ですか？
（ビーチを使っていいという事にはしゃいでいたが、水着という言葉を聞いて固まる。水着といえば肌の露出が多い、私はそれが嫌だったので）
えーと、え、遠慮しておきますー。
（いや、でも、もちろん海には入りたかった。さっきまで気持ち悪い敵と戦っていたので遊びたい。しかし、水着を着るぐらいなら入らない方がマシ、と思いそう言って）

…そうか、なら仕方ねぇか。
(凄く、凄く期待していた分相手が着ないということを聞いてあからさまに落ち込んで。そしてトボトボと歩いて海の中に入れば一人で黙々と泳ぎだす。平泳ぎが、妙に寂しく感じられる←)

・・・うぅ、いやでも・・・うぅ。。。
（ヴァンが海で泳いでいる時、ヴァンに悪い事したな、凄く寂しそう・・・着てあげようかな？・・・いや、でもヴァン絶対なにか言ってくるし、水着露出度高いし・・・。と着るか着ないか考えていた。ぐるぐる考えていると吹っ切れたのか近くにあったビキニを持って近くの海の家的な所に入る。）

…ま、教会で育った箱入り娘だもんな。ああいう格好は嫌なんだろうな…
(期待していたのが外れて、ガックリ来ていたものの何とか立ち直り。泳ぐのを一旦辞めようと思い浜辺まで戻ってきて。「…あれ？アイツどこ行ったんだ？ま、そのうち戻ってくるか…」飲み物でも買いに行ったのだろうかなんて思いながら、砂浜に座り日差しを浴びて)

・・・。
（ど、どうしよう。着たのはいいが、どうしても海の家的な所から出られない。グダグダ考えこんでいたがヴァンが砂浜に戻ってきてしまい、もう行くっきゃないと腹をくくりヴァンの後ろに行き。）

お、ようやく帰ってきたかノエ…
(足音がして、後ろで止まったのを聞けばノエルだと思い振り返る。するとそこには…魅惑的なスタイルで、恥ずかしげな表情で、それでいて可愛い顔で水着を着ているノエルが居て。全国の男子高校生の夢と希望を体現したようなノエルの姿に言葉を一瞬失って←)

ひゃっ！？
（いきなりヴァンが振り返ったのでビックリして声を上げる。ヴァンに見られていると恥ずかしくてモジモジする。だけど、ヴァンが何も言わないので不安になってきて。）

…あーなんだ…お前にしちゃ似合ってるじゃねぇか
(しばし沈黙が続き流石に気まずいと思ったのか素直に相手の格好を褒めて。実際、凄く似合っていて、可愛い。「…似合ってるからもっと堂々としろって。それに今は俺とお前しかいねーんだからよ」直視するのはちょっと恥ずかしい気持ちもあるが、折角だから楽しもうと思いにぃっと笑って相手の顔を見て)

ホントですか！？
（自信が無かったのでヴァンにそう言ってもらえて、ちょっと笑顔が戻る。「ど、堂々と・・・。でも、恥ずかしいですし・・・。」と言ってヴァンを見る。その時、私は思い出しました。男の人の水着って、上半身裸だという事を・・・。）

ん？なんだ？
(此方にようやく視線を向けるもすぐさま固まってしまった相手を見て、大丈夫かー？と肩をたたいて応答を待ち)

ひゃ、・・・だ、大丈夫です！！あ、暑いなぁ〜。あはは、あはは。
（また、叫びそうになり慌てて堪え。さっきまでは、余裕がなかったから考え無かったけどそうよね、ヴァンも男の人なのよね。などと考えて、そう意識したら何故か恥ずかしくなって。）

うっし、じゃあとりあえず今日は遊ぶぞ！明日からはまた船に乗って行かないといけねぇからな。
(そう言うと相手の気持ちも知らず早く来いよーと言いながら海の中へと入っていって)

あ！待ってよ〜。
（この気持ちの名前は知らないけれど、今は遊ぶ事だけ考えようと思いヴァンを追いかけて海に入り。）

───ふー…遊んだな…かなり遊んだ。
(楽しい時間というものはあっという間に過ぎてしまうもので、既に太陽は沈みかけていた。バシャバシャと波打ち際で足を動かしながら夕陽を眺めていて。「…なぁノエル。此処、また来ようぜ？」また、何時になるかはわからない。どういう目的で来るのかもわからない。ただ、今日とはまた別の目的で此処にこれると良い。口には出さないがそんな思いも乗せて)

ふわぁ〜。遊びましたね〜。凄く眠くなってきました。
（もう時間も遅く遊び疲れたため、眠くなってきて。「はい・・・。来たい・・です。」と言い、眠いので目をこすり。またいつか本当に来られればいいなと思い。）