『私は必ずまた戻ってくる…それまでこの館を頼む…』
『いつまでもお待ちしております…マスター』
これは一途に主を想い続けた人形の物語。
ストーリー
昔々、街の外れにある古びた洋館、そこには人間の男と人形の少女が暮らしていた。
館の主である男は持ち主が居なくなってしまったり各々の事情により手放さざるを得なくなったりして身寄りの無くなった物たちを自分の館で引き取ってそれぞれに価値を見いだし役割を与えた。そうして長い時を経て誰かに必要とされ、大事にされ続けてきた物たちには魂が宿り、命を持つ『物神』と呼ばれる存在となっていく。人形の少女もそうした物神の一体であった。
少女は男と他の物神たちを家族同然に大切にし、男もまたそんな心優しき少女を実の娘のように可愛がって幸せに暮らした。しかしその幸せは長くは続かなかった…必然的に老いてゆく人間と壊れさえしなければ半永久的に残り続ける物、その差ばかりは如何ともし難く、老いた男はやがて病床にふせってしまう。
日に日に自由を失い弱っていく身体、少女はそんな男のことを最期まで甲斐甲斐しくつきっきりで世話をした、そして男は少女と沢山の彼を慕う物神たちに見守られ、ひっそりと息を引き取った。後事を人形の少女に任せ、いつかの再会を約束して…。
その別れから長い長い時が流れ、男の遺志を継いで新たな館の主として物神たちを守りながら主人の言葉を信じて待ち続ける少女の前に現れたのは若かりし日の主人と瓜二つの青年であった。
前置きが長くなり申し訳ありません。このような感じの完全主得トピとなってしまいましたが、それでもお相手してくださる方がいらっしゃればお声かけいただければ幸いです
>1 主PF
>2 募集キャラ及びルール