．bl ｜ ココロの住処 ｜ ゆる.だら.いちゃ.

じゃあ、仕切り直しだね。
（相手の背中をポンポンと優しく叩き。「そういえば、篠宮ってホラー映画見れる？」夏だし見ようよと提案して。）

だね。
(子供のようにあやされながら少し顔をあげ尋ねられたことに一瞬目を逸らして「観れるよ、一緒に観たい」と提案に乗っかれば抱き締めていた力を緩めて。)

もしかして怖いの？
（目を逸らした一瞬を見逃さず、ニヤニヤとした笑みで顔を覗き込んで。）

少しだけ、怖い。
(視線に捕まってしまえば観念するように笑って「でも、1人じゃないなら平気」と自分の恥ずかしい部分を知られて顔が熱くなって。)

大丈夫、僕がついてるから。
（揶揄うつもりが認められてしまえば顔を赤らめる相手を可愛く思い、片手で頬に触れフフン！と得意気に。「あんまり怖くなさそうなのにしようか…ゾンビとか？」相手の隣に座り直せば、配信アプリのリモコンを手に取り、どれにしようかと配信されている一覧を見ていって。）

それは、頼もしい。
(自信ありげな表情を見せる彼にホッとして触れられた手の温度で自分の顔の熱を自覚し「ありがとう。確かに、ゾンビはバトルっぽいね」並んで画面を眺めながら良さそうな物を吟味し、目に留まった映画の詳細を調べて。)

今日は、もう寝ちゃったかな。
おやすみ。沢山話せて嬉しかった。ありがとう。

次、リアルタイムで会える時間あったら教えて欲しい。いっぱい話したくて、わがままだったらごめんね
それじゃまた。

じゃあ、今日はゾンビ系にしようか！
（目に止まった作品の評価も星が4つと高評価であったため、これにしようかと。「篠宮が怖かった時のために膝掛けも用意しておこう。」とソファー横にあった膝掛けを相手の膝の上に置き。）

わかった、いつかは心霊系も...観よう。
(彼の選んだ映画を信じて賛成の意思を示すように頷き返して、楽しみだねと付け足して。「ありがとう、至れり尽くせりだね」優しい気遣いを受けながら彼を見て少し迷ってから手握っててもいい？と尋ねて。)

昨日の文はごめん、リアルタイムって言い方変だったから...。暫くここに滞在してる時間があったらって意味のつもり。その前も、レス蹴ってごめんね。返してくれてありがとう。俺も束紗君がいるなら...て思ってるよ。傷付けてたらごめん。

うん！無理はしなくていいけどね。
（嬉しそうに頷くも見たくないものを見せようとは思わないとよしよしと髪を撫で。「必要であれば、僕が抱き枕にでもなるよ！」とにひひと笑い、勿論！と相手の手をぎゅっと握り。）

ありがとう。束紗君は、平気そうだね？
(撫でられる心地よさに安心しているうちに、ふと思った事を少し意外そうに聞きながら伺い見て。「抱き枕兼恋人がいいな」握られた手を見て指を絡めるように繋ぎ直し、抱き枕だと言う彼に少し笑ってからそう言い、映画のスタートボタンを押して。)

僕は全然平気！本物は流石に怖いけど、映画なら怖くないよ！
（威張るように得意気に答えて。「篠宮が甘える恋人も僕さ！」恋人繋ぎになった手をぎゅっと握りにこっと笑えばテレビの画面へ視線を移し。）

すごい、俺はジャンプスケアがダメだね。じゃあ、...お化け屋敷は苦手？
(自分とは真逆の答えに興味が出て、映画が始まっているのについ彼に夢中になって質問して。「そうだね、今日は甘えてばっかりだな」視線が画面に向けられれば自分も同じように眺め、普段とは違う自分に戸惑いながら気付かれないよう心配そうに彼を横目でチラリと見て、再び視線を戻し。握られた手から伝わる体温にホッとしながら怖い音楽をやり過ごして。)

ジャンプスケア？…あぁ、びっくりさせるやつね。びっくりはするけど怖くはないかなぁ？お化け屋敷は作り物だから怖くないよ！
（初めて聞いた言葉をスマホで調べるとあぁ！と納得して。「そんなこと気にせず甘えてなよ。」何だかいつもと違う彼に何も気にしていないよとほほにキスして。怖い音楽の間は繋いだ手をにぎにぎと動かして。）

そうだね。そっか...お化け屋敷で怖がる姿見たかったな。
(意外な一面に何度か瞬きをして驚きながらも尋ねた回答を得られれば残念そうに言って。「...映画終わったら、いっぱい抱き締めて」お許しとキスを貰えば安心した表情になって、画面を観ながら彼の言葉に甘えして欲しいことを一つ言って。繋いだ手を何度も動かされれば彼と同じように返し、ようやくゾンビが出てきそうになれば身構え自然と手に力が入って。)

残念だったね。お化け屋敷では、怖がる篠宮を堪能させてもらうよ。
（残念がられると怖いフリすれば良かったか？と一瞬後悔するも、たまには男らしいところを見せないとと思い直し、フンッと威張り。相手からのお願いにテレビから視線は逸らさず「勿論、いいよ。気の済むまでしてあげる。」とすぐに快諾して。ゾンビが出てきそうな場面になるとにぎにぎと動かしていた手に力が入るのを感じ「…ふふ、手が怖いって言ってる。」とクスクスと笑って。）

堪能、できるかな？隣に束紗君がいるなら、どこでも平気だよ。もし迷子になったら...探し出してくれる？お化け屋敷でもディストピアでも、俺の手を引いて助けて。
(誇らしげな彼に和みを感じつつ、ふと映画を観ているとお化け屋敷にいるような気分になり、そんなことを言い悲しそうに笑って。すぐに帰ってきた返事が嬉しくて、怖いはずの映画もワクワクした気持ちで鑑賞して「一日が終わるかも」と冗談を返し。ゾンビとの戦いを目の当たりにすればやや薄目になって、「ｯ、今の、見てた...？」全くびくともしない相手に映画を観ていたかと尋ねながら、画面から目を逸らし頼もしく繋がる手を見つめて、言われた言葉に強く握っていた手の力を抜いて。)

僕が頼もしすぎて困っちゃうな。大丈夫、たとえ地獄の果てでも、姿が変わっていても助けるよ。
（自分がいれば苦手な場所も平気になると言われると嬉しくなると共に頼りにされていると照れたように笑い。悲しそうな笑みを浮かべる彼に優しく微笑めば、繋いでいない方の手で相手の頬に手を当てこちらを向かせるとそっと唇にキスして。「ふふ、1日中だっていいよ。」相手の冗談にお望み通りにと笑って。ゾンビとの戦いのシーンが始まれば、おぉ！すごいアクション！とワクワクしながら画面を見て、相手の問いに「見てたよ、凄い動きだよね、僕にはできなさそう！」と楽しげに返し、ふと画面から顔を逸らす相手を見るとよしよしと頭を撫で。）