語り部 2016-01-18 17:57:21 |
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トピ始めは自分が決めさせて頂きます。
(提)青年吸血鬼
(募)ヴァンパイアハンター
(備考)吸血鬼×ハンター
どなたか来てくださることを祈って…!
(/勿論です!是非!)
やぁ、来たね。ハンターさん。
(人が寝静まった深夜。吸血鬼はあろうことか町外れの廃れた教会の長椅子に腰を下ろし、割れたステンドグラスの隙間から見える月を見上げていて。教会の扉が音をたてて開かれ、現れた貴女を目にすればニコリと微笑みを浮かべ)
(/有難う御座います!!)
(長いプラチナブロンドのひとつにまとめられた髪を靡かせ、情報頼りに颯爽と廃れた教会内へと入れば相手からお出ましなので警戒態勢のまま銃口を相手へ向けて)
ヴァンパイアの方から現れるなんて有難いわ。捜す手間も省けたし、直ぐに倒せるから。
(/では暫しの間お付き合い下さいませ!背後はこれにて失礼します!)
君と一つ話がしたくてね。君を、待っていた。
一先ず物騒なものはしまって此方においでよ。――ああ、心配ない。腐ってもここは教会、僕の力は殆ど押さえ込まれているから。
(笑顔をみせたままどこからかワインと二つのグラスを取り出すと、立ち上がって教会の端に用意していた丸テーブルと向かい合わせに並べられた椅子に向かって)
――話? 私は貴方に話なんてないのだけど、まぁ…いいわ。
(何処納得いかないが教会内なので色々と心配はないが警戒心は解かずに睨みつける様な眼差しを向け、銃をホルダーへしまうと用意された椅子にゆっくりと腰掛けて)
で、ヴァンパイア様の話とやらはなんなのかしら?つまらない話だったら即刻帰らせてもらうわ。
ふふ…。
(鋭く向けられる眼差しに怯むことなく、それどころか寧ろ迷いのない美しい瞳を覗き見て楽しんでいるかのようにクスリと笑い。自らは椅子に座らずテーブルに置いた二つのグラスへワインを注いでは、その内の一つを手にして相手の背後へと回りつつ)
回りくどいのは僕も苦手だ。単刀直入に言おう。――僕の、恋人になってくれないか。
(まるで影のような気配のなさで相手の耳元に近づくと、既に酒が回っているかのような甘さの声でそう囁いて)
こ、恋…はぁっ?! 恋人って……私はハンターなのよ?からかっている様に見えないから余計困るわ。
(まさか予想もしない恋人発言に思わず力が抜けて素っ頓狂な声色、ありえないといった表情で驚くと注がれたワイングラスを片手に持ち、そのまま一口呑むとそのまま会話は淡々と続かれて)
あのね、それくらいで酔うならお酒を呑むのを控えるべきよ。酔った勢いでそんなこと言われたら女性は悲しくなるわね。私は……何でもない。今のは忘れてちょうだい!
伊達や酔狂でこんなことをすると思うかい?
(先程とは正反対に真剣さを滲ませる声で言うと相手の隣に立ってグラスを持たない方の空の手を握る。そして椅子に座った相手の位置まで顔を下ろし、握った手を自らの胸へと押し当てて)
僕たちにだって心はある。君にも聞こえるだろう?この胸の高鳴りが。
君たち人間には僕の行為が酷く滑稽に映るのかもしれない。
でもね、100年、200年と経つ内に心が枯れていく…それがどんなに恐ろしい事か分かるかい?そして、そんな心に新しい感情を呼んでくれる存在がどんなに愛おしい事か…救いである事か…君に、分かるかい…?
(静かな口調ではあるものの、今まで溜め込んできた心の内を吐き出すように、捲し立てるように語る。やがて救いを求めてか、唇に吸い寄せられるように顔を近づけていって)
(初めて聴くその真剣な声、胸の辺りへと手を伸ばされるとビートを速く刻む鼓動に真剣なのだと理解すれば此方も真面目に対応して。真剣な眼差しで相手を見遣ると徐々に顔が接近してきて目を見開くと驚きのあまり身体が硬直してしまい身動きが取れなくなるが言葉に表すのは恥ずかしいのでワインを一口呑んでからそれを口移しで軽く相手の咥内へ注ぎ込むと唇を放して)
貴方の気持ちはよくわかったわ。私の気持ちは……キスしてわかったでしょう?私もその、貴方を嫌いではないわ。でなかったら私からキスなんてしないし。
(その味わいはワインそのものの風味を殺してしまうほど酷く甘ったるく感じられ、驚きに瞳の色を変えるがまたすぐに柔らかな笑みを取り戻して。受け取り損ねたワインが口の端から流れ、吸血行為を終えた吸血鬼のように赤い線を作りながら相手の顔を見つめ)
――もう、一口……。
(気の利いた台詞を吐くべき場面なのだろうが、高鳴る心臓がそれを許さず、今度は少し強引に頬に手を添えて唇奪い)
――えっ?…あっ……んんっ!?
(柔らかく微笑むその姿は天敵であるヴァンパイアだという事を忘れてつい、見蕩れてしまって。だが直ぐに唇の端から垂れるワインの赤い線で我に返ってヴァンパイアだと強く認識すると今度は、頬へと手が添えられそのまま強引に唇奪われ驚きのあまり持っていたワイングラスが指から抜け落ち床へと派手な音を立てて赤ワインが血液の如く真っ赤に染まり)
ダメ……っ、貴方に血を、吸われたくなるから……。
誘惑、しないでくれ……。
(拒絶の言葉はただただ吸血鬼の本能を煽り立て、その瞳は闇にあって赤く浮き出る光を帯びて相手の瞳を覗き込み。手にしたグラスを放るように手離すと一つ目が辿った末路と同じ最後を遂げ。自由になった両の手で、目の前の得物を優しく捉えるとその細い首筋に近づき、心臓の鼓動と共に脈打つそこを舌で撫でるように触り)
(/背後のみで申し訳ございません!遅くまでお相手有難う御座いました!!寝落ちする前に連絡を。できれば後日、この続きから行いたいのですがそれはやはり無理でしょうか?)
(/こちらこそ、遅くまでありがとうございました!
トピの始めに定めたルールとして同じ方と連続して絡むことは出来ません。が、日を開けていただければいつでも歓迎致します!設定の継続も可能ですので、時間が空いたときにでも是非遊びに来てください!)
(/今日もお相手募集致します。気取らず気負わず、一夜限りの夢に身を任せてみませんか?
今回は参加して頂ける方にシチュを提供して頂こうかと思います)
(提)犬の妖
(募)人間、陰陽師や巫女さんなど
嗚呼、そうか。俺は死ぬのか。
(自らの体に刻まれた傷、流れ出る血を眺めながらまるで他人事のように呟く。その声に応える者はなく、回りには自分を襲った退治屋の死体が幾つか転がっているだけだ。
彼らに襲われた理由――それは自分が妖で、彼らが人であったからだろう。そこに良いも悪いもありはしない。互いに相容れないから排除する。自然の掟、生存競争、ただそれだけなのだ。
……それでも、と妖は思う。人に襲われ、人を殺し、死の縁に立たされている今この時にさえ、妖と人とが争わなければならないことに納得がいかなかった。
そんな、自分でも説明のつかない漠然とした疑問を心の内に抱いていると、気づかぬ内に辺りには雪が降り始めていた。瞬く間に自分のいる野原は真っ白な世界に変貌を遂げる。最早、そこから動く力は残っていない。膝をつき、流れる血が雪の上に花を咲かせていくのをただ黙って見ることしか出来ず)
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