匿名 2016-01-17 15:37:04 |
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そうか…
(相手が本の中の情報を教えてくるが現実を述べられれば本は実話を捻じ曲げたものが多く、言い返せずにいて。相手が海に帰ると思いきや貝殻で出来た笛を渡されれば「わかった、これを吹けばいいんだな」と受け取り「じゃあ、また明日」と手を振って
〜翌日〜
(翌日の朝、昨日相手に介抱された場所まで絵描きの道具を持って向かい。昨日渡された貝の笛をを口に咥えて吹けばあたりに笛の音色が鳴り響き
あ、この音……
(海にも太陽の光が振り注げば音が聞こえてすぐにあの場所へと向かえば、海面から頭を出して「ツバキ」と相手の名前を呼べば浅瀬まで近づいて「本当に来てくれたのね…」と嬉しいのか小さく微笑んで)
本当に来たな
(笛を吹けば本当にくるのかと疑っていたが、水面から顔を出す相手に苦笑しながら上記を述べれば「じゃじゃーん」と絵描きの道具を見せて「セシル、これで君を書いてもいいか?」と問いかけて
描いてもいいけど、私はどこにいればいいの…?
(浅瀬に近づいては相手に問いかけるが、少し辺りをキョロキョロと見渡しては他に人間がいないかどうか警戒しているようで「本当に、ここなら安全、なのか…?他に、人間はっ…」とやはり人間は怖のか海面から顔を半分だけ出して)
そこの岩場に腰掛けてて
(相手がこちらに近づいて問いかけてくると上記のように述べながら近くにあった岩場を指差して。怖がりながら顔を半分だけ出しながら問いかけてくると「大丈夫、ここは大分昔から使われてないし、人は来ないよ」と安心させるように微笑みかけながら話しかけて
……わかった、その言葉、信じる
(と相手が言ったことは真実だと考えては指定されたように岩場に近づいてゆっくりと腰掛けて「これで、いいの…」とどこを向いていたらいいのか分からないのか少し落ち着きがない様子で問いかけて)
そう、そこでいいよ
(相手がこちらの言葉を信じてゆっくりと腰をかければ「こっち向いてて」と言えば早速書き始めていき。数十分後。「これでどうかな?」とどうやら出来たようで相手の絵を書いた紙を見せて
……わぁ、上手なのね。
(相手から出来上がった絵を見れば上記を呟くように言って「でも、私はこんなに綺麗じゃないわ」と絵にあったのはとても綺麗な自分だったので、恥ずかしくなって照れるように言えば「貴方は絵描きなの?」と質問して)
十分綺麗だよ
(相手が恥ずかしそうに照れながらこんなに綺麗じゃないと言えばそんなことはないと言うように上記のように述べて。質問してくる相手に「そうだね、俺は絵を描きながら働いてるからそういうことになるな」と言えば「セシルは…人魚なんだよな?人魚の世界ってどんななんだ?」とこちらも気になることを問いかけて
そう、絵描きもしながら働いているのね、すごいわね。
(絵描きをしながら、働いてると聞いて少し目を輝かせては両手を軽く合わせて顔の前で少し左右に動かしては相手からの質問に「人魚の世界は……そうね、人間の世界とは違う。“仕事”というものはないし、毎日、遊んでいられるの…」と苦笑いしながら海での人魚の生活について話すが、表情は少し曇っていて)
そういうわけでもないさ
(相手が目を輝かせながら凄いというも上記のように謙遜して「絵描きの方は全く売れないし、街の食堂で働いて稼いでるし」と言って。人魚の世界のことを教えてくれる相手に「そりゃいいな…どうかしたのか?」とすぐに相手の表情に気づき気になったことを問いかけて
…人魚の世界では、人間は危険生物って思われてるの。昔から、人魚が人間に捕まると殺されるって…だから、人魚の世界ではずっと海の中でしかいられない…
(相手の言葉に続くように上記を答えては、人魚の世界では人間と関わったことがバレると2度と人魚の世界には戻れないこと、また、自分もそう言い聞かされてきたが人間は優しいと考えていることを話して「もし、私が本当に人間を毛嫌いしていたら、あの嵐の時に、貴方を助けたりしなかったわ…でも、あの時貴方を助けたのは、私が単に人間に興味があったから、っていう理由だけじゃなくて……」と俯いては言葉を濁して)
確かに、人魚が見つかったら殺しに行く輩もいるかもしれないな
(相手が人魚の世界での人間に対する偏見のことを話せば腕を組んで悩むようにしながら上記のように述べて。自分を助けた理由をポツリポツリと話すがどんどん俯いて言葉を濁していく相手に耳をすますが「…!?セシル…!海に戻って…!誰か来た…!」と囁くも急ぐように相手に話して
やっぱりっ…昔から、人魚の血や肉を食べると、長生き、もしくは不老不死を手に入れるっていう噂が、人間界にはあるんだわっ……
(相手の返答を聞けば、自分の親から聞かされたそんな人魚の伝説を思い出して口にする。現に、人魚の中で、何人か自分と同じように人間界に興味を持って陸へ行ったきり帰ってこない者もいる。噂では、殺された、食われたなどと言われていることを思い出して「どうし────!?」言葉を続けようと思ったが相手の言葉に遮られ辺りを見渡すと数人の人間がこちらに向かっている姿を見つけて「っ…ぃやっ……!!」先ほどの話と、噂話のタイミングで人間が来たことに恐怖したのか、体が震えてそこから動けなくなり)
セシル…!早く…!
(相手を急がせるも体が震えて動けずにいると上記のように急かして。どうやら恐怖で動けないようで「…くそ…!」と呟けば相手を抱き上げて一緒に海のなかに飛び込み
っ!!?ツバキっ!!
(恐怖で動けなくなっていると、急に視界が海の薄暗さへと変わり相手が自分と一緒に海へ飛び込んだと気付ば、自分は息が出来るが相手は人間で1分も息を止めることは苦しいだと判断して「ツバキっ!!ダメッ息できないでしょっ!」と叫んでも水の中では人魚の声は人間に届くはずもなく)
…っ
(海のなかに潜ればもう安心だろうと相手を離して、相手の声が聞こえないままそのまま潜水すれば、人間達に見つからないようにその岩場から離れていき、
ツバキっ!
(相手がまだ海の中にいるので、このままでは息が続かないと思い相手に近寄って相手の腕を掴んでなるべくそこから離れるように泳ぎ始めては途中相手の様子を確認しながら、人気がない所まで来ればそのまま海面に顔を出して「ここなら、普段、人がいないの」と街から少し離れた海岸へ相手の腕を掴んだまま泳いで)
っ!
(泳いでいれば相手が腕を掴まれればそのまま誘導されて、しばらく泳いでいれば海面に顔を出し「ぷはっ!」と息を整えて。相手がここには人はこないと言えば「そうか、じゃあ安心だな」と言えば相手に腕を掴まれたまま海岸に着き
…ごめん、なさいっ……私が早く逃げてれば、こんなことにならなかったのに…
(相手が海岸につくと自分は陸に上がることなく上記を暗い表情で述べては、人間に興味があるからといって、相手を危険な目に遭わせてしまったことが気にやみ「こんなことなら……私も人間になりたいなっ……」と小さな声で呟いて)
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